2017/04/22 - 2017/04/22
4748位(同エリア9839件中)
milkさん
氷見の街なかで藤子不二雄ワールドに浸った後、バスを使って七尾へ向かいます。
そこからは楽しみにしていた列車「のと里山里海号」。海を眺め、寿司御膳をいただきながらの乗車です。
終点穴水からはレンタカーを借りるためにのと里山空港へ。バスがうまくつながらないので、2日目の昼~3日目の昼までは車でドライブすることにしました。
能登半島の外浦(日本海側)に出て、NHKの朝ドラ「まれ」の世界を感じながら、半島の最先端禄剛崎をめざします。
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今回は2泊3日の旅行です。
1日目:砺波でチューリップフェア~氷見
2日目:氷見~七尾~<のと里山里海号>~穴水~能登半島の外浦をめぐりながら禄剛崎
3日目:禄剛崎~能登半島の内浦をめぐりながら和倉温泉~<花嫁のれん>~金沢
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス レンタカー 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
宿を8:30にチェックアウト。
七尾行きのバスは10:15発で時間があるので、氷見の街の方へ行ってみることにしました。
バスが出るひみ番屋街で、コインロッカーに荷物を預けた後に散策開始です。
上庄川を渡り、商店街の道路まで行くと、写真のような看板を見つけました。 -
その先の交差点まで行くと、こんな絵も。
お店の側壁に描かれた大きな絵と、それに向かって打っているプロゴルファー猿の像。 -
もう少し近づくと様子がよくわかります。
普通のお店の壁までこんなふうになっているとは、まさに藤子不二雄ワールドです。 -
こちらは、ハットリくんポスト。
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ブリのマンホールのカラー版がありました。
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さらに歩いて行くと、歩道沿いに次々に海の生き物が現れてきました。
すべて藤子不二雄A氏作のようですが、どれも愛嬌のある顔です。。
右の道と左の道の交互にあるので、ジグザグに歩きながら写真に収めていきました。
車道を横切っていくのですが、車はあまり通りません。
朝早いからか、土曜だからか、元々そんなに多くないのか。 -
そしてこの前で写真を撮っていると・・・
急にこの魚がしゃべり始めました。
エッ? -
よく見ると、上の方にセンサーらしきものがあります。
でも今までどの魚もしゃべっていなかったのになぜ?
時間を見るとちょうど9:00
もしかしたら朝早くに音が出るとうるさいので、9時から声がでるようになっているのかな? -
想像はたぶん当たっていたのでないかと思うのですが、この後は、どの像の前に来ても話しかけてくれました。
たこ八は「1 + 1」ができないんだ、などおもしろい話も。 -
湊川まで来るとちょっとしゃれた橋が。
この橋の上で写真を撮リ終わった人がいました。
川がいい雰囲気なのかな、と思って、私も川とオブジェを入れて撮ってみます。 -
そして川を渡ったところで、この辺にあるはずの「忍者ハットリくんカラクリ時計」を探してみるのですが・・・
一向に見つかりません。
すると、このオブジェの近くに説明書きが。
なんと、ハットリくんたちはふだんはこのオブジェの中に隠れている状態。
正時だけ動く、というのは知っていたのですが、人形はいつも見られるものだと思っていました。
そうか、さっきの人はこのカラクリ時計を写真に収め終わったところだったんだ・・・
私達は9時を少し過ぎてしまっていました。
宿にいるときまで、正時に出てくる、というのは意識していたのに、まんがワールドに夢中になってすっかり忘れてしまいました。残念!! -
川の両脇には、終わり気味ではありますが、桜が続いており、家型の箱には灯りが入っているようです。
なかなか優雅な感じ。 -
その後向きを変え、海の方まで行き、ひみ番屋街へと向かいます。
途中には市場も。 -
その先にもハットリくんの巨大壁画がありました。
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天気に恵まれると、こんなふうに立山連峰が見えるようです。
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ひみ番屋街に戻ってきました。
