昨年の夏、「ＳＦＣ修行」という言葉を知りました。<br />簡単に言うと、「スーパーフライヤーズカード」というＡＮＡやスターアライアンス各社利用時に様々な恩恵を受けられるカードを手に入れる為に、ＡＮＡのプレミアムポイントを50000ポイント貯めるべく飛行機に乗りまくる旅のことです。<br />その存在を知ってからの半年間、自分なりに情報を集めて準備をし、2017年１月からの３か月ちょっとで無事に50000ポイントを貯め終えました。<br />ＳＦＣカードのメリットや、50000ポイントを如何に低予算で貯めるかということに関しては、私もお世話になった諸先輩方のブログ等で詳しく紹介されていますので、私は「単なる飛行機乗りまくりの数か月ではなく、出来るだけ『旅』を満喫しようと動き回った記録」として旅行記を載せていきたいと思います。日帰りもあれば一週間の旅もありました。<br />これからＳＦＣ獲得を目指す方の参考になれば幸いです。<br /><br />３回目は、沖縄本島の南部を観光タクシーで巡る日帰り旅行です。ＳＦＣ修行における沖縄本島観光は今回で最後になります。<br /><br /><br />2/4　8:40羽田発　11:35那覇着<br /><br />　　斎場御嶽、浜辺の茶屋、平和祈念公園、ひめゆりの塔<br /><br />　　 19:10那覇発　21:20羽田着

2017ANA SFC修行の旅　その３　沖縄南部で観光タクシー編

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2017/02/04 - 2017/02/04

467位(同エリア660件中)

エリア

糸満・ひめゆり(沖縄)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.5

グルメ: 3.5

同行者: 一人旅

交通手段: タクシー ANAグループ

旅行の手配内容: 個別手配

今回の旅もプレミアムクラスのお食事から始まります。

厚焼き玉子
ほうれん草と蒸し鶏のお浸し
加賀揚げ
黒豆蜜煮
芋づるとぜんまい煮
帆立ちらし寿司
柚子大根、みぶな漬
くずし豆腐と干し海老のスープ

全体的に繊細でやさしいお味でした。特にスープの味がじんわりと胃にしみわたる感じでほっこり温まりました。
食後の黒糖アイスも美味しいのですが、私がハマったのはこのクッキー。
コーヒーや紅茶をお願いした時に一緒に出してくださるレーマンのフォンダンビスキュイというのですが、しっとりしてコーヒーにピッタリです。
あっという間に那覇上空です。

今回はＳＦＣ修行計画中最後の那覇ということで、ちょっと贅沢して観光タクシーをお願いしてあります。

無事に空港で運転手さんと出会い、最初の目的地に向かいます。
最初の目的地は斎場御嶽（せーふぁうたき）。
御嶽というのは南西諸島にある聖地の総称です。パワースポットにはあまり興味がないのですが、ガイドブックで見た厳かな雰囲気に惹かれてやって来ました。
神聖でピーンと張りつめた空気の中を歩いていくと、奥の方に急に視界の開ける場所があります。それが久高島遥拝所というところです。
写真奥に見えている久高島は、琉球王国時代から多くの神事が行われてきた「神の島」で、その島を拝める場所がここです。
こちらは大庫理（うふぐーい）。
大広間という意味で、国王の即位式などもここで行われたとか。
寄満（ゆいんち）です。
貿易が盛んだった時代に「豊穣の寄り満つるところ」として大切にされていたようです。
斎場御嶽で一番有名なスポットと思われるのがここ。
巨大な岩が支え合うように立っています。
岩の間から差し込む光も神秘的です。
三角岩を抜けたところが三庫理（さんぐーい）。
写真は、奥にあるチョウノハナの香炉です。

この辺りは、時が止まっているかのような厳かな雰囲気でした。

斎場御嶽を後にし、ランチは「浜辺の茶屋」にやって来ました。
お昼時で満席でしたので、名前を記入してから浜辺に下り、のんびりと待ちます。
席が空いたので店内に入ります。
大きな窓の外は一面海！評判通りのナイスビューです。
冬のどんよりした天気でなければもっと綺麗なんでしょうね。
名物の「沖縄フルーツと野菜のカンパーニュサンド」です。

店内がだいぶ暗かったので、光量を調整したところ明るくなりすぎました･･･。
お腹も満たされたところで、平和祈念資料館を訪れました。
まずは外側から。

平和の礎には、沖縄戦の戦死者の名前が地域ごとに刻まれています。
軍人よりも一般住民の戦死者の方がはるかに多かったという沖縄戦。
１人１人の名前が刻まれた碑が幾重にも重なった状態でぐるっと取り囲まれ、被害の大きさを実感しました。
展示室は２階建て。沖縄らしいオレンジ屋根です。

中の展示物の写真はありませんが、沖縄を訪れる人には必ず行ってほしいと感じる場所でした。
今「子供たちが戦争を知らなすぎる」と問題になっていますが、ある程度知った気になっている大人たちも、「沖縄戦」という本土の戦いとはまた違った史実についてよくわかっていない人が多いのではないでしょうか。

私は広島でも長崎でも知覧でも、戦争関連施設は訪れるようにしていましたが、そこで見てきたものとはまた別の第二次世界大戦の一面がここにはありました。
最後に、祈念館の展望台に上がってみました。
奥が最初に見た平和の礎です。
放射状に広がる碑に、沖縄戦の戦死者の名前が刻まれています。
心がずしーんと沈んだまま、ひめゆりの塔に移動しました。
平和祈念館の展示を見た後に、ガイドさんから聞くひめゆり学徒隊の話は重みが違います。
慰霊碑の前に大きく口をあけているのが第三外科壕と呼ばれる一番被害の大きかった壕です。
ここを攻撃されて、この壕にいた９６名のほとんどが命を落としたそう。
話には聞いていても、実際その場に行ってみると感じ方が全然違いました。

行きたかったところは全部行けたので、空港に戻ります。

途中で沖縄水産高校の前を通り、運転手さんと高校野球トークで盛り上がってしまいました。
私も結構なマニアですが、何年も前の秋の九州大会の話題を持ち出してくるあたり、運転手さんも相当の野球好きだと思います。

写真はお世話になったタクシーです。チャーターは迷いましたが、思い切ってお願いしてよかったです。
充実の観光を終え、羽田に戻ります。
帰りのお食事はこんな感じ。

厚焼き玉子
鰆幽庵焼き、いか真丈焼
和風ミートローフ
肉じゃが
白滝の真砂煮
ほうれん草の胡麻和え
パプリカ甘酢漬け、しば漬け
五目御飯

スパークリングワインも頂き、大満足の締めくくりでした。