2017/03/25 - 2017/03/25
9位(同エリア48件中)
Krisflyerさん
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欧州からの白人の移住者による文化構築により、先住民文化が殆ど残っておらず、欧米による文化構築がなされたチリ。特に近代における外資による天然資源を目的とした産業開発は目覚しく、その中でも非鉄金属系の銅についてはチリは未だに世界6位の採掘量を持つ一大銅輸出国。
ここセウエルは北部イキケの郊外にあるハンバーストーンと並ぶそういった近代における産業開発系の遺産の一つであるが、興味深いのは銅鉱そのものは現役で今でも採掘を続けている所。ここに銅鉱が開拓された当初は労働者が殆どこの町に住んでいたが、今では政府の方針により近隣のランカグア市に移住し、会社が通勤用のバスを出すようになった。
その為セウエルの住宅街は廃墟となり、今ではそのカラフルな町並みが当時を伝える静かな佇まいを見せている。廃墟となったのが随分新しい為、住居の保存状態が良く、今でもすぐ建物の陰から住民がふっと出てくるのでは無いか?というような感覚さえ覚える。
現役の銅鉱ゆえ、個人では訪問できずVTS社のツアーに乗るしか訪問方法はなく、またツアーは土日にしか催行されない為、なかなか行くチャンスは無いが、ツアーの面白さは、セウエルだけでなく、そこに行く道すがらの雄大な自然の織り成す風景がドラマチックであり、移動も含めて是非楽しんでほしい。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 1.0
- グルメ
- 1.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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サンチャゴ市内のBuquedano駅です。ツアーはここから出発します。
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途中で高速道路の料金所を通過します。日本と殆ど変わらない風景ですね。
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郊外にはこの様にトウモロコシや小麦畑が広がっています。
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いよいよ山道に入ってきました。今までの高速道路とはうって変わって、くねくねと曲がる山道をゆっくりとバスは登っていきます。ここからシートベルト着用必須となります。(あれ、高速道路は?)
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チリならではの雄大な風景。向こうに見えるのはアンデス山脈。頂には雪が残っていますね。夏でも雪が有ります。
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いよいよセウエルに近づいてきました。赤茶けた銅山が目の前に広がってきます。ここのすごい所はその規模です。足尾銅山の様な山がいくつも連なっているのです。
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向こうの方に見える煙突は現役の銅精製所です。
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その工場群が姿を現します。今でもチリの主力産業、国内経済をさせています。
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ここで銅を溶かして精製していきます。独特の青の様な緑の様な色をしているのが銅の特徴ですね。
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いよいよ現役の工場群の中を通り抜けていきます。ツアーは土日に開催されるのですが、土曜日でも働いている人達がいます。通勤用のバスがいくつも通り抜けていきました。
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採掘された銅はこの様に鉄道で運んでいます。
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いよいよ住宅街に到着です。カラフルに彩られた家家が見えてきます。
スウェル鉱山都市 文化・芸術・歴史
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一番初めに入る建物は、コミュニティホールとして使われていた建物です。ここでセウエルの歴史のビデオやガイドさんによる説明が行われます。
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スウェル鉱山都市 文化・芸術・歴史
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ここは集会場として使われていたホールです。この中で社交会などのパーティーも開かれていたようです。
スウェル鉱山都市 文化・芸術・歴史
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プールもありました。
スウェル鉱山都市 文化・芸術・歴史
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さて、いよいよここからは住宅ゾーンですね。カラフルな建物が並んでいますが、こういった装飾はアメリカ方式だったようです。
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この正面にある黄色い建物はシアターです。海外の映画はチリで一番早いタイミングで封切りされたそうです。勿論映画だけでなく多目的シアターだったので、演劇や歌劇も催され、また男性のみを目的としたショー(想像に任せる)も時折上演されたそうです。
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シアターの前には遊具があります。遊んでいる人達は住民ではなく、ツアーの客です。
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こちらは学校になっていた建物です。
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元学校の建物の中にある絵画ですが、これはセウエルで起きた大惨事の図です。近くで起きた火事の煙が銅鉱に入り込み100人以上の人が一酸化炭素中毒で無くなった事故です。
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この青い建物はボーリング場です。なんとチリで一番初めに出来たボーリング場だそう。1972年って、日本がボーリングブームだった時じゃ無いですか?
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こんな綺麗なままボーリングレーンが残されています。
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ピンが小ぶりですよね。小さいボールでプレーするタイプのものなのでしょうか?よくイギリスなどで見かけるやつですね。
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教会です。見れば判りますが・・・
ここでは年間を通した様々なセレモニーが行われたそうです。新年のミサ、クリスマスのミサ、結婚式、葬式等。
毎週の日曜のミサは行われてなかったそうです。ではどこで? -
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ここが最後の建物となります。今では当時の様子を伝える博物館となっています。
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最後に博物館を見て終わります。
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銅で作られた壷です。すごいですね。
スウェル鉱山都市 文化・芸術・歴史
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