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番屋街では、昨日目星をつけておいたお店でおみやげを買い、さらに氷見牛のにぎりをテイクアウト。
2貫で\500。
脂がのっており、タレともよく混ざり、おいしかった~ -
ひみ番屋街からは「わくライナー」という、高岡から和倉温泉までをつないでいる特急バスに乗りました。七尾で下車します。
ここから乗車する列車が来るまでの1時間あまり、街を歩いてみます。
朝は雲に覆われていましたが、天気はだいぶ良くなってきました。 -
朱色の欄干には、山車の上の部分が描かれたパネルがはめられていました。
この橋を渡って一本杉通りへ。 -
この通りは600年以上の歴史があるそうです。
この酒屋さんもかなりレトロな感じ。 -
和蝋燭のお店です。
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もう少し歩くと、花嫁のれん館へと曲がる道がありました。
昔風の建物です。
花嫁のれんとは、加賀藩の能登・加賀・越中で始まった婚礼の風習の一つで、嫁入りの時に嫁ぎ先の仏間に掛けられ、花嫁がくぐるのれんのことです。
ここでは常時花嫁のれんが展示されており、その歴史も知ることができます。 -
土間から仏間にかけられた花嫁のれん(赤い方)を見る構図になっています。
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こちらは花婿のれんだそうです。
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ここに書いてあるとおりですが、花嫁は敷居をまたぐ前に、生家の水と嫁ぎ先の水を合わせた水を飲むそうです。
飲んだ後は、そのときの盃は割られ、もう生家には戻れないということを示すとのことでした。 -
明治時代ののれん。
幅も狭く(3連)、生地も木綿。 -
大正時代。
幅も広くなり、素材も変わってきています。 -
昭和になると、さらに幅は広くなりました(5連)。
その時々で、はやりの絵柄というのもあるようです。 -
こちらは、5月の連休中に行われる青柏祭のミニチュア。
巨大なでか山が3台出ます。その高さはなんと12mも。
ユネスコ無形文化遺産にも登録されたそうです。
祭りが終わるとすべて解体されてしまうとのことでした。
今度はこのお祭りの頃に来てみたい、と思いました。 -
こちらは駅に置かれていた、でか山の車輪。
人間と比べても大きいことがわかります。
いくつかのパーツに分かれていて、それを組み合わせるそうです。 -
七尾で見かけた路上タイルのはめこみをいくつか紹介します。
花嫁のれん -
青柏祭
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七尾もブリが有名なんですね。
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そして入線してきた「のと里山里海号」。
車内清掃を待つため、しばらくは乗車できません。 -
ここはのと鉄道のホームですが、すぐとなりにJRのホームがあります。
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やっと乗車できる時がやってきました。
乗るとすぐに現れたパーテーション。
田鶴浜建具の組子と輪島塗を組み合わせているそうです。 -
この列車は2両編成で、私達が乗る車両は、ブルーを基調とした「里海車両」。
海側を向いた席を予約しました。 -
土日祝日に運航される観光列車のうち、七尾12:38発の穴水行きでは、寿司御膳をいただくことができます。和倉温泉の寿司名店「能登すしの庄 信寿し」によるもの。
お弁当はすでにテーブルに用意されており、その隣には記念乗車証と和菓子も添えられていました。このお菓子は列車でも販売されている「大豆飴」で3種類の味が楽しめるものです。
また座席の上にはこの列車が描かれた特製のペットボトルも1本置かれていました。 -
里海車両のさらに先の部分。
こちらはボックス席になっています。 -
トイレ脇の壁には、青柏祭やボラ待ちやぐらが描かれた工芸品。
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こちらのパーテーションもお魚の絵が描かれています。
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車内をさっと巡った後、いよいよ食事タイム。
この寿司御膳を食べながら乗車したくて、この時刻の列車を選びました。
期待を裏切らない味で、満足!
