
2017/04/17 - 2017/04/17
1位(同エリア13件中)
Giorgio Bianchiさん
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トスカーナの港町、リヴォルノの旅行記です。リヴォルノはピサの隣町ですが、ピサ旅行には行ってもリヴォルノ旅行に行く人は少ない...と思うので行って来ました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅の始めはリヴォルノ郊外のAntignano(アンティニャーノ)駅から。
無人駅です。ここに降り立った理由は、リヴォルノ市街観光の前に、郊外のネーロ山(モンテ・ネーロ)を訪れるためです。 -
山道を登っていきます。しばらく車道が続くので結構危ない場所もあります(歩道らしい歩道はありません)。
-
しばらく登るとリヴォルノ市街がよく見えてきます。
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謎の建築物を発見!
というか、これが今回の目的地の一つです。 -
モンテ・ネーロの上に聳える、先ほどの謎の建築物です。
この建造物はコスタンツォ・チャーノという人物の墓所...だった建物です。現在は廃墟化しています。
コスタンツォ・チャーノは第一次世界大戦時の「ブッカーリ奇襲」を成功させた英雄の海軍提督で、ファシスト政権期にはファシスト党の重鎮でした。彼の息子が「チアノ外相」として知られるガレアッツォ・チャーノで、ムッソリーニの娘であるエッダの夫です。
チャーノ家はリヴォルノの貴族で、コスタンツォはリヴォルノきっての名士でした。
この墓所は1940年のコスタンツォの死後、建造が開始されたコスタンツォの墓所です。しかし、完成前にイタリアが敗戦したため、建造はストップし、その後の破壊活動によって廃墟化しました。コスタンツォの息子であるガレアッツォがムッソリーニ失脚に関わった事も、ネオ・ファシストにすら好かれない要因と言えるでしょう。
現在は荒れるに荒れた廃墟ですが、地元の人々のちょっとしたスポットになっているようです。 -
コスタンツォ・チャーノ廟内部。
奥の天井は崩落し、草木が生い茂っています。
中々美しい廃墟。
荒れているせいでまるで古代建築のように見えます。 -
チャーノ廟の見学を終えて、しばらく歩くとあるマドンナ・デッレ・グラツィエ教会。モンテ・ネーロの名所です。
この辺は結構な観光地で、出店や飲食店が並びます。
麓までのケーブルカーもあります。 -
と言うわけでケーブルカーに乗って下山。
日曜に訪れたので切符売り場がやっておらず、バールで切符を購入。
利用者が少ないのか乗客は私一人でした...。 -
モンテ・ネーロの麓のケーブルカー駅。
ここから市内バスでリヴォルノの中心地に向かいます。
バスのチケットはバールで購入。 -
テルメ・デル・コラッロ。
リヴォルノ中央駅近くにある温泉施設...の廃墟。
かつては「海のモンテカティーニ」と呼ばれるほど栄えたそうですが、大規模火災を契機に斜陽になり、遂に潰れました。 -
こちらがリヴォルノ中央駅。
バスでまずは水族館に向かいます。切符はバスターミナルの券売機で買えます。リヴォルノのバスは便利なので一日券を買っちゃいましょう。 -
テラッツァ・マスカーニ。
リヴォルノの海岸の遊歩道で、市松模様が美しい。
名称はリヴォルノ出身のオペラ音楽家、マスカーニに由来しています。 -
海、結構綺麗です。
この辺りは海鮮料理も美味しく、カッチュッコという煮込みが有名です。 -
リヴォルノ水族館。
ジェノヴァ、カットーリカに次ぐイタリア第三位の水族館です。
....ですが、まぁ規模的には日本の市立水族館って感じですかね。そこまで広く無いのでペロリと回れます。 -
ナポレオンフィッシュ。
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ウミガメ。
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水族館の名物っぽいトンネル。
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カクレクマノミ。
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サメ。
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二階は爬虫類や両生類のコーナーになっています。
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水族館観光を終え、リヴォルノ市街地の観光にもどります。
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暑いのでジェラートで体力回復。
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メディチ家のフェルディナンド1世と4人のムーア人の像。
ジョヴァンニ・バンディーニ(上部のフェルディナンド1世)とピエトロ・タッカ(下部のムーア人)によって造られた像で、リヴォルノのシンボルの一つだとか。 -
旧要塞(ヴェッキア要塞)。
リヴォルノ港の古い方の要塞で、起源はローマ時代やエトルリア時代にさかのぼるとか。 -
ヴェネツィア・ヌォーヴァ(新たなるヴェネツィア)と呼ばれる地区。
ヴェネツィアを真似してメディチ家が作った地区らしいが...
ヴェネツィアには程遠い気がする。 -
新要塞(ヌォーヴァ要塞)。
リヴォルノ港に造られた新しい方の要塞で、メディチ家が建築を命じた。 -
レプッブリカ広場。
リヴォルノの中心広場。古代ローマっぽい像ですが、これは古代ローマ人じゃなくてトスカーナ大公フェルディナンド3世の像。
ハプスブルク家の人ですね。 -
レプッブリカ広場からバスで駅まで。
リヴォルノ観光はこんな感じでした。軽食のみで済ませたので、今更ながらちゃんとした食事をしておけば良かったと帰宅して後悔...
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