梅の香りに包まれる池上梅園

2018/03/04 - 2018/03/04

久しぶりに東京・大田区立の池上梅園に出掛けました。

遅咲きの八重揚羽（表紙の写真）が満開となり、他の花はそろそろ散り始めます。
そろそろ桜の花へのバトンタッチも近づいてきたようです。

池上本門寺の西にある池上梅園は、丘陵斜面を利用した庭園で３７０本（白梅１５０本、紅梅２２０本）の梅の木が植えられているそうです。

この梅園は、戦前まで北半分が日本画家伊東深水氏（朝丘雪路の父）の自宅兼アトリエでしたが戦災で焼失、戦後は、築地の料亭経営者が南半分を拡張し別邸として使用していたそうです。
その後、東京都に譲渡され、昭和５３年に大田区に移管されました。

エリア 馬込・池上(東京)

• 旅行の満足度: 3.5

池上本門寺　総門（工事中）

東急池上線　池上駅から梅園までは徒歩20分ほど。
本門寺の前を左折します。

この総門は、元禄年間の建立と伝えられます。

池上　厳定院の紅梅と白梅

池上梅園までの道には多くの寺院がならびます。
その内の一つ、紅梅白梅が目を引きます。

厳定院 寺・神社・教会

池上　厳定院　池上七福神「弁財天」を安置

池上七福神巡りは、４Kmほどで１時間余りで回れるようです。

厳定院 寺・神社・教会

池上　厳定院　境内の枝垂れ梅

枝垂れ梅の傍に「弁財天」が安置されています。

厳定院 寺・神社・教会

池上　厳定院　池上七福神「弁財天」

にこやかな顔をされています。

厳定院 寺・神社・教会

池上梅園　入口付近から見上げる梅園

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　入口左手から階段を上ります。

以前、この階段はありませんでしたが、
これが出来てから梅園内は時計回りとなりました。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　階段脇の「八重揚羽」

この八重揚羽は、3月初旬、
他の花が散り始める頃に咲くそうです。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　階段の途中から眺める梅園

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　階段の途中から眺める梅園

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　階段の途中から眺める梅園

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　階段を上ったデッキから眺める梅園

下に見えるのは、入口と管理棟です。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　デッキからの眺め

都営地下鉄「西馬込駅」から伸びる折り返しの線路が見えます。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　デッキ脇に咲く満開の「八重揚羽」

この時期、一番存在感がありました。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　デッキ脇に咲く「八重揚羽」

梅の花とは思えないような八重です。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「見驚（けんきょう）」

この花も綺麗ですね。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　和室前の雪吊り

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　和室前の白梅

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　和室前の白梅

日影になっていました。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　和室前の白梅

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　和室の奥の白梅

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「玉光枝垂」

花付きが悪い気がしますが、そろそろ終わりでしょうか。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「真鶴」

梅らしい花ですね。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「真鶴」

バックに変化を持たせて、暫く遊ばせてもらいました。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「真鶴」

ちょっとシツコイかな。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「真鶴」

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「真鶴」

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「座論梅」

茶室（清月庵）の裏側に離れて咲いています。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「座論梅」

一つの枝に対になって花が咲き、
その姿が中国の賢人が座論を交わしている姿に
似ていることから命名されたそうです。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「鴛鴦（えんおう）」

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「緋梅」

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　園内の中程の白梅

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　園内の中程から見上げる梅

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　枝垂れ梅を下から

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　梅園の中程の枝垂れ梅

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「月の桂」

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「豊後」

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「豊後」

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　「緋梅」

池上梅園 公園・植物園

池上梅園

ピークを過ぎた木もありますが、
園内は梅の香りに包まれていました。

池上梅園 公園・植物園

池上梅園　入口付近から見上げる傾斜地の梅

14時から1時間余り、梅を楽しませてもらいました。

池上梅園 公園・植物園

池上本門寺　表参道の石段「此経難持坂（しきょうなんじざか）」

石段は、慶長年間に加藤清正が寄進によって造営されたものと伝えられ、
法華経の宝塔品（ほうとうほん）の偈文（げぶん）96文字にちなみ、96段に構築されています。
元禄の頃に改修されているが、造営当時の祖型を残す貴重な石造遺構。
清正は祖師堂も寄進建立し、寺域を整備しており、この石段もその頃の所産とされる。
（石段脇の解説より）

池上本門寺　仁王門

大堂正面に建つ二重門。
旧国宝の山門は、昭和20年(1945)の空襲で焼失。
この仁王門は昭和52年(1977)に再建。

池上本門寺　大堂（祖師堂）

祖師日蓮を祀ることから祖師堂ともよびます。
寺格は大本山、山号を長栄山、寺号を本門寺。
日蓮入滅の霊場として日蓮宗の十四霊蹟寺院のひとつとされ、
七大本山のひとつにもあげられています。

旧大堂は、慶長11年(1606)、加藤清正が母の七回忌追善供養のため建立、元和5年(1619)に焼失。
その後、再建と焼失を繰り返し、現在の大堂は昭和39年(1964)に再建。
（東京オリンピックの年ですね。）

池上本門寺 花見

池上本門寺　五重塔

空襲による焼失をまぬがれた貴重な建築の1つ（高さ31.8m）。
2代将軍徳川秀忠の乳母である岡部局（大姥局）の発願により、
慶長13年(1608)に建立。
この五重塔前のサクラがいいそうですが、
もう2週間ほどで咲き始めるのでしょうか。

池上本門寺　力動山の墓所

人気プロレスラーの力動山の胸像があります。
私の他にも何人かいらしていました。

池上本門寺　前田利家室の層塔

加賀藩前田利家の側室寿福院が
元和8年(1622)に自身の逆修供養のために建てた
十一重の層塔だそうです。

池上本門寺　石段脇に咲く河津桜

河津桜の花もそろそろ散り始めています。
東京のソメイヨシノの開花予想は3月22日だとか、楽しみですね。

池上　本成院

池上本門寺から池上駅へ向かう途中にある寺。
こちらには池上七福神の「福禄寿」が安置されています。

本成院 寺・神社・教会

池上　本成院　池上七福神「福禄寿」

窓ガラス越しに失礼させていただきました。

また機会があれば池上七福神巡りもしてみたいです。

（おしまい）

本成院 寺・神社・教会