2017/06/13 - 2017/06/18
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カルピクッパさん
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少し早目の夏休み。ツアーでモンサンミッシェルとパリを訪れました。お天気にも恵まれ、フォトジェニックなモンサンミッシェルやパリの街並みを堪能することができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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これまで、イギリス、スペイン、イタリア、ポルトガルと旅してきましたが、どうしても行きたかったフランス、それもモンサンミッシェルをついに訪れることができましたので、久々に投稿します。
今回はH社のツアー、それも少しお得な6日間のモニターツアーに参加しました。
1日目は、成田から経由地のイスタンブールに向かうのみ。ターキッシュエアは初めての利用でした。エアバスのA330型機は2:3:2の座席配置でした。日本人を中心に混んでいましたが、なぜか私たち夫婦の席は、真ん中の3列の席のそれぞれ通路側で真ん中は空席でした。ラッキー。
午後7時過ぎに離陸して1時間経ったころ夕食が提供されました。私は鱈のグリル、妻はチキンとチンゲン菜のソテーを選びました。それほど期待していなかったのですが、美味しかった。コーヒーも機内で出てくるレベルのものより数段美味しかったと思います。昨年使ったエミレーツよりも私には合っていたようです。 -
2日目、午前3時頃、朝食は和食を選びました。鯖の塩焼き、卵焼き、焼き豆腐、椎茸の煮物でした。妻はスクランブルエッグを中心とした洋食を選んでいました。
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午前4時半頃、約12時間のフライトを終え、イスタンブールに到着しました。当然ながらターキッシュの飛行機がずらりと並んでいます。2時間の乗継時間の間、トルコの土産物を眺めたり、あっ、トルコといえばトルコアイスだ!と。ピスタチオのアイスは伸びて伸びてしかも美味しい。けど8ユーロは高い。そうこうしている間に搭乗の時間。パリまで約3時間30分の道のりです。今度は、窓側縦並びの席。朝7時前、エキゾチックな屋根が並ぶイスタンブールの街の上を飛行機は飛んでいきます。この街にもいつか来てみたいと思いました。
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本日2度目の朝食は、スクランブルエッグとパイでした。先ほど和食をチョイスした私はまだしも、妻はまた同じ卵料理に閉口していました。
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飛行機は高度を下げて、北海道のようなパッチワークの畑の上を飛んでいます。
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あれ、下に見えるのは着陸するはずのシャルル・ド・ゴール空港じゃないの? 飛行機は空港の上を通り過ぎていきます。そのうちパリの街並みが見えてきました。蛇行するセーヌ川、あ、エッフェル塔も眼下にあります。パリを通り過ぎてから、飛行機は大きく左旋回して戻っていきます。そういう進入のしかたをするんですね。午前9時半頃、無事パリに到着。トルコ語の機内アナウンスは全くわかりません。乗継便では日本語の放送がないため、何とか英語で理解するしかありません。でも、CAのサービスも悪くなかったです。
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到着後、まずはパリの街を1時間程度バスで案内してくれました。初訪問の私にとっては、グーグルマップと突き合わせながら街のアウトラインを理解できる機会となりました。市内に入ると、かなりの渋滞。セーヌ川に沿って走ったり、シャンゼリゼ通りを走ったり、凱旋門の周りを回ったうえで、エッフェル塔の見えるシャイヨー宮でフォトストップ。世界中から集まった観光客と物売りだらけです。
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そのままパリを発ち、約5時間のバス旅となります。途中、ドライブインに2度立ち寄り、サンドイッチで昼食を済ませました。快適なハイウェイはちょうど良い昼寝の時間でした。静かなバスの中。午後6時前、ハイウェイを外れると車窓の遠くに小さくモンサンミッシェルを見ることができました。それがどんどん近づいてきます。バスは、今夜のホテルGABRIELに到着。日本のペンションのようなこじんまりとした宿ですが、色づかいやデザインがポップです。
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ここから島まではシャトルバスで10分程度、歩くと30分かかると聞きました。荷物を置いて早速ホテルから歩いて7~8分のところにある展望台のようなところに向かいました。ここを流れている川の向こうにモンサンミッシェルを眺めることができます。午後7時とはいえまだまだ明るい夏のフランスです。
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とりあえず夕食です。今日はツアーに組み込まれているレストランでの夕食。メニューはお決まりともいえるオムレツが前菜、聞いていたとおり淡白な味、まあこんなもんでしょう。
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そのあとお魚のメインとデザートで終了。お魚はソースが白ワインに合って美味しかった。
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宿に戻ってシャワーを浴びて少し休んだあと、ようやく日が傾いた外に出かけました。今度は三脚を持っていきました。ちなみに今回のカメラは、私がオリンパスのミラーレス一眼、OM-D EM-1、妻は同じくオリンパスのSH-3というコンデジ、その他にそれぞれのiPhone7を使いました。ホテル前がシャトルバスの停留所のため、とても便利です。バスも10分間隔でどんどん来ます。これ無料なのは凄いです。馬車もありましたがこちらは有料だそうです。島が近づき、見上げるような感じになりました。あーやっぱり凄いなー、良くこんなものを作ったなー、と感慨に浸ります。
