南マーレ環礁旅行記(ブログ) 一覧に戻る
まだ施設や客層、スタッフやサービスについて書きたいのですが、何せ筆無精なので先に総評を書いてしまおうと思います。総評とは言えダラダラ書いています。すみません。<br /><br />このリゾートの特筆すべき点は、全33室しかない小さな島にもかかわらず、クオリティ高いレストラン、バー、スパ、マリンアクティビティ等必要なものが十分に揃っていること。<br /><br />そしてスタッフの対応が大変良い。良いというのは付かず離れずの絶妙な対応かと思います。過度にトレーニングされているというよりは、リピーターが多いこの島ならではの自然な対応なのでしょう。33室に対し、スタッフ数は155名だそう。半分は近隣の島のスタッフ施設から通っているそうです。<br /><br />他のリゾートではありがちな、折角のビーチにペットボトルとかゴミが転がっていたり、土嚢が剥き出しになっていたりというのとありません。見てると四六時中スタッフがごみ拾いをしています。もちろん時差で流れ着いたゴミを目にすることはあると思いますので、皆無とは申しませんが、それにしてもチリひとつないと言えます。これも特筆すべき点。スタッフを配し、コストをかけていると感じます。<br /><br />また、特に我が家は8ヶ月の息子でしたが、レストランスタッフからマリンセンター、部屋の清掃の方等々ありとあらゆるスタッフにめちゃくちゃ可愛がってもらいました。モルディブ人がこれほど子供好きとは発見でした。逆に言うと、7月という夏休み時期だったせいか、子連れは多かったです。レントランで走り回っている子もいましたので、静かに大人のリゾートを過ごされたいという方にはリスクはあります。客層は、ヨーロピアンが若干多めですが、アメリカ人も極わずかに、また中国人は家族、カップルともにそこそこいます。たまたまだと思いますが日本人には一晩レストランで家族連れに遭遇したのみ。意外と日本向けのプロモーションは低いのかもしれません。その他いそうなロシア人、韓国人は見ませんでした。また、口コミで、人に会わない、静かで、裏さみしいくらい静寂なリゾートというコメントを見ましたが、個人的にその印象はまったくありません。出かけると桟橋で他のゲストやスタッフにすれ違うことがほとんどでした。小規模なリゾートなので、落ち着いているとは思います。<br /><br />余談ですが、初日日曜夜にレストランで10人程度の中国人の大家族2組、15名程度のモルディブ人の家族がいました。ひと昔のようなどんちゃん騒ぎの家族ではありませんでしたが、初日ということもあり、このリゾートの選択謝っちゃったかー、と思いましたが、翌日以降姿を見ないので聞いて見たところ、コモの姉妹リゾート、マーリフシの客が最終日にマレ空港からの夜便に向かう前に、ココアまで水上飛行機で寄り、夕食を取ってからココアからボードで空港に向かうというプランがあるのだそう。大家族はそのプラン組だったそうです。確かにココアは大きなヴィラは最上位のコモヴィラズだけですので、大家族のステイは難しいかもしれません。逆説すると、マーリフシはそのリスクがあるということかと思います。ココアが良いリゾートですので、マーリフシも気になりますが、大騒ぎする大家族がいるリスクを鑑みると考えものと思いました。ま、もはやこれはどこに行ってもつきものなので気にしない方がいいかもしれません。<br /><br />話しが飛んで恐縮ですが、客室数が少ない為、アクティビティの参加者が極少人数か、完全プライベートになる確率が高いと思いました。これはアドバンテージです。我々はサンセットクルーズに行きましたが、まさに貸切。2時間のクルーズで、カップルで250ドル(シャンパン、ビール等々フリーフローに軽食付き)ですが、前半で環礁の外までイルカを見に行き(特にこの時期は99%見れるそうです)、夕焼けを見ながらシャンパンで乾杯はさながら加山雄三ばりの浪漫クルーズ(笑)今までも他のリゾートでサンセットクルーズは何度となく行きましたが、ココアのものは非常に価値あるクルーズでした。子供は船長やスタッフがずっと抱っこしていていれたので、嫁とゆっくりロマンチックな時を過ごす事ができました。通常ボードのチャーターは500ドルからだそうで、半額で飲み物食事付き、スタッフが4名搭乗と、これはアリです。<br /><br />また、キャンドルライトディナーやサンドバンクディナーについては子供がいるのであえて経験しませんでしたが、サンドバンクディナーは島の東の端のビーチにテーブルを構えるので、360度なにもないサンドバンクディナーとは異なります。(北マーレのバンヤンツリーのものはボードで360度なにもないサンドバンクに出かけます。バロスにもありますが、バロスのはリゾートに近いので隔絶感は劣ります)ココアのサンドバンクディナーも何もない島の端ということでプライベート感は高いですが、何せ東側向きですのでせっかくの美しいサンセットは臨めません。暗くなれば、日中は美しいサンドバンクも見えませんし、干潮でないとサンドバンクは隠れますのでさらに意味ないです。個人的にはキャンドルライトディナーで西側、つまりレストランの周辺に設定してもらうの方が良いかと思いました。<br /><br />逆にこのリゾートの難点を敢えて挙げると、コモヴィラズとワンベッドルームヴィラを除いて、ヴィラ側には目の前にローカルの島とリゾート島がありますので、180度水平線という感じではなく、地球の果てまで来た感は低いです。また、こういうことをこういう場所で申し上げるのは適切でないと思いますが、ローカル島から一日に5回、イスラムのお経の放送が大音量で聞こえてきます。神聖なものだと思いますのでとやかく言えませんが、インターナショナルなリゾートからすると違和感があるのは否めません。数日すると慣れるといえば慣れるのですが。<br /><br />脱線しましたが、ココアの総評ですが、率直な感想として、このリゾートは玄人が行き着くリゾートかと思います。よく言う「大人のリゾート」。色々なとこを経験をしてきたからこそ分かる価値がある。モルディブに限らず、色々なリゾートやホテルを経験している人にはよりこのリゾートの良さがより分かるでしょう。もちろんモルディブ初心者でも素晴らしいと感じると思います。そういう意味では若い新婚さんのハネムーンでもココアで素晴らしい体験ができると思います。一方で、自分もそうでしたが、モルディブ初心者はどのリゾートでも感銘を受けると思います。どこも海は美しいし、食事も美味しい。モルディブのリゾートはダイバーズアコモデーション等でない限りは、どこもクオリティ高いですから。<br /><br />ココアは華美でファンシーな設備がある訳でもなく、島も小さく、客室数も少ない。安価なホテルとして経営することも簡単でしょうが、この島やビーチの美しさ、希少さを大切にし、高次元のサービスを提供しようとするスタッフのクオリティの高さにその魅力が凝縮されていると思います。<br /><br />個人的に好きな国内リゾートに那須高原の二期倶楽部があります。残念ながら二期倶楽部の単独経営は夏をもって終了。その後は星のリゾートとしてリオープン予定ですが、ここは大好きな高原リゾートでした。星のやは大変お世話になっている宿なのですのが、二期倶楽部はチェーンに属さずに、41室というやはり小規模のリゾートであるにもかかわらず、客室やレストラン、スタッフ等、あそこまで次元の高いサービスを提供していたことに大変価値を感じていました。ココアはチェーンに属するものの、それに似た次元でサービスを展開しているリゾートという印象です。常連として別荘のように年に1回は帰ってくるところ。それがココアの魅力かと思います。

