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お正月明けの有給休暇で、那覇市を起点に、2日にわたり、南部&久高島の聖域を回りました。<br />レンタカー、レンタサイクルなしのひとり旅。<br />健脚向け。<br /><br />1日目:新原ビーチ→百名ビーチ(浜川御嶽)<br />2日目:斎場御嶽→久高島<br /><br />図らずも女神アマミキヨゆかりの地ばかり。

車なしで行く!沖縄南部の聖地巡礼2泊3日(2)斎場御嶽と,徒歩で巡る久高島【前編】

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2018/01/05 - 2018/01/07

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tiquoi

tiquoiさん

お正月明けの有給休暇で、那覇市を起点に、2日にわたり、南部&久高島の聖域を回りました。
レンタカー、レンタサイクルなしのひとり旅。
健脚向け。

1日目:新原ビーチ→百名ビーチ(浜川御嶽)
2日目:斎場御嶽→久高島

図らずも女神アマミキヨゆかりの地ばかり。

旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス JALグループ 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 那覇の上泉バスターミナル8:25発の38番バスに乗車。<br />昨日と似たようなルートで,南部へ向かう。<br />約1時間で,世界遺産の「斎場御嶽」(せーふぁーうたき)に到着。<br />物産館でチケットを購入してから,観光地化された坂道を上がると,入り口に着く。<br />

    那覇の上泉バスターミナル8:25発の38番バスに乗車。
    昨日と似たようなルートで,南部へ向かう。
    約1時間で,世界遺産の「斎場御嶽」(せーふぁーうたき)に到着。
    物産館でチケットを購入してから,観光地化された坂道を上がると,入り口に着く。

    斎場御嶽 寺・神社・教会

  • ちょうど9:30からの定時ガイド(300円)に間に合ったので,参加。<br />地元のガイドさんが解説してくれながら,拝所を回る。<br /><br />(神の島である久高島に渡る前に聞いておいて勉強になった)

    ちょうど9:30からの定時ガイド(300円)に間に合ったので,参加。
    地元のガイドさんが解説してくれながら,拝所を回る。

    (神の島である久高島に渡る前に聞いておいて勉強になった)

  • 美しい森の中に,いくつもの拝所がある。<br />解説を聞いて,みんなで拝む。<br />ガイドさんも,いつも1時間くらい拝むそうだ。

    美しい森の中に,いくつもの拝所がある。
    解説を聞いて,みんなで拝む。
    ガイドさんも,いつも1時間くらい拝むそうだ。

  • よくガイドブックなどで見る巨岩。<br />巨岩は聖なるものと考えられているらしい。どおりで,昨日行った浜川御嶽も巨岩があった。

    よくガイドブックなどで見る巨岩。
    巨岩は聖なるものと考えられているらしい。どおりで,昨日行った浜川御嶽も巨岩があった。

  • 巨岩の下をくぐると,小さな広場があり,香炉が置かれていた。<br />ここからは,久高島を臨むことができる。<br />曇り空から日が差し込むと,たしかに太陽を信仰する気持ちが分かる。

    巨岩の下をくぐると,小さな広場があり,香炉が置かれていた。
    ここからは,久高島を臨むことができる。
    曇り空から日が差し込むと,たしかに太陽を信仰する気持ちが分かる。

  • ガイドツアーは巨岩を抜けた三庫理(さんぐーい)から戻ってきたところで解散。そのあとも,ややのんびりしていたら,10:50になってしまった。<br /><br />安座真港の高速フェリーは11:30発。歩いて20分くらいかかるから急がねば。

    ガイドツアーは巨岩を抜けた三庫理(さんぐーい)から戻ってきたところで解散。そのあとも,ややのんびりしていたら,10:50になってしまった。

    安座真港の高速フェリーは11:30発。歩いて20分くらいかかるから急がねば。

  • と思いつつ,道路から見える海を見たら,一筋の白い光が浮かび上がっていた。<br /><br />神々しい輝き。このときは日光か??と思ったが,帰り道でサンゴ礁であると気づく。

    と思いつつ,道路から見える海を見たら,一筋の白い光が浮かび上がっていた。

    神々しい輝き。このときは日光か??と思ったが,帰り道でサンゴ礁であると気づく。

  • ちなみに,斎場御嶽から安座真港に向かうこの道沿いに,ウローカーという身を清める場所がある。時間がなくて行けなかったが,この写真の奥。<br /><br />台風でがけ崩れのようになったらしく,斎場御嶽と分断されてしまった手水舎。

    ちなみに,斎場御嶽から安座真港に向かうこの道沿いに,ウローカーという身を清める場所がある。時間がなくて行けなかったが,この写真の奥。

    台風でがけ崩れのようになったらしく,斎場御嶽と分断されてしまった手水舎。

  • あざまサンサンビーチの前を通って,なんとか安座真港に無事到着。<br /><br />待合所で,久高島行きのフェリーのチケットを買う。意外とたくさんの人が船を待っていた。<br />11:30発は高速船なので15分で久高島に着く。

