2017/05/26 - 2017/05/28
2位(同エリア7件中)
のんぴんさん
シアトルから東へ280マイル(450キロ)、アイダホとの州境からほんの目と鼻の先にあるスポケーン市。
ワシントン州第二の都市にして大学都市、町の真ん中を轟音を立てた瀑布が横切る...いろいろ話は聞いていたのですが、同じ州に住んで10年近くになるのに、実はスポケーンに行くのは今回が初めて。
せっかくなので、少し遠回りしてワシントン州東部の美しい自然も楽しんできました。
以前のセントラルワシントンの旅(http://4travel.jp/travelogue/11002259)も含めて、ワシントン州にはまだまだ魅力的な場所がたくさんあります!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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シアトルとスポケーンは遠く離れているとはいえ、インターステイト90号線で結ばれていて、車で4時間少々の道のり。(お隣りカナダのバンクーバーまで2時間半で行けることを考えると、やっぱり遠い?!)
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でも今回は最初の目的地、パルースフォールズ州立公園へ向かうため、コロンビア渓谷を渡ったら一旦 I-90号線とお別れ。
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農業地帯を縫って走るハイウェイに乗り換えて...
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イチオシ
パルースフォールズに近づくにつれ風景は次第に荒涼とした感じに。本当にこんなところに大きな滝があるのか半信半疑で案内に従って進むと...
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パルースフォールズ州立公園 Palouse Falls State Park
シアトルからおよそ4時間。ワシントン州を代表するパルース滝です。落差は60メートル。州立公園(パーキング、トイレ、展望台、キャンプグラウンドあり)は渓谷の断崖上にあって、少し離れた所から滝を見下ろす形になります。 -
滝の先には先史時代のミズーラ大洪水により削られた高さ100メートルほどの深い谷が続く。
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渓谷と滝の全体的なスケールはなかなかのもの。ただ滝自体は思ったよりも小さいというか、もう少し近寄ることができれば...
滝に向かって下りて行くトレイルもないこともないのですが、これは完全自己責任の非公式のもの。事故が多発していて、私たちが訪れた三日後にも若者が転落したとニュースになっていました。 -
さて、次の目的地、無数の小さな丘が広がる「パルースヒルズ」に向けてまた農業地帯を北東へ。
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途中通る田舎町にはなぜか廃屋が目立ちます。せっかく素敵な古い建物もあるのに何だか残念。
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パルースフォールズから1時間くらい進むと明らかに風景が変わってきました。小さな丘が増えて、しかもその起伏が今まで見たことないほどなめらか!
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目指すはこの小高い山の上、ステップトービュート州立公園の展望広場。
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イチオシ
ステップトービュート州立公園 Steptoe Butte State Park
山頂展望広場からの眺めは360°どこを見ても丘丘丘、丘の海! -
案内板によると、「パルースヒルズは氷河期、玄武岩大地の上に風で運ばれ堆積した大量の黄土によって形成されたもの。ワシントン州南東部からアイダホ州まで広がり、肥沃な土地のため小麦栽培をメインとした一大農業地帯となっている」とのこと。
ちなみにこのステップトービュートの標高は1100メートル。山自体は300メートルくらいの高さなのでこの辺り一帯が意外と高い位置にあることがわかります。 -
この眺めもワシントン州を代表する風景とされています。
起伏の陰影がより鮮明になる夕方に来ると、ずらっとカメラの三脚が並ぶこともあるそう。 -
Spokane
結局シアトルからトータル8時間ほどかけてついにスポケーンに到着。ホテルにチェックインしたら、車を置いてさっそく市内観光へ。 -
スポケーン瀑布 Spokane Falls
まず見るべきは何と言っても滝!こんな風景がダウンタウンのすぐ横、いや、ど真ん中にあるんです! -
Riverfront Park
周辺は1974年の万国博覧会の時に整備されて広い公園になっています。(2017年現在再整備のため一部工事中) -
本当に市民の憩いの場といった感じ。この公園を横切る舗装された遊歩道、センテニアルトレイルは全長60キロでアイダホ州まで続いているらしい。
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イチオシ
Upper Falls
