2015/03/20 - 2015/03/27
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AltoRegiusTTさん
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高校の卒業旅行として友人とドイツ・フランスに行きました。
ヨーロッパに行きたいという友人の希望からすでに私が行った国を消去して、日の合うツアーを探すとドイツ・フランスツアーでした。予約が出発の2週間ほど前だったのでツアーがほとんど残っておらず、幸か不幸か成田発着となりました。
私もそろそろ海外旅行に慣れていた頃なのでフリータイムが多いツアーを選びました。
成田発着ということもあって参加者は全て関東の人。アウェイ戦です。
飛行機を降り立ったのはドイツのミュンヘン。日本にも「ミュンヘン」というソーセージが売りの居酒屋があることからも分かるようにソーセージの街です。
市庁舎やなんとか広場もそこそこに夜はツアー客でソーセージを囲みました。
学生専用ツアーを選んだので参加者は全員学生でした。だいたいツアーとは4人1テーブルです。私は同級生と2人で行きましたので知らない2人と相席です。
私は若い学生なんて話すこともないし苦手だなぁと思っていると服装学校に通う女性2人組に声をかけてもらいました。ちなみに私たち2人とその服装学校2人組以外の20名ほどは全員大学生でした。
その2人組の話を聞いていると、大学を卒業して一度社会人になったものの、デザイナーになる夢を捨てられずに学校に通っているようで、今回の旅行の目的も観光よりかは製作のアイデア・素材探しがメインだそうです。
なんともおもしろい。非常におもしろい。すぐに仲良くなりました。
私は自他ともに認める多趣味人間で物置には生地が転がっていて、刺繍糸も全色コンプリートしているくらいには裁縫が好きなので話も合いました。
ツアーのディナーでは食べ足りなかったのでバスの運転手にお願いしてツアーとは別に美味しい店に連れて行ってもらいました。ビールもソーセージも酢漬けキャベツも美味しいぜドイツ。
2日目はロマンチック街道を南下してローデンブルグに向かいました。
ヨーロッパのホテルの朝食はイケてないチーズと乾いたパンのビュッフェであまりテンションが上がらないどころか人種で席を分けられるのが不快です。だから散歩がてら適当なバーに入ってサンドイッチとコーヒーとビールで腹ごしらえ。
ノイシュバンシュタイン城やヴィースの教会を観光した後はロールキャベツが昼ごはんです。
ローデンブルグに着くと自由時間。友人と城壁の中を小道1本漏らさず隅々まで歩きつくしました。
散策の後は服装学校の2人組とともに小さい料理屋で蒸し肉とドイツワインを楽しみました。友人も誘いましたが「ドイツの空気を吸いに行く」と言ってどこかに行ってしまってついてきませんでした。
蒸し肉は特段美味しいとも思いませんでしたが、アイスワインがヤバい。テロンテロンに甘い。1人1本ずつハーフボトルを頼んで3種のアイスワインを楽しみました。
ワインで気分良く話していると隣のドイツ人たちに「君たち日本人か?2軒目行こうぜ」と誘われました。ドイツのローデンブルグでドイツ人と寿司を食べる。ビールはアサヒ。言葉なんて適当だけどなんとなく話は通じます。
3日目は朝からローデンブルグ散策でした。夜の散策とは違ってまた楽しいです。日本人が営む店「コトブキ」を発見。私はやっぱり日本が好きな日本人なので店に入りました。店主と仲良くなって朝から納豆とチーズを焼いたものを作ってもらってワインをフルボトルで出してもらいました。朝から食って飲んでる。
学生ツアーということで、バスの中では前日の自由行動の内容を発表しなければなりません。わけわからん。
大学生集団は合コン気分で部屋で自己紹介などよろしくやっていたようです。私は「3人で飲み歩きしていた」と発表すると添乗員が気に入ったらしく、この日から自由行動添乗員も加わって4人でフラフラするようになりました。
この日はストラスブールに宿泊です。と言ってもそんなに上等なツアーじゃないのでいわゆる代替地です。
周りは閑静な住宅街。友人と片道1時間ほど歩いてようやく発見した店がガソリンスタンド。そこでおやつを買って帰ろうと思うと何やら見たことのある自販機が。