Como Cocoa Island (ココアアイランド バイ コモ)Vol.5 - 総評

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2017/07/16 - 2017/07/23

335位(同エリア611件中)

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Blue Wing

Blue Wingさん

まだ施設や客層、スタッフやサービスについて書きたいのですが、何せ筆無精なので先に総評を書いてしまおうと思います。総評とは言えダラダラ書いています。すみません。

このリゾートの特筆すべき点は、全33室しかない小さな島にもかかわらず、クオリティ高いレストラン、バー、スパ、マリンアクティビティ等必要なものが十分に揃っていること。

そしてスタッフの対応が大変良い。良いというのは付かず離れずの絶妙な対応かと思います。過度にトレーニングされているというよりは、リピーターが多いこの島ならではの自然な対応なのでしょう。33室に対し、スタッフ数は155名だそう。半分は近隣の島のスタッフ施設から通っているそうです。

他のリゾートではありがちな、折角のビーチにペットボトルとかゴミが転がっていたり、土嚢が剥き出しになっていたりというのとありません。見てると四六時中スタッフがごみ拾いをしています。もちろん時差で流れ着いたゴミを目にすることはあると思いますので、皆無とは申しませんが、それにしてもチリひとつないと言えます。これも特筆すべき点。スタッフを配し、コストをかけていると感じます。

また、特に我が家は8ヶ月の息子でしたが、レストランスタッフからマリンセンター、部屋の清掃の方等々ありとあらゆるスタッフにめちゃくちゃ可愛がってもらいました。モルディブ人がこれほど子供好きとは発見でした。逆に言うと、7月という夏休み時期だったせいか、子連れは多かったです。レントランで走り回っている子もいましたので、静かに大人のリゾートを過ごされたいという方にはリスクはあります。客層は、ヨーロピアンが若干多めですが、アメリカ人も極わずかに、また中国人は家族、カップルともにそこそこいます。たまたまだと思いますが日本人には一晩レストランで家族連れに遭遇したのみ。意外と日本向けのプロモーションは低いのかもしれません。その他いそうなロシア人、韓国人は見ませんでした。また、口コミで、人に会わない、静かで、裏さみしいくらい静寂なリゾートというコメントを見ましたが、個人的にその印象はまったくありません。出かけると桟橋で他のゲストやスタッフにすれ違うことがほとんどでした。小規模なリゾートなので、落ち着いているとは思います。

