2017/06/16 - 2017/06/18
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Takashiさん
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ホッキョクグマ(シロクマ)の狩りは主に海氷の上で行われる。獲物はアザラシだ。固い海氷が海に接するあたりはホッキョクグマ観察にことに適していて、ナショナルジオグラフィック・エクスプローラーはそのような海域をゆっくり北上した。
ホッキョクグマが見つかった。初めのうちは遠くで寝ているだけだったが、そのうちに2頭のクマが船に興味を持って超接近してきた。
北緯80度を超えた所で氷に阻まれて船は反転して南下した。トナカイや鳥を見ながら航海を続けスピッツベルゲン島の東側に達した。そして北上。
海氷が密になり、再びホッキョクグマが現れた。2頭のクマは近い距離で見ることが出来た。遠く氷河をバックに氷原を歩くクマも絵になった。また、シロナガスクジラのダイブを目撃した。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
6月16日、午後。マグダーレンフィヨルドを後にした船は北上を続けた。北緯80度が近い。地図の横線が80度線である。数字の80を記した当たりに船がいる。
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あたりは荒涼として、北極の雰囲気に満ちている。
ホッキョクグマは氷の上でアザラシを待ち伏せする。ホッキョクグマの巨体を支えるのだから、氷は十分厚くなければならない。最近の地球温暖化で北極海の氷が解けるのが早くなり、狩りを出来なくなったホッキョクグマがやせてきたと心配されている。
ところが今年は様子が違う。たくさんの氷が残っている。去年は北緯83度まで行かなければならなかったが、今年は80度に達しなくても、この様子だとスタッフが言っていた。 -
しばらくして船長がホッキョクグマを見つけた。私たちには見えない。船が近づくとうっすらと黄色っぽい筋が見えた。船長の目は凄い。クマは寝ているらしい。
船はクマを後に進んでいった。また船長がクマを見つけた。今度は、ハッキリ見えるところまで近づけたが、クマは寝ている。アザラシを食べ終わった後らしい。
少し待ってから船はさらに北へ進んだ。 -
アザラシの残骸のようなものにオオトウゾクカモメが取り付いて、シロカモメと争っている。
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また、寝ているホッキョクグマが見つかった。
船はゆっくり近づいていく。近づきすぎてはいけない。 -
400 mmズームで撮影してトリミングすると何とか見られるようになった。
クマは起き上がらない。残念なことだ。
もう午後10時頃だが、完全な白夜なので観察に支障はない。私たちはデッキに止まった。 -
左手に別のクマが現れた。船に興味を持ったらしい。
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どんどん近づいてくる。
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船の近くまで来てしまった。アザラシを食べ終わった後なのか、顔が黒っぽい。
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船を見上げている。美味しそうな匂いがするのだろう。
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しばらくして、あきらめたクマは去って行った。
泳いでいる。 -
さらに歩く。
しかしこの先には、寝ているクマがいる。 -
寝ていたクマは起き上がった。
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イチオシ
そして、船に興味を持って近づいてきた。
巨大で、しかも綺麗なクマだ。 -
やはり船のすぐ近くまで来て船を見ている。
やがてクマは氷原の彼方に去った。素晴らしい時だった。皆の顔が喜びに輝いている。
リンドブラッドは航海の様子をDaily Expedition Reportとして公開している(ホームページのトップから入ることが出来る)。それを見て、一度はクマをちゃんと見られる機会があると思っていたが、それが早くも実現したのである。しかも、2頭のクマが近づくなどということは、滅多にないそうだ。 -
船はさらに進んで北緯80度線を突破した。
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行く手にはビッシリと氷が張っている。
ここで船は反転し南下を始めた。 -
6月17日。船はベルスンに着いた。冒頭の地図で、3で示した所である。
早速、ゾディアックで上陸した。ここはトナカイが多い。 -
大きなオスも。
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ユキホウジロが飛んでいった。
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ムラサキハマシギらしい。
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群れて飛んでいるのはヒメウミスズメである。
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営巣しているのである。
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6月18日。船はスッピツベルゲン島の東側を北上しStorfjordenに入った。