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以前はここまでクルマが入ってきたようですが、美しい島を見せるため、大規模工事により堆積した砂が除かれ、シャトルバスのみ入れる形となったそうです。
少しずつ暗くなるに合わせて、ライトがモンサンミッシェルを照らし始めます。空が夕焼けに染まります。これが見たかったので、どうしてもここに泊まりたかったんです。遂にこの目でこの光景をとらえることができました。 -
1時間ほど写真を撮っていたでしょうか。バスで戻り、今度はさきほどの展望台から遠景を撮りました。既に午後11時過ぎです。でもここまでの旅の疲れは忘れていました。
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イチオシ
3日目の朝を迎えました。5時半頃、少しずつ明るくなってきました。昨夜の展望台に行って、今度は朝のモンサンミッシェルを撮ります。空が朝焼けに染まり、モンサンミッシェルの裾には靄がたちこめていました。まわりには数人しかいません。誰もがそこに佇み、静かに朝の光景に酔いしれているようでした。
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宿に戻り、簡単な朝食。とはいえ、チーズ、ハム、卵、フルーツ、様々なパンと思っていたよりずっと充実したものでした。
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チェックアウトしたのち、バスにスーツケースを預け、再びシャトルバスで島に向かいます。今日の午前中は、修道院に入ります。バスを降り少し歩いて門をくぐり、グランド・リュと呼ばれる参道を歩き始めます。
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まだお店はやっていませんでしたが、日本にもできたラ・メール・プラールなどのレストランが並んでいます。見上げれば、「大天使ミカエル像」が朝日を受けて金色に輝いています。
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「西のテラス」からは広大な干潟が眺められました。あっ、修道院の影が干潟に映っています。影富士を見たことがありますが、影モンサンミッシェルが見られるとは思いませんでした。
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iPhoneのパノラマで撮ってみました。広大な干潟が広がります。
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大天使ミカエルの周りには絶えず海鳥が旋回していました。
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窓から注ぐ日差しが構造物のデザインを浮かび上がらせます。
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修道院の中を巡りましたが、「列柱廊」と呼ばれるところは残念ながら工事中でした。ゆっくりと巡ってからお土産や昼食のサンドイッチを買い、シャトルバスで島を後にしました。午前11時過ぎ。どっと観光客が増えてきました。朝一番の観光で落ち着いて巡ることができました。
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名残惜しいですが、そろそろパリに向かう時間です。またね。
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午後1時、ツアーバスでパリに向け出発しました。午後6時にパリの街に入りましたが、今日は大渋滞。ホテルに到着したのは午後7時過ぎでした。今日のホテルは、17区にあるTIMHOTEL BERTHIER PARIS17。中心部からかなり離れていますが、幸いなことにメトロとRERの駅前です。
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荷物を預けてすぐに駅に向かいます。カルネという回数券を買い、RERに乗ります。券売機はフランス語と英語切り替えで、ローラーをくるくる回して画面を操作したら割と簡単に理解できました。メトロと共通の切符なので、心配いりません。ただしRERは出口でも切符を機械に通す必要があります。電車は2階だてでヴェルサイユまで行くようです。日本語の案内にビックリ。一部の駅の構内放送でも日本語でスリに気をつけるよう呼びかけていました。
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今日は木曜日。オルセー美術館が午後9時45分まで開館しています。しかも入館料も9ユーロと少し安い。チケットの列は5分程度の待ちでした。iPadで案内を見ながら効率的に観ていきます。鉄道駅を改装した館内は、その面影が色濃く残っていました。
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そして、ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレットをはじめとする名画はさすが本物、迫ってくるものがありました。あれ、落穂拾いがない・・・案内に聞いたら「台湾に行っている」と、驚くべき答えが返ってきました。残念ですがしょうがないですね。閉館時間も迫ってきたため、退館し、地下鉄でオペラ座付近に向かいました。
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今夜の食事は、レオン・ド・ブリュッセルというムール貝のお店です。実は、ツアーの中でクーポンをもらっていたので、このタイミングで使うことにしたのです。ダッチオーブンのような鍋に山盛りのムール貝が。最初は驚きましたが、これが飽きずに食べられます。ビールやワインに合います。上げ底かな?と思っていましたが、そんなこともありませんでした。最後に残ったスープもパンにつけて食べました。デザートに出てきたワッフルも本のような大きさでしたが完食。お店を出たのは午後11時過ぎでした。夜の街やメトロは不安に感じていました。一応緊張して歩きましたが、危険は感じませんでした。
