冬晴れの大都会の夕景・夜景、そして久々のイルミネーションがまばゆい

2017/12/18 - 2017/12/18

　7年ぶりにリタイア直前の職場の仕事仲間との忘年会で上京し、そのついでの撮影小旅行である。
空気が乾燥した冬晴れの好天。絶好の都市夜景撮影の好条件なので、大都会の高層ビル群の灯りと富士山のコラボ撮影のため、文京区役所が入居するシビックセンター展望室へ。水道橋駅からシビックセンターに向かう途中、東京ドームシティを通過。ここでは、恒例のイルミネーションがクリスマスシーズンの華やいだ雰囲気を盛り上げている。最近イルミネーションには興味が失せていたが、無料だというので、せっかくなので久しぶりのイルミ撮影も楽しんできた。

エリア 水道橋(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル

文京区役所も入居している文京シビックセンター。ここの２５階では南側以外の方角の大都会東京の町並みが展望できる。南西側に新宿の高層ビル群と富士山が並んでいるのが見えるはずだ。到着したのは、日の入り３０分前の午後４時。日の入り時刻が迫ってくると、ここからの日の入りと夜景を眺めようと大勢の人が集まって来た。

文京シビックセンター 名所・史跡

日の入り１５分前、太陽が千駄ヶ谷のドコモタワーの真上に差し掛かってきた。さながら巨大な蝋燭のようだ。日の入りは、目の前のビルに邪魔されて見えない。

目の前のビルと新宿高層ビル群の間に富士山がある。日が高いときは靄で姿を隠していた富士山が日の入り直後にうっすらと姿を見せた。

北西方向眼下に春日通りの車のライトが流れ、その先にサンシャインビルなど池袋の高層ビル群が聳えている。

日が落ちて朱色の残照の空に、新宿の高層ビルにも明かりが灯り出した。富士山に一番近いのが東京都庁だろう。

ドコモタワーのトップもカラフルにライトアップされている。

ワイドで北西から南西方向を一望。マジックアワーの空の色のグラデーションが美しい。

春日通りの車のライトの流れと池袋の高層ビル群。
ここの展望室は、他のビルの展望台と同様三脚使用禁止になっているので、車のライトをスローシャッターで流すことはできない。室内の照明は暗めに設定され、窓ガラスは斜めにはめ込まれて天井の照明が映り込まないようになっているので夜景撮影には十分配慮されている。しかも無料というのが良い。

ドコモタワーのライトアップ。望遠ズームを持ってきていないので、これが精いっぱい。今年の３月からライトアップが始まったそうだ。

池袋方面の夜景をアップで。

東にはおなじみのスカツリーが聳えている。１２月はライトアップも特別バージョンである。今年はシャンパンツリーとキャンドルツリーという２種類のライトアップが一日おきに点灯される。この日のライトアップはシャンパンツリー。

忘年会開始時間まで残り１時間半。移動時間を考慮すると撮影タイムは１時間だ。シビックセンターの夜景撮影を終えて、ドームシティのイルミを手持ちでざっと撮り歩くことにしよう。
ＨＰによると今年のイルミのコンセプトは「ときめくスイーツ ―光り輝くあま～い贈り物―」とある。まずは、ラクーアエリアから。これは全長１４０ｍのミルキーウェイと題された光のトンネル。

東京ドームシティ テーマパーク

「光輝くお菓子の家」

２階のペデストリアンデッキのクリスマスの飾りを手前に入れて、もう一枚。

鷹さ１０ｍを超す大きなヒマラヤ杉を使ったクリスマスツリー

「光り輝くお菓子の家」を正面からパチリ。

家の中には都内有名ケーキ屋のパテシエの手によるケーキが陳列されている。ＨＰによると、左から
アディクト・オ・シュクル（都立大前）/ 石井 英美シェフ
アン・ヴデット（清澄白河）/ 森 大祐シェフ
パティスリー オクトーブル（三軒茶屋）/ 神田 智興シェフ
とある。

