韓国(5)象も像も穏便に／テグ

2017/03/18 - 2017/03/20

ＬＣＣ全盛期でソウルとプサンを何度か続けて訪ねましたが、最近は第三の町テグが新たな選択肢に。チケットを買ってから「はて、どこ？何すべき？」と考える旅でした。滞在中、町中で日本人には見事に一人も出会わず。昨今の色んな事情のせいか、ただ旅先として候補にならないだけか定かではありません。

予期せず象やら像にも遭遇したものの概ね穏やか、「観光地成分」低めで、韓国の日常生活を感じるテグ。手ごろなチケットがあれば再訪するかも。

エリア 大邱(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.5

• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: ティーウェイ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

関空から１時間強！とあっという間

ソウルやプサンと比べて格段に情報が少ない中「どうやら新しい東大邱駅界わいより古い大邱駅の周りの方が昔ながらの町並みが残っている」っぽいと聞いて宿はそちら方面に

大邱駅の裏口から５分でお手頃グランドホテル

韓国でよく見かける「ご休憩」仕様の部屋ですがフロントのスタッフの皆さんもフレンドリー

まず友達のシンさんの運転で大邱随一のお洒落スポット？スソン遊園地へ

巨大な人工池の周囲にデートスポット的なお店が立ち並びます（しかし池に浮かぶのは白鳥ボートのみ）

スソン池を一望できるスタバは激込み

一帯はお金持ちエリアだそうで今もなおタワーマンションがニョキニョキ増殖中

お金持ちのオモニが大胆な横入りを敢行し大渋滞に

暮れなずむ大邱駅前ロッテ百貨店

夕飯までの暇つぶしに駅至近のチムジルバンに

超レトロで味のあるお風呂でリラックスしていたら垢すりオジサンが過剰なサービスを開始しようとして「アニョ（ＮＯ）」と拒んだつもりが「アンニョン（Ｈｅｌｌｏ）」を連呼してしまうという動転っぷり

テミリおじさん…サービスは程々でカムサハムニダ

韓国の友達曰く「大邱は美人とリンゴの町」

駅そばの市場にも恭しく包装された立派なリンゴたち

友人キムくんが食べログ的なサイトで見つけた評判の店は早々にクローズ

トボトボ小路を抜けたら大通りに屋台村！チェゴ！大好き

どこもかしこも熱心に呼び込んでくれますが一番活気付いてた所へ

アイラブcassビール

実際に注文したのはこの画像上ムール貝だけ（あとはサービス！サービス！と）

日本からのお客さんが少ない中「大阪から来ました」と伝えるだけで過度に大歓迎

大邱って海沿いでなく内陸だよな…と思いつつも周囲の皆さんもこぞって貪っていたエビの塩焼きで〆→ビールにぴったり！

翌朝は西門市場へ

昨秋大火災に遭った傷跡は今もなお

それでも活気は大邱で一番のスポットです

パワフルなイモがちゃっちゃか切り盛りしていた食堂にフラリ

付箋を渡され「注文を！」と（キム君いたから難なくクリアしたものの）

広大な市場を隈なく歩いて小腹がすいたら道端の屋台でつまみ食い

どう見てもコロッケなのにかじると「？！」…中は所謂かまぼこ状でコレはコレで旨いけど

腹ごなしで当てずっぽうに歩いてたら異様な数の風船屋台に遭遇

しかも飛ぶように売れている！何ここ？と思ったら達城公園とな

日曜の昼下がりは家族連れで大賑わい

それもそのはず！広い敷地に動物園まで完備されて入場無料！

小動物や鳥類で誤魔化さずちゃんとスター選手たちも

鳥フル対策か鳥類ゾーンは全て網の中

「餌をやらないでね」の看板横で積極的に餌をねだる方

看板無視で次々に投入される菓子が途切れるとまさかの悩殺ポーズで更なるオネダリ熊

ミナミの道具屋筋っぽい通りを抜けて

大邱と言えば！の薬令市場へ

しかし日曜の昼間は殆どクローズドでやむなく韓方カフェに

分かっていたけれども店員さんオススメ茶は韓方満載の苦甘テイスト

薬令市韓医薬博物館は入館無料です

お薬を巡る歴史やら色々と

更にテクテク歩いて桂山洞カトリック教会に

非常に韓国的なステンドグラス

振り返ると丘の上により巨大な教会が

教会内部は生憎扉に閉ざされていましたが通り掛かったスタッフのおじさんが「見てく？」と開けてくれました

やたらと広い聖堂で「もともとは薬令市場にあった第一教会が老朽化したのでこっちに新しいのを建てたんだよ」とのご説明

ちなみにこちらが薬市市場の博物館横に佇む元祖第一教会

教会の丘を下ってまた適当に歩くと詩人の李相和の住まいへと続く小路

韓国を代表する詩人の住まいを無料で開放しているほか歴史を学ぶスペースや韓服レンタルコーナーも

キム君によればこのポストに投函すると何年後かに届くって

燃えるスマホでお馴染みのサムスンは大邱の三星商会がそのルーツ

元々は麺類や干物を扱っていたんだとか

日曜の午後でしたがコンサートハウスもオペラハウスも休演中でしょんぼり

夕飯に向け校洞うまいもん横丁を目指します

ところがよその観光地ほど観光地的ではなく韓国料理の店をなかなか見つけられずイタリアンやら和食やら地元っ子向け仕様

何とか見つけたお店は自分には辛すぎて悶死しかけました

大邱駅に戻る途中で意図せずバッタリ

一緒に写真撮っとく？と笑顔で言われたり

想像してたほど彼女の周辺はピリピリしてなくて道行く大邱っ子も日本人なんて意にも介さず

都心に近い大邱空港へはちょっと渋滞してても２０分ほど

但し韓国第３の町の国際空港にしてはコンパクトでイミグレーション後は殆ど時間が潰せず

結論：どうしても大邱へ！とは思わないもののソウルやプサンの喧騒に疲れたらここで一息もありかな位で