    あざまサンサンビーチの前を通って,なんとか安座真港に無事到着。

    待合所で,久高島行きのフェリーのチケットを買う。意外とたくさんの人が船を待っていた。
    11:30発は高速船なので15分で久高島に着く。

    安座真港フェリーターミナル 乗り物

  • 高速船なので波しぶきはすごいが,浮かぶように進んで,意外と揺れなかった。

    高速船なので波しぶきはすごいが,浮かぶように進んで,意外と揺れなかった。

  • 久高島の徳仁項に到着。<br />船を降りて左手に進むと,坂の下に,徳仁川拝所があるので,お参りをしておく。

    久高島の徳仁項に到着。
    船を降りて左手に進むと,坂の下に,徳仁川拝所があるので,お参りをしておく。

    久高島 自然・景勝地

  • まずは腹ごしらえ。<br />混む前に,と,一番最初に見つけたお店「さばに」で海ぶどう丼を食べた。<br />ぷちぷちして美味しい。ご飯は寿司飯だった。<br /><br />このお店はレンタサイクルもやっている。唯一電動機付きを貸していたはずが,×マークがついていたので,今は貸すのをやめたのだろうか。

    まずは腹ごしらえ。
    混む前に,と,一番最初に見つけたお店「さばに」で海ぶどう丼を食べた。
    ぷちぷちして美味しい。ご飯は寿司飯だった。

    このお店はレンタサイクルもやっている。唯一電動機付きを貸していたはずが,×マークがついていたので,今は貸すのをやめたのだろうか。

  • 1周8キロメートルの小さな島なので,歩いて回ることとした。<br />なにせ帰りのフェリーは(那覇に帰るバスの都合で)16:30発のに乗るので,4時間近くある。<br /><br />海岸を自由に歩いたりするには徒歩のほうが絶対によい。(この冒険心のために,あとで遭難しかけることになるが…)<br />フェリー乗り場でもらった地図を片手に散策を開始。

    1周8キロメートルの小さな島なので,歩いて回ることとした。
    なにせ帰りのフェリーは(那覇に帰るバスの都合で)16:30発のに乗るので,4時間近くある。

    海岸を自由に歩いたりするには徒歩のほうが絶対によい。(この冒険心のために,あとで遭難しかけることになるが…)
    フェリー乗り場でもらった地図を片手に散策を開始。

  • 島の南西側だけが集落になっている。石灰岩の石垣に,ネコがたくさん。

    島の南西側だけが集落になっている。石灰岩の石垣に,ネコがたくさん。

  • 祭祀場の久高殿。<br />集落は迷路状になっていて,地図に載っているポイントを見つけるのはなかなか難しかった。ガイドツアーで回っている人たちもいた。<br /><br />あとで気づいたが,Google Mapが久高殿や外間殿を探すのに役立つ。

    祭祀場の久高殿。
    集落は迷路状になっていて,地図に載っているポイントを見つけるのはなかなか難しかった。ガイドツアーで回っている人たちもいた。

    あとで気づいたが,Google Mapが久高殿や外間殿を探すのに役立つ。

  • 島には,意外と荒れた廃屋なんかもあったりして,高齢化が進んで住む人も減っているのかな…と思う。

    島には,意外と荒れた廃屋なんかもあったりして,高齢化が進んで住む人も減っているのかな…と思う。

  • 相変わらずの曇り空だが,にわかに晴れてきたので,まずは南側の海岸を攻めることとした。<br />一番南にあるのが,「ピザ浜」。<br />

    相変わらずの曇り空だが,にわかに晴れてきたので,まずは南側の海岸を攻めることとした。
    一番南にあるのが,「ピザ浜」。

  • 観光客はいたはずなのに,誰一人この浜辺にはいなかった。

    観光客はいたはずなのに,誰一人この浜辺にはいなかった。

  • 誰もいない海は心地よい風が吹いていた。<br /><br />自転車でないのをいいことに,少し南下して,別の出口から道路に戻った。

    誰もいない海は心地よい風が吹いていた。

    自転車でないのをいいことに,少し南下して,別の出口から道路に戻った。

  • 島の南側は農道で,畑が続いている。<br />沖縄の野菜を育てているようだ。

    島の南側は農道で,畑が続いている。
    沖縄の野菜を育てているようだ。

  • また海岸へと出られる穴を見つける。<br />「タチ浜」という名前らしい。看板は倒れてしまっているし,もらった地図には載っていない。

    また海岸へと出られる穴を見つける。
    「タチ浜」という名前らしい。看板は倒れてしまっているし,もらった地図には載っていない。

  • ここももちろん誰もいない。

    ここももちろん誰もいない。

  • 伊敷浜。<br />沖から,麦や粟などの7種の種子の入った黄金の壺が流れ着いた霊地として知られている。

    伊敷浜。
    沖から,麦や粟などの7種の種子の入った黄金の壺が流れ着いた霊地として知られている。

  • ここでようやく他の観光客に会う。子供たちが浜遊びをして,大きなヤドカリを見つけたと喜んでいる。<br /><br />実は私は先んじて,タチ浜の浜辺へと向かう森の通り道の真ん中で,ものすごく大きな貝が動き出してびっくりしていた。大柄の男性のコブシより大きいヤドカリ。

