2017/04/03 - 2017/04/04
7位(同エリア226件中)
かっちんさん
鵜の岬は、日立市十王町(茨城県北東部)の太平洋に面するところにあり、ウミウの渡来地として知られています。
日本の公営国民宿舎93ヶ所の中で、宿泊利用率No.1の宿が「鵜の岬」です。
全室が太平洋を望むオーシャンビュー、心のこもるおもてなし、地産地消の食事、温泉など、高級ホテルのようなリゾート気分が味わえます。
常に満室になってしまう宿ですが、キャンセル情報がHPに公開されており、今回はこれを利用して3日前に予約しました。
行きの途中に水戸市の内原駅から「カタクリの里」、たらいうどん「椛や」に立ち寄り、翌日は青春18きっぷで常磐線、磐越東線、水郡線をまわる「乗り鉄」をやりました。
「鵜の岬」の玄関となる十王駅では、跨線橋に使われていたと思われる「明治44年製造の鋳鉄製支柱」を見つけました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
常磐線内原駅
友部と水戸の中間にある内原駅で降り、「カタクリの里」へ向かいます。
有賀地区の斜面にカタクリが群生するところです。
天気がいいので内原駅から3.5km、50分ほど、春の里山を歩いていきます。 -
青空に映える大木「ケヤキ」(中原町)
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イチオシ
春の野に咲く「ホトケノザ」(中原町)
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「モクレン」(中原町)
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長屋門のある屋敷(中原町)
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石造りの蔵(中原町)
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火の見櫓(有賀町)
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「ムスカリ」(有賀町)
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かたくりの里(有賀町)
実はカタクリは1輪しか咲いてなく、1週間後(4/13)が見頃のようです。 -
「ヒサカキ」の花(有賀町)
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これから咲く「しだれ桜」
有賀神社のお庭ですが、個人宅なので遠くから眺めています。 -
有賀神社
859年に創建されたと伝えられており、このあたりでは「虫きりの神様」として子供の夜泣き・かんの虫にご利益があるといわれています。 -
ニヤッとする狛犬(有賀神社)
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たらいうどん「椛や(もみじや)」
有賀神社の門前にある食事処です。
11:30開店なので、30分ほど待ちます。 -
落ち着いた店内(椛や)
ご主人は香川県旧白鳥町の出身。
人が集まるところでは、みんなでたらいを囲んで、うどんを食べたとのこと。
「椛や」の名物は「たらいうどん」です。 -
昔の電気配線(椛や)
古民家を改造したお店です。
NHKのプロジェクトXで紹介された讃岐の吉原食糧さんの小麦粉と、茨城の常陸大宮で採れた小麦粉を独自にブレンドし、しなやかな麺のコシを兼ね備えたうどんが自慢です。 -
お通し「いりこ」(椛や)
こだわりの出汁に使われている瀬戸内の「いりこ」、関東で言う「煮干し」です。 -
桜エビの衣揚げ卵とじうどん(椛や)
期間限定のメニューで、カリカリした旬の桜エビを味わい、コシのある卵とじのうどんを美味しくいただきました。 -
お豆腐(椛や)
豆乳を目の前で加熱して作った豆腐です。 -
カタクリ(椛や)
お庭に少しだけ咲いている「カタクリ」です。
ここで「かたくりの里」のリベンジができました。 -
イチオシ
特急の並ぶ水戸駅
内原から水戸まで移動してきました。
右から現在走っている「E657系」、真ん中が以前走っていた「E653系」。
んっ、真ん中の特急はホームを走っている??
