2017/12/29 - 2018/01/08
82位(同エリア112件中)
yukiさん
年末年始はキューバ。当初はキューバ以外の周辺国も併せてまわるつもりでしたが、航空券の運賃がハバナ往復よりもかなり高くなってしまうため断念しキューバ1ヶ国に絞ることに。貧弱な交通機関に悩まされやや大変な旅ではありました。
【FLIGHT DATA】
AC 6 Y 29DEC HNDYYZ 1840 1640
AC1876 Y 29DEC YYZHAV 1840 2215
CU 964 Y 30DEC HAVSCU 0630 0800
AC1877 Y 07JAN HAVYYZ 0700 1030
AC 5 Y 07JAN YYZHND 1335 1655
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2018年1月1日(月)
元日の朝は早起きして3度目となるバスターミナルへ。オープン前から窓口に陣取り、窓口が開くや否や切符を買い求める。特に何事もなく端末を操作して切符を発券。18CUC。 -
切符といってもただの白紙に必要事項を記載しただけの簡素なもの。
座席番号は1Aとあるがバスの座席表示は数字のみ。そもそも自由席のようで、飛行機同様座席管理が全く分からない。
定刻より2分早く5時58分発車、乗ってみると空席も目立ち、何が満席なのか。馬鹿にするのもほどがある。 -
キューバらしくさとうきび畑が広がる。
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ランチ休憩を挟み14時ごろカマグエイ着。
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何はともあれ早速次の区間のバスの予約をしたい。カマグエイの次はトリニダーという町に行く予定で、チケットオフィスの中に入るも、係員は「外で待て」というのみで一向に取り合おうとしない。
外で待てと言われてもいつまで待てばよいのやら。しばらく見ていると切符を売ってもらっている客もいるようで、それなら私にも同じように売ってもらいたい。
何度か切符を売ってもらうよう懇願するもスペイン語オンリーの世界で何を言っているかわからず、とにかく切符を売ってもらえないことだけしかわからない。 -
まったくなす術がないが、掲示の時刻表から、トリニダーへはどうやらサンチアゴ・デ・クーバからくるトリニダー行きの夜行便の一便のみで、カマグエイは2時25分発であることがわかる。
当初はこの町で一泊するつもりだったが、そんなに大きくないこの町で丸一日過ごすのはもったいなく、強行軍だがこの町には泊まらず今夜のバスでトリニダーに行ってしまおうと思う。バスの切符がないのが気になるといえば気になるが、さっきのバスも満員といいつつ空席も目立っていたし、何とかなるような気がする(とその時は思った)。
切符の購入はとりあえずあきらめ荷物を預けたのち満員の市バスで市内へ向かう。 -
カマグエイは2008年世界遺産登録のキューバ第三の都市。
見どころはこの地図に収まる範囲に限られ数時間あれば一通りまわれてしまう。 -
中心と思しきところで適当にバスを降りしばらく歩いて教会へ。
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旧市街を南北に貫くRepublica通りが町のメインストリート。
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別の教会に、チェ・ゲバラが描かれた青い建物は郵便局。
本日は元日ということもあってかどの教会もクローズしている。 -
路上で一家? 総出で何かを調理しており、おすそ分けにあずかる。
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おそらく豚肉を切り刻んで油で揚げただけのシンプルなもの。元日ゆえのことか否かは不明。
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ここもサンチアゴ・デ・クーバ同様かつては路面電車が走っていたのだろう、軌道敷が撤去されずにそのまま残っている。
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1時間も歩けば一通りまわれてしまい、休憩がてら公園でたたずんでいると旅行客に話しかけられる。こちらは全然気づかなかったが向こうはこちらのことを知っていて、どうやらサンチアゴ・デ・クーバから同じバスに乗っていたらしい。少し話したのち近くの喫茶店で少し飲みましょうということに。
サンチアゴ・デ・クーバに続いてまたまたイタリア人男性とコロンビア人のカップルで、こちらのイタリア人男性の旅行経歴がなかなかすごく、モーリタニア、マリ、ブルキナファソなんて国が普通に出てくる。
酒はモヒート。キューバの代表的なカクテルらしい。3CUCなのだが結局おごってもらった。 -
ここでは泊まらず未明のバスでトリニダーへ向かうというと、えっというような感じで曰く「サムライ」と。