    ここでようやく他の観光客に会う。子供たちが浜遊びをして,大きなヤドカリを見つけたと喜んでいる。

    実は私は先んじて,タチ浜の浜辺へと向かう森の通り道の真ん中で,ものすごく大きな貝が動き出してびっくりしていた。大柄の男性のコブシより大きいヤドカリ。

  • このオレンジ色のは魚の網かな…と思って近づくと,植物だった。

    このオレンジ色のは魚の網かな…と思って近づくと,植物だった。

  • シマーシ浜は大きな岩があり,浅瀬でシュノーケリングをしている人がいた。

    シマーシ浜は大きな岩があり,浅瀬でシュノーケリングをしている人がいた。

  • ちょっとこれまでの浜とは違う雰囲気。<br />北に向かうにつれ,岩場になってくるのか?

    ちょっとこれまでの浜とは違う雰囲気。
    北に向かうにつれ,岩場になってくるのか?

  • 島の南側最後のビーチは「ウパーマ」。<br />斎場御嶽のガイドさんが,琉球語は1語で意味があると言っていたので(例えば,私なら「ワ」。),きっと左側の浜とかそんな意味なのではないかと勝手に推測する。<br />(本当は,大きな浜という意味らしい。久高島で一番広いビーチ)

    島の南側最後のビーチは「ウパーマ」。
    斎場御嶽のガイドさんが,琉球語は1語で意味があると言っていたので(例えば,私なら「ワ」。),きっと左側の浜とかそんな意味なのではないかと勝手に推測する。
    (本当は,大きな浜という意味らしい。久高島で一番広いビーチ)

  • 海へと抜ける道。拝む広場がある。<br />ここはもっとも長かった。森が深い証拠。(←ここを覚えておくこと)<br /><br />レンタサイクルの人たちは,ほんの少し入口付近で海を見たら,割とすぐいなくなってしまう。急いでいるのだろうか。それとも,同じような冬の海を見飽きたのだろうか。

    海へと抜ける道。拝む広場がある。
    ここはもっとも長かった。森が深い証拠。(←ここを覚えておくこと)

    レンタサイクルの人たちは,ほんの少し入口付近で海を見たら,割とすぐいなくなってしまう。急いでいるのだろうか。それとも,同じような冬の海を見飽きたのだろうか。

  • 相変わらず人のいない海。<br />せっかくなので,このまま浜辺を北上して,別の出口から出られないかな…と歩き出す。

    相変わらず人のいない海。
    せっかくなので,このまま浜辺を北上して,別の出口から出られないかな…と歩き出す。

  • まるで砂漠のように深く沈み,足がとられる。<br />歩きにくくて体力を消耗する。汗ばんできた。

    まるで砂漠のように深く沈み,足がとられる。
    歩きにくくて体力を消耗する。汗ばんできた。

  • 行けども行けども出口はなかった。おそらく1キロ近く歩いた。<br />ついには,岩だらけ,草だらけの場所に着く。<br />もう北端のカベール岬まで距離的には近いはずなのに,前に進むのは危険だと思った。<br />砂浜から崖へと景色が変わった。<br /><br />また砂漠のような道を戻らねばならないことになるとは!<br />森が厚く,通り道が作れなかったのだと思う。網などの人工物が落ちているから人の通り道と思ったが,ただの漂着物であったようだ。<br />14時だが,気持ち薄暗くなってきた気もして,遭難するまえに足早に元来た道を帰った。

    行けども行けども出口はなかった。おそらく1キロ近く歩いた。
    ついには,岩だらけ,草だらけの場所に着く。
    もう北端のカベール岬まで距離的には近いはずなのに,前に進むのは危険だと思った。
    砂浜から崖へと景色が変わった。

    また砂漠のような道を戻らねばならないことになるとは!
    森が厚く,通り道が作れなかったのだと思う。網などの人工物が落ちているから人の通り道と思ったが,ただの漂着物であったようだ。
    14時だが,気持ち薄暗くなってきた気もして,遭難するまえに足早に元来た道を帰った。

  • 出口には,地元のおばあさんたちが座っておしゃべりをしていた。<br />まったく現代の日本語とは異なる方言。<br /><br />ようやく誰もいなくて心細い異世界から戻れたようでいて,まだ異世界にいるようだった。<br />(つづく)

    出口には,地元のおばあさんたちが座っておしゃべりをしていた。
    まったく現代の日本語とは異なる方言。

    ようやく誰もいなくて心細い異世界から戻れたようでいて,まだ異世界にいるようだった。
    (つづく)

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