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4日目です。午前6時半に朝食。レストランは広々としていて、ここも品数の多いビュッフェで充実の朝食がとれました。
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メトロを乗り継ぎ、駅からグーグルマップに導かれながら目的地を目指します。妻が行きたいという「奇跡のメダイ教会」は、ビルの間にあり教会とはわかりません。8時に着いた時にはミサが行われていました。会社や学校に向かう前に祈りをささげる敬虔な信者の方々が大勢いました。ここは観光の匂いがしません。
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9時半に開いた売店では、メダイを購入しました。このメダイをいただき身につけていると奇跡が起こるということです。人に差し上げる立場の私には奇跡は起きないのでしょう。
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メトロで凱旋門へ。凱旋門のまわりは巨大なロータリーなので、ここを渡るには地下道しかありません。10時から屋上に登れるため、それに合わせて訪れました。チケット売り場には数人しか待っていませんでした。ここでシカゴから来た父娘と仲良しになり、待っている間に交代で地上で写真を撮ったりしました。凱旋門の天井を初めて見ることができました。
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ここから内部のらせん階段で登ります。
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屋上に上るには基本的には階段しかありません。らせん状の階段をグルグルと登っていきます。10分弱だったでしょうか。思ったよりきつくはありませんでした。
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屋上から眺めるパリの街はとても素敵です。凱旋門を中心に放射線状に道が作られているため、どの方角にもシャンゼリゼ大通りをはじめとする道が延びています。12ユーロの価値大だと思います。
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高い建物はエッフェル塔だけです。
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そして、メトロでオペラ地区に移動。モノプリでお土産用のエコバッグを買いました。このエコバッグには単色のものから花柄のもの、限定だそうですがエッフェル塔などの柄のものまであり、ちょっとお洒落な感じです。1ユーロちょっとからあり軽いのでお土産に最適です。
さて、これから「バストロノーム」に参加します。これも今回のモニターツアーに付いているもので、2階建てバスで食事を味わいながらパリの街を巡るものです。セーヌ川クルーズの陸版のようなものですね。一番後ろの席に案内されました。 -
窓が広く天井までガラスになっています。ワイングラスはテーブルの板に挟むようになっており、揺れにも倒れない仕掛けになっています。今回は特別仕立てのため、集合場所も飲み物のシステムも通常とは異なるようですが、通常のものはワイン飲み放題とかあるようです。酔いが早く回ってしまいそうですが。
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バスが動き出し、渋滞の中ゆっくり進みます。オペラ・ガルニエ、シャンゼリゼ、凱旋門、ルーブルなどを進みながら4品のメニューを味わいます。赤と白のワインが1杯ずつサービスされます。妻が飲めないため、私はワインを堪能することができました。
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お魚料理です。
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こちらはお肉。どれもバスの中とは思えない本格的なものでした。
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一つ難点を言うとすれば、暑い・・・。今日のように晴れた日のランチは避けて昼ならばお天気の悪い日、そしてディナーのツアーを選んだ方が良いかもしれません。でもこの季節はディナータイムもまだまだ陽が高い。薄着で参加しましょう。
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2時間半の食事が終わり、オペラ・ガルニエに歩きました。あの重厚感のある建物に入るのです。クレジットカード専用の券売機は待ちなしでした。
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大理石でできた壮大な中央階段金色に輝くホワイエ、そしてホールの天井に描かれたシャガールの「夢の花束」。バルコニーから見下ろすパリの街並みとクルマ、人。11ユーロの価値は十分にありました。
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このあと、メトロでシャンゼリゼに向かい、ルイヴィトン本店へ。妻が財布の買い替えを行うらしく、これに付き合うことになりました。ボディチェックの列に並び、建物すべてのフロアがヴィトンの本店に潜入。私は興味はないのですが、さすがに世界各地からの客が高価なバッグや財布をポンポン買っていきます。あるところにはお金あるのね。一旦ホテルに戻り夕食をとりましたが、カルフールで買ったサンドイッチとサラダでつつましやかに済ませました。
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さあ、日が暮れようとしています。夜のパリに出かけます。ライトアップされたルーブルで写真を撮り、そこからメトロで移動。
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国会議事堂が見えるセーヌ川のおそらく「コンコルド橋」という橋に三脚を立て、エッフェル塔にレンズを向けます。本当はもう少し近づきたかったのですが、メトロに乗っている間に午後11時になってしまうから。ここで十分。普通でも十分に美しいのですが、毎正時にキラキラと輝くのです。1分前から動画を撮り始め、バッチリとらえることができました。これを撮るためにわざわざ出てきたのです。満足!