向こうはここに4泊、バイクを借りてビーチに向かうとのことで、トリニダー近くのお勧めのビーチや宿を紹介してもらうが残念ながらこちらはほぼ予定が詰まっておりそんなフレキシブルな旅はできない。
そんなこんなで時間を潰し夜に。 -
まだまだ時間はあるがやることもないし、行きと同じくバスでバスターミナルに戻ろうと、バス通りと思しき通りに出てみるが、もう運行は終了しているのかバスの通るルートではないのかバスなど一台も来やしない。
適当に歩いているうちに駅に到着。 -
駅に掲示の時刻表。曜日限定運行が多く、限られた日程で列車を利用するのはやはり相当困難。
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結局バスは諦め自転車タクシーのお世話に。平坦な道とはいえ必死にペダルをこいでエンジン付きのバイクやタクシー以下の運賃しか取れないわけで、申し訳ないというか気の毒な感じさえしてくる。
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20時ごろバスターミナルに着いてここで時間つぶし。トリニダー行きのバスは2時25分発。やっぱり切符は売ってもらえず、2時まで待てというばかり。
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2018年1月2日(火)
4時間余りこの退屈なバスターミナルで時間を潰したのち、2時近くになってやっと切符を売ってもらえるのかと思いきや、今頃になって「FULL」との回答。それなら最初にそう言えよと言いたい。もう何が何だかわからないが、この時点では根拠はまったくないもののまだ多少楽観視しており、どうせ空席があって乗れてしまうのではないかと思っていた。
トリニダー行きのバスの到着と同時に運転手に掛け合うが、結局本当に満席なのか、乗車はお断り。当初の目論見が外れてしまう。 -
私のほかにも切符を持っておらず結局乗れなかったスイス人2人、スペイン人と4人でしばし思案。
順当にタクシーの相乗りはどうかということになって、提示された価格は150CUC。一人当たり37.5CUC相当で、ここにいても仕方ないし、即決と行きたいところだが、おそらく学生と思われるスペイン人女性が躊躇する。
ここで一人私は行かないということになってしまうと一人当たりの負担が大きくなってしまい、なんとかこのスペイン人にも相乗りしていただきたい。
「私は少し多く出してもいい」「(スイス人カップルに)少し多く出せますか」と話を振り、最終的に私とスイス人カップルの3人が40CUC出すからということでスペイン人もそれならということに収まる。 -
時は3時近く、早く車に乗り込んでしまいたいところだが、またまた「しばらく待て」となどと言い出し一向に車を用意する気配がない。
何でも運転手を探しに市内に行ってくるとかで、あんたが運転するんじゃないのかよ。こういう国では得てして価格交渉した運ちゃんと実際のドライバーが異なるようなことがよくあり、取り分などどうなっているのかまったく分からない。
なんだかんだ待たされた挙句、運転手が用意できないとやらで結局タクシーは出せず、振出しに戻る。 -
いい加減にしろという感じだが、タクシーの配車待ちの間に時刻表を眺めていると、4時前にハバナ行きのバスが停車することが分かる。
トリニダーはサンチアゴ・デ・クーバ-ハバナを結ぶルートからは外れており、いわば枝線といった感じなのだが、ハバナ行きに乗れるのならばとりあえずトリニダーへの分岐点まで進めば、ハバナからくるトリニダー行きのバスに乗り継げるのではないか…
そういうことを考えているうちに4時前にハバナ行きのバスが到着。一目散に運転手のもとに駆け寄り空席確認。さっきと違って乗れそうな感じ。そうと分かれば、このバスで分岐点となるサンクティ・スピリトゥスまで行くことを皆に提案。
「2時まで待て」といっておき直前になって「FULL」とのたまう切符売り場の中年女性も今度はちゃんと4人分の切符を発券。そんなこんなでやっと少し前へ進める。 -
車中ではひたすら仮眠に徹し7時ごろ到着。ここからトリニダーにタクシーで行く客も多いのか、バスを降りるや早速「トリニダー?」とタクシーの客引き。
タクシー4人相乗りで30CUC。さっきのバス代が10CUCだからおそらくはバスで行くのとさほど変わらない値段で何とかトリニダーまでたどり着くことができた。 -
ここもカマグエイ同様小さな町だが、無理をせず2泊。サンチアゴ・デ・クーバの一件もあることで、少し横になって体を休めてから行動開始。
主な通りは石畳が敷き詰められており風情があるかどうかはさておき車の乗り心地は悪いし歩きずらいしと日常生活上いいことはない。 -
中南米の町の建物はこうしたパステルカラーに塗られていることが多く、ここトリニダーもその例に漏れないわけだが、こうした配色について何かルールのようなものはあるんだろうか。隣の家と同色ではいけないとか、あるいは自分の好きな色を選んでいいとか。
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町の中心、マヨール広場。
