スペイン・ポルトガル、じっくり女一人旅(2)　番外のパンプローナの牛追い祭り実況中継

2017/07/07 - 2017/07/08

パンプローナに行ったわけではないのですが、スペイン旅行中に、毎朝テレビで、牛追い祭りの実況中継をやるのです。
7時から番組放送が始まり、実況中継のあと、すぐに録画が放送され、解説者があれこれしゃべったり、ここ、という画面が何度も映ったりして、とても面白かったです。
一週間のあいだ、毎日やるのですが、そのほとんどを見て、iPhoneで、テレビの画面を写して、そこから、面白そうなのを抜粋しました。

テレビを写しているので、写真の画質はよくありませんこと、ご了承くださいませね。
写真は、時系列で、並べてあります。

エリア パンプローナ(スペイン)

パンプローナの町の通りを牛たちが走り、町を横断していきます。
それをみるために、通り沿いの家は、観光客に入場料をとって、バルコニーを貸しているようです。
3階か4階の階層になったバルコニーから、人々が覗き込んでいる姿もまた、面白かったです。

なるだけ、牛の前を勇敢に、長い時間走ることが、名誉になるようで、何人かの「町の有名人」という説明があり、二人ぐらいの男の子の顔は覚えてしまいました。
彼らは、果敢に、牛の前に出てきて、ときどき後ろを振り返りながら、牛と同じスピードで走るのです。

ラストは、町の闘牛場です。
この通路は狭いので、けっこう危ないようですが、地面に転がった人が、転がり入ることのできるスペースが作ってあり、何度か、そこに逃げ込んでいる人を見ました。

闘牛場に入ると、プロの人たちが、ピンクのマントをひらひらさせて、牛たちを、囲いの中に誘導していきます。

この人、牛の角に身体を持ち上げられてます。

幸い、角が突き刺さることはなく、彼は地面に落下しました。
時には、牛が、角で人を突き上げるような仕草をするので、こわいです。

後ろからみると、角は、牛の身体のけっこう外側まで張り出してます。
ブルーのシャツの人は、牛の角のさきっちょが、身体に当たってますもんね。

だから、この内側に入れば、突き刺さりはしないけど、何かの拍子に突かれて、怪我する人も毎年いるようです。
救護班が、かなりの人数控えて、牛追いが終わったあとは、救護班のレポートがいつもなされてました。

みなさん、後ろを振り返り、振り返りしながらも、牛の前に果敢に出て行きます。

ここは、カーブのところで、牛がルートを外れないように、板で壁をつくり、そこをみなさんで、支えてます。
一度は、この角で牛たちが壁にぶつかり、人がそこに巻き込まれてました。
かなり危険性のあるポイントのようです。

これは、牛追いスタート前の映像です。
やはり、命がけで、中には、前年度に死んだ友人のために走っている人がいたり・・
それぞれ、神に祈り、ジンクスを果たし・・・

この人も、長々と壁に向かい、持っているお守りの聖像に祈りをこめてました。

スタートのところに、サンフェルミンの像があり、その像に向かって、歌を歌います。
三回だったか、決まった時間に、決まった歌が捧げられて、そのあと、スタートになります。

歌を捧げられている、サンフェルミンの像です。

参加者は、セキュリティのチェックを受けてましたが、手には、牛を刺激するような、紙を丸めたものは、持っていいようでした。
歌の時には、それを上にかかげて、サンフェルミンをたたえてました。
皆が向かっている壁のところに、小さなサンフェルミンの像が祀られてます。

スタート前、靴ひもを結びなおす人もたくさんいました。

花火が打ち上げられ、その音を合図にスタートです。

牛の囲いが放たれ、10頭前後の牛が、走り出します。

参加者が待ち構えているスポットまで、しばらくは牛たちだけで、基本的に牛たちは、固まって走ってますが、なかには、ここではぐれて逆走する牛もいました。

牛たちがやってきました。

何かで転倒した人は、地面にうつぶせになって、頭を抱えて、防御の姿勢をとります。たいていは、縦向きですが、この人は横向きです。
運が悪いと、牛に踏まれますが、角に突かれるよりは、安全なのでしょうか。

果敢な人たちは、牛の前にうってでますが、多くの参加者は、横の方で、形だけ参加してました。

この旅行記へのコメント （2）

• おくさん 2022/05/13 21:06:18

  テレビ中継

  こんにちは、スペインを旅してた７月にパンプローナのテレビ中継を短時間見たことがありますが、これを見ると興味が湧きますね。
  パンプローナに泊まった時に、牛が疾走する通りも歩いてみましたが、５月だったので祭りマの字もありませんでした。
  でも、通りにはサンフェルミン祭のグッズを売っている店が幾つもあったので、雰囲気だけは感じられました。
  コロナが終息したらまた行きたいです。
  

  まりあさん からの返信 2022/05/14 00:57:47

  RE: テレビ中継

  コメントをありがとうございます。
  
  スペインやポルトガルがお好きで、巡礼路も歩かれたとは、すごいですね。
  私は体力がないので、サンチャゴ巡礼路は友人とのレンタカー旅でした。
  パンプローナの牛追い祭り、友人がスペイン語のホームステイを計画したら、たまたま祭りの最中に当たったそうです。よく、物を無くす人で、クレジットカードを一度は、ホームステイ先で、これは「もう一度、ゆっくり探してみたら」とアドバイスしたら、ベッドのシーツの中に紛れていたそうです。もう一度は、牛追い祭りのパンプローナで、バルで支払いした後だと言うので、「そりゃあもう、盗まれたでしょうね」と再発行されてました(笑)。
  私は、女一人旅なので、祭りは治安面で避けてしまいます。
  
  コロナは、岸田政権は、票田である医師会をもう少し儲けさせるために、コロナ収束宣言は参院選の後にしか出さないと思いますが、もう、私や私の周囲の旅好きさんたちは、「コロナ収束宣言」を個人的にしてます。
  私もウジウジ悩んだけど、思い切って日本を飛び出して、今、フランスで、プチ留学を楽しんでます。
  
  ホテルのクオリティ、レストランのコスパ、スーバーのフルーツの充実度では、圧倒的にスペインが勝ちなので、フランスで、心の中でブツブツ文句言いながら、旅してます。
  
  おくさんも、スペインに行かれてくださいね。ヨーロッパはもう、コロナなど歴史の彼方に押しやっているようです。
  
  まりあ