レゴと古代エジプトのコラボレーション

2017/04/11 - 2017/04/11

ツタンカーメンの黄金のマスクで世界的に有名なエジプト考古学博物館には、実は、知る人のみぞ知る（というか、おそらくほとんど知られていない）子ども博物館なるものがあります！

エリア カイロ(エジプト)

エジプト考古学博物館といえば、ツタンカーメンの黄金のマスク！ですが、

館内の見学を終え、外に出たところに、Children Museum＝「子ども博物館」があります。

博物館の側面に半地下へ下りる階段があるのですが、看板も小さいですし、あまりにも目立たず、おそらくほとんどの人が気付かないと思います。

実はこちら、なんとレゴで作った古代エジプト遺跡が展示されています！

写真だとなんだかＣＧのように見えてしまいますが、正真正銘、レゴでできています。

ピラミッドも労働者たちもすごいですが、右手前の小屋の藁葺きっぽい屋根や、ピラミッドの前の小さな小屋などこまかーいものが、いちいちすごい！

ヤシの木もレゴのピースでできていますよ。

こちらはアブシンベル神殿のラムセス2世像。

写真だとＣＧみたいですが、実際に見ても、パッと見はＣＧっぽいです。

しかし！

足元の、この小さな像までちゃんと作られてあって、これはレゴだってことがよくわかりますよね。

レリーフもちゃんと作られています。
まるで彫ったかのように組み立てるって、なんというレゴ技術！

本物の遺跡は色が褪せてしまっているものが多いですが、なんといってもレゴなので、原色鮮やか。なんだか迫力があります。

左のレゴ像は等身大、あるいは私よりも大きいかも。

レゴで遊べるコーナーもあります。
こちらはお父さんの方が夢中になっている感じです。

レゴだけでなく、神殿の模型やミイラなども展示されています。

全てレプリカですが、この子ども博物館の特徴は、展示物に触っていいこと！

そもそも子ども博物館は決してレゴワールドとして作られたわけではなく、エジプト考古学博物館内で展示されている本物は触ることができないので、お子様がレプリカを自由に触って楽しめるように作ったものとのこと。

開館時間はエジプト考古学博物館より短く午前9時から午後2時まで。金曜・土曜は休館となってしまいますが、入場料はかかりません。

お子様はもちろん、大人だけでも、一見の価値ありですよ！

博物館の中庭にも、古代の遺跡がまるでなんでもないものかのようにゴロゴロとありますが、出口近くになにやら黄色いテープが張られている一角が。

なんと、最近カイロのマタレイヤで発掘されたものです！！

日本でもニュースで報道されていましたよね。

左は、ラムセス2世が妻・ネフェルタリの為に作った神殿の柱の一部だそうです。昨年9月に発掘されました。

こちらは今年3月に発掘されたもの。ニュースで見たばかりなので感激しました。

巨大な像は古代エジプト　第26王朝の最初の王・プサムテク1世（治世664～610BC）のものです。

わかりづらいですが、右にあるのは王冠を冠った頭部です。

こちらの像はオリジナルは9メートルあり、みつかっている末期王朝時代のものとして最大とのこと。

こちらは仮置きなのか、ここに展示されるのか不明なので、次回行く時にはないかもしれません。とてもラッキーでした。