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25センタボ硬貨がちょうどこの写真と同じデザインで、コインと一緒に写真を撮るのがお約束? の感もあるが、残念ながら持ち合わせがなく風景のみ撮影。
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さきほどの塔のような建物は革命博物館。塔の上からトリニダー市街を眺める。
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朝来たときにはクローズで「1時に来い」と言われたビアス―ルのチケットオフィスでバスの切符の購入。
明後日の4日はシエンフエゴスという町に立ち寄ったのち一気にハバナまで戻る予定で、朝のトリニダー-シエンフエゴス、夕方のシエンフエゴス-ハバナの2区間を予約。
前者はすっと予約が入ったものの後者はやっぱり満席との答え。バスの時刻表をにらめながら考えた代案としてシエンフエゴス-バラデロ、サンタクララ-ハバナ(サンタクララまではタクシー利用)でも空席照会を希望するもこちらは端末すらたたいてもらえず満席との回答。
ちょうどさっきのスイス人カップルも4日にハバナに向かうそうだがこちらも端末照会せずに満席との答えらしい。
サンチアゴ・デ・クーバで同じように満席と言われたときはかなりお先真っ暗といった感じだったが、ここまでくればまあどうにかなるかなと何ら心配していない。帰りはハバナ7日早朝のフライトで、観光時間の確保のため4日中にはハバナ入りしたいところであるが、4日に入れなくても5日には何らかの方法でハバナにたどり着くことができるだろうと楽観。 -
ここトリニダーから毎日観光列車が出ているらしく、発車時刻など、情報を仕入れようと町のはずれにある駅へ向かうが、駅舎のようなものは全くなく、プラットフォームがあるだけ。とても現役の列車が発着しているとは思えない。
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反対の方向に引き込み線があり、機関車や客車が留置されているので近づいてみる。
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たまたま係員がいて情報収集できた。明日の9時30分発らしい。
運転室に上げてくれるとのことで、目新しいものではないが厚意に甘えておく。
とても動くとは思えず、公園か何かで静態保存されている機関車のような保存状態。 -
客車はまだ比較的まとも。
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後ろから汽笛が鳴り車両が近づいてきた。一応これでも営業列車のようだが、大きさが異なる点を除けば遊園地の遊具としての列車と大差ないような気がする。
ロンプラの記述によるとかつては本線に接続していたが1990年代のハリケーンにより被害を受け本線から分断、取り残された離れ小島のような形となり、その後はこうしてトリニダー近郊を細々と単行の豆列車が走るのみとなったのだろう。 -
2018年1月3日(水)
仰せに従い9時ごろ駅に行ってみる。昨日と違って観光客でホームは人で埋まっている。 -
向かいのオフィスで切符を購入。往復15CUCといい値段。
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牽引機はディーゼル機関車。歩き方には「蒸気機関車は修理中」といった記述があるが、昨日見た限りあの蒸気機関車が復旧することはないような気がする。
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9時36分ごろ発車。切符購入後列車の写真を撮ったりしていたため、車内に入った時にはすでに空席はなく立って過ごす。
昨日革命博物館で見かけた日本人然とした男性に再開、声をかけてみるとやはり日本人で、そのほかにも日本人と思しき面々がちらほら散見される。 -
自転車と変わらないような速度で淡々と進む。
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1時間弱の乗車でイスナガに停車。
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洗濯物のようにも見える白いものはファゴッティングというトリニダーの伝統工芸品。列車の到着を待ち構えていたようにあちこちで客引きの声がかかる。
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渓谷美を堪能できる展望台として建てられたかにも見えるこの塔、そもそもの目的は別にあり、かつて存在していたさとうきび農園で働く奴隷の監視のために建てられたもの。
下の建造物は大農園主イスナガ一家の住居跡。 -
ここロス・インヘニオス渓谷はトリニダーとともに1988年世界遺産登録。