公園内の歩行者専用つり橋を渡ってみると、滝が間近で圧巻の光景!そうそう、これが見たかったんです!ひとつ目の滝、大迫力のアッパーフォールズです。 -
Huntington Park & Lower Falls
続いて、つり橋から下流へ5分ほど歩いて、2つ目の滝、ローワーフォールズが近くで見えるハンティントンパークへ。滝にそって階段があるんだけど、手すりのすぐ横には轟音をたてて流れる大量の水! -
Monroe Street Hydroelectric Development
ローワーフォールズには1890年に設立された水力発電所があり、現在も稼動しているものとしてはワシントン州で一番歴史が古いとのこと。
水量の多いこの時期を狙ってきたんだけど、それにしても想像以上でした! -
さて、今度は街の方も散策してみましょう。
この一角は近代的なビルが並び、第一印象はよくあるアメリカの小規模都市といった感じでしたが… -
街をぶらぶらしていると意外と古い建物が多いことに気付く。
そしてそのほとんどが1890年代に建てられたもののようです。これは1889年に大火があり一度町が消失、その直後に再建されたものが今のスポケーンの基盤になっているからだそう。 -
The Historic Davenport Hotel
街の中心にあるのは有名なダベンポートホテル。1915年の創業以来ジョンFケネディをはじめ数々の著名人を迎え入れている高級ホテルです。 -
The Review Building
曲線が美しいレンガ造りの建物は1891年建造、新聞社の社屋。 -
Spokane County Courthouse
突然ロワール風のお城が目の前に。ちょっと街の雰囲気とミスマッチな気もするけど...こちらも100年以上の歴史を持つ建物でなんと地方裁判所です。 -
The Flour Mill
かつての製粉場も今はショップと高級レストランが入るモールに。横浜の赤レンガ倉庫みたい... -
Cathedral of Our Lady Lourdes
大好きなヨーロッパの教会の鐘に似た音色が聞こえると思ったら、このカテドラルからでした。まさかアメリカで聞けるとは思わなかったのでちょっとうれしい。 -
Steam Plant & Smokestacks
そして私の一番のお気に入りはこの巨大なレンガの煙突!
1916年から70年間ダウンタウンに熱を供給していたプラントで、現役を退いた現在でも、スポケーンのランドマークとして当時の姿のまま保存されています。中は改装されてブリュワリーやレストランが入っています。 -
それにしても、スポケーン素敵すぎでしょう。コンパクトな町に見る所いっぱい、古い建物多いし緑も豊かだし、想像以上かも。
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The Blackbird Tavern + Kitchen
ネットで事前に目星を付けていたレストランパブ。ここも100年以上前の建物を使っているんです。こういうのいいなあ、家の近くにもほしい... -
ビールのセレクションは30種類以上、食べ物もローカルのものを使ったり、こだわっている割に比較的手頃な値段。雰囲気も抜群でここにして大正解でした!
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夕食後はまたリバーフロントパークを散歩しつつ宿へ。
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Little Spokane River Natural Area
翌日。もうシアトルへ向けて帰るだけですが、せっかくなので午前中は近くのトレイルで少々運動を。ダウンタウンから車で20分、リトルスポケーンリバー自然保護区。一周約10キロのループはトレランやハイキングにぴったり。 -
Painted Indian Rocks
ここのトレイルヘッドには250年遡るネイティブアメリカンがペイントした岩があり必見です。何を描いたものなのか正確には判明していないらしい。 -
実はこの辺り、ヘラジカの目撃情報が多いので期待してたんだけど、今回は会えませんでした。残念!
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このトレイルで一番高い所からの眺めを堪能後、美しいイースタンワシントンの風景に少々後ろ髪を引かれつつ、シアトルへと帰路につきました。
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今回の旅行、パルースフォールズもパルースヒルズも悪くなかったんだけど、個人的にはスポケーンが一番気に入りました。実は絶対に外せないと思っていたスポケーン瀑布にかかる名物ゴンドラ「スカイライド」が周辺の再整備の為に運休していたこともあり、工事の終わる頃にまた訪ねたいと思います!
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この旅行記へのコメント (1)
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- Eiji Haitaさん 2017/12/12 19:29:19
- 凄い!
- スポーケン瀑布の写真、インパクト凄いですね。
この景色のギャップ感、面白いです。
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