どんな旅先でも意味はあるin Singapore

2018/03/05 - 2018/03/10

　高校一年生の修学旅行の同行看護師としてシンガポールに行ってきました。　依頼を受けた時、何故シンガポール？最近は観光目的が主な学校も多いので、あまり深くは考えませんでした。　他にマレーシア、沖縄などの選択肢があり希望者が各場所を選んでいく修学旅行なんだそうです。
　我が子達の学校はヨーロッパ（イギリス、フランス）か北米（ボストン、ニューヨーク）という二択でした。海外フィールドワークと銘打ってグループ活動もありました。　行き先はテーマに沿って目的地を見学し、その後グループで発表や各自レポートを出したようです。
　今回の修学旅行でも判別行動があり、現地の大学生との交流もあり有意義な５日間だったのではないでしょうか？
　もちろん、観光もしました。

　色々な学校の同行看護師として携わらせていただいていますが、共通の感想としては目的地が問題ではないという事。そこで出会った人や、風景、そして身近な友達や先生方との関わり・・・結局どこにその子達の心に響くものがあるのかは、彼ら自身が価値と決めたもの。　心に染み透るような思い出作りのために学生時代に集団行動での経験を踏ませるんだなと思いました。

　我が子の修学旅行で一番覚えている事は長男がヨーロッパの街並みに感動し、唯一買ってきたお土産は自分用にと日頃美術館とは無縁だった子がルーブル美術館の大きな作品本でした。それを見せながら興奮して話してくれる姿に行かせられてよかったと思いました。
　娘と来たら、同じ場所を選んだのに覚えている事は部屋の友達と喧嘩して一日口を聞かなかった事だとか・・・。見せてもらった写真の映像にこれは何？と聞くと、何かの銅像・・・とか何かの建物・・・・そんな答えばかり。しまいには「アメリカ行っときゃよかったー」とか言い出すし。　私自身の修学旅行も覚えているのははりまや橋の側の土産屋で買い物したなぁとか、行きの新幹線の中でお腹が冷えて痛くなってトイレに行くのが恥ずかしくて我慢した為に広島に行けなくなって宮島の宿に直行した事とか、そんな事ばかり。
　でも、娘は社会人になってヨーロッパに一週間以上行くって出来なかっただろうからヨーロッパ行っといて良かったとか言っちゃって何にも覚えていないくせにとか思ったけれど、女子は私もそうだけど、友達とどうしたこうした、何買ったとかそんなことが前に来ちゃうのかな・・・。親に申し訳ないけれど、それでいいんじゃないかなって思いました。

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 団体旅行

成田空港からの出発
楽しい旅の始まりです。　私はどれだけ生徒さんの心に残る？頼り甲斐のある看護師でいられるのかな？
気付かないくらい出番がなく皆、元気に帰ってこれるならそれでいい。
傍でいつも見守っているからね！

久しぶりのシンガポールエアライン
機内食はお魚を選びました。　鮭だったけど美味しかった！　味が濃いい感じだったな。

シンガポールに到着、本日はもう夕食を食べたらホテルにチェックインして終了です。

慣れない街並みに生徒さんはバスの車内から興味津々

狭いシンガポール自給自足で得られるものがない街・・・道路も交通渋滞を避ける為に時間帯で有料になるエリアがある。

車なんて贅沢品のひとつでシエンタクラスで６００万、ハリアーなど1500万ですって！！　　

現地ガイドさんが「私なんてBMWですよ」と自慢。。。『BUS、MRT、WALK』ですって(^ ^)

スチームボードのレストランで初日の夕食です。

なんだかごった煮みたいでしたが、これが案外美味しいんですね。　水炊きみたいな感じでしたが・・・　最後に米を入れておじやになります。卵が薄いのなんの・・笑
ただ、米がタイ米な上にジャスミンライスときたもんだから生徒はほぼ手をつけず・・・

足りなければここから持って行けますが、誰も追加では食べていなかったような？？
私なんてお腹が空いていたから白菜を口に運んだ途端唇にペタってくっついていきなり火傷・・・参りました。

