2017/03/27 - 2017/03/28
2366位(同エリア9839件中)
かりんさん
この春。
甥っ子1が小学校卒業し、中学生になりました。
そりゃ私たちも年取るわな~
というセリフが我が家の流行語になっております。
そんな甥っ子その1は、いつもより長めの春休み。
どこか遊びに行こうか?と誘うと、「一度でいいから家族でホテルに泊まってみたい」と言うではありませんか。
親子4人で出掛けるとなると、車中泊メインの彼ら。
それはそれで楽しいが、修学旅行で衝撃を受けたのだと言う。
そうなると、甥っ子その2も誘わなければ拗ねてしまって後々大変だから出掛けなくていいよ、だって。
どうしよう…と考えた末、この先、甥っ子たちと3人で旅行なんて行くことないだろうと判断。最初で最後になるかも知れない旅に出ることに決めました。
行き先は、甥っ子その1が「お父さんが修学旅行で行った金沢に行ってみたい」と言っていたので、すぐに決定。
行ったことがある場所なら、私も少しは土地勘があり安心ってなものです。
長くなりましたが、そんな甥っ子その1の卒業旅行になります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
-
下道をひた走り、北陸自動車道に乗りました。
久し振りの峠越えドライブ、旅の序章なのに疲れちゃった。
なので、さっそく杉津PAで休憩。
ここは有名な夕日スポット。
そして、車線がクロスしていて右側通行している、国内じゃ珍しい場所。
写真左下に見えるのは、杉津PAの上り。 -
その後も休憩を挟みながら、13:00頃にはホテルに到着。
車を預けて、金沢駅へ向かうことに。
北鉄バスの「城下まち金沢周遊バス」の1日フリー乗車券を購入。
(大人¥500、小人¥250)
いつも寝ている間に目的地に到着。なんてことが多い甥っ子たちは、バスで移動なんで初めて。
間違っていたらどうしよう?と、私を疑いながらついてくる。 -
フリー乗車券対応の路線バスに乗ったが、周遊バス仕様ではない。
人生反抗期続きの甥っ子2が「(パンフの)写真と違う」と、ビビりながら乗って。
ビビりっぷりがかわいいのだが、私が間違っていると思い込んでいるので若干キレ気味。
ついて来ないと知らないぞ。
まずは第1目的地の「ひがし茶屋街」に到着。
お兄ちゃんの甥っ子1は「ここは何?」と、興味があるのか私に気を遣っているのか尋ねてくる。 -
甥っ子その1に答えつつ、人生反抗期の動きも注視しつつ。
私が興味ある風景や建物に共感できる小学生の方が怖いか…
と言い聞かせ、空腹を満たすためお店探し。
そばに見えるビジュアルに驚くが、小松うどん。
寒かったので暖まったし、あっさりお出汁との相性が良かった。
ただ、観光地価格には驚いた… -
ひがし茶屋街でのメインは、こちら。
箔一の「金箔ソフトクリーム」。
(¥891)
これが食べたいと思っていたのに、寒さで欲せず。
甥っ子1が、ひと口だけでも食べろと言う。
バニラだと思っているが違うのか?何か秘密があるのか?と疑ってみたら。
金箔で贅沢なビジュアルだが、普通のソフトクリームだということが伝えたかったらしい。
春休みだけなのか、さくらのチョコが付いていた。 -
寒くて仕方なかったけれど、ホテルに戻っても2人はゲームとテレビ三昧だろう。
計画段階でガイドブック見ながら忍者…忍者…と言っていたので、「忍者寺に行かへんくていいの?」と甥っ子その1に聞かれた。
TELすると、16:00枠に空きがあるとのこと。
で、周遊バスに乗ってやって来たのは、忍者寺こと「妙立寺(みょうりゅうじ)」。
(大人¥1,000 小人¥750) -
本堂の中に呼ばれて、3グループに分かれて解説を伺う。
そんな機会が初めてな彼ら。
私に付き合ってやるわってテンションだったのに、巧妙な建物の造りや解説に引き込まれた様子。
いまだに解説してくれたお姉さんの真似して、家の引き戸を開け閉めする2人。
幾つになってもかわいい所はある。 -
本堂のてっぺん。
その昔は、ギヤマンがはめ込まれていたのだとか。
知った後なので、甥っ子2が撮りまくる。 -
こちらは明り取りにもなっている。
妙立寺を出て。
2人がこの後どうするのか尋ねてくる。 -
夕ご飯にはまだ早い?
それじゃ、ホテルで少しゆっくりしてから出掛けようか。
バス停?どこにあるの?
同じ名前のバス停あるんやけど、どこで待ってたら周遊バスに乗れるの?
もう歩いてホテルまで行く?
周遊バスのチケットを買った際にもらった地図で、バス停の位置を確認する甥っ子その1。
片町で乗車すれば便利だとバスで案内していたけれど、周遊バスのマークが見当たらず。 -
少しゆっくりって、DSしたいんやろ…と思っていたら。
バス停この先にあるのかなぁ