2016/08/29 - 2016/08/29
52位(同エリア139件中)
funasanさん
- funasanさんTOP
- 旅行記621冊
- クチコミ18件
- Q&A回答38件
- 4,144,404アクセス
- フォロワー191人
8月29日午前8時、ファンタジアはフランスのカンヌに入港する。「カンヌ国際映画祭」で有名な場所だが、ニースと並ぶ高級リゾート地である。人口はわずか7万人ほどで、各観光スポットは徒歩で歩いて回れる。海岸沿いに東西に延びるクロワゼット通りには高級ホテルやブティックが建ち並び、リゾート地らしい雰囲気を醸し出すという。今日はのんびり歩いてみよう。
◎私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』
本書完売につき、電子書籍アマゾン・キンドル版として
新たに出版しました
https://www.amazon.co.jp/dp/B078LPSDYJ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1514161467&sr=8-1&keywords=B078LPSDYJ
PR
-
カンヌ(写真)が見えてきた。寝てる間に次の寄港地まで移動してくれるクルーズの旅は実に合理的だ。
-
大きなスーツケースは客室に収納したまま持ち運ばなくてもよい。それ故、足腰が弱ってきた年配の方にやさしい。欧米のクルーズでは車椅子の乗客も時々見かける。
-
連日の美食に胃腸も疲れぎみだ。今日の朝食は軽く「フルーツ盛り合わせ」だけにしよう。
-
朝食後、物思いにふけりながら1人でデッキ(写真)をブラブラする。私はこういう時間が好きだ。
-
北欧・バルト海 クルーズ の 時、 私 は 車椅子 に 乗っ た 日本人 女性 に 出会っ た。 恐らく 90 歳 を 超える と 思わ れる 上品 な お ばあちゃん で ある。
写真:テンダーボートでカンヌに上陸 -
そのおばあちゃんの後ろ には よく 似 た 顔立ち の 女性 2 人 が 立っ て いる。 お ばあちゃん の 娘 さん と お孫さん で ある。 孫 と 言っ ても 既に 中年 の 女性 で、 女性 3 世代 の 個人 旅行 で クルーズ に 来 て いる。
写真:テンダーボートから見るファンタジア -
彼女 達 は 車椅子 の お ばあちゃん を 助け 、日本 から デンマーク まで 飛行機 で 飛び、 クルーズ の 前 に レンタカー を 借り て ノルウェー まで 1 週間 くらい 旅行 を し た と 言う。
写真:テンダーボートから見るファンタジア -
クルーズ 終了 後 も レンタカー で ヨーロッパ を 周遊 する と 言う。 彼女 達 の パワフル さと 貪欲 に 人生 を 楽しむ 生き方 に 驚い た。 客船 内 は 徹底 し た バリアフリー で 弱者 に 優しい。 歩け なく なっ ても 世界 の クルーズ には 乗れる。
写真:カンヌ港周辺のビーチ -
それにしても女系は強い!爺さん、息子、孫息子の男系3世代クルーズの旅など考えられない。なぜなんだろう。どうして男は(女に比べて)人生を楽しめないのだろう。そんなことを考えながらシュケの丘にある城(写真)に上る。
-
旧 港の西側は、カンヌの城と古い町並みが続くシュケの丘。旧港裏手から路地を登っていく。観光用の電車(写真)もあるが、我々の足はまだ丈夫だ。歩いて登ろう!
-
城壁に素晴らしい芸術作品(写真)があった。こういう偶然の出会いは歩かないとできない。
-
丘になっているル・シュケを登るとノートルダム・ド・レスぺランス教会とカストル博物館があり、美しいカンヌの街並み(写真)を一望できる。
-
19世紀、カンヌの町は小さな漁村にしか過ぎなかったが、当時の面影を残した旧市街(写真)はスターの町カンヌとはまた 違った表情をみせてくれる。
-
今でもその名残のある旧市街(写真)をぶらぶら歩いて丘をおりてゆく。高級リゾートとはまた違った庶民の暮らしが垣間見えて面白い。
-
クロワゼット通りに下りる。ここはカンヌの表通りで、全長約3キロ。カンヌへやってくる有名人や映画スターが泊まるような超高級ホテルもこの通り沿いにある。
-
この通りは美しい海に面しており、ただ散歩するだけでも楽しい。お洒落なカフェやレストラン(写真)が軒を連ねお客を手招きしている。つい入りたくなる。
-
そして港には高級クルーザー(写真)が所狭しと停泊している。一艘でいくらぐらいするのだろうか?時々、船を掃除している人達を見かける。彼らは(恐らく)クルーザーのオーナーではなく、雇われスタッフであろう。
-
カンヌはニースからバスで1時間くらいの場所にあり、のどかな南フランスのリゾート地(写真)である。ここの海に面したレストランに入り、地元のブイヤベースとワインを味わえば最高であろう。
-
やっと今日の目的地「パレ・デ・フェスティヴァル」(写真)まで来た。ここは毎年5月に開かれるカンヌ映画祭の会場となっている場所で、あの、スターが降りてくる赤いカーペットの階段は目の前にある。ここで記念撮影!