余談ですが、初日日曜夜にレストランで10人程度の中国人の大家族2組、15名程度のモルディブ人の家族がいました。ひと昔のようなどんちゃん騒ぎの家族ではありませんでしたが、初日ということもあり、このリゾートの選択謝っちゃったかー、と思いましたが、翌日以降姿を見ないので聞いて見たところ、コモの姉妹リゾート、マーリフシの客が最終日にマレ空港からの夜便に向かう前に、ココアまで水上飛行機で寄り、夕食を取ってからココアからボードで空港に向かうというプランがあるのだそう。大家族はそのプラン組だったそうです。確かにココアは大きなヴィラは最上位のコモヴィラズだけですので、大家族のステイは難しいかもしれません。逆説すると、マーリフシはそのリスクがあるということかと思います。ココアが良いリゾートですので、マーリフシも気になりますが、大騒ぎする大家族がいるリスクを鑑みると考えものと思いました。ま、もはやこれはどこに行ってもつきものなので気にしない方がいいかもしれません。

話しが飛んで恐縮ですが、客室数が少ない為、アクティビティの参加者が極少人数か、完全プライベートになる確率が高いと思いました。これはアドバンテージです。我々はサンセットクルーズに行きましたが、まさに貸切。2時間のクルーズで、カップルで250ドル(シャンパン、ビール等々フリーフローに軽食付き)ですが、前半で環礁の外までイルカを見に行き(特にこの時期は99%見れるそうです)、夕焼けを見ながらシャンパンで乾杯はさながら加山雄三ばりの浪漫クルーズ(笑)今までも他のリゾートでサンセットクルーズは何度となく行きましたが、ココアのものは非常に価値あるクルーズでした。子供は船長やスタッフがずっと抱っこしていていれたので、嫁とゆっくりロマンチックな時を過ごす事ができました。通常ボードのチャーターは500ドルからだそうで、半額で飲み物食事付き、スタッフが4名搭乗と、これはアリです。

また、キャンドルライトディナーやサンドバンクディナーについては子供がいるのであえて経験しませんでしたが、サンドバンクディナーは島の東の端のビーチにテーブルを構えるので、360度なにもないサンドバンクディナーとは異なります。(北マーレのバンヤンツリーのものはボードで360度なにもないサンドバンクに出かけます。バロスにもありますが、バロスのはリゾートに近いので隔絶感は劣ります)ココアのサンドバンクディナーも何もない島の端ということでプライベート感は高いですが、何せ東側向きですのでせっかくの美しいサンセットは臨めません。暗くなれば、日中は美しいサンドバンクも見えませんし、干潮でないとサンドバンクは隠れますのでさらに意味ないです。個人的にはキャンドルライトディナーで西側、つまりレストランの周辺に設定してもらうの方が良いかと思いました。

逆にこのリゾートの難点を敢えて挙げると、コモヴィラズとワンベッドルームヴィラを除いて、ヴィラ側には目の前にローカルの島とリゾート島がありますので、180度水平線という感じではなく、地球の果てまで来た感は低いです。また、こういうことをこういう場所で申し上げるのは適切でないと思いますが、ローカル島から一日に5回、イスラムのお経の放送が大音量で聞こえてきます。神聖なものだと思いますのでとやかく言えませんが、インターナショナルなリゾートからすると違和感があるのは否めません。数日すると慣れるといえば慣れるのですが。

脱線しましたが、ココアの総評ですが、率直な感想として、このリゾートは玄人が行き着くリゾートかと思います。よく言う「大人のリゾート」。色々なとこを経験をしてきたからこそ分かる価値がある。モルディブに限らず、色々なリゾートやホテルを経験している人にはよりこのリゾートの良さがより分かるでしょう。もちろんモルディブ初心者でも素晴らしいと感じると思います。そういう意味では若い新婚さんのハネムーンでもココアで素晴らしい体験ができると思います。一方で、自分もそうでしたが、モルディブ初心者はどのリゾートでも感銘を受けると思います。どこも海は美しいし、食事も美味しい。モルディブのリゾートはダイバーズアコモデーション等でない限りは、どこもクオリティ高いですから。

ココアは華美でファンシーな設備がある訳でもなく、島も小さく、客室数も少ない。安価なホテルとして経営することも簡単でしょうが、この島やビーチの美しさ、希少さを大切にし、高次元のサービスを提供しようとするスタッフのクオリティの高さにその魅力が凝縮されていると思います。

個人的に好きな国内リゾートに那須高原の二期倶楽部があります。残念ながら二期倶楽部の単独経営は夏をもって終了。その後は星のリゾートとしてリオープン予定ですが、ここは大好きな高原リゾートでした。星のやは大変お世話になっている宿なのですのが、二期倶楽部はチェーンに属さずに、41室というやはり小規模のリゾートであるにもかかわらず、客室やレストラン、スタッフ等、あそこまで次元の高いサービスを提供していたことに大変価値を感じていました。ココアはチェーンに属するものの、それに似た次元でサービスを展開しているリゾートという印象です。常連として別荘のように年に1回は帰ってくるところ。それがココアの魅力かと思います。

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