ホテルに入る前にスーパーに寄って水等買い出しです。

シンガポールは水道水は浄化しているので飲めるのですが一応用心するように言いました。水質は日本と同じ軟水なんですがね。

結構お菓子とか買い占めている子もいましたね、、、。

ホテルロイヤル＠クイーン到着です。

宿はホテルロイヤル＠クイーンというところ。
エレベーターにたどり着く前に５段くらいの階段があって最低だった。

でもお部屋はまぁまぁ　清潔保持はできています。
ツインを1人で使えるのはありがたい。

薄暗いのが難点

流し周りはそこそこ綺麗ですが、水道水は飲みません。　ペットボトル水を３リッター購入と日本からお茶を持参していきました。

部屋からの眺めです。
カトン地区に近いのでプラナカン様式の建物が遠くに見えたりしてなかなか周辺を歩いていても悪くないです。

ブギスの駅にも近いです。

翌朝の景色ですが、いまいちの天気でした。
この日は雨が降ると予報を見ていたのにすっかり折りたたみ傘を忘れてしまいました。

なんとかスコールであってくれ、一瞬の降りで終わってくれと思いながらヒヤヒヤして歩いていました。

裁判所とか美術館とか色々と説明を受けながらシャランジャランしました。

とりあえず写真は皆撮ってみる。。。笑 ラッフルズさんがあれか？とか生徒はあんまり興味なく、だけど写真に収める・・・みたいな。

薄暗い空での写真はいまいちだけど橋の手前からフルトンホテルを撮って見た。

ガーデンズバイザシーにいきました。　昼間だったけれど緑が多く蘭が綺麗に咲き乱れ、なかなか良かったです。
植物園などに入るとだいぶ時間がかかるようでしたが、オプションで個人で入るようだったので私は待機していました。

ガーデンズ バイ ザ ベイ テーマパーク・動物園・水族館・植物園

そのあと、マリーナベイサンズホテルに向かい・・・

マリーナ ベイ サンズ ホテル

サンズスカイパークに登ります。

サンズ スカイパーク (空中庭園) モニュメント・記念碑

こういうところに仕事で行ける所が嬉しいですね。

５６階の景色です。

シンガポールフライヤーはやっていなくて今は運休中だとか。

例のプールも横目で見ることができます。

まぁここのプールに入りたい程高所のプールに憧れはないのでどこかのリゾートホテルのインフィニティプールで遊んだ方がいいかな。

このスカイ庭園は雨だと登れないということで、ここに来る前にものすごいスコールでマーライオンを見学している時には急激な土砂降りで大変でした。

私も濡れましたが、インセクトシールドという虫除け効果のあるストールを頭からかぶっていたからかあまり濡れずに、おまけに女生徒が一緒に入れてくれました。
本当にありがとう。

上から見る景色も悪くないですね。登って見る価値はあるかな。あとは高層階のバーなども何箇所か出来ているみたいで夕方から行って見るのもいいかもですね。

お昼はマンダリンオーチャードホテル内にあるチャターボックスでチキンライスを食べます。

ここ有名店だったし一度行って見たかったから嬉しいです。

ヒルトン シンガポール オーチャード ホテル

チキンライスのセットです。
ここのチキンは美味しかったです。　臭みもなくて付いている醤油のようなソースと生姜がかえって臭みがあり、チキンにかかっている南蛮漬けのような薄い醤油味で十分食べられました。

チャターボックス アジア料理

午後からはDFSギャラリアで解散し３時間後にまたここで集合です。

この時現地携帯も持たずに私はどうしたら？と聞くと自由にどうぞ・・・と。体調不良者がいないからの配慮も、なんだか離れて好きに出かけていいのかどうかすごく悩んで結局うろうろはあまりしませんでした。

でも考えたらアフタヌーンティーでも楽しめば良かったと思ったのですが、いかんせん1人ですからなんとなくつまらなくて・・・。

そして先生方が戻って来るのを待って早めに集合場所に戻りました。
いつもシンガポールに行くと買うサンダルのお店に立ち寄ってそこで二足サンダルを買い、別の店でワンピースを買ったりして結局うろつけたのはTギャラリア前のファーイストプラザの中だけでした。

