美ら海を訪ねて（4）アスリートの夢の島・南の島で雪塩との出会い・宮古空港ブラ歩き

2009/06/05 - 2009/06/05

宮古島はトライアスロンの地としても有名です。トライアスロンの選手たちは　何故宮古島を目指すのでしょうか？　完走の難易度がトップであることが　アスリートの憧れの的となっているとのこと。現地観光バスガイドの敦子さんがしっかり説明してくれました。

ミステリーツアーで訪れた宮古島最終日は　名勝「東平安埼」灯台の次は　「海宝館」でランチとショッピング　最後にパラダイスライン社の雪塩製塩所にある雪塩ミュージアムを訪問。雪塩の製法について学びました。

雪塩製塩所では　ちょうど娘の世代の説明員や売店のお嬢さんたちの活躍にすっかり目を細めてしまいました。

「雪塩」はミネラル分が豊富に含まれたパウダー状のお塩です。普通の食塩は水分を含んでいるため結晶となっていますが「雪塩」は水分を含んでいないので粉末です。　粉末の塩をどうやって作るのでしょうか？
じっくり丁寧にそれを教わりました。動画でもご紹介しています。

なおアルバムの最後に川と山のない島がなぜ飲料水不足にならないかその理由を解明します。

また宮古空港では待ち合わせ時間に余裕があったため、空港内全店舗をブラ歩き、公平を期し撮った写真はすべて掲載しました。

エリア 宮古島(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス JALグループ 徒歩

さて　宮古島はトライアスロンの地としても有名ですね。トライアスロンの選手たちは　何故宮古島を目指すのでしょうか？　現地観光バスガイドの敦子さんがしっかり説明してくれました。
　完走の難易度がトップであることが　アスリートの憧れの的となっているとのこと。　

　水泳・自転車・マラソン　３種目全てが国内のどの大会よりも長いのです。　水泳は　平均1.5キロのところを宮古は３キロ。自転車は平均50キロのところを宮古は155キロ。マラソンは普通ハーフ（20～21キロ）なのに宮古はフルマラソン（42.195キロ）制限時間は14時間。

大会参加枠1500名　内訳　招待選手100名　公募1400名は　過去の参加した大会と参加回数　自己記録　完走率など厳正な書類選考のうえで選ばれます。いつも時間内に参加1500名中1400名以上が完走するとのこと。1400名以上が14時間で3キロ泳いで、155キロ自転車こいで、42.195キロ走りぬくのです。気の遠くなりそうなスポーツです。

知人に宮古島大会参加を目指していた同年輩のエンジニアがいたことを思い出します。　そういえば彼は　頭の先からつま先まで　無駄の無い筋骨隆々のスマートな体躯をして日々鍛えていました。
　泳いだあとで自転車をこぎフルマラソン走る距離がトータル208キロですから尋常ではありませんね。　

名勝「東平安埼」灯台の次は　「海宝館」大展望レストランでランチとショッピングそれに貝細工教室見学

（宮古島海宝館にて）●さんご礁ご膳

●さんご礁ご膳

　（宮古島海宝館にて）●さんご礁ご膳

ブダイの琉球甘酢あんかけ

　（宮古島海宝館にて）●さんご礁ご膳

ブダイの琉球甘酢あんかけの上には筑前煮とほうれん草の和え物そしてその下にモズク

（宮古島海宝館にて）
●天ぷらそば定食の出を待つ稲荷と揚げたて天ぷら

（宮古島海宝館にて）●天ぷらそば登場

定食ですから食べ応えあり。

　（宮古島海宝館にて）●天ぷらそば定食についていた天ぷら

（宮古島海宝館にて）●ピリ辛　ゴーヤー

（宮古島海宝館にて）●ゴーヤーいりちー
「イリチー」ですが、方言で炒め煮の意味があります。炒めて少しの煮汁で煮るんですが、できあがりは煮汁はなく、ダシが食材にしみ込んでます。
他の方のチデークニイリチーの動画があります。チデークニは沖縄の島ニンジンです。参考に見てみて下さい！どんな感じなのかわかると思います。
http://happystyle.co/archives/1810.html

（宮古島海宝館にて）お土産用浮き球です。サイズ色々ですが、一球525円也。

（宮古島海宝館にて）オリーブオイル945円也
　島がらし中サイズ（唐辛子ではありません）525円也

（宮古島海宝館にて）Shell　Craft
海宝館オリジナル　貝のアクセサリー

展望レストランからの眺望

あいにくの霧雨が残念でしたが・・・。

（宮古島海宝館にて）黒糖パイ

（宮古島海宝館にて）マンゴウクッキー

この二つがパイやクッキーの素材の代表格です。

そんな中で宮古島海宝館でボンカレーを発見。大塚食品が発売するレトルトカレーの商品名です。日本初のレトルト食品で甘口、中辛、辛口の三種類があります。
現在の主流はフルーツベースのボンカレーゴールド、温色で描かれた同心円のパッケージで知られていますが、なぜここに並んでいたのか謎です。
沖縄名産品の中　これにお目にかかるとは思いませんでした。

次に　西の浜ビーチに到着

旅の３日目に訪れたのは「西の浜ビーチ」近くにある　雪塩製塩所【株】パラダイスプランの「雪塩ミュージアム」でした。　

普通の食塩は水分を含んでいるため結晶となっていますが「雪塩」は水分を含んでいないので粉末です。パウダー状の塩です。イメージ湧きますか？　

粉末の塩をどうやって作るのでしょうか？

それを教えてくれるのがここ「雪塩ミュージアム」です。
雪塩ミュージアムでは15分もかけて製造法と工程を講義してくれました。

製造法への興味は　３月に能登半島へ出かけた折、石川県珠洲市の仁江海岸で「揚げ浜式」による製塩法を見学したことに端を発します。
既報：能登の天然塩作り
http://kj2k3.at.webry.info/200903/article_9.html