コンドームの自販機は世界共通のようです。私たちは所詮男子高校生でしかないのでもちろん購入して開封すると「デカい」。ガソリンスタンドまでの道沿いにポツポツ女性が立っていました。友人はコンドーム片手に女性と闇に消えてしまいました。
せっかくのフランスで1人はさみしいので服装学校2人組に連絡すると「おいでよ」と誘ってくれました。
その日のばんごはんはタルトフランベという薄いピザでした。若干臭いチーズピザにフローズンアップルワインがよく合います。
4日目はまずランスへ。シャンパンで有名な街です。そこに向かうまでの道中のサービスエリアではシャンパンがグラスでお手頃価格で楽しめます。日本で聞いたことこないような銘柄が20種ほど用意されています。こりゃ楽しい。
ランスでは日本では未成年の私でさえ聞いたことのある有名なシャンパンが試飲できます。試飲なので安い。テタンジェ、ヴーヴ、ドンペリなどなど。幸せのひとことにつきます。
それから数ヶ月後、私の(元)恋人はランスに住むようになるとはまだこの時は知りません。
ランスを後にしてパリに向かいます。やっぱりパリの渋滞はひどい。バスが進みません。バスの窓から凱旋門などを見たら解散。
とりあえずお腹が空いていたので2人組+添乗員の4人でホテルから一番近かったお店に行きました。
「サムライ」という中国人が営む日本食店です。インチキ和食の中では結構日本っぽくてあまり面白くない。でもこの4人、気があうのでこの店の名前から「チームサムライ」と添乗員が名付けました。
店を変えてチームサムライの決起集会。
翌日はパリで自由行動でした。同級生の友人はディズニー好きということでディズニーランドに行ってしまいました。
この旅行で友人とあまり行動を共にしていませんが決して仲が悪いわけではありません。大学に入った今でも続く9年来の親友です。
そんなことはさておき、私は午前中は1人で文房具屋や電気部品店、雑貨屋、自転車屋なんかを回っていました。趣味全開です。日本にはないものばかりで楽しい。
午後はチームサムライで集まりました。まずは服装学校2人組がボタン探し。服を留めるあのボタンです。パリにはボタン屋というものがあって、最新のおしゃれなボタンからマリーアントワネットの時代の希少なボタンまでかなりたくさん揃っています。
私もスーツのボタンがダサいのが悩みだったのでここでボタンを買いました。
夜は船に乗ってクルーズです。添乗員が調べてくれたガレットの名店に行きました。
La Crêperie de Josselin です。
ガレットが美味しいのはもちろんですが、フランス人の酔ったおっちゃんが何やらフランス語で話しかけてきます。誰もフランス語はわかりませんが不思議と言っていることは理解できます。
おっちゃんが2軒目に連れて行ってくれました。やっぱり酢漬けキャベツはうまい。まずいという人が多いけどうまいぞ。
翌日は日本に向けてアブダビ経由で帰国です。
おおよそツアーで行くと悪い席なので飛行機では席に座らず機内後方のドリンクカウンターにいます。
ドリンクカウンターでちびちび飲んでいるとアラブ人に話しかけられました。そのアラブ人はファーストクラスに乗っているものの居心地が悪いのでエコノミーに来たそうです。
そのアラブ人は父親が油田を所有する石油会社に社長で、石油には未来がないからと日本で原発の勉強をする片道切符です。なんかすごい人に会ってしまいました。
話すこと話すことすべて格が違って理解できません。
日本に近づいて来たので席に戻りましたが、隣のタンクトップの黒人が腕に入れ墨があるので心が落ち着きません。
そうしてビビっているとブラジル人の方から「税関申告書類の書き方を教えてほしい」と声をかけられました。話すといい人でした。
ブラジルでは給料が安いから恋人を残してスズキに出稼ぎに行くそうです。もしかしたら私が買ったアルトをこのブラジル人が製造したかもしれません。
旅行はたくさんの出会いがあるから楽しいです。チームサムライは旅行から3年ほど経った今でもたまに会います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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