図の4で示す位置にある。 -
イチオシ
風がなく、海面は鏡のようだ。雲が綺麗に映っている。
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ホッキョクグマが見つかった。泳いでいる。
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上陸。
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発信器を付けている。クマにとっては迷惑だろう。
ホッキョクグマの移動経路はもう分かったのではなかろうか。研究のための研究でなければいいが。 -
ハシブトウミガラスが飛んでいく。
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シロナガスクジラが現れ、きれいなダイブをした。
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シロナガスクジラの潮吹き。
シロナガスクジラの数は増えてきて、絶滅の危機を脱しつつあるらしい。 -
氷の上にセイウチがいる。
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アップ。
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遙か遠くの氷の上を母グマが子連れで急いでいる。子供たちは必死についていった。
薄い霧の中、やっと写真を撮った。
遠くに雄グマがいて、警戒した母グマが逃げているのだそうだ。余計なストレスを与えないよう、船長は追跡しなかった。
子連れのクマを見たのは、この時だけだった。昨年は氷が少なく、クマがやせていたそうだから、そのためであろう。今年はクマがまるまると太っているそうだから、来年は多くのコグマに会えるかもしれない。 -
ハジロウミバトが飛んでいる。
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午後にゾディアッククルーズ。
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温かい飲み物を頂いた。
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船はさらに北へ進んでいった。
氷が増えてきた。
ホッキョクグマが何か食べている。氷に隠れているが、間違いなく、仕留めたアザラシだろう。 -
若いホッキョクグマが氷の上を歩いている。
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イチオシ
距離が近く、海氷の上であることがハッキリして、満足な写真となった。
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イチオシ
さらに進むと、またホッキョクグマがいた。背後には氷河が光を浴びている。この壮大な空間をホッキョクグマは移動しているのだ。
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船長は、総計、20頭のホッキョクグマを見たと言った。クマが近いとアナウンスがあるが、遠いとアナウンスされないので見逃す時もある。私たちも12頭ほどのクマを見た。
さらに船長は、問題は頭数ではない。近くで何頭見たかだと言った。今回は4頭である。船長が誇っていい数である。
私はカナダのチャーチルでホッキョクグマを見ている(http://4travel.jp/travelogue/10764167)。数を多く見るにはチャーチルがいいが、本来の生息地である氷の上のクマを観察するには、こちらがいい。
なお、氷が早く解けるので、ホッキョクグマ・クルーズの時期がだんだん早くなっている。昨年の結果に基づいて、リンドブラッドは、来年は、5月出発のツアーを設定している。この様子では6月出発の追加が必要かなとスタッフが言っていた。
満足した私たちを乗せて、船はさらに進んでいった。まだ丸2日のプログラムが残っている。
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この旅行記へのコメント (6)
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- hiromiegorengさん 2019/03/17 20:54:20
- はじめまして
- 旅行記拝見しました。
ホッキョクグマが大好きで、死ぬまでに一度、野性のホッキョクグマを見に行きたいと思っています。
それまでにどうか、絶滅しませんように、北極圏の氷海が今以上になくなりませんようにと、エコ活動に励んでいます。
美しいホッキョクグマの写真に感動いたしました。ありがとうございました。
- Takashiさん からの返信 2019/03/20 23:22:10
- RE: はじめまして
- hiromiegoreng さん
こんばんは
お便りを頂き、大変有り難うございます。御返事が遅く失礼致しました。小笠原へのクルーズツアーに参加し、今日、帰宅しましたが、旅行中ネットにつなぎませんでした。お許し下さい。
ホッキョクグマは本当に素晴らしい生き物ですね。チャーチルとスヴァールバル諸島と、それぞれの利点がありますが、どちらも感激します。お出かけになれば、まず確実にご覧になれると思います。ご質問などありましたら、気軽にお問い合わせ下さい。
今後とも宜しくお願い致します。
Takashi
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- olive kenjiさん 2017/08/21 10:04:06
- はっ?スヴァールバル諸島?
