2018/03/10 - 2018/03/11
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kemurさん
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トラフズクへの熱い想いやこれまでの因縁は前回の新潟の記事↓を参照していただくとして・・・
https://4travel.jp/travelogue/11329915
新潟から帰ったわずか2週間後・・・なんと大阪の某所にトラフズク出現の報が!しかも10羽もいるとかいないとか。
ちょうど出現の一報が入った際はスケジュールが埋まっていたり、奄美大島へ行く予定があったりしたので一報をいただいてから数週間は行けず終い。
またしても"トラフズク運"に見放されてしまったかーと思いつつダメもとで3月中旬に行って見ると、意外や意外!発見当初よりもギャラリーやカメラマンが減り、割と観察しやすい環境に!とうとう「トラフズクに出会えない撮れない」ジンクスを吹き飛ばすときがやってきました。
新潟のトラフズクの記事にも書きましたが、トラフズクといえば強烈な枝被りが名物で写真撮影はなかなか難しいのですが、このチャンスを逃してはならぬと僅かな時間でも出かけ、トラフズクたちが飛び立ってしまうまで何度も挑戦してきました。
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注)今更ですがタイトルに"野鳥観察"とついている記事は、遠征せず日帰り
圏内でバードウオッチングを楽しんだ内容であることを意味しています。
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- 旅行の満足度
- 4.5
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3月中旬のある暖かい休日。どうせ枝かぶりもひどいだろうし、カメラマンも多いだろうから撮影は難しいだろうと半ば諦めつつ、息子とふたりで淀川河川敷にやってきました。カメラマンが集まっていたのですぐに現場がわかりました。
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現場に行って見ると・・・
・・・うーむ、これはトラフズクが好きそうな細い枝が密集したごちゃごちゃした環境。これでカラス等の外敵から身を守ってるんですよね。
同時に、枝かぶりがひどいはずなのでカメラマン鳴かせなのです。 -
一時期は11羽居たとか居ないとか噂が錯綜していましたが、この日は4羽居るようです。
まずは1羽。
・・・こ、これは今まで出会ったトラフズクの中でも一番枝かぶりが激しいな・・・ -
2羽目。顔は見やすいですが。。。こちらもちょっと厳しい。
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3羽目は証拠写真すら難しい状態だったので撮影せず、こちらは4羽目。
こいつが一番マシなのですが、抜けている場所が狭いのでそのその場所に先客がいるとこんな場所からしか観察できず。 -
しかも日中はほとんど眼も開かず寝てばかりのため、加えてこの枝かぶりですから、
写真撮影が主目的の方は諦めてどんどん脱落していったということです(発見当時から通っているカメラマンの方の証言)。 -
私の場合は撮影よりもまず観察することが最優先なので、まずは大阪に飛来してくれたことに感謝しつつ、暖かくなってこの場所を離れる時期がやってくるまで何度も来て粘ってやろうと決意しつつ、寝ている姿をしばらく観察しました。
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フクロウの類は夜行性のため基本的に明るいうちは動きがないはずなので息子とボール遊びしながら気長に待ちます。ここはボール遊びができるので良いですね。
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子連れだったことが幸いしてか(?)抜けている場所を譲ってくださいました。息子もよく見えて喜んでました。
トラフズクはなかなか眼を開けてくれません。撮影にはかなりの忍耐と足しげく通う根性が必要なのです。。。 -
トラフズクを待っている最中にもいろいろな鳥がやってきます。ジョウビタキ、ウグイス、キジ、アカハラ、などなど。あまり撮りませんでしたが。。。
こちらは至近距離にやってきてくれたエナガです。 -
あくびです。見たところ、まだ小さいので若い個体なんでしょう。
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運よく、眼を開いてくれました!!
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これまでの「トラフズクに出会えない撮れない」ジンクスを吹き飛ばすように、ばっちりと目を開けてくれました!
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観察していると、羽繕いをした瞬間に眼をパッチリ開けることが多いことがわかってきました。
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この猫背気味でこちらをギロリと睨んでいるポーズを撮影したかったので、初回のトライで撮影で来たことは本当にラッキーでした!