マッサージもしたかったんだけれど、店内では見つけられなかったので歩き回っただけでした。

その後夕飯をホテルの中華レストランに食べに行き、その後ワンダフルショーを見に行くために全員でまたマリーナベイサンズに。

夕食はお世辞にも美味しいとは言えないホテル内のレストランで中華。
写真を撮る気にもなりませんでした。　ここで夕食を食べて翌日胃痛と下痢で少し胃腸炎を起こしました。　薬を飲んでことなきを得ましたが、とにかく今回の修学旅行での夕食が残念すぎます。シンガポールの料理は美味しいはずなのに・・・。

夜はまたマリーナベイサンズのワンダフルショーを観るために戻ってきて、またまた自由散策時間が取られました。

鬼の居ぬ間に買っちゃうよ・・・とか思ったけれど、仕事だからブランド物を買っている場合じゃないと諦め・・・　だけど一箇所行きたいところがあって探して行ってきました。

それはリシスという蘭を使ったペンダントのお店。

ここのお店の品を主人に結婚する前に彼の部屋で見つけて欲しいと聞いたらくれるというのでもらった品で初めてリシスというブランドだと知りました。
彼は仕事で行った時にもらったと言っていましたが実際はどうだったのかはわかりませんが、とにかく気に入っていて使っています。
だからだいぶ古臭くなってきていたところ、このお店のものだと知り、しかも中には本物の蘭が入っていることも今回初めて知りました。

お店で相当前にもらって使っているというと店主が喜んでくれました。　本当は買い換えたかったのですが、気に入ったデザインがなくて迷っていたら、気に入った形がないなら花は生き物だから今のものを大切にと言われました。

売る気ないのか！？って思ったけれど、そういう風に考えたら今のペンダントを大事にしようと思って買うのをやめました。

丁度時間になったのでワンダルフショーを見るつもりで並びました。

とても綺麗な噴水ショーでしたが、前にやっていたホテル自体を照らすほうが好きだったなぁと思いました。

それにベガスで見た噴水ショーも綺麗だったし、アナハイムのディズニーで観たのが一番感動だったなぁ。。。。

スピーカー近くで見学だったもので音が煩くて・・・・笑

長い長い1日でした。
ホテルに戻れるのが一番嬉しいという・・・　やはり連日３０度越え、湿度８０％越えの毎日はキツイです。

あぁ・・・こんなに歩いてモータ・・・　かかとが痛いわけだ。足底筋膜炎の私にはきつかった。

ただ、翌日は生徒さんたちは1日班行動でお出かけだったので私はホテル待機でした。大きな怪我人、病人もでないことがありがたかったのですが、特にどこかにでたいということもなかったので半日のんびり過ごしてから、お昼に女性添乗員さんに誘われてランチに出かけました。

ブギスプラスのショツピングモール内に入っているフレンチのお店に行きました。
アジアンフードを食べる予定がホーカーズがちょうど昼時でものすごく混んでいたのでやめました。

シンガポールで食べるフレンチはソースが選べたのですがマッシュルームのレモンソースを選んだんですが、なんか微妙だったな・・・タマリンドが効いていたのがちょっとNGでした。　でも、チキンはハワイのフリフリチキンと同じ皮がパリッとしていて肉も柔らかく、脂が適度に落ちていて美味しかったです。

店内のオーブングリルの中でくるくる回っていました。

ブギス プラス ショッピングセンター

そのあと、ホテルの裏にできていた大好きなかき氷を食べに。
まさかここで食べられると思わなくて嬉しかった～

味香園甜品 (チャイナタウン店) スイーツ

フルーツ系のばかり今まで食べていたので・・・

ふふふ・・・・なんとスイートコーンのかき氷を食べました～
めっちゃ美味しかった！

適度な甘さがさっぱりしていて良かったです。

夕方、生徒さんが無事に戻ってきてから最後の夕食に行ったのは中華でした。。。笑

なんか全て中華でガッカリだったけれど最後の晩餐？はチリクラブが出たのでまぁよしとしましょう。Jin Xi Lou 金喜楼というお店でした。
でも生徒さんは手をつけていませんでした。　やっぱり食べにくいからねぇ。。。