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ちなみに今日はメトロに多く乗るため、モビリスという1日券を買っていました。7ユーロのもとはとれたかな。あー今日も朝から夜まで頑張りましたー。
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5日目=最終日です。空港に向かうのは午後3時過ぎとのことなので、それまでまだまだパリを楽しみます。一昨日買ったメトロのカルネの余りでモンマルトルへ。朝のサクレクール寺院。白亜のドームが青空に映えています。
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ドームに上がらなければ無料で中に入ることができます。中はとても静かで落ち着いた祈りの場でした。
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グーグルマップでは、そこからオペラ地区まで15分程度で歩けるようです。ブラブラ歩き始めました。お菓子屋さんがありました。ふらっと入ったら色とりどりのマカロン。少し小ぶりですが、96セントの安さ。ローズ、フランボワーズ、ピスタチオ、塩キャラメルの4つを買いました。本当に美味しかった。マカロンって美味しいことに気づきました。そして、テキトーなフランス語もそれなりに通じることがわかりました。英語も通じるようではありますが、できれば簡単なフランス語会話を覚えておくと良さそうです。
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オペラ地区では、パッサージュを訪れました。「パッサージュ・デ・パノラマ」、古き良き時代の商店街ですね。クラシックは天井や床の装飾がお洒落です。
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このあと、「ギャルリー・ヴィヴィエンヌ」も訪れました。パッサージュごとに趣が異なり、写真映えします。観光ポイントではないのですが、パリの魅力の一つかと思います。
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そして昼食、今回の旅行の最後の食事のお店は「シャルティエ」というレストランを選びました。1896年創業の老舗ですが、料理が安くてカジュアルな雰囲気のお店です。
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でも、店内はこれもクラシックで温かみのある装飾です。基本は相席なので、どんどん詰め込んでいきます。ヨーロッパの旅行者のご夫婦と相席で緊張してしまいましたが、
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料理が来ると、「おいしそうだね」なんて感じでコミュニケーションがとれます。さて、メニューですが、テリーヌ・ド・カンパーニュ3.8ユーロ、エスカルゴ6.6ユーロ、鴨のコンフィ9.8ユーロ、牛タンのロースト8.5ユーロと、いずれもリーズナブルです。
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ワインはガラス瓶に入ってドンって具合に置かれます。どれも美味しかった。デザートにモンブランを頼みましたが、ホイップクリームの上にマロンクリームが乗っていて甘い甘い。
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エスプレッソで中和しました。オーダーと会計は紙のテーブルクロスに書いてゆきます。メニューも持ち帰りできます。
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お客が帰ると、テーブルクロスを片付け、網棚のようなところに積まれた新しいクロスと取り替えます。そこには客の荷物も載せられるようです。お会計41.3ユーロ、ごちそうさまでした。
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そして、最後にTHIERRY MARXというブーランジュリーでバゲットとパン・ド・カンパーニュ、砂糖がけのパンを買い込み、ホテルに戻ったのがちょうど午後3時。すべての日程を終了しました。
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帰りの機内食も美味しかったです。アメニティなどもしっかりしていて、ターキッシュ・エアはまた使いたいと思いました。
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今回は6日間のツアーで当初は短いと思いましたが、この時期のパリは夜が長いため、日々存分に楽しむことができ、充実の内容だったと思います。でも、今度はパリに長めにステイしたいと思っています。おしまい。
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