姫路城と書写山を訪ねて

2018/01/29 - 2018/01/30

　平成21年から5年半の歳月をかけて約50年ぶりの大改修を終えて、一層白く美しく生まれ変わり話題となった姫路城。見学者が大勢詰めかけての混雑も少しはほとぼりも覚めて見学しやすくなったと思い、城巡りの一環で姫路城見学に出掛けました。
久しぶりに目の前で観た姫路城は改修直後の真っ白なお城のイメージから屋根が少し黒くなり白さが和らいだ感じです。
　今回は姫路城と書写山と大塚国際美術館を1泊2日で巡るドライブ旅です。
福井地方の豪雪が話題になっていたので、雪が降るようだったら旅行計画は中止と思っていましたが、幸いにも2日間共晴天となり無事に行って来ることができました。

エリア 姫路(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 私鉄 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城。姫路城を目の前に見た時は「素晴らしい！」と思わず歓声をあげました。
さすが日本で初めて世界文化遺産となった姫路城！

到着して早々驚いたのは内堀を含めたお城全体の面積が想像以上に広い！スケールの大きさはテレビなどの映像では実感しにくい部分で、来てみないとわからない。

城内で最も大きな菱の門

扇勾配の角の稜線が綺麗な長い石垣

白漆喰総塗籠造りの鮮やかな白の城壁や5層7階の大天守と東、西、乾の小天守が渡櫓で連結された連立式天守が見事！

白漆喰総塗の壁が白く映え、どの角度から見ても壮麗で美しい。

天守閣より姫路駅方面の南側の景色

天守閣より東側の景色

天守閣より北側の景色

天守閣より西側の景色

播磨平野東部の河岸段丘

2月11日開催の「世界遺産姫路城マラソン」の旗
マラソン大会の名称も素晴らしくフルマラソンにチャレンジしてみたくなります。

せっかく姫路まで来たので、姫路城見学のあとは以前より一度訪れてみたいと思っていた書写山へ。
姫路城から書写山までの距離は7km位ですが、市内バスの本数は少なく、マイカーで行った甲斐あり書写山まで足が延ばせました。

２月24日に廃車の３代目ゴンドラの「しろまるひめ」

3代目のロープウエイが廃車となり4代目ロープウエイに更新する2月25日から3月17日までは運休となるようです。もう少しあとに来ていたら書写山に昇ることができない所でした。
ロープウエイの客車が新しくなり運賃は値上げの改定となるようです。

ゴンドラ内に掲示のポスター
1958年に書写山ロープウエイは開業し、2代目は1977年に導入

ゴンドラ内に掲示のポスター
現在のゴンドラは1992年に導入し、2013年にラッピング

反航のゴンドラ・かんべえくん

ゴンドラ内での観光案内は録音テープではなく女性ガイドが添乗して説明。

ロープウエイで楽々。山麓駅から４分で山上駅へ

山上駅を降りてから小型マイクロバスで細い山道を通り、本坊事務所前のバス停に向かいます。

「西の比叡山」とも呼ばれ、比叡山と大山と共に天台宗三大道場のひとつとされる書写山圓教寺。

清水寺に似た斜面に立つ舞台造りの摩尼殿

重要文化財の食堂（左）と大講堂（右）
食堂（ジキドウ）は総2階建の長大な仏堂で、日本の近世以前の仏堂建築で、このように長大かつ総2階とするものは他に例がないらしい。

書写山は京都から遠い土地にありながら、皇族や貴族の信仰も篤く、訪れる天皇・法皇も多かったらしい。
ハリウッド映画『ラストサムライ』やNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』のロケ地にもなっただけに自然環境が良好に保持されており、境内は荘厳な山岳寺院の様相を呈しており想像していた以上に素晴らしい。

食堂内2階の廊下

食堂には重要文化財の仏像や絵画などの寺宝が展示

大講堂に向き合って建つ入母屋造りの常行堂

マイクロバス、ロープウエイの最終便に乗り遅れたら大変なので境内を駆け足で観光し、無事に最終便ロープウエイに乗れました。
下りのロープウエイから姫路市内と播磨灘を一望しホッと一息。

これから宿泊先の神戸市舞子に向かいます。