2017/11/07 - 2017/11/07
12位(同エリア183件中)
かっちんさん
三江線(さんこうせん)の秘境駅と言われている長谷駅(ながたにえき)を訪れます。
長谷駅は昭和44年(1969)に近くの粟屋小学校北分校が廃校となり、児童が三次小学校に通学するため設置されたのが始まりです。
上り下り各々5本のうち停車する列車は、朝方に三次方面が2本、14時以降に口羽方面が3本と、まさに通学用ダイヤです。
現在は利用する児童がいなくなり、乗り降りする人がほとんどいません。
今日は三江線途中駅の石見川本(島根県)から出発し、トンネル、橋梁をいくつも通り、紅葉の景色を眺めながら長谷駅(広島県)へ向かいます。
長谷駅では川面に映る列車を見送り、かつて小学生が雨風をしのいだ待合室をのぞきます。
次の列車まで5時間もあるので、列車の停車する隣の船佐駅(ふなさえき)まで2.2kmを歩きます。
なお、旅行記は三次市教育要覧、三江沿線の橋梁・トンネル・踏切データベース、ゆるキャラグランプリ、秘境駅ランキング2017年度版、三江線活性化協議会、きのこ図鑑、安芸高田市教育委員会「空爆被災の地」、作木村誌、三次市観光公式サイトなどのHP・資料を参考にしています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝一番の三次駅行き
石見川本駅7:02発の三次行きに乗ります。
この列車は江津駅を5:53に出てきています。 -
朝もやの江の川(石見簗瀬)
列車の後方窓から眺める景色を紹介していきます。 -
江の川沿いに走る三江線(石見簗瀬)
土砂崩れから線路を守る覆道を通過しました。 -
朝日を浴びる「第一江川橋梁」(粕淵)
線路の横に住民が渡れる歩道がある珍しい鉄橋です。 -
ようこそ美郷町(粕淵駅)
「みさ坊」は美郷町の特産品「山くじら」イノシシをモチーフにしたマスコットキャラクターです。 -
イチオシ
紅葉とトラス橋(第一江川橋梁)
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黄色く染まる田畑(沢谷)
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目の前がダム湖の潮駅(うしおえき)
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イチオシ
幾重にも続くトンネル(石見松原)
浜原~口羽間は三江北線と三江南線を結ぶため、昭和50年(1975)に延伸した区間です。
高速運転ができるようにトンネルで直線区間をつくっています。 -
「天空の駅」と呼ばれる宇津井駅(うづいえき)
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色づく銀杏(口羽)
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山深くなる三江線(口羽)
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川幅が広くなる作木町
堤防の高い位置に防水ゲートがあります。
川の氾濫時にあの高さまで水位が上がることを想定しているのですね。 -
線路に上がる石段(作木口)
保線員が利用するのでしょう。 -
道路より高い位置を通る線路(作木口)
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イチオシ
三江線の紅葉(作木口)
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第三可愛川(えのかわ)橋梁(香淀)
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式敷駅(しきじきえき)
ホームにひし形の上屋があります。 -
石積みの段々畑(信木駅)
狭い斜面を有効に使っています。 -
唐香橋(からこうはし)
所木駅(ところぎえき)前に架かる吊り橋です。 -
運転士時刻表
運転席に置かれている「乗務行路表」で、各駅の着時刻と発時刻が15秒単位で記載されています。
下から4段目に「長谷駅」の停車時刻が記載されています。 -
生田川橋梁
船佐駅(ふなさえき)を過ぎ、次は待望の長谷駅(ながたにえき)です。
江の川に注ぐ支流の生田川を渡ります。 -
第二船佐トンネル
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まもなく長谷駅
長いホームの手前は使われておらず、穴が開いたままになっています。 -
長谷駅で写真を撮る鉄道マニア
車で移動してきた人たちです。 -
列車のお見送り(長谷駅)
列車から降りたのは3人。
秘境駅探訪に来た人です。 -
イチオシ
川面に映る三江線(長谷)
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山の中に消えていくディーゼルカー(長谷)
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駅名標(長谷)
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誰もいないホーム(長谷駅)
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イチオシ
秘境駅の長谷駅
長谷駅は停車する列車が少なく、牛山氏の「秘境駅ランキング2017年度版」では38位。 -
待合室の中(長谷駅)
綺麗に清掃され、雨風をしのげます。
小学生の児童には心地よい待合室だったでしょう。 -
待合室の時刻表(長谷駅)
朝に三次方面が2本、14時以降に口羽・浜原方面が3本だけ停車します。
今乗ってきた9:06の列車は、三次方面の本日最終列車でした。 -
待合室からホームに上がる階段(長谷駅)
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山あいにある長谷駅
では、隣の船佐駅まで、三江線に沿う県道112号線を歩きます。 -
鳴瀬堰
長谷駅から少し船佐寄りにある鳴瀬堰です。
正式名は「江の川取水ダム」。
ここで取水し、下流にある新熊見発電所へ送水しています。 -
下流側(鳴瀬堰)
鳴瀬堰から江の川カヌー公園作木までの約3kmの間は減水区間となり、江の川の水量が減少します。 -
レンガ色の橋脚(第一船佐橋梁)
コンクリート製の橋脚ですが、オレンジ色に染まっています。 -
オレンジ色の正体(第一船佐橋梁)
コンクリート表面に付いているコケのようです。 -
下から見上げた線路(第一船佐橋梁)
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アーチ橋
もともと石垣だったところが崩れ、アーチ橋にしたのでしょうか。 -
スズメバチの巣(アーチ橋)
アーチ橋の天井にスズメバチの大きな巣があります。 -
ノグルミの実
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大きな石が見える江の川
鳴瀬堰で水量が少なくなったので、大きな石が目立ちます。 -
線路に上がる長い石段
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線路の覆道
覆道が木に覆われています。 -
ここから安芸高田市
三次市粟屋町字長谷から安芸高田市高宮町に入ります。
どちらも広島県です。 -
生田川橋梁
先ほど列車で通った橋です。 -
日本国有鉄道の銘板(生田川橋梁)
昭和28年、高田機工製作と刻まれています。 -
大きくカーブする線路
道路の脇に線路があるところに来ています。 -
イチオシ
三江線の第二船佐トンネル
短いトンネルを道路から眺めています。 -
花びらがあるような変わったキノコ(トンネル近く)
図鑑で調べてみると「エリマキツチグリ」でした。
頂部の小孔から胞子が噴出します。 -
船佐駅(ふなさえき)に到着
長谷駅から40分ほどで歩けました。
この建物は待合室とトイレです。 -
民家と隣り合わせのホーム(船佐駅)
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戦時中に爆弾の落ちたところ(船佐駅)
終戦の年、昭和20年(1945)5月5日の早朝、米軍機「B29」1機が飛来し、江の川両岸に投下した爆弾3発のひとつが船佐駅ホーム真向いの民家の前庭(線路の左側)に落ち、家族7人が犠牲となった歴史があります。 -
石垣の風景(船佐駅)
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石見川本行きの列車(船佐駅)
この列車で江平駅(ごうびらえき)へ行き、次は日本の滝100選の「常清滝」を訪ねます。
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