変わってしまう前に！カリブ海に浮かぶ古き良き街並みが残る反米社会主義国家とラテン文化の薫る高原都市を巡る旅：キューバ・メキシコ旅行【プロローグ】（2017年GW カリブへの誘いとキューバへの道（ツーリストカード取得））

2017/03/15 - 2017/03/15

2017年のGWは曜日の並びで5連休。去年の6連休には及ばないものの、遠出にはもってこいということで、カリブの大国キューバに狙いを定め予定を練りました。キューバはとても安全な国で旅行しやすいといったことや、半年前、カストロ前国家評議会議長が亡くなったことでどのような変化があるかという興味と、昨今の政治情勢の変化により、変わってしまう前に行きたかったということもあり、即決でした。
ただ、1カ国だけでは物足りないと思い往復行程を調べると、ちょうどANAがメキシコ線を2月に開設し、キューバへの往復にも便利なことから、これを使い帰りがけにそのメキシコにも寄ってみようと思いました。ちょっと欲張りな計画でしたが、GW前後半日ずつ休暇を取って7日の日程で回ってきました。キューバの首都ハバナは、古き良きスペインコロニアルの街並みや、色とりどりのクラシックカーが現役で走り回る、予想以上に平和で楽しいところであり、おまけで訪れたメキシコもコロニアル建築と現代建築が融合した美しい街並みのメキシコシティや、世界第3位のピラミッドのあるテオティワカン遺跡など過密なスケジュールながら、ひと通り見ることができました。

日程は以下の通りです。

1日目（5/2）成田発 ⇒ メキシコシティ ⇒ ハバナ
2日目（5/3）ハバナ市内観光
3日目（5/4）ハバナ市内観光
4日目（5/5）ハバナ ⇒ メキシコシティ ⇒ テオティワカン遺跡・メキシコシティ市内観光
5日目（5/6）メキシコシティ市内観光 ⇒ 空港
6日目（5/7）メキシコシティ ⇒ 成田
7日目（5/8）成田到着日

今回はプロローグです。

エリア 三田・田町・芝浦(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

行きたいと思っていたキューバ旅行を遂に実行に移すため、まずは我がバイブル地球の歩き方でお勉強です。今や珍しい部類のガチガチの社会主義国キューバなので、以前訪れたロシアよりも面倒かなと思い、読んでいくと果たして「ツーリストカード」なるものが必要で、更に海外旅行保険の加入とその訳文が必要とのこと。後者は、いつも入っている保険に依頼し、訳文を送ってもらうことになったのでいいとして、前者は取得しなければなりません。ツーリストカードはキューバ到着時でも申請できるとか、エアカナダの機内で配布されるとか謎な噂がありますが、今回は正攻法で事前に申請します。代行申請という手もあるのですが、物は試し、ロシアの時と同様、自分でやってみようと思います。

ツーリストカードを申請するにあたり、往復便の航空券と宿泊の予約確認書が必要です。つまり、事前に予約しておく必要があるのです。航空券は行程を決めたとき取ったので問題なかったのですが、宿泊先の方は反米国家であるためか、大手予約サイトがほとんど使えず、いつも利用していて比較的ローカルな地区もカバーしているBooking.comでさえ空白地帯となっており、さんざ探してDestiniaというあまり聞きなれない予約サイトから何とか安いホテルを取ることができました。
ということで、申請書、写真、パスポートと上記書類を持って、3月半ばに行きました。最寄り駅は大江戸線の赤羽橋駅ですが、私は三田線の芝公園から歩いて行きました。ここからでも10分程度で行けます。

公園の縁を歩いて少し行ったところです。
申請は平日のみで時間は9:30～12:30ということで早めに行っておく必要があります。（午後もやっているようです。14:30くらいまで？）

東京タワーを見ながら歩きます。

大通りから1本入った静かなところにありました。
と、こちらは大使館なので申請業務は行っていません。もう少し先の大使館領事部になります。お間違えの無いよう。

着きました。犬猫病院も同居するビルの片隅にあります。

最近、航空券と宿泊予約証明書も必要となったらしく、このようなお触書が。
中に入ると12畳ほどの待合と記載台があり、正面に受付窓口がありました。

申請書はHPからでも書けるようですが、私は記載例を持参しその場で書き、持参書類と一緒に提出しました。
申請料は2,100円なのですが、ぴったりないと「近くのお店で崩してきて～」ということになります。私の前の人はそうでした。

こちらが各種料金表です。

待合もこんな感じです。私が待っている間も2～3人しか来なくてロシア大使館とはだいぶ様相が違います。

係りの人も日本人なので言葉で困ることはありません。
ふと見るとゲバラの写真が。このあたりが唯一キューバっぽい感じでした。

10分も待たずに「ツーリストカード」が発行されて手続き終了です。
ロシアの時のように申請から受取まで日数を要せずその場でもらえます。何だか拍子抜けでした。

で、こちらがツーリストカードです。
往復用で名前、生年月日、旅券番号、国籍が同じように書かれています。
準備は整いました、2か月後が待ち遠しいです。