天浜線乗り歩きの記

2016/12/03 - 2016/12/03

「ＪＲ東海＆16私鉄　乗り鉄たびきっぷ」を使って、まだ乗っていなかった第３セクター鉄道の天竜浜名湖鉄道を乗り歩いてきました。

エリア 浜名湖(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは天竜浜名湖鉄道の起点、掛川駅からスタート。

これまでにも天浜線自体は何度か乗ったことはありますが、途中の西鹿島から西側の区間は乗ったことがなかったので、全線乗り通しは初めてになります。

掛川駅 駅

約50分で天竜二俣到着。

この列車は天竜二俣止まりで、次の西鹿島行きが到着するまでには少々時間があるので、この時間を利用して駅前を散策してみることにしました。

天竜二俣駅 駅

駅構内にはミニＳＬもどきの姿もありました。

きかんしゃトーマスの真似…にしてはちょっと顔つきが凶暴なのがアレですが。

天竜二俣駅 駅

天竜二俣駅の改札の外に出る。
こちらには天竜浜名湖鉄道の本社が同居しています。

駅舎にはホームラン軒というラーメン屋が入居していますが、営業開始直後という時間帯にもかかわらず店内は満員、順番待ちで駅の待合室にたむろしている客もいたのにはびっくりしました。かなりの人気店のようです。

天竜二俣駅 駅

駅脇のたばこ屋。

自販機だらけなのはちょっと残念な感じですが、こちらもなかなかにノスタルジックな雰囲気です。

天竜二俣駅と道路を挟んだ反対側にはその名も「機関車公園」小さな公園があり、ここに蒸気機関車のＣ58が保存されていますが…こちらの保存状態はかなり悪いです。

天竜二俣の駅に戻る。

駅構内の西の外れには「初代ブルートレイン」20系Ｂ寝台車とディーゼルカーが保存されています。

天竜二俣駅 駅

こちらのディーゼルカーは、登場から引退まで国鉄二俣線（当時）一筋に走り続けた車両だそうです。

天竜二俣駅 駅

この２両を日の当たる南側から見ると、塗装の剥がれが目立って痛々しい姿をさらしています。

ボランティア団体が定期的にこの２両の修繕に当たっているらしいのですが、人手や資金の不足で思うように活動が進んでいないとか。

天竜二俣駅 駅

天竜二俣からは新所原行きで西を目指します。

やってきたのはイベント用車としても使われる内装の豪華なディーゼルカーでしたが、意外にも通路までぎっしり満員。私も通路に立って列車に揺られます。

大勢のお客様はフルーツパークで降りていき、車内は一気にがら空きになって、さらに西へ。
金指で列車交換の間に外へ出てみます。

この当時はヒットに関しては懐疑的な見方が多かった大河ドラマ「おんな城主直虎」ですが、地元は盛り上がっていました。
まあ、浜松は地元が絡むものに関しては周囲の迷惑も顧みずにごり押しをしまくる地域性がありますから（出世大名なんちゃらとか）、盛り上がるのは当然なんでしょうけど。

金指駅 駅

西気賀のあたりから、車窓には奥浜名湖が広がります。

場所によっては、線路の脇がすぐ湖だったりします。

浜名湖佐久米駅 駅

車窓に広がる冬晴れの奥浜名湖。ほっとする眺めです。

三ヶ日で列車交換待ちの間に、改めて乗ってきたディーゼルカーを観察。

他の同型のディーゼルカーと同じとは思えないくらいに大胆な色遣いが目立ちます。

三ヶ日駅 駅

終点の新所原に到着して乗り歩き終了。

新所原駅 駅

改札を抜けて駅の外に出てみる。

新所原は湖西市の一番西側に当たる駅で、構内の西側100ｍのところはもう愛知県。
天浜線の小さな駅舎と、最近建て替えられたばかりで真新しいＪＲ東海の駅舎が好対照でした。

新所原駅 駅