サンチアゴ・デ・クーバ近郊のグランピエドラはコーヒー農園、ここロス・インヘニオス渓谷はさとうきびと、場所や産品は違えど奴隷を労働源として大規模な開拓、生産が行われた点で共通しており、両者とも奴隷を搾取して栄華を極めたに違いない農園主の邸宅が現存している点でも共通している。そうした点が評価され世界遺産登録となったのであろう。 -
一部の団体客はここまでの乗車。一緒に話などしていた日本人一人もここで見切ってタクシーでどこかへ向かうようだ。ということでここから先は座席にありつき先へ進む。
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途中の何もないようなところで機関車を後位に付替え。方向転換かと思ったが、隣の日本人曰く、「終点で機関車を付け替えられないのでここで付け替え、終点まで押して進むのだろう」とのこと。この見立てが当たり、一本取られてしまった気がする。
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写真の遥か奥まで機関車が後退したのち客車後方に戻ってくる。それだけの有効長を持つからには、かつては長大編成の列車が行き来していたに違いない。
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ほどなくして終点に到着。特に見どころなく製糖工場跡があるのみ。
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何人かは入場料を払って製糖工場跡を見学しているが、まあはっきり言ってわざわざ金を払うほどの価値はないと思う。
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さしたる見どころもなく列車の発車までなんとなく日本人同士集まり旅行談義。一人異彩を放つのがジャマイカに留学中の学生さん。「なぜジャマイカ?」とは誰しもが思うところだが、詳細は語られず。まあ私もあまりプライベートに関わることを詮索されるのは好きではないので心境は理解できる。
何人かがさとうきびジュースを買ってトライするが一口でギブアップ。もういらないですということで私も口にしてみるがやたら甘ったるくとても飲めた代物ではない。 -
座席確保のため早めに車内に戻る。
発車前にやおら一人の韓国人が立ち上がり、スペイン語と英語で自己紹介ののち数曲披露。予想外の展開に驚愕せざるを得ない。 -
後ろのアルゼンチン人は曲に合わせて踊り始め出すなど、いかにもお国柄といった感じがにじみ出ている。
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最後は韓国民謡も披露。
往路から楽器然としたやたら大きな荷物を持っており妙に気になってはいたのであるが、この展開はさすがに予想外。現地在住の弾き語りかとも思ったが、特にチップを要求するでもなく、純粋にキューバ音楽やラテンアメリカ音楽が好きな韓国人なのだろう。
それにしてもギターにハーモニカ持参と、一旅行者のやることとはにわかには信じられない。 -
帰りも自転車並みの速度で来た道を引き返すだけで、倦怠感漂う車中だったのであるが、このサプライズのおかげでやや気がまぎれトリニダーへ戻る。
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車中で一緒になった日本人の一人がいわゆる日本人宿に泊まっており、ここでの夕食がボリュームがあり安い、宿泊客でなくても食べさせてくれるのではないかということで一行で件の日本人宿へ。
食事の件もOKが出て、夕食をご一緒しましょうということに。
ちなみにこの日本人宿、「LEONARDO&YAMILET」の表札? が出ており日本語名としては一般的に「レオとヤミの家」と称されている模様。 -
宿まで連れて行ってもらった後もしばらくは皆で市内を散策。
ジャマイカ留学中の学生曰く「葬儀です。」と。参列者は喪服とかではなくいたって普通の服で、予備知識がないとちょっと葬儀とは思えない。 -
いったん解散の後時間になり「レオとヤミの家」で食事。
メインが何種類かあり、鶏肉や豚肉だと5CUC、ロブスターは10CUCとのことで、そうそう口にする機会がないロブスターを選択。ボリュームは結構なものだが味が淡白に過ぎるきらいがあり、肉をチョイスしたほうがよかったかもしれない。 -
食後は飲みに出かける。カンチャンチャラというカクテルがトリニダー名物で、その名もそのまま「ラ・カンチャンチャラ」なるバーへ。
グラス代わりの、ちょっとした土産物にもなりそうな丸っこい素焼きの陶器が印象的。 -
カンチャンチャラに続きもう一軒バーをはしごした後ディスコ・アヤラへ。
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洞窟がバーとして利用されておりこんなに人がいたのかと思うほどの活況ぶり。
時刻は0時を回り、他の面々はまだまだ飲み直すようだが私はもういっぱいいっぱい。ここまでくれば最後まで付き合いたい気もあるが自重しお別れ。
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