2018/01/20 - 2018/01/20
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地酒大好きさん
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積雪がない山を探していて、愛知県東部の三河地方の桑谷山(くわがいさん。435m)をガイドブックで見つけて、今日は登ってきました。この山は、岡崎市と蒲郡市の境にあり、温暖なため積雪はほとんどないそうです。
さて、今回はどんな楽しい出来事に出会えますか?
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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東名高速道路の岡崎ICから近い、車なら交通の便がよい立地にあります。岡崎ICを下りて、国道1号線を少し走り、登山口がある桑谷キャンプ場に向かう県道に入るととたんにのどかな農村風景になります。キャンプ場にある駐車場に着くと、気温は2度でした。今日はだんだん暖かくなるという予報で期待が膨らみます。
ルートは地図の上部にあるSTART&GOALから出発して、時計回りに周回してまた元にもどるというものです。
(地図は「愛知県の山」(山と渓谷社)から) -
駐車場から桑谷キャンプ場を通り抜けて山の中に入ります。するとこうした石畳の遊歩道がしばらく続きます。
毎日登るという近所の人もいて、登山道はきちんと整備されています。 -
石畳が過ぎても、道は分かりやすく、迷うことはありません。人工林が多く、林床にはアオキやミヤマシキミの木が多く、青木山と呼んだほうがいいくらいです。
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アオキはこのような真っ赤な実を付けていました。
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ミヤマシキミもこのように赤い実を付けていました。
アオキの葉をよく見ると、縁がギザギザ(鋸歯)ですが、ミヤマシキミの葉は縁がなめらかです。
両種とも常緑樹です。 -
しばらく進むと、このような地蔵がありました。
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地蔵の傍らにはこのような看板が建っていました。
この道は昔は岡崎市と、海に面した蒲郡市(がまごおりし)を結ぶ街道だったようです。通行人の安全を見守っていたのでしょう。 -
しばらく行くと、また地蔵がありました。横には先ほどと同じ看板が建っていました。
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この道の両側には、このようなフユイチゴの群落が延々と続いていました。全山フユイチゴだらけで、別名「冬苺山」と名付けてもいいなと思いました。
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フユイチゴの実は今頃が食べごろになっています。これでジャムを作るという話を聞いたことがありますが、実が小さいので大量のイチゴが必要ですね。
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これがフユイチゴの熟した実です。食べえると甘い味で、各種ある野イチゴの仲間では甘い方です。
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ふと足元を見ると、小鳥の羽が散らばっていました。多分、タカに襲われたものと思われます。自然界では毎日このような食うか食われるかのドラマが起きています。
羽がかたまって落ちていたので、タカの仕業と推定しました。これがイタチやノネコの仕業だと、獲物を引きずっていくので羽は長く散らばります。 -
ササユリの保護地がありました。どこでもササユリは盗掘にあって数を減らしている植物の一つです。
初夏には見事な花を見られます。 -
のんびりと歩いて1時間ほどで412mの展望園地に着きました。1975年に建てられた巨大で豪華な展望台からは、蒲郡市街地と三河湾が一望できます。
気温も上がり、ポカポカ陽気です。 -
展望台からの三河湾です。すぐ眼下が蒲郡市街地で、海岸近くの大豆のような丸くて小さい島が竹島です。橋で渡る島です。竹島水族館で有名です。
そのすぐ向こうに見えるちょっと大きな島が前島です。これは昔はウサギが放し飼いにされていて、「うさぎ島」と呼ばれるテーマパークでした。今では閉園になっていて、無人島です。
奥にかすんで見えるのは渥美半島です。
