9月シドニーマラソンとニュージーランド１２日間（３）【ニュージーランド南島編（マウントクック・テカポ湖）】

2016/09/23 - 2016/09/24

この旅行記は【ニュージーランド南島編②】です。
定期観光バスでクイーンズタウンを出発しマウントクック経由でテカポ湖へ行きました。
実は計画を立てる際にマウントクックとテカポ湖、どちらに宿泊するか迷い、満天の星空に期待してテカポ湖に決めました。
マウントクックでは短時間でしたが山々の雄大さに感動し、テカポ湖では無数に輝く星空に宇宙の壮大さを感じました。
大自然って本当に素晴らしい！

その後、定期路線バスでテカポ湖からクライストチャーチへ移動、ニュージーランド航空でクライストチャーチから北島オークランドへ移動しました。

◎旅行全体の概要◎
主人の母、私の母、主人、私の４人旅行。
母達とは何度か一緒に海外旅行をしています。
その母達が昨年のシドニーマラソン旅行を気に入ってくれたので、今年もシドニーマラソンに行くことになりました。
今回はせっかくなのでお隣の国ニュージーランドにも初めて訪れ、春の大自然をたくさん感じてきました。

【シドニー編】
　9/16（金）成田発～
　9/17（土）～シドニー着
　9/18（日）シドニーマラソン
　9/19（月）シドニー
　9/20（火）シドニー

【ニュージーランド南島編①】
　9/21（水）シドニー発～クィーンズタウン着
　9/22（木）ミルフォードサウンド

【ニュージーランド南島編②】←ココ！
　9/23（金）クィーンズタウン発～マウントクック経由～テカポ着
　9/24（土）テカポ発～クライストチャーチ経由～オークランド着

【ニュージーランド北島編】
　9/25（日）オークランド
　9/26（月）オークランド発～シドニー着
　9/27（火）シドニー発～成田着

エリア テカポ(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 航空会社: ニュージーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

9/23（金）
今日は世界遺産アオラキ／マウントクック国立公園経由でテカポ湖に行きます。
日本で、定期観光バス「クイーンズタウン発　マウントクック経由　テカポ行き ～日本語ガイド付き～（所要７時間１５分）」（１人１５５NZドル）を予約済です。

朝食は部屋で食べ、AM７：４５ホテルロビーに大型バスが来ました。

バスはクィーンズタウンを出ると山道を登って行き、いくつかのワイナリーが見えました。
写真はＫＩＮＲＯＳＳワイナリーです。

今回の旅で好きになったセントラルオタゴ地方のピノ・ノワール。
今度来たらゆっくりワイナリー巡りをしたいな！

バスにはトイレがありませんのでトイレ休憩が数回あります。

クロムウェルでフルーツショップに立ち寄りました。
フルーツやハチミツを売っていました。
休憩場所ではバスがたくさん停まっているので、間違えないように写真をパチリ！

次の休憩地オマラマでは、カフェ＆ギフトというお店で、飛べない鳥キーウィと子羊の小さなぬいぐるみがあり、お腹を押すと鳴くのがかわいいのでお土産に買いました。

休憩時間は２０分くらいでした。
点呼を取って出発。

写真の湖の色はちょっと薄いですが、プカキ湖です。
氷河から溶け出した水によりミルキーブルーになって、とても美しかったです。

バスはマウントクックビレッジに向かって写真左の一本道を進んでいきます。
一本道の先に薄っすら見えるのがマウントクックです。
ここで写真撮影のため短時間の休憩がありました。

マウントクックビレッジ内にある山岳リゾートホテル「ザ・ハーミテージ」が見えてきました。
ＡＭ１２：３０頃このホテルに到着。
これから約１時間１５分の昼食・観光を兼ねた休憩があります。

１階のホテルフロントです。
次回はゆっくり宿泊したいので、全体的に下見しました。

１階の正面玄関を入ったロビーです。
右手に土産店、ミュージアム、プラネタリウム、シアターなど、左手にフロント、レストランなどです。

プラネタリウムが好きなので、時間があれば行きたかったです。
今夜のテカポ湖で満天の星空が見れるようにお祈りしました。

マウントクックが一望できるホテルの「アルパインレストラン」。
ここでビュッフェを食べるバスのプラン（１人２０７ＮＺドル）もありましたが、食事時間が短くて慌ただしくなるので、私達は食事なしのプランにしていました。

外はいい天気。空気が澄んでいます。
昼食は２階のカフェテラスの屋外テーブルに座りました。
マウントクックと周辺の山々を見ながらの食事、美味しかったです。

キレイな色のケーキ。
ココナッツの触感が良く、甘すぎなくて美味しかったです。

マウントクックの山頂がはっきり見えます。

マウントクックの山頂を拡大すると、積雪の厚みが凄いです！

もしハーミテージホテルに宿泊していたらこのプレミアムウィングでマウントクックビュールームを選んでいました。
カフェテラスと同じ向きに建っているので、部屋の窓からは真正面にマウントクックが見えるでしょう。
次回宿泊する時のいい下見になりました。