-
パレの前の石畳にはスターの手形(写真)が並んでいる。
-
熟年4人組の体力・気力は限界に近づいてきている。そろそろティータイムが必要だ。ここは添乗員(私)の腕の見せ所。近くで一番高級そうなホテル「オテル バリエール ル マジェスティック」(写真)に入る。ここのカフェで休憩である。
-
ビール、ソフトドリンクで軽く喉をいやす。夏のカンヌ(写真)の日差しは強く太陽の下は暑い。しかし日陰に入ると涼しく、爽やかな海風が頬を横切る。これに救われる。元気回復だ。
-
帰路はタクシーを拾おうと思ったがなかなか来ない。ぶらぶら歩いているうちに、結局歩いて港まで帰ることにした。
-
港の周囲は絶好の海水浴場(写真)になっており、皆さん夏のバカンスを楽しんでいる。
-
夏休みバンザイ~!そんな雰囲気が漂っている。
-
しかし、そのビーチサイドの堤防には帽子やらバッグ、小物を売る黒人達が多数立っている。見たところ売れそうにないが、夏の炎天下、商売をしている。あんなんで生活していけるのだろうか?
-
日本に生まれるか、それともアフリカの貧困な国に生まれるか?人間は不平等なものである。我々は豪華客船の客としてテンダーボート(写真)に乗って船に帰れる。
-
テンダーボートから離れ行くカンヌの街を振り返る。正面にホテル「オテル バリエール ル マジェスティック」(写真)が見える。
-
クロワゼット通りの高級ホテル(写真)にお客として泊るか、ホテルの従業員として働くか、それとも路上で物売りをして生活をするか、世の中は貧富の差と不平等に満ちている。そんなことを考えながら船に帰る。
-
自分の部屋(写真)に入ると、ほっとする。さっそくシャワーを浴びて汗を流す。そして、いつものようにお昼寝である。海外旅行のツアーでは移動中のバスの中での「居眠り」が普通であるが、クルーズでは「シャワー+ベッド」で昼寝ができる。この違いは大きい。
-
30分くらい仮眠したかと思ったらもう出港の時間である。午後4時、ファンタジアはカンヌを出港する。急いで展望デッキ(写真)に上がる。クルーズは忙しい。
-
日本人女性2名(写真:妻と友人)、青い海を眺めながら何を語っているのだろうか?子供のことか、お互いの旦那のことか、それとも健康のことか…。
-
船に帰れば自由に過ごせる。疲れていればそのままベッドで寝てればいいし、夫婦友人と離れ1人の時間を楽しんでもよい。さらに英語(外国語)ができれば見知らぬ異国の人との出会いが待っている。
さようなら、カンヌ!また会う日まで。 -
何度も言う。クルーズは楽しんだもの勝ちだ。展望デッキで一番眺めのよいテーブル(写真)を陣取ってビール片手に出港シーンを楽しんでもいい。
-
また、子供たちに交じってバスケットボール(写真)に興じるのもいい。
-
私はしないが、デッキで日光浴(写真)というのが欧米人のクルーズパターンだ。まるでイワシの大群のように展望デッキに寝転がっている。日本人的な「優雅なクルーズの旅」の雰囲気ではない。
-
心身ともにリラックスしたければ「禅エリア」(写真)に行くといい。ここは船の上の高級スパハウスで、マッサージはじめ、各種トリートメントが受けれる。もっとも結構高いので私は行かない。
-
マッサージを受け、ジャグジーにつかり、バスローブに身を包んでこのソファー(写真)に寝転べば天国に行ける。何事もお金次第だ。
-
さて、いよいよディナーがはじまる。今日は2度目のフォーマル・ナイト、妻も私もドレスアップしてレストラン(写真)に入る。
-
友人夫妻もフォーマルウエアで現れ、まるで今宵はスター達のパーティーのようである。折角カンヌに来たので、我々もスター気分でこの雰囲気を楽しもう!
まずは前菜(写真)、蒸したエビをタルタルソースで食べる。うまい。 -
前菜の2つ目は魚介類のパイ包み(写真)。これもGood.
-
気のせいか、フォーマルナイトの時の料理はレベルがアップ?温かいスープ(写真)を飲むと心がホッとする。
-
メインの前に新鮮野菜が欲しい。フレッシュサラダ(写真)を追加注文する。クルーズは本当に太っ腹で、我々は夫婦でシェアーして半分づつ食べているが、これらのフルコースを全部1人で食べてもいい。むしろ、それが普通かも。
-
メインの魚料理(写真)が出てくる頃には結構お腹は膨れてくる。それでも時間をかけて楽しくお喋りしながら食べていくとどんどん入っていく。
-
メインの肉料理(写真)までくると、皆さんアルコールが回り、何を食べているかよく分からなくなる?
-
ディナーはまだまだ終わらない。私はチーズが好きなので「チーズ盛り合わせ」(写真)を注文。日本では食べたことのない味のチーズをたしなむ。Good.
-
そして、最後はやはり甘いチーズケーキ(写真)で締める。これだけのフルコースを日本のレストランで食べたら「How much?」
-
参考までに、フォーマルと言っても恐れることはない。我々の正装はこの程度(写真)である。MSCクルーズはカジュアル船なので男性のタキシード姿はほとんどいない。ましてや日本人女性の「和服」姿は皆無である。気楽にクルーズが楽しめる。
-
夕食後、展望デッキに出てみると、真っ赤な太陽(写真)が地中海に沈むところであった。クルーズも終わりに近づいてきた。明日は最後の寄港地だ。おやすみなさい。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
カンヌ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
49