Petit Day Trip -- 奇祭 犬山 尾張富士大宮浅間神社 石上げ祭り --

2017/08/06 - 2017/08/06

愛知県犬山市の尾張富士大宮浅間神社で、8月第2日曜に開催される、天下の奇祭「石上げ祭り」。

今回も、ふと思いついて出かけた。
日中は、新しく買ったエアコンと食洗機の取り付けに工事の人が午前中に訪ねて来て、バタバタと工事を済ませ、昼食を慌てて済ませて出かけた。
ただ、自宅から車で30分の近距離で渋滞のない山道を走り、ラックラク。
駐車場が心配だったが、ガッラガラ。地元の祭りなんだね。

でも、気合が入っていて、とても楽しむことが出来た。

夜には「火振り」と呼ばれる、松明を振り回しながら尾張富士の山頂を目指すイベントもあるが、日中の石上げ祭りに帯同して、旅行三昧はスタミナ切れ。。「火振り」は来年に持ち越し。

ただ、現地事情も把握できたので、来年の「火振り」は十分に楽しめることだろう。

という訳で、今年は河北の石上げ祭りに密着。
地元TVのCBCテレビも旅行三昧と一緒に密着！旅行三昧はいつTVに映るんだろう。。

＜＜お詫び＞＞
投稿途中の他の旅行記は、なるべく早くということで、先にこの旅行記を投稿させて頂きます。勝手な旅行三昧の旅の記録となりますので、悪しからずご了承のほど。

エリア 犬山(愛知)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回訪れたのは、尾張富士。
子供の守り神なんだ。

