2018/01/16 - 2018/01/22
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luguさん
4年ぶりの海外旅行になる。
若い頃は単純に、海外旅行はお金と時間が必要で、時間も金も無いから海外旅行が出来ない、と考えていた。
しかし、歳を取るにつれ、それ以外のものも必要なことがわかってくる。体力や、文化も習慣も違う土地や人、知らないものに対する興味や好奇心。
20代は、金子光晴の「マレー蘭印紀行」「どくろ杯」「ねむれ巴里」などを愛読していたが、30代で同世代の沢木耕太郎が「深夜特急」を書いて現れ、さらに貧乏旅行に憧れのようなものを持つようになった。その本に描かれる香港に得体の知れない魅力を感じたことを思い出す。
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2014年の春に日本旅行をして以来4年ぶりの海外旅行になる。それまでは必ず年に2回は海外旅行をしていたので、段取りなど慣れたものだったが、今回久々に旅行してみて、この4年間のブランクは思った以上に大きかったらしく、旅行の10日ほど前に腰を痛くしたこともあり、普段あまり歩かないなまぬるい生活をしているので、15日間の旅行に身体は耐えられるか、忘れ物をせずに計画とおり日程をこなせるか等、出発前の空港で今までになかった不安を感じた。
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朝6時発のチェンマイ香港直行便。
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20年ほど前やっと、一人旅で香港の重慶大廈(チョンキンマンション)の安宿に泊まったことがある。部屋の汚さ、狭さ。そうか、これが貧乏一人旅なのか、と感動すらした記憶がある。
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昔は仕事で海外に行く時、たまにトランジットで香港に寄ることがあったが、山際や市街地上空を飛んで、怖い思いをしたこともある。
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国際空港に着いたらまずオクトパスというプリペイドカードを購入。
これ一つで香港の全ての交通機関や7イレブンなどでも使えた。しかも65才以上のシニアは運賃は全て半額。とても重宝した。 -
電車を乗り換えて深水歩サムスイポウにある美荷楼メイホウというユースホステルに着く。
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香港の安宿は狭いというイメージがあったので、まず部屋の広さと清潔さに驚いた。
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近所を散歩したら、今我が家に咲いているのと全く同じチョンコーに囲まれた公園があった。
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道路に囲まれた公園は騒音も結構あるが、年寄りがベンチで休んでいる。
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中国語ではこう書くらしい。
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サムスイポウの町は、東京でいうと上野御徒町あたりか、下町の労働者の町という感じで、大変に活気があった。
食堂などの店も多く、地元の人が多く入っている店(観光客はほとんどいない感じ)を選んで食事をした。 -
この、ご飯にダックをのせただけの料理だが、すごく美味くて何度か通った。他所に移ってからも食べてみたが、この店が一番美味かった。
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翌朝、地下鉄で中環に行ってみる。
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このあたりは昔歩いた記憶があった。
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天井の高い散髪屋。
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坂道が多いので、スーツケースは大変そう。
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坂道や古い建物を利用した観光名所。
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木の根が・・・。
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孫文の博物館に行ったが休館日だった。
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古い薬屋。
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狭い通りに市場があった。
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ランチをここで。観光客が並んでいる。
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サムスイポウを歩く。
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秋葉原のようなところもある。
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美味しい米線を食べることが出来た。
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このメイホーという宿は1950年代に建てられた公団住宅を全面改装しており、中にある、当時を偲ばせる資料館が意外と素晴らしかった。
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左下に見えるのが宿。裏にある丘を登るとこのような景色が広がる。
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夕方登って、暗くなるまで見入っていた。
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部屋から見える小さな公園。
朝早くから近所の老人が集まって身体を動かしていた。 -
太極拳をする人も・・・。
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サムスイポウの駅の向こう側を歩いてみた。
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地下道で二胡を引く人。
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駅の向こう側はさらに賑やかだった。
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路上で商売。
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どこか迫力がある。
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生活雑貨。
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あちこちで口上売りが行われていた。
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初めは東京で言えば、上野とか浅草とかと考えていたが、ここは東京で考えるよりも大阪に近いんだな、と納得。
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だいぶガラクタも混ざっている感じ。
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香港の人がアジアを旅行する時に利用するのだろう、中国台湾韓国日本で使えるsimカードが売られていた。
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香港ジョッキークラブ。
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電車で東湧という駅に。
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ケーブルカーに乗って。
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街からはずれ、国際空港に近い観光地にやってきた。
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ケーブルカー酔い?
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鎌倉の大仏に対抗したのか、山の頂に巨大な大仏を作っていた。
中国を旅行してもそうだが、中国人は歴史的な土地でさえテーマパークのような安っぽい観光地を次々に作っている。 -
100年も経てば有難味も出てくるのかな。
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サムスイポウの下町にある地元民がお詣りする小さなお寺の方が余程素敵だった。
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線香の煙が辛いが、気分はいい。
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お寺参りのあと宿に向かう。
ユーラシアという言葉がいいなぁ。 -
宿の朝。
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地下鉄で鑚石山ダイアモンドヒルに。
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ここも新しい感じの観光庭園だった。
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香港らしい景色。
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古い石の家を改装して資料館にしている、と聞いて来てみたが、資料館としてはメイホウの宿の方がずっと優れていた。
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ランチを食べて宿に帰った。
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サムスイポウからマカオに移動。
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この旅行記へのコメント (2)
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- seghersさん 2018/02/05 12:22:03
- Oh, 香港!
- 重慶大廈, 深夜特急…同じ香がします。
特に
重慶大廈の安宿、まるで刑務所の独房のベッドの上で
なかなか眠れなかったあの若かった夜に
一瞬ながら戻らせていただきました。
無性に行きたくなりました、香港に。
とても有難い気持ちで
香港記を拝見しました。
相変わらずお気に入りの写真ばかりです。
seghers.
- luguさん からの返信 2018/02/06 12:34:33
- Re: Oh, 香港!
- seghersさん、コメントありがとうございます。
seghersさんも重慶大廈の安宿、体験されましたか。
あの狭さは、言われるように「まるで刑務所の独房」でしたよね。
今や懐かしい思い出になりました。
lugu
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