- Takashi先生 かなりかなりご無沙汰しています。
また古い旅行記に沢山いいねありがとうございました。
また今回も南極に引き続き凄い旅行なさっていますね。
それも同じ船とは。その時のウェアーを着こむとは誇らしげですね。
白熊を見に行くツアーなど日本人世界のどこでも行くようになっていても、中々いないと思います。大体行かれている地名さへどこか分かりません。貴重な旅行記見させて頂きました。
船長さんのお言葉がいいですね。白熊を沢山見るのではなく近くの白熊を何頭見るかが問題であると。
クルージングの後のフイヨルドでの過ごしかたも何と贅沢で羨ましいかぎりでございます。
私たちもいつかこのような旅をしたいなと思うばかりであります。
これからもインディージョーンズTakashi先生を見習って精進したいと思っています。
- Takashiさん からの返信 2017/08/21 11:16:34
- RE: はっ?スヴァールバル諸島?
- olive kenji さん
おはようございます
旅行記を沢山読んで下さり、コメントとご投票を頂き、大変有り難うございます。
北極クルーズは予想より更に良かったです。出発前は南極と似ているのではないか、などと半信半疑の面もありましたが、全く違っていて、何艘かのクルーズ船が出かけるだけのことはあると思いました。南極の時と比べると、円安になっていたのだけは、こたえました。それでも、日本から出発する北極ツアーよりは大分安くなっています。添乗員の費用がかかりませんものね。
クルーズ後のガイランゲルフィヨルドは付け加えたかいがありました。宿泊費も一泊2人で2食付き1日5万円(ワイン含む)でしたから、日本で出かけるより安いかもしれません。どうせ税金だサービス料だと追加が来ると思っていたのがそうでなかったのには驚きました。北欧は物価高と言われ、そういう面も確かにありますが、良い宿を選べば快適に楽しく旅行できる所でもあると思いました。
olive kenjiさんの旅行記も楽しませて頂きました。分からなければ話にならない、将にそのクラスの人間にもわくわく感が伝わってきます。飛行機、帆船、いろいろなものにご興味をお持ちなのですね。好奇心があることが高齢になっても楽しく生きる条件の一つと思いますので、私も大旅行はあとわずかとなっても、いろいろと興味を持ち続けようと考えています。
Takashi
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- ドロミティさん 2017/07/21 02:32:21
- ご無沙汰いたしております。
- Takashiさん、こんばんは。
海氷の上を歩くホッキョククマ、とても興奮しました。
今回もTakashiさんの軽妙で無駄のない語り口に、まるで
動画を見ているかのように楽しく拝見しました。
ホッキョククマから見るとアザラシにありつけて良かったけれど、
アザラシに軸を置くとアザラシが可哀想になります。
生き物紀行などの放送を見ては、いつもどっちに付くか、、
一人で悩んでしまいます^^
フィヨルド巡りも懐かしく拝見しました。
作曲家グリーグのペール・ギュントに表される美しい神秘の国、
少し寂しい国という印象を受けました。
20年前にも行かれたと書かれてあったので、
確か同じ頃にフィヨルド巡りをしていたので、古いアルバムを
出して確認しましたら、我が家は97年8月でした。
暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。
ドロミティ
- Takashiさん からの返信 2017/07/21 09:52:21
- RE: ご無沙汰いたしております。
- ドロミティ さん
おはようございます
旅行記を読んでくださり、コメントを頂き大変有り難うございます。
ホッキョクグマがやってくるのには、こちらも大変興奮しました。同じような写真ばかり撮り、整理が大変でした(笑)。そんなに近くに来ることはないかもしれないと、どの望遠レンズを持って行くか悩みました。本当は単焦点の大型レンズにしたかったのですが、機内持ち込みの重量制限に引っかかる可能性があり、ズームにしました。正解で、クマが近づいたときは、画面からはみ出さないよう、ズームを最低近くにしました。
獲る側か、逃げる側か、どちらにつくか悩むのは私も同じです。生き物番組を見ると同じように感じます。今回はすっかりホッキョクグマ側でしたけれど (笑)
ノルウェー人はバイキングの子孫にしては少しシャイで無口な気がしました。長い冬を耐えるからでしょうか。
私たちは2000年ですから、ドロミティさんたちが先輩ですね。今回に比べると、至ってのんびりした旅でした。今や旅人の数は驚くべきレベルです。世界遺産になったとiうこともあり、魅力が広く知れ渡ったのでしょうね。
暑さ本番ですが、お元気でお過ごしください。
Takashi
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