左が深海からろ過された純度の高い塩水を吸い上げる仕組みとか。

右の筒状は自然のろ過装置である珊瑚石灰岩を海底からくり抜いたものです。

雪塩ミュージアムでは　専門ガイドの謝花（じゃばな）さんがまるで小学生向け理科の授業のように講義してくれました。

専門ガイドの謝花さん の講義
http://www.youtube.com/watch?v=B0LKLl0D6V4

「雪塩」は大自然が造り上げた天然の濾過装置である珊瑚石灰岩をゆっくりと時間をかけて浸透し不純物を取り除いた地下海水を汲み上げて作られます。

大自然が造り上げた天然の濾過装置である珊瑚石灰岩をゆっくりと時間をかけて浸透し不純物を取り除いた地下海水を汲み上げて作られます。

この塩分の濃い原料を工場で更に25％にまで上昇させます。　

そして　この25％の塩水から水分を瞬時に蒸発させる特殊な製法により雪塩が作られます。

煮詰める製塩法とは異なりニガリ成分をすべて残します。2000年8月9日にミネラルの含有数が世界一であるとギネスブックに認定されました。

濃度の高い海水を高熱のスティール板にシャワー状態で吹き付けると、瞬時に塩の粉末になるそうです。　

その名のとおり雪のような細かいパウダー状になっており、お料理にはもちろん、マッサージソルト、バスソルトとしても使いやすいタイプです。おにぎりなどは握る前にご飯に雪塩をまぶしておくのが使い方だそうです。
　（写真はパラダイスプラン社広告より引用）

謝花さん 丁寧で分かりやすい講義を有難う。

専門ガイドの謝花さん の講義　動画でもご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=j_37WFigLo4&feature=channel

雪塩の直売コーナーでは　色んなタイプの雪塩や加工品が販売されていました。

その中でも特に売れているのが雪塩ソフトです。コクがありながらもさっぱりした味わいを楽しめます。

雪塩ソフトクリームです。

能登半島で試食した天然塩アイスはこってりした濃厚なミルクの味でしたが　こちらはさっぱり味でした。

雪塩ソフトクリーム

さっぱり味で結構なお味でした。

西の浜　貝殻工房

貝殻工房とはいえ　食堂ありお土産あり　メニューが多彩で

時間のないミュージアム来訪客にも素早くお作りするそうです。

いよいよ旅も終わりに近づき　宮古空港に到着

宮古空港にて

空港の建屋にも沖縄建築のデザインを取り入れ・・。

宮古空港にて

この花は沖縄のどの空港でもたくさん見かける南国の風情です。

宮古空港にて　　搭乗までの待ち時間に余裕があるため　お土産屋さんとレストランをゆっくり眺めることにします。　

宮古空港にて

宮古空港にて

左上が　宮古そば　右下に　タコライスが

宮古空港にて

沖縄っぽいカレーにピラフ

宮古空港にて

宮古空港にて

お土産ショップを一巡りします。

宮古空港にて

完熟スナックパイン　650円は安いのか　それとも観光地価格か？

宮古空港にて

お土産屋さんでは地元の素材が満載

ちょっとズームして
マンゴーカレーに海ブドウせんべい・タコライスやらアグーせんべい等々

宮古空港にて

中央下にパパイヤ　一個500円也

宮古空港にて

パッションフルーツ　これで2300円也

空港にて沖縄限定コーナー
ココナツサブレに　黒糖製品　右下に「シークヮーサー」加工品
沖縄方言で「シー」は「酸い」、「クワス」は「食わし」の意味、「シークヮーサー」という名称は酸食わしという意味。

宮古空港にて

直送やら持ち帰りやらフルーツがいっぱい。

宮古空港売店　マイパマ(沖縄県宮古島市平良にある食料品、飲料品のお店です)

宮古空港にて

伊良部渦巻パン　これは一個140円也ですが・・。

左は「デカうずパン」700円也。ひらたく焼いた生地にクリームをぬり、くるくる巻いた甘いパンです。宮古空港２階のおみやげ“砂山”では工場直送のパンやお菓子などを購入することができます。ここでしか買えない限定「うず巻きパン」もあります。地元でもなかなか手に入りません。（700円のロールパン・そりゃ－まあそうでしょうね）

宮古空港にて

マンゴーここでは4500円の宅急便　産地直送です。

宮古空港を発つ前にお弁当　幕の内とジューシーのおにぎりを購入しました。

宮古空港にて　おにぎりジューシー

ジューシーは沖縄料理の一つで英語のJuicyの意味ではありません。
お米を炊き込んで煮た雑炊と、汁気の少ない炊き込みご飯とがあります。

夕飯の素朴な味がなぜかうれしく感じました。

最後に川と山のない島がなぜ飲料水不足にならないのかですが・・。

■宮古島の飲料水について
　宮古島は山の無い平坦な珊瑚礁石灰岩の上にあります。　

　その石灰岩の下に粘土層があり、太平洋プレートの圧迫の加減でしょうか　粘土層にくぼみができています。くぼみは地上に降った雨水を海に流すことなく自然の「水がめ」となり地下水を溜めているのです。

　つまり、島の地中深くに珊瑚礁石灰岩という自然の濾過装置を通過した淡水の水源を持つ珍しい島であったのです。　ここが他の沖縄の島との大きな違いです。

行先不明のミステリーツアーでその時一番行きたいところが行先なんて・・・ついていたのか　それとも運命か？

宮古島と離島3つの旅　
お天気もまあまあでよい旅でした。

しっかり美ら海を堪能させてもらったし、

予想外の歓待も受けました。

伊良部島のご親戚の皆様ありがとうございました。