2015/04/18 - 2015/04/19
68位(同エリア250件中)
のんぴんさん
エバーグリーン州という愛称をつけられるほど、緑豊かなイメージのワシントン州。でも、シアトルからほんの100km東、カスケード山脈を越えたとたん風景は一変。そこは西部劇の舞台にでもなりそうな、乾燥した大地が広がっています。
ちょうどその辺りで開かれる、トレイルランニングの大会に夫が参加するついでに、日本のガイドブックにはあまり載っていない、セントラルワシントンのダイナミックな自然を楽しんできました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
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-
土曜日の早朝家を出発!
カスケード山脈を越えたところで夜明け。 -
シアトルから約2時間、エレンズバーグ市とヤキマ市を結ぶ風光明媚なキャニオンロードの途中にあるUmtanum Creek Recreation Areaがトレランの大会のスタート/ゴール地点。
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ここからのトレイルはまずヤキマ川に架かるつり橋を渡って、
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さらに線路脇をかすめて山に入ります。
というか、高架下をくぐったら突然柵も何もない線路の横に出てちょっと焦る。
無謀にもスタンドバイミーやってる人もいたりして。アメリカだなー。 -
夫たちのレース中、私も少しハイキング。
途中遠くの斜面に連なるランナーの姿が見えたものの、あっという間に視界から消えました。
ちなみに今回の大会"Yakima Skyline 50k"は急な傾斜の山を2つ越えて折り返す、50kmのレースです。 -
そうそう、実はワシントン州東部はガラガラヘビの生息地。
時々道の真ん中で日光浴していることがあるので、足下に注意。 -
幸いガラガラヘビには遭遇しなかったけど、何だか変なトカゲを発見。
ピグミーショートホーンというこの辺ではメジャーなトカゲらしい。
丸っこくてかわいい。 -
他にトレイル沿いには、ひまわりを小さくしたような黄色い花と、紫のルピナスが咲き乱れています。
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もともと低木しか生えてないけど、上に行くに従ってますますよくなる見通し。
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遠くに雪のカスケード山脈。一番高いのはMt. Stuartかな?
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これはすぐわかる、大好きなレーニア山の姿。美しい!
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さて、レースの方は、ノースフェイスの有名な選手が5時間で優勝。
その後少しして夫も無事・・・いや、顔と肩と手から流血しながらゴール。途中何度も派手に転んだらしい。というか、帰ってくるほとんどのランナーが、どこかしらから血を流してるし。どんなレースなんだ! -
泥や汗を川(結構な流れ)に入って洗い流すランナーとか。荒々しいなぁ。
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そんなこんなでレース後、宿を取ったエレンズバーグへ。車で20分くらい。
途中映画に出てきそうな廃屋を発見。いい味出してるのに、そのうち壊されてしまうのかな。。。 -
エレンズバーグはこじんまりした田舎町。でも大学があるので若者が多く活気があります。あとロデオでも有名。
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ダウンタウンには小洒落たバーやレストランが意外に多い。
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そんな中、私たちが晩ご飯を食べに入ったのは、"古き良き"な感じのバーベーキューグリルのお店"Rodeo City BarBQ"。
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料理ももろアメリカン。地元のビールがうまい!
運動して食べて飲んで、かなり満足な一日でした。 -
夜が明けて日曜日。一泊二日の短い旅、今日も朝早くから遊びます!
でも実はちょっと寝不足。というのも・・・ -
深夜ちょっとしたハプニングが。
突然けたたましい火災報知器の音が鳴り響き、全員外へ避難する騒ぎに。結局誤報だったんだけど、びっくりの出来事でした!SureStay Hotel by Best Western Ellensburg ホテル
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さて、今日はエレンズバーグからさらに東へ。途中Ginkgo Petrified Forest州立公園に寄り道。化石化した木が見られる、"化石の森公園"です。
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有名なアリゾナ州の国立公園に比べたらきっとかなりしょぼいけど、コロンビア川が見渡せてなかなかの風景。立ち寄る価値あり。
どう見てもただの流木、でもさわると完全に石という。ふしぎ。 -
で、化石の森公園から車で約40分、今回の旅の目的のひとつでもあるAncient Lakesへ。トレイルヘッドに車を停めてハイキングに出発!
このトレイルは乗馬をする人にも人気があるみたい。 -
真っ青な空に乾燥した大地、切り立った玄武岩の崖、点在するポットホールと呼ばれる窪み。
シアトル周辺とは全く違う風景! -
フラットな道を歩くこと1時間くらいで湖が3つ集まった場所に到着。ここがAncient Lakes。湖に流れ落ちる滝が見所のひとつです。
それにしてもこんなに乾燥した土地のどこから、これだけの水がやってくるんだろう。 -
その後向かって右側のトレイルを進み、玄武岩のガレた急な坂を上るとそこがDusty Lake Overlook。
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ここから、また別の視界が開けます。下に見える湖がDusty Lake。
実はこの辺の"Coulee"クーリーと呼ばれる景観は、先史時代に起きた巨大な氷河湖決壊洪水、いわゆるミズーラ洪水でほんの一夜のうちにできあがったといわれています。 -
つまり、一続きだった溶岩大地が、氷河湖の決壊により一気に流れた大量の水と氷塊で削り取られ、今私たちのいる高台と向こうに見える高台とに分断されたということらしい。
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こういう巨大な岩も風化によって上から落ちてきたんじゃなくて、洪水時にこの位置まで流されてきたとか。
うーん、スケールが大きすぎてイメージできない! -
地質学的驚異に思いを馳せたハイキング後はウェナチーの町へ。
お目当ては・・・ -
ワイナリー!
