中国・桂林旅行　Ⅱ

2017/06/23 - 2017/06/26

桂林格安ツアーの3日目です。

エリア 桂林(中国)

　本日は曇天、午前8時ホテル出発、近場の市内観光です。
　写真はホテルの部屋からの直近の観光地、南渓山公園の眺望です。

　まずは昨夜、クルーズ観光した两江四湖の北端に位置する「畳彩山」です。
　ここの山頂は、奇岩が林立する桂林が一望できる展望スポットで468段の石段を登らなくてはなりません。
　60歳ちょい過ぎの私は軽く汗ばんだ程度ですが、年配のツアー客はかなりしんどそうでした。
　山の中腹の風洞があり、ここの中の岩盤には仏像が刻まれており、唐や宋の時代の石刻とのことでした。
　少々息を切らしながら展望台に登り詰めると、林立する奇岩、伏波山、桂林市内などの眺望が目に入り絶景を楽しみました。

　中腹の風洞

　山頂の展望台

　続いて向かった観光地は、鍾乳洞「穿山岩」です。
　桂林には多数の鍾乳洞がありますが、ここには他で見られないような地質学上貴重な鍾乳石が存在するとかで脚光を浴びているそうです。

　鍾乳洞の入口

　バス移動中の車窓からの逍遙楼

　その後木⻰湖公園に入場し、湖畔の宋城の外観を見学。

　そして宋城に隣接した「添福楼 粗食会所」にて精進料理バイキングの昼食です。
　ここでは野菜料理ばかりでアルコール類を提供していない女性向きのレストランです。

　数々の精進料理。
　ドリンクはフリー、とは言っても常温でしゃびしゃびの人参、トマト、スイカ、ブドウのジュースでした。

　この後、格安ツアー定番のショッピング会場を回って桂林のシンボルタワー日塔、月塔をバックに写真撮影。
　金色に輝く日塔は、9層42m、銀色に輝く月塔は7層35mだそうです。

　写真撮影後は、徒歩で桂林の繁華街「正陽街」に向かい自由行動です。
　長さ1㎞位の繁華街で、その先は王城となります。

　集合時間までに余裕があったことから王城まで足を伸ばすことにしました。

　王城の入口前では数人の制服姿の女子学生が記念撮影していました。
　彼女らは高校の卒業式終了後に王城前で記念撮影とのこと。
　彼女らに同意を得て写真撮影。
　王城は、見学時間不足で入場を諦めて集合場所に戻りました。

　喉の渇きを癒すために、この日初めてのビールを繁華街のお土産屋さん正阳老店で、330mlの漓泉啤酒の銘柄のビールを3人民元で、併せてお土産を購入しました。

　お土産屋さんの店構え

　集合後は、桂林最後の夕食です。レストランは３階建てで一棟まるまる「巧艺軒食府」という広東料理店です。

　メインは三枚肉のサツマイモ鋏み煮で角煮の感じです。
　他は青菜炒め等、定番の料理で、やはりごてごてのチャーハンでした。
　いずれにせよ今回の格安ツアーで美味しかったという料理には案の定、巡り合えませんでした。
　ホテルまでの帰路、現地ガイドから明日の天気は荒天で高速鉄道には影響が無いものの、桂林北駅までの交通状態を危惧して予定出発時刻より20分早く、午前5時50分集合、午前6時出発を指示され、更には飛行機の欠航があるかもとので解散となりました。
　私たちは5年前にイタイア観光の帰路、乗継地の香港に台風が上陸した関係で帰りの便が無くなってしまいました。
　私たちは幸いにもフィンランド乗換え、成田乗換え。他の同一ツアーの人は北京、成田乗り換え。
　残りは残留となり、初めてのフィンランド空港では手続きが理解できず、もう一歩で乗り遅れる事態に陥ったことを彷彿されました。
　雨は深夜から降り出し起床時は土砂降りでした。
　全員が集合時刻より早く集合したことでホテルが用意した朝食弁当を頂き、直ぐにバスに乗車して出発しました。

　帰国の朝は土砂降り。
　出発早々、現地ガイドが忘れ物はないかと確認したところ、一人の男性が命の次に大切なパスポートをベッドの下に置き忘れたとのこと。
　ガイドはこの荒天の事態に加えて忘れ物に表情が強ばり直ぐＵターン、また駅の直近では全く動かずの大渋滞。ガイドは下車して様子を見に行って戻ると、乗用車が冠水した道路を走る勇気が無くて停車していたそうです。

　停車車両は、通行に困った人たちで道路の脇に排除したことで難を逃れ、無事列車出発時刻に間に合いました。やれやれ。