恋みくじ「別れそう」に思わず苦笑いの夫婦は今いずこ

2018/01/06 - 2018/01/06

新年になり好奇心がうごめき出しました。
さっそくおみくじの表現が斬新という「布忍(ぬのせ)神社」へ。
年のはじめにインパクトのある言葉といきたかったものの、我々の引いた「恋みくじ」は凡庸そのものでした。
しかし隣で記念撮影をしているご夫婦は上級コース、奥さんの手元には「別れそう」の4文字が。
神社のフリースタイル、恋みくじはイチハラヒロコさんが神社と共同で創り出したものです。

エリア 河南・太子(大阪)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 私鉄

ここは天王寺駅周辺。
近鉄阿倍野ハルカスにもつながるターミナル駅です。

布忍(ぬのせ)は近鉄南大阪線で天王寺駅から約15分。ここから初詣出に出掛けます。ちなみに、「天王寺駅」は別名「阿倍野橋駅」(近鉄線)と言います。
縁起良く、見上げた天井が朝日のよう。

大阪阿部野橋駅 駅

急行に乗ると布忍は通り過ぎてしまうので、普通車でのんびり行くことになります。
阿部野橋駅から布忍駅までは、途中駅で急行と準急にそれぞれ抜かれ「耐え忍ぶこと」約15分。
ドアが開いて待っている間の寒いこと。

大阪阿部野橋駅 駅

布忍(ぬのせ)駅とはなかなか難しい読み方をするものです。ここまで来ると車内はがらんと空いて来て、改札口へ向かう人々は地元民と2人連れの若い女性たち。初めて来た女性たちはだいたい駅前の地図を見上げて指をさしていました。

布忍駅 駅

ここは特別に何かあるわけでもない近鉄線の小さな駅でした。大和川を越えて少し風景が変わった南河内の駅に人々が降り立つのです。

改札口を出て見上げる地図。
駅から左上にある緑の部分が目指すところの布忍神社です。
布忍神社までは徒歩で約5分くらい。

近鉄線が通りすぎていきます。

川沿いの向こうに見える鎮守の森。今日の目的地です。

駅を出て、小さな川沿いに歩くこと5分くらいで布忍神社が見えて来ました。
今日は、おみくじの概念が変わる、価値観が変わるというので、極寒の中にも関わらず期待がどんどん高まります。

入り口は至って普通。
のぼりも普通、しかし神社の割には若者が多いという感じがします。

清澄な空気に包まれる神社。

先ずはご挨拶からです。
おみくじはその後の楽しみです。

寒いので火はあり難いです。

正面の小屋でおみくじが販売されています。
住宅地の神社ですが、中に足を踏み入れると結構な人々で賑わいを見せていました。恋みくじの威力はすごい。

強烈な言葉を期待していたのです。
が、「好きなら好きと言えよ」とは至って普通でした。
この神社では普通のおみくじと恋みくじの2種類が用意されています。大多数の方はもちろん「恋」を選択していました。

もう1枚はこれでした。恋みくじは1枚200円。
イチハラヒロコさんは言葉や文字を中心としたデザインを手がけるアーチストです。大吉や中吉よりも確かに一言だけでインパクトがあります。

一喜一憂を楽しむ人々。

寒いので焚き火に自然と体が吸い寄せられました。

おっちゃんも焚き火に寄り添い揺れていました。

神社を後にして住宅地を歩いて駅に戻りました。
古い街並みが続いていました。

最後に布忍の街並みを。

得がたい体験を終えて、天王寺に戻ると綺麗な夕焼けが空一面を覆っていました。

天王寺駅 駅

交差点を渡り居酒屋探し。
天王寺はここから先に濃いお店が多いんです。

今晩は天王寺駅近くにある居酒屋の「森田屋」へ。
昼間からおっちゃん達が飲んでいて、いつも満席のお店です。少し待つこと10分で席に着くことができました。

京都の酒「初日の出」のあらばしりを頂きました。
もう一杯だけ飲んで帰ろう。

早いうちから飲んで家路につきました。
今日の旅はこの先の我が人生に多少なりとも方向性を与えるものなのか？と考えつつ。
先ずは、自分のことは棚に上げて一年過ごしたいと思います。