2015/03/28 - 2015/03/31
5101位(同エリア9726件中)
鎌田真輔さん
日本人ならほぼ知っているであろう西遊記のゴール地点「天竺」。
天竺とはインドの事で、西遊記のお話上は天竺にある「大雷音寺」を目指すというもの。
で、史実で三蔵様が向かったのはナーランダー大僧院。
で、お話上は大雷音寺。
大雷音寺はどこがモデルか諸説あるので、ブッダガヤからラージギルのラトナギリ( 多宝山)、グリッドラクータ(霊鷲山)、ナーランダー大僧院遺跡辺りに行っとけば、まぁ天竺に到達したという事でOKかな?という事で…。
以前、旅した経験が「ほんまに天竺に到達したい!」みたいな私みたいな奇特などこかの誰かの役に立てれば良いなと思い記録してみます。
※何年も前の経験なので治安や交通網など変わっているかもしれません。
あくまで行きたいなと思っている人への参考程度なノリです。
-
※ある程度のバックパッカーな方を前提に書いて行きます。
ブッダガヤに滞在していた私は、午前中ガヤ駅そばのManpur Bus Stationからローカルバスに乗りラージギルを目指します。
乗客はインド人しかいませんでした。
運賃はたかが知れている位だったと思います。 -
3時間くらいバスに揺られ、こんなわけのわからない山岳地帯のラージギルバスステーションに着きました。
ローカルバスなのでトイレ休憩とかありません。
インド入りしてからお腹を下している人は注意が必要です。
あと、私も後々知ったのですがバスを狙う山賊とか、物騒な輩の強盗事件も結構あるらしいです。 -
私が行った時、ラージギルは仏教の聖地の一つであるというのに、あまり観光地化されてないのか白人も1人もいませんでした。
黄色人種は私1人みたいな感じで不安を感じました。
しかも、御飯を食べる様な店もパッと見当たらない。
ゲストハウスみたいな安宿も見当たらない。
バックパッカーには優しくない街だと思いました。
なんせビハール州の山岳地帯で治安もあまりよろしく無く。ツーリストも見かけないので、「ここはダライ・ラマも泊まったんだぜ〜!」と現地の人が得意気に言っていた1泊3000円くらいのお高いホテルに泊まりました。
金持ち旅行者な感じのホテルは数件あります。 -
次の日より、ラージギルを拠点にして色々回る事にしました。
まずは定番のラトナギリ(多宝山)とグリッドラクータ(霊鷲山)を目指します。
ターンガーという馬車が主要交通手段ぽいのでこれに乗って目指します。
運賃はインドなので、案の定ふっかけてきます。
ちなみにラトナギリ辺りは山岳地帯の山なので、また山賊とか悪い輩が結構いるそうです。
私は画像の通り、孫悟空のコスプレをしていて目立ったのが逆に大丈夫だったのかな?とも思います。
(商魂逞しいインド人なのに、西遊記を知らないので修行僧かと思われたのかもしれません…)
ここら辺りで西遊記をモチーフに商売したらいいのになと思いました。 -
ターンガーに揺られ30分くらいかかり、山の麓に着きました。
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まずは徒歩で登らなければいけない、 グリッドラクータ(霊鷲山)から行きます。
ブッディストロードというらしいです。 -
ブッディストロードの山道にも、もちろん商魂逞しいインド人の露天があります。
水分は買っといた方が良いです。 -
延々と山岳地帯の風景を見ながら、ブッディストロードを登ります。
悲しいくらいに誰もいなかったです笑
仏教の聖地の一つなのに、山賊に襲われてもおかしくないくらい、人の気配が無いです。
容赦なく照りつける太陽、乾燥しまくりで喉が乾きます。 -
本当に頂上に着くんだろうか?
そんな不安を抱きながら1時間くらい山を登り続けると洞窟?があります。
ここでようやく寝ているインド人に出会いました。
僕もついついこの洞窟で3時間くらい寝てしまいました。
何も盗まれなかったです。
(盗まれるものが何も無い) -
洞窟からもうちっと登ると、出迎えてくれるブッディストフラッグ。
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グリッドラクータ(霊鷲山)頂上に到達。
ブッダ様頑張ったよね?俺!?
とにかく山道で出会った人は、露店の人と、洞窟で昼寝しているオッサン。 -
結構しんどかった、グリッドラクータ(霊鷲山)も下山は楽々でした。
次は本当にお隣のラトナギリ( 多宝山)に登ります。
ラトナギリ( 多宝山)は何故かロープウェイがあって楽して山頂まで行けます。 -
ラトナギリ( 多宝山)は沢山インド人観光客がいるので安心です。
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ほんで一通り観光して、またロープウェイに乗り下山して、ターンガーでラージギルの街中まで戻ります。 -
また別の日。
史実の西遊記のゴール地点「ナーランダー大僧院」へ向けて出発です。
いまいち覚えてないんですが、
ラージギルバスステーションで、
「ナーランダー!!」と、俺はナーランダーへ行きたいんだアピールで連呼。
このバスに乗れ!と言われるがままに乗り、40分くらいバスに揺られ、他の乗客にここがナーランダーだぞ!と言われるがままにバスを降りた所の門。 -
現地の人に「あっちだ!」と言われるがままに歩いて行ったら到達できました。
三蔵様が史実で目指したナーランダー大僧院跡地。 -
メインな遺跡の前でポージング。
撮ってくれたのは、ずっと跡を着いてくる謎のインド人。 -
せっかく史実の西遊記ゴール地点に着いたのに閑散としていました。
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やった〜!天竺到達〜!!
と、明るくなれないザナルカンド感。 -
天竺にて
何?この物悲しい感じは…。 -
真の天竺の子供達。
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博物館もあります。
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何日か滞在してもうラージギルに用は無いので去ります。
ラージギルバスステーションを少し北に歩けば、鉄道ラージギルステーションがあります。 -
ラージギル駅から、とりあえず近隣のデカイ駅パトナ駅まで行きます。
注意点としては、外国人専用チケット売り場がある様な、観光地化されている大きな駅で事前に予定立てをし、ラージギル発パトナ〜パトナ発どこかを買っとくといいと思います。
あと、ラージギル入りしてから、パトナ駅に着くまでインド人らしき人種以外、全くツーリストに出会いませんでした。
バラナシで有名人なソナも「何でパトナなんかに行くんだ?殺されちゃうぞ!?」と言っていたので、もしかしたらほんまに危険なのかもしれません。
真相はわからないけれど無事でした。
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