この展望台からは御嶽山、白山、伊吹山、猿投山などが見えるはずですが、今日は靄(もや)がかかって見えません。快晴なのに残念です。ポカポカと暖かく、ずっといたい気持ちです。 -
アサギマダラの中継地の看板がありました。フジバカマやヒヨドリバナの花が咲くころには、ここに寄って蜜を吸って渡るのでしょう。
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展望園地から東へと進み、桑谷山頂上へと向かいます。これからは人工林ではなく自然林に変わります。尾根歩きが続きます。
途中にあった椿平の看板です。 -
椿平の様子です。多くのツバキの木がありました。
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途中の三河湾が展望できそうな好立地の場所にはアンテナ塔やドームなどの巨大な建造物があり、展望は期待できませんでした。自然がかなり痛めつけられている山塊です。
山頂に着きましたが、ここにも巨大は建造物があり展望はありません。狭い場所に一等三角点がありました。
日が当たる場所でランチです。
昔はここに国民宿舎「桑谷山荘」があり泊まったことがありますが、今は撤去されて面影はありません。
暖かいのでシジュウカラがさえずっています。 -
下りはこのような自然林の中の径を歩きます。
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道に迷いながら林道に出て、舗装された林道歩きが続きます。途中に「立入禁止」の看板がある高台が見えました。なぜ立入ができないのか不思議で、「禁止」とされると立ち入りたくなる性分ですから、別の場所から立ち入って見ました。そこは山を崩して巨大な穴を掘って、大量の産廃を埋め、また埋め戻したような平らな広い土地でした。瀬戸市の山中によくある場所と同じです。
その脇に頑丈な、船に積むコンテナぐらいの建物がありました。古いもので、何の建物か不思議でした。それがこの写真です。 -
建物の壁に銘板があり、「PCB保管場所」とありました。日本のどこかに保管場所がたくさんあるはずですが、実際に目にしたのは初めてで興奮しました。
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これがその銘板です。設置者名も連絡先も書いてありません。
PCBとは「ポリ塩化ビフェニール」のことで、猛毒で発癌性が非常に高い化学物質で、1970年代から製造・輸入・使用などが全面的に禁止されているものです。熱に強く、電気絶縁性が高く、耐薬品性に優れており、加熱や冷却用の熱媒体、変圧器、コンデンサーなどの絶縁油、可塑剤、塗料、ノーカーボン紙の溶剤などに広く使われていました。人体に取り込むと、癌、皮膚障害、内臓障害、ホルモン異常などの症状を引き起こし、世界的にも使用は禁止されています。日本でも「カネミ油症事件」が1968年に起き、1975年からは法律で製造・輸入・使用が禁止されました。その対策として、政府はPCBを企業から回収して高熱処理をして無害化する計画を立てましたが、その工場の立地場所では住民の反対運動が起きて、PCB所有者は各自責任をもって保管するようにとの通達が出ました。ところが、長い年月の間に、保管倉庫から紛失したり、保管費用を払うのを嫌う企業が不法に投棄したり、そもそも保管義務がある企業が倒産・廃業したりして、現在ではどこにどれだけあるのかも誰も把握していません。
それがここに保管されているのを知って驚いたわけです。この倉庫も放棄されたような場所にあり、かなり傷んできております。すぐ下(しも)には谷が流れており、流出する恐れがあります。いつまで保管できるのか、誰が管理するのかわかっているのでしょうか。そんなことを考えながら林道を下りました。 -
駐車場所に近づくと、広い柿畑がありました。柿の実がなったまま収穫しないで放ってあります。柿はだいぶしぼんできていますがおびただしい数の実が付いたままです。それを狙ってか、多くの鳥たちが集まってきています。エナガ、ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、アオジなどの声が聞こえます。
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カラ類の鳥を呼ぶ声(密猟者に悪用されるので公開できません)を出すと、エナガの群れが近づいてきてくれ、すぐ2~3mの近くで取れた写真です。
エナガは日本一小さい鳥の1種で、尾が長い小鳥です。かわいいので、自然観察会では女性に大人気の鳥です。 -
今日は春のような暖かい日で、里山歩きは快適でした。ヒメオドリコソウも咲いていて、春近しという感じがしました。
歩行数は14,000歩以上になりました。
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