1番左は鹿島臨海鉄道のディーゼルカーです。 -
ホームを走る「E653-1」
な~んだ。NewDaysの売店でした!! -
綺麗な十王駅(じゅうおうえき)
水戸駅から常磐線を北上し、十王駅に到着します。
明治30年(1897)開業当時は「川尻駅」で、平成16年(2004)に町名と同じ「十王駅」に改称されました。
平成17年(2005)に新駅舎に改築され、地下部分に改札口と構内通路があります。 -
「十王」を示す支柱(十王駅)
「十王」とは死者の罪を裁くという閻魔(えんま)王ら十人の王。
かつてこのあたりに十王信仰があったとされています。 -
明治の貴重な鋳鉄製支柱(駅前広場)
支柱には、「明治四拾四年」、「鐵道院」、裏に「川崎造船所兵庫分工場鐵道部製造」と浮彫されています。
駅跨線橋の支柱に使われていたと思われます。 -
「鵜の岬」までの地図
十王駅から国民宿舎「鵜の岬」までは3.3km。
無料送迎バス(1日1本)を十王駅前で待ちます。 -
送迎バス
駅から10分ほどで国民宿舎に到着します。 -
ウミウがお出迎えする国民宿舎「鵜の岬」
昭和46年(1971)ら開業した国民宿舎は、その後利用率日本一を継続する快挙を成し遂げています。
平成9年(1997)にリニューアルオープンし現在に至っています。 -
オーシャンビューの客室
かっちん夫婦は7階の洋室です。 -
窓からの景色
碁石ヶ浦が見えます。 -
伊師浜海岸林・森林浴の道
まだ15時過ぎなので、国民宿舎周辺の散歩に出かけます。
海沿いから緑豊かな高台の広場まで、外周約2kmの遊歩道があり、森林浴を楽しめます。 -
イチオシ
大海原の伊師浜海岸
「白砂青松日本百選」と「快水浴場百選」に選ばれています。 -
国民宿舎
8階建ての建物に客室58室、展望風呂、宴会場、ロビー、手前の建物にレストラン等があります。 -
碁石ヶ浦と赤見台
赤見台はウミウの渡来地として、茨城県の文化財指定を受けています。
断崖に面した所に、鳥屋(とや)と呼ばれる柱とワラで編んだコモで覆われた小屋が設置されています。
ウミウは渡り鳥で、生息地の千島列島付近より越冬のため南下し、渡りの途中でウミウを見ることができます。
この地で捕獲されたウミウは、1千有余年の歴史を刻む長良川鵜飼など全国の鵜飼観光地に日本で唯一供給しています。 -
ショウジョウバカマ(遊歩道)
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アセビ(遊歩道)
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ヒュウガミズキ(遊歩道)
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ウミウの観覧飼育舎
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お楽しみの夕食
8階の展望風呂(ナトリウム-硫酸塩温泉)でくつろいだ後、夕食です。
夕食は4つのコースの中で、上から2つ目のAコースを選びました。
これで1泊2食付き12,003円です。
前菜に、刺身、焼物、洋皿、常陸牛すき焼き、目光唐揚げ、釜飯、汁物、デザートなどが並び、大満足です。 -
イチオシ
朝焼け
時刻は4:54。日の出の30分前です。
ちょっと雲が多いですが、部屋の窓とベランダから見えるので楽です。 -
太平洋から上がる朝日
時刻は5:27。水平線に漂う雲から顔を出したところです。 -
イチオシ
朝日に輝く砂浜
真下に見える碁石ヶ浦の砂浜に映るグラデーションが素晴らしいです。 -
キラキラ光る海
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朝食バイキング
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早朝に出て行った漁船が戻ってきます
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波の押し寄せる伊師浜海岸
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ドーム型のお洒落なレストラン
では、送迎バスで十王駅へ向かいます。
今日は常磐線内と、「いわき」から磐越東線、「郡山」から水郡線で「水戸」にまわり、「川崎」に戻る「乗り鉄」を行います。 -
全面がガラススクリーンに覆われた日立駅
常磐線日立駅で途中下車します。
妹島和世氏デザイン監修の「海が眺められる自由通路と駅舎」が2011年に完成しました。
2012年にグッドデザイン賞、2014年にブルネル賞「駅舎部門」優秀賞、その他、数多くの賞を受賞している日立駅です。 -
イチオシ
タービン動翼(日立駅前広場)
日立製作所より寄贈された発電用蒸気タービンの動翼です。
電気は、蒸気をこの羽根にあて羽根が回る力を利用して、同じ軸につながった発電機を回転させてつくられます。 -
屋根の丸いレンガ造り油庫(久ノ浜駅、車窓)
常磐線久ノ浜は明治30年に開業した駅で、その当時からの油庫です。 -
磐越東線のトンネル(車窓)
「いわき」から磐越東線のディーゼルカーに乗っています。
このトンネルは大正6年(1917)に開通した夏井駅手前の「五味沢トンネル」です。
この時点で、いわき~郡山間が全線開通し、線名が「平郡東線・西線」から「磐越東線」に改称されました。
平郡(へいぐん)の名前は、平(いわきの旧駅名)と郡山を結ぶ路線名が由来しています。 -
夏井駅(車窓)
以前、夏井の千本桜を見に来たことがあります。
この後、郡山から水郡線に乗り、水戸から常磐線で帰りました。
国民宿舎「鵜の岬」はリーズナブルな料金で、リゾート気分の味わえる宿です。
キャンセルによる空室状況は逐次更新されており、下記URLから確認することができます。
http://www.unomisaki.com/stay
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