ＰＭ２：００少し前に、バスはエレベーターを上がった裏手の駐車場から出発しました。

バスがマウントクックからプカキ湖に戻って来ると、ミルキーブルーの湖面に空と雲と山が写ってキレイでした。

ＰＭ３：００少し過ぎ。
バスがテカポ湖に到着しました。
今夜宿泊するホテルはバス停から通りを渡ってすぐです。

ホテル：ペッパーズ　ブルーウォーター　リゾートホテル（２ベッドルームスイート　レイクビュー）１泊（シングル４台）

フロントの建物以外に、２階建の建物が数棟あります。
写真はテカポ湖に面した建物です。

ホテルの写真でよく見ていたこの建物は、１階がフロントとレストランになっていて、テラスの前に小さな池がありました。

私達の部屋はテカポ湖に面した１・２階のメゾネットタイプです。

２階は写真のように広いリビングダイニングとバルコニーがあります。
１階の写真は撮りませんでしたが、玄関、２つのベッドルーム、バスルームがあり機能的です。
ただし階段なので高齢の母達にはちょっときつかったかもしれません。

ダイニングテーブル、窓辺のソファ、リビングの大きなソファやテレビ、バルコニー。
4人でゆったりくつろげました。

本格的なキッチン。
なんでも揃っていて食器類もキレイです。
ドアの左奥に見えるのが１階に続く階段です。

ここなら長期滞在バッチリです。

下から見上げると２階部分しか見えませんが、左端のバルコニーがある一画が私達の部屋です。
玄関からすぐの石段はテカポ湖への近道で便利でした。

部屋からの眺めは予想以上に素晴らしく、全員一致でこのホテルを気に入りました。

まず、アース　アンド　スカイ社に行き、「南半球最南のマウントジョン天文台での星空ツアー（日本語）」を申し込みました。

実は日本からネットでも申し込めたのですが予約して当日が雨だったら悲しいので、現地で申し込むことにしていたのです。
今夜は確実に晴れそうです。

早い時間は既に満員で、ＰＭ１１：００からのツアーになりました。
ＰＭ１０：４０にホテルロビー集合です。　

青空と遠くの高い山々とテカポ湖。
手前の橋を渡って写真中央、善き羊飼いの教会に行きました。

善き羊飼いの教会です。
ここは私の母がずっと行きたかった教会で、とても感激していました。
教会はＡＭ１０：００～ＰＭ４：００までしか開いていないことを知らなかったので、母達はギリギリセーフで中に入れましたが、私達夫婦は少し遅れてしまい入れませんでした。

教会の窓の中に見える十字架。
教会の中から見ると、十字架の後ろにテカポ湖。
まるで絵葉書のようだと聞いていたので見れずに残念でした。

夕食は、有名なレストラン「湖畔」でサーモン丼と思っていたのですが、開店がＰＭ６：００でまだ時間があることと、私以外はサーモンに関心がなかったことで却下になりました…残念。

レストラン「湖畔」に隣接するショップにはマヌカハニーがたくさんありました。
マヌカハニーはＵＭＦの値によって効き目もお値段も大きく違います。

左下の白黒赤の容器が有名なコンビタ社のマヌカハニー。
ＵＭＦの値が小さくても値段が高いです。
お店の方は、コンビタ社は有名だけど、正直に言ってＵＭＦの値が同じなら、どのメーカーでも変わらないと言っていました。

夕食はホテルのレストランで食べました。
私は生のサーモンが食べたかったのですが、レストランのメニューにはサーモングリルしかありませんでした。
でも柔らかくて白ワインとも相性バッチリ、美味しかったです。

夕食後、星空ツアーに行く用意を始めました。
山頂はすごく寒いと聞いていたので重装備。
＜上＞防寒ジャケットの下に、フリース、長袖ランニングウエア２枚。
＜下＞防寒ズボンの下に、ランニングタイツ２枚、ストッキング。
靴下は２枚重ね、手袋、耳がかぶる帽子、使い捨てカイロ。

ＰＭ１０：４０
ホテルにツアーの迎えが来てアース　アンド　スカイ社に集合。
そこで厚手の防寒コートを更に貸してくれました。

山頂までの真っ暗な道を車が登っていくと、車のライトにビックリする野ウサギがいました。
ここは一般車立入禁止だそうです。

山頂に到着。
光がないので配布された赤色ライトを頼りに恐る恐る歩いて広場へ。
空を見ると、ス・ゴ・イ！！！
怖いくらいに星だらけ。
想像以上です。

写真は、南半球の星座早見表でＡＭ０：００の星空にセットしています。
南の低い場所に天の川が横たわり、まさにこの位置でした。
実際の星空は、星座になっていない無数の星々が輝いていました。
ホットドリンクをいただきながら、南十字星の位置を聞いたり、天体望遠鏡で星雲などを見ました。
プロのカメラマンさんが私の一眼カメラで星空を撮ってくれました。
ミラーレスや携帯では撮れないそうです。