「キャンディドロップ」と名付けられたボール型のイルミが水面に浮かんでいる。

「ギャラクシードーム」　直径１２ｍ、高さ１０ｍのドーム型イルミ。次々と色が変わり、見ていて飽きないが、そんな時間はない。

ドームの真下から次から次へと変わる光を連写。

キャンディドロップ、ギャラクシードーム、メリーゴーラウンド

「ジュエリーツリー」
エスカレータの上からパチリ。

２階から水に浮かぶ「キャンディドロップ」とギャラクシードーム

キャンディドロップとお菓子の家

ラクーナエリアとアトラクションエリアの境界付近にて。

なぜかウルトラマンの巨大なフィギュアも飾られている。

アトラクションエリア方面。生垣もびっしりＬＥＤ電球で電飾されている。

「マカロントンネル」　ここも次から次へと光の色が変わる。

「マカロントンネル」　

「マカロントンネル」　

東京ドームもライトアップされている。

右下に写っている電飾された階段を下って、クリスタルアベニューへ。

振り返って階段をパチリ。

クリスタルアベニューのイルミは「輝きのキャンディガーデン」。カラフルな大小の球形イルミが水面に映り込み、天井はピンクの光が延々と続いている。

キャンディガーデン

キャンディガーデン。水道橋駅に向かいながら、ときどきパチリ。

キャンディガーデン

キャンディガーデン

キャンディガーデン

キャンディガーデン

キャンディガーデン
イルミはおまけの撮影のつもりだったが、こちらの方が枚数が多くなってしまった。
撮影タイム終了。本日の上京の主目的の忘年会の時間が迫って来た。会場の品川に向かおう。

この旅行記へのコメント （3）

• こあひるさん 2017/12/25 13:49:00

  さすが師匠！

  師匠、こんにちは！
  
  さすが師匠・・・珍しくイルミネーションを撮られましたが、何を撮っても、上手い人は上手いですね～～。
  
  ラクーアには昨年行きましたが、色々なイルミがあって、なかなか撮り甲斐がありますよね。
  
  師匠は、イルミを撮られる時、どんな設定で撮られているのですか？自然な感じを活かして、明るすぎず暗すぎずキレイに撮れていてスゴイな～と・・・。
  
  こあひる

  玄白さん からの返信 2017/12/25 22:42:52

  RE: さすが師匠！

  こあひるさん、こんばんは！
  
  イルミ撮影は相模湖イルミリオン以来３年ぶりでした。
  イルミ撮影の大ベテランのこあひるさんからお褒めの言葉を頂けるとは光栄です。(^ ^)
  
  玄白のイルミ撮影のときのカメラ設定は、こんな具合です。できれば三脚を使いますが、今回は人出が多い都会のイルミだったので手持ち撮影でした。そのため、ＩＳＯ感度は3200、絞りはf5.6と開き気味にしています。かなりの高感度なので、大きい画面で見ると結構、画質が荒れています。(^ ^);
  イルミは明るさの差が大きいのでカメラ任せのオートだけでなく、ブラケッティングで露出補正を+1.5〜-1.0で段階的に変えて４，５枚撮影して一番バランスがよいコマを選んでいます。
  ＷＢは昼光にしていますが、イルミのＬＥＤの光は単色光に近いのでオートでも構いません。ピクチャーコントロール（オリンパスは仕上がりモードって言うんでしたっけ？）はニュートラル（オリンパスはNATURAL？）に設定します。風景モードやVIVIDはコントラストが強すぎます。後は、必要に応じてレタッチソフトで彩度を少しだけ調整しています。（これは麻薬のようなものでやり過ぎると毒々しい色調になってしまうので、ほどほどに。４ＴＲＡＶＥＬにアップされる写真でも極端に彩度を上げた写真を見かけますが、一見きれいに見えますが、不自然な感じで玄白はあまり好きではありません）
  何か参考になれば幸いです。
  
  玄白

  こあひるさん からの返信 2017/12/25 23:02:41

  RE: RE: さすが師匠！

  師匠、こんばんは。
  
  ご丁寧なアドバイスありがとうございました！
  
  師匠の風景写真は、自然な色を活かしていて、ほんとうに美しいと思います。
  
  ４トラだと、そんなに手間をかける人はあまりいないようですが（写真枚数が多いですから）、ブラケット撮影をしておいて（かな？）、現像ソフトで合成して、夜景なんかでも、実際にはこうじゃないだろ〜っていうほど、不自然に明るく艶々で美しく現像している（ＲＡＷから起こすのをそう言うって、最近知りました）写真を多く見るので、師匠のお写真は、ほんとの腕が出ているんだと思います〜。
  
  ＰＥＮは、一眼レフに比べると、ＩＳＯ感度を上げるとほんとに粗くなっちゃって・・・その点は悩ましいところです。露出補正の幅をずいぶんもたせて撮っていらっしゃるのですね〜。
  
  色々いつも教えて頂いてありがとうございます。惜しげなく教えて下さって嬉しいです。
  
  今年もわたしのダラダラ旅行記をたくさん見て下さってありがとうございました。
  
  来年も、ステキな自然の風景（特に早朝とか星空とか・・・わたしにはなかなか見れないもの）をたくさん見せてくださいね！
  
  よいお年をお迎えください。
  
  こあひる