お寿司と観光列車の指定席乗車券がついて\4,000なのでリーズナブルです。帰りの乗車券(こちらは観光列車以外に乗れる)もついてきます。 -
途中駅でまたラッピング列車に出会いました。
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アニメ「花咲くいろは」が描かれているようです。
私は知らなかったのですが、ファンにとってはぜひともお目にかかりたい列車なのでしょうね。 -
能登中島駅に着きました。
この沿線の駅はそれぞれ愛称を持っているのですが、この駅の愛称は「演劇ロマン駅」。
俳優の仲代達矢さんが指導する無名塾の公演が、この地の能登演劇堂で行われることに由来しているようです。 -
またここの駅には、使われていない線路に、かつて使われていた郵便車が留められています。
郵便車の見学などのために10分間停車します。 -
現在国内に2両しか残っていないうちの1両です。
今日は説明をしてくれるボランティアの方がいらっしゃるとのこと。 -
郵便番号順に仕分けする棚。
当時の様子がそのまま残っています。 -
小包用の棚、荷物を分ける袋。
列車で運びながら、このような仕分け作業が行われていたのですね。
現在は修復も行われ公開されていますが、保存することになった当初は、だいぶ傷みも激しかったそうです。 -
列車に戻ってきました。
もう1両の「里山車両」の方を歩いてみます。
こちらはオレンジが基調。 -
こんな風に、ソファ風の席もあります。
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停車時間の間に、ホームで売られている地元のものを買うこともできます。
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列車は再び動き出し、車窓からは海が見えてきました。
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天気がよくなったため、海の色もきれいです。
海上に見られる浮きのところでは、牡蠣の養殖が行われているそうです。 -
このへんの家はみな黒瓦ですが、きれいに光り輝いています。
この瓦は通常のものと違い、ガラス質のものが混ぜられて保護されているそうです。 -
やがて能登半島につながるツインブリッジも。
(望遠で撮っています) -
お弁当を食べ終えると、デザートが配られました。
紫いものプリン。
こちらもおいしかったです。 -
ボラ待ちやぐら。
漁業用のやぐらで、この上でボラの群れを見張り、網をたぐるという原始的な漁法だそうです。
食事と海の景色を楽しんでいるうちに、終点穴水に近づいてきました。 -
いきなりバス停になっていますが、実は穴水到着後にハプニングが起きました。
穴水では、列車を降りたらすぐにバスに乗らなくてはいけませんでした。
そのため、降車後は列車を撮影することもなく、すぐにバス停へと向かったのですが、乗るはずだった出発予定時刻が記載されているバス停が見つかりません。
停まっていたバスの運転手さんに聞いても、これは回送する、とのことで情報は全く得られません。
そうこうしているうちに発車予定の時刻は過ぎてしまいました。
レンタカーを借りるため、のと里山空港まで行くのですが、穴水駅からバスを使って此の木乗り換えで向かうつもりでした。
かなりあせったのですが、ちょうど駅前にタクシーが1台停まっていたので、とりあえず乗り換えの此の木までお願いすることにしました。
ここで降ろしてもらってわかったのは、バスのダイヤがこの4月に変わったということ。私が調べたのは3月。でもこんなに大幅に変わるとは・・・
ここからのバスも早まっていたのですが、まだ時間はあり間に合わせることができました。
本当にホッとした瞬間でした。 -
空港で無事レンタカーを借りることができ、輪島経由で能登半島の外浦へ出ました。
最初に車を降りたのは、白米千枚田。
まだ田植えが住んでいないので土色ですが、それでも段々の様子はわかります。
見ている分には美しいのですが、機械を入れられないので、耕作や保存はたいへんらしく、オーナー制度もとっているそうです。
外国人も何組か来ていました。 -
このへんは塩の製造が昔から行われていたところです。
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ここではちょっとした塩作りの体験もできるようになっていました。
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塩作りのための道具。
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曽々木海岸にある窓岩。
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そしてまた揚浜式製塩所が現れました。
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こちらは数年前にNHKの朝ドラで放送された「まれ」の舞台になったところです。
確かにこの家の形は見覚えがあります。
ちょうど海水を塩田にまく作業が行われていました。 -
ゴジラ岩。
これは拡大して撮っていますが、実際はけっこう小さめです。 -
日が下がってきて、海に反射しています。
まだ明るいですが、時間はもう夕方の5時頃になりました。 -
そして能登半島の先端、禄剛崎までやってきました。
灯台まで188段もの階段を上っていきます。
スイセンの花がチラホラ。少し前まではかなり咲いていたようです。 -
禄剛崎灯台の入り口。
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ここからは朝日も夕日も見られるそうです。
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こんな標識も。
東京までの距離に比べると、意外と朝鮮半島までも近いです。
もう1つ、文字が見えていない標識の行き先は「ウラジオストク」でした。
こう考えると海の向こうで何かあったときには怖いですよね。 -
灯台より、東方面を眺めたところ。
写真ではわかりにくいかと思いますが、岩山の向こうには立山連峰がうっすら見えました。 -
夕方6時近く。
太陽は沈もうとしています。
灯台と海の景色を目にたっぷり収め、すぐ近くの今日の宿へと向かいました。
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