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羽繕いは1時間に1回ほどですし、必ず眼を開けてくれる保証はないのでやっぱりトラフズク撮影は忍耐が必要なのです。。。
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そしてフクロウ類といえば日の出前か日没前でしょう!ということで、日を改めて日の出前に来てみました。
まさか誰も来ないだろうと思っていたのですが、私以外に数名のカメラマンが!情熱が半端ないですね。 -
ちょうど日の出時刻ごろ、4羽のトラフズクが対岸から狩りを終えて戻ってきました!真っ暗なので撮影はできませんでしたが、壮観でしたね。
1羽が至近距離に留まってくれました。 -
快晴の日はこのように周囲の枝の影がかなり激しくなってしまうので、カメラマンは敬遠されてました。
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直射日光を浴びている割にサービスがよかったです。
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フクロウらしい表情も。
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太い枝で顔に影が出来ていたので、よく眼を開けてくれたのかもしれません。
しかしやっぱり眼を開けてくれるのは1時間に1回くらいです。 -
たまたま眼を開いてくれているときに散歩中のトイプードルが視界に入ったようで、そのトイプードルを凝視しているところです。
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トイプードルに恨みでも??否、イタチや野犬も天敵になりますから、警戒していて当然なのです。
この日は正午ごろから全く動きがなくなったので撤収することに。 -
そして運命の3月21日(春分の日)です。
この週は週の始めから天候が悪く、午前中まで雨が続いていましたが午後から一時的に雨があがる予報だったので、すかさず行ってみました。
すると目の前5mの距離に1羽! -
見たところ成体で体色が黄色っぽく美しい個体です。
写真としては相当な枝かぶりなのですが、この距離でじっくり表情を観察できただけでもかなり幸せです。 -
雨は一時的にあがったのですが三脚が倒れそうなほどの突風で、羽角がなびいてますね。
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終始、眼を開きっぱなしでした。飛ばされないように踏ん張っていると力が入って眼が開いてしまうのでしょうか??
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そしていつも割と見やすい場所に居てくれる若くて白っぽい個体。
こちらも突風に耐えて、眼を開けてくれておりました。 -
基本、枝が被っている場所に居るのですが、突風のおかげで枝葉が左右になびいて、いい具合に抜けてくれるタイミングがあるので・・・
強く風が吹く。
↓
枝葉が風に煽られる。
↓
トラフズクが眼を開く。
↓
枝葉が左右に煽られているため、瞬間的に抜ける。
↓
連写する。
↓
何枚か抜けた状態の写真が撮れている。
こんな感じのプロセスです。 -
イチオシ
凶悪な表情。
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爪を剥き出しにして吹き飛ばされまいと踏ん張ってます。
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イチオシ
オレンジ色の虹彩が綺麗です。
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トラフズクには申し訳なかったですが、この日はトラフズク撮影としては非常にシャッターチャンスに恵まれた日でした。
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トラフズクの最大の特徴である羽角が風に煽られて非常に目立ってます。
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若い個体らしいあどけない表情。
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振り向きざまの羽繕い。
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そろそろ現場を離れなければいけない時刻。
こういうときに限って良いポーズを決めてくれたりするものです。 -
なかなかいい感じのポーズを決めてくれました。
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通常であれば1時間待っても眼を開けてくれるのは5秒あるかないかなのでこの日は異例中の異例でした。
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振り向き気味にストレッチ。
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ストレッチするときは羽角が倒れるみたいですよ。
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風上を向くことも異例です。人間と同じで風を顔面に受けるのは嫌なんですね。
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生き物を撮影できたときにいつも書いてしまうコメントなのですが、存分に観察できて本当にラッキーでした。しかも見上げるようなアングルではなく、トラフズクの方が人間より下方にいることもあってとても観察がしやすかった。
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淀川河川敷はどこもこのような疎林帯をどんどん伐採しているので、来年もこの環境が維持されているとは考えづらく、もしかしたらラストチャンスになってしまうかもしれません。
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最終視認日。この日はけっこう枝が被っていましたが、一瞬ぱっちり眼を開いてくれた瞬間がありました。
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