この辺りはワシントン州の一大ワイン生産地。それこそミズーラ洪水によって運ばれた土で育つワインです。 -
今回立ち寄ったのは、ダウンタウンからほど近いChateau Faire Le Pont。
5ドルでリストから好きなワインを5つ選んで試飲できます。試飲役の夫曰く、どれも飲みやすくておいしかったそう。サンジョベーゼを一本お土産に。 -
ワイナリー近くの"安いうまい大きい"なハンバーガー屋さんEZ's Hamburger Deluxで遅めのお昼を取り、セントラルワシントンの旅も終わり。帰路に着きました。
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ハイキング詳細:
1. Umtanum Creek Rec. Area→Umtanum Ridge Trail終点まで(往復/約10km)
http://www.wta.org/go-hiking/hikes/umtanum-creek-canyon
2. Ancient Lakes & Dusty Lakes Trailhead→Ancient Lakes→Dusty Lake Overlook→Trailhead(約10km)
http://www.wta.org/go-hiking/hikes/ancient-lakes
ガラガラヘビ、マダニに注意。乾燥地帯のため飲料水は多めに携帯を。
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この旅行記へのコメント (5)
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- ElliEさん 2015/04/30 14:11:33
- エレンズバーグ
- こんにちは〜。
流血者続出?!
これも過酷なレースのようですね。
でも良い記録で完走できたようで、おめでとうございます。
主人は出張でエレンズバーグには時々行くんですよ。
なんにも無いところだと言ってましたが、なんだ〜素敵なところがあるじゃないの〜!
レーニエとお花畑の写真、とっても綺麗!
レーニエは昔行ったきりで長いこと行ってません。
また行きたいな。
乾燥地帯の景色も目先が変わって面白いですね。
- のんぴんさん からの返信 2015/05/04 16:14:36
- RE: エレンズバーグ
- ElliEさん、こんにちはー。
コメントありがとうございます!
エレンズバーグに出張ですか!でもバンクーバーからだと、かなり遠いですよねっ?!
実は私も実際に行くまでは、失礼ながら普通の小さな田舎町だと思ってたんですよ。ま、確かにちっちゃい町なんだけど、思ったよりいい感じのレストランとかお店とかあって意外でした。
またElliEさんも旦那さんの出張ついでに(?)、ぜひセントラルワシントン、あとレーニエにも遊びに来てくださいね。White River 50mile とかいいトレイルレースもありますよー!
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- 164-165さん 2015/04/24 09:54:02
- はじめまして
- こんにちは。
アメリカに行きたいと思っているシニアです。
ツアーで回った写真が多い中で、ほとんど目にすることが無い様な写真が、掲載されており、新鮮さを感じました。
こんな所を1日かけて歩いてみたいと思います。(ガラガラヘビは怖いけど)
ツアーでしか行けないアメリカですので、私には無理ですが。
【164-165】
- のんぴんさん からの返信 2015/04/24 15:50:50
- RE: はじめまして
164-165さん、はじめまして。コメントありがとうございます!!
この辺りは、確かに日本のように公共交通機関も発達していないし、なかなか良い所でも車がないと行きにくいところが多いですね。
もし夏にシアトルに立ち寄られることがあったら、ぜひレーニア山に足を延ばしてみてください。シアトルから日本語ガイドのつくツアーもあって、氷河や高山植物、野生動物など、見所満載でお勧めですよー!
ちなみに、2年前にツェルマットへ行かれたんですね。私も去年行ってきたのですが、先ほど素敵なマッターホルンの写真の旅行記を拝見して、とっても懐かしくなりました!
のんぴん
- 164-165さん からの返信 2015/05/02 19:03:23
- スイスについて。ハワイについて。
- のんぴん さん こんばんは。
マッターホルンは中学生の頃、映画で観たのが最初でした。以来50年、念願かなって見る事が出来ました。
最高の天気で旅行が出来て、嬉しかったです。もっとも、その時期の山が見える確率は90%以上であると旅行会社のパンフレットに載っていましたが。
ずっと天気が良く旅行も最高だったので、もう一度行きたい願望は無くなりました。もう一度行ったら、きっと残念な旅行に成ると思われるからです。
その点、ハワイは何回行っても新鮮さが有ります。
返信有難うございました。
【164-165】
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