山頂では厚着のおかげで寒くありませんでしたが、足の中は冷たくなりました。

早見表：アース　アンド　スカイ社で購入（４３ＮＺドル）

9/24（土）
今日はクライストチャーチへ行き、飛行機でオークランドへ行きます。

朝食は、ホテルのレストランが大混雑でテーブル争奪戦だったため、ＲＵＮ７６というカフェでマフィン、キッシュ、サンドイッチなどを買い、部屋で食べました。

バルコニーには爽やかな風が入り、目の前には山々とテカポ湖。
作り立てのコーヒーとともにキッシュやマフィン。
優雅な朝食になりました。

ホテルのチェックアウトはＡＭ１２：００ですが、ホテルから１ｋｍ先にあるテカポスプリングスという温泉へ行くため、早々にチェックアウト。
荷物はホテルに預けて、水着グッズを持って温泉に向かいました。

温泉までは湖畔沿いの小径をゆっくり歩いて２０分ほど。
周りが静かで、気持ちいい散歩になりました。

ちょうどＡＭ１０：００頃、テカポスプリングスに到着しました。
スパもあるようです。

大人１人２５ＮＺドル。
シニア１人２０ＮＺドル。
お金を払って更衣室で着替え、ロッカーに荷物を入れて温泉プールへ。
少しずつ温度の違う段々の温泉プール。
いい温度です。
山々の景色も見れて気持ちがいい。
母達は「外国で温泉に入れた！」と喜んでいました。

ＡＭ１２：４０。
日本で、定期路線バス「テカポ発　クライストチャーチ行き（所要４時間）」（１人６９NZドル）を予約済だったので、ホテル入口でバスを待っていましたが、時間になっても来ません。
路線バスは１日１便しかないし、この後は飛行機にも乗らなければなりません。
もし手違いでバスに乗れなかったり大幅に遅れたら計画が全て狂ってしまいます。
２０分ほど遅れてやっと路線バスの姿が見えました。
この待ち時間、本当にハラハラしました。
ところが、運転手は遅れるのが当たり前なのか気にしていない様子。。。
とにかくスーツケースを運転手に預けて、名前と人数を伝えてバスに乗りました。
混んでいて席はバラバラ。
途中トイレ休憩でもバスの出発時間になったら人数も数えず出発。
遅れたら自己責任という点でも路線バスは覚悟が必要だと改めて思いました。

車窓では、羊がたくさん！
春は生後間もない子羊を連れた親子連れが多く見られる季節とのこと。
ヨチヨチでお母さん羊の後を追う子羊の姿に癒されました。

ＰＭ４：１０頃。
クライストチャーチ空港でバスを降りました。
遅れてきたのに、空港には予定より早く到着しました。

飛行機はニュージーランド航空です。
ニュージーランド航空の英語サイトで安く購入できました。
（フレキシータイムチケット１人２０３ＮＺドル）

バスの遅延を考慮して余裕のある時間で日本から予約し、早く到着したら早い便に時間変更出来るタイプにしていたので、窓口で１時間早い便にしてもらいました。

出発までの時間で、私はテカポ湖で食べれなかった生サーモンに未練があり、サーモン巻を食べました。
新鮮で美味しかったです。

オークランド行きＮＺ５４４便、ＰＭ６：００発。

ニュージーランド航空、乗ってみたかったんです。
うわさの機内安全ビデオもしっかり見ました。
安全ビデオなのにユーモアがあるな！

約１時間２０分の空の旅。
離陸後、ＣＡさんがお菓子を配ってくれました。
私はポテトチップ、私以外はクッキーを選択。
クッキーはなんとニュージーランドの国民的お菓子「クッキータイム」でした。
この歯ごたえ、甘くて美味しい。
キャラクターもかわいい。
私もクッキーにすれば良かったです。

窓からの景色もだんだん薄暗くなってきました。
よく見ると薄っすら、雲より上に山々の山頂だけ見えていました。
やはりニュージーランドってスケールが違うな！

夕日が沈みます。
今日も長い一日だったわ。

いやいやまだでした。
オークランドに着いたらホテルに行かなくてはいけません。

ＰＭ７：２０オークランド空港に到着。
写真がぶれてしまいすみません。
外はあいにくの雨です。

空港から市内への往復バスチケット（１人３２ＮＺドル）を購入。
中心部行きのバスに乗車しました。

ここで失敗。
疲れが出たのか、バス停を見ていなかったので乗り過ごしてしまいました。
幸い、慌てて降りたバス停からホテルへは歩ける距離だったので、小雨の中、夜道を歩いてホテルにたどり着きました。
グーグルマップのストリートビューで街の風景を見ていた記憶が役立ちました。

ホテルにチェックインしたらお腹が空いてきました。
思えば、朝からパンやスナックなどで、レストランで食事していません。

海の幸が食べられるレストランをホテルの近くで探しました。
イカリング、エビフライ、生ガキ、サーモン、大好きな物ばかり。
ボリュームあるプレートでしたが１人で完食。
他のみんなも完食していました。
よほどお腹が空いていたのでしょう。。。

こうしてやっと本当に長い一日が終わりました。
明日はお楽しみのショッピングです。

ホテル：リッジスオークランド　２泊
レストラン：トニーズロードネルソン