ここで催されるのは、天下の奇祭「石上げ祭り」。

こんな祭りが自宅から車で30分の場所で昔から催されていることは、全く知らなかった。

初めて訪れた石上げ祭りでは、この「河北交友会」の石上げに密着することにした。

「河北交友会」だけでなく、朝8:00頃から夜の火振り神事まで、多くのグループが石上げを行うようだ。

夜20:00頃から開催される石上げ祭りのフィナーレ、「火振り」の神事の準備も滞りない。

河北交友会が石上げで上げる神輿がこれ。

「なぁんだ、ちっちゃい石じゃん」と思うなかれ。

この"ちっちゃい石"を標高275mの尾張富士の山頂まで担いで上がるのがどれ程大変なことか、これからよーく理解できることになる。

"河北交友会"と背に刻んだ面々が集結してきた。
少女たちはピンク、淑女たちはブラックの"Cherrys"と背に刻まれたTシャツを身にまとっていた。

視線を集中させる集合写真で、気合を入れる。

Cherrysたちは、この時をとても楽しみにしていたようだね。

さぁ、準備は整った。

子供たちが、担ぎ上げる石の先鋒となり、長い縄を引いて上がる。

さぁ、行くぞ！

緊張した面持ちの男たち。

さぁ！行くぞっ！

始まった！
標高275mの山頂に向けて、一丸となって石を担ぎ上げる。

上り始めから、こんなところ。

最初の坂を見下ろすとこんな状態。
先が思いやられる。

提灯も坂道に沿って確りと連なっている。
準備も大変だっただろう。

上を見上げると第二の登り坂。
ここを皆が協力して石を担ぎ上げるんだな。

さぁ、やってきたぞ。

先頭には、飲み物をたくさん入れた籠を担ぐ二人。

とても重いだろうに、少女たちを鼓舞しながら、道を切り開きながら進む。

足元を選びながら、慎重に。

全体像が見えた。総勢50名くらいはいるだろうか。

二本の縄で最後尾の担ぎ上げる石をリードする。

あれ？ボクはおしりが痒いのかな？

そして、メインの石が足場の悪い坂を上り始めた。

一気に気合が入り、掛け声が大きくなる。

掛け声に合わせて、男たちが歩調を合わせて石を担ぎ上る。

見た目にはちっちゃい石が、とても重く感じていることだろう。

最初の坂を上り切り、ホッとしたのだろう、真っ黒な男たちの顔に笑顔が浮かぶ。

最初の坂を上りきったところで、長老が合図して最初の休憩。

Cherrysたちも、まずはホッと一安心。

これまでの写真にも、ちょいちょい写っていたが、地元テレビ局のCBCも撮影に来ていた。
この機材を操りながらこの坂を上がるのも大変だろうな。

カラーン、カラーンと、合図のベルが鳴り、休憩を終えて再び上り始める。

飲み物を入れた籠を運ぶ、先鋒の男二人。最初の休憩で飲み物が減ったことでバランスが崩れ運びにくそう。

子供たちも、

大人たちも、足元を確認しながら、一歩一歩確りを歩を進める。

杖を握る手にも力が入る。

坂道を覆う木の枝に遮られながらも、

力強く上っていく。

隊列の最後尾にも、飲み物を入れた籠を運び上げる二人の男。
バランスを崩しても、担ぎ棒が肩に食い込んでも、一歩一歩力強く、仲間のために、籠を運び上げる。

そして、中宮まで辿り着いた。

尾張富士大宮浅間神社中宮。

少し長めの休憩をここで取る。

担ぎ上げている間、石を地面に着けないよう、休憩時も大切に。

ここまで約１時間。旅行三昧も流石に疲れて空を仰いだ。

石を担ぎ上げている訳でもなく、ただ写真を撮りながら坂を上がっているだけなのに。

この石上げ祭りは、家族、友人、職場のグループなど、誰でも参加できる。

こうやって、ひとりで頂上まで石を上げ登る人もいる。

様々な言い伝えがあるものの、この奇祭の仔細は分かっていないようだ。

さて、しばしの休憩を終え、中宮から頂上の奥宮までの後半戦の開始。

気合が漲る。

所々に小高く石が積まれた上り坂の参道を、改めて歩を進める。

力を合わせて。

もう少しだ！頑張れ、河北交友会！

それでもまだ厳しい上り坂は続く。

後もう少し。

石上げ祭り。こんな祭りもあるんだな。

来てみて良かった。今度は家族で力を合わせて石を担ぎ上げてみたいな。

え？まだこんなきつい坂が残ってるのか？これで最後か？

Cherrysの面々も、疲労が隠せない。

もう少しだ！頑張れ！

男たちもありったけの力を振り絞る。

何てカッコ良いんだ！

ま、まだなのか？これまでにないキツさ。。

夫婦で石を上げる。こんな夫婦でいたいものだ。

そして、上がってきた！

最後の力を振り絞って担ぎ上げる。

この石を頂上まで！

この景観は、、遂に頂上だろう！

ところで、黒い服のお姉さん。参道から落ちて大丈夫でしたか？？？

2m下から、「だ、だ、だ、大丈夫です～」って言ってましたよね？こんな道で旅行三昧を抜かして先に行こうとするから滑って落ちるんですよ！靴はただのスニーカーですよね？本当に気を付けましょうね。

到着っ！頂上、奥宮。

をーっ！絶景ーー！
霞んでるけど、気持ち良いーー！！

おっ、来たね、来たね！到着だよっ！

上がって来たね。素晴らしい！

ほぅ、頂上に上がったら、最後にクルクルっと何周か回るんだね。

みんな晴れやかな顔してる。良かったね。

石を外すんだね。

石を頂上の奥宮まで担ぎ上げられて、本当に良かったね。

気付けば、献石と言って奥宮の一角に石が数多く積まれていた。

最後は、奥宮でお祓い。

一本締め。

尾張富士大宮浅間神社奥宮。

実は今回、ここまで上がってくるつもりはなかった。
それは、20:00頃から行われる火振り神事に向けて体力を温存しようとしていたから。

でも、河北交友会の方々の"せい"で、とても清々しく、素晴らしいドラマを魅せて頂き、山頂の奥宮まで上がってきてしまった。

汗でベトベトだし、疲れてヘトヘトだし、子供の頃度々訪れた入鹿池が垣間見えたし、火振りは来年に取っておこう。

今回はとても良い祭りを見せてもらった。でも、来年こそは火振りを見に来るぞ！

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2017/08/09 22:20:52

  奇祭

  こんばんは、旅行三昧さん
  
  全国各地、奇祭と呼ばれるお祭りはあるけれど、
  こちらのお祭りも確かに奇祭ですねー
  困難なことも、
  皆で力を合わせれば成し遂げられる！！ってことなんだろうか？
  老若男女、大勢の方が参加されて、
  地域密着、参加型っていうのが素敵ですねー♪
  こういうお祭りはいつまでも地方に根付いて、
  そしてしっかりと受け継がれて欲しいですね♪
  
  
  たらよろ

  旅行三昧さん からの返信 2017/08/15 06:16:43

  RE: 奇祭

  たらよろさん
  
  おはようございます。旅行三昧です。
  返事遅れてすみません。
  
  > 皆で力を合わせれば成し遂げられる！！ってことなんだろうか？
  > 老若男女、大勢の方が参加されて、
  > 地域密着、参加型っていうのが素敵ですねー♪
  →言い付けを守らない子供が昔やんちゃだった風の
  　おじちゃんが叱っている姿、叱られた子供が
  　言い訳をしながらちゃんと謝っている姿。
  　見ていて心があったかくなり不思議と笑顔になれますね。
  
  > こういうお祭りはいつまでも地方に根付いて、
  > そしてしっかりと受け継がれて欲しいですね♪
  →はい。ホント、そう思います！
  　そのためにも、旅行三昧にできることは小さいけれど、
  　こうやって記録を残すことかなと、思ってます。
  
  　なんちゃって、本当は自分の満足度アップが殆どの
  　目的だったりして！（笑）
  
  これからもよろしくお願いします。
  
  
  旅旅旅-- 旅行三昧 --旅旅旅