そういえば生徒さんたちの見回りを兼ねて先生方もお出かけされたんですが、ある先生からお土産に良さそうな保湿クリームをいただきました。　ありがたくハンドクリームとして使わせてもらおうかな。　ヒマラヤって書いてあった。

最終日は一番過酷なスケジュールです。
朝、ホテルをチェックアウトしたあと、セントーサ島で過ごします。

ほとんどの生徒さんはUSSに向かいます。
夕方まで楽しんで空港に向かいます。

今回の旅行で生徒さんは何を学んだんだろうと思いましたが、美味しくないご飯にお母さんの料理がどれだけ有難いか感じたと男子生徒は話し、ちょっとしたことがきっかけで女性と数人が喧嘩をして部屋を代わる変わらないともめたこと、そしてそれがきっかけで友達との過ごし方、相手を思う気持ちなどを学び、無事に元のお部屋で皆寝て、最終日を楽しく遊んだ事。

異文化というざっくりしたくくりだけれど、日本では決して味わうことが無いような出来事や、失敗などをたくさんして、ここに学んだというか、心に残ったことはたくさんあったと思います。

問題は場所じゃ無いんだなと思ったこと。皆いい顔をして帰って行ったことを思うと、場所は問題じゃ無いと本当に思いました。

親元を離れて集団行動をするということが大事なんだなと思いました。

セントーサ島 ビーチ

ユニバーサルは楽しそうでしたが、とってもこの暑さで入って遊ぶ気にはなりません。大人なのでじっと待機でした。

大きなフードコートがあったのでここで待つことに。
食べ物はいくらでもありますから、お腹が空いたら好きなものを食べて、記録を書き終えて、そして飽きたらそこらへんを歩き回る。。。長い長い１日でした。

お昼はようやく食べたいものに出会えました。

8ドルでこれだけついています。
汁なしの焼きそばみたいな麺のこういった料理が好きなんです。上海麺？香港麺？というのかなぁ？

ワンタンスープも美味しかったです。

スタバで親友にお土産を買い冷たいコールドドリンクを飲んで暑さをしのぎました。

カヤパイというカヤトーストならぬカヤジャムを使ったパイを食べました。　なんとなく餡が微妙でした。

そうそう・・・最後の晩餐はここだった。

セントーサ島で遊んだあとシンガポール動物園のナイトサファリに行ったんです。そこでビュッフェタイプのディナーを取ったのですが、ここで喘息発作が出てしまったお子さんがいて、飛行機に乗らなければならない今夜に発作が起きてとても悩みました。

既往歴に一昨年に自然気胸を起こしたことがあるお子さんで、胸が痛いという訴えから始まり、呼吸ができないというものだったのでとても慎重になりました。咳は出ていなかったことや、咽頭から喘息様の音が聴取できたので本人に聞くと喘息持ちでスプレーを持参しているとのこと。　このまま様子を見て、空港でチェックイン前に最終判断をする事として様子見としました。

結局悪化している様子もなく、表情も訴えほど苦痛表情も見えないので機内に乗り込む３０分前にスプレーを使用して搭乗しようということで一緒に帰国できました。
夜中にその生徒さんから起こされて、苦しいと言われた時にはどうしようか悩みましたが、どうも不安もあっての訴えということがわかり、大事にならずに無事帰国です。

そんな事があったくらいで今回は体調不良者も出ずにホッとしました。
ただ、待機が長い日が多かったことと、放置プレイ？ならぬ、なんかどうぞご自由に・・・と集合時間までフリータイムがあったことでかえって仕事として出かけてきたのでどうしたものか悩んで無駄な時間を過ごした事がたくさんあった旅でした。

やっぱり旅と言ったら遊び・・・じゃないと旅とは言えないのかな。と思ったり、今後もまた依頼があれば一石二鳥と思い込み、楽しんじゃうよっていう気持ちを持ちつつ出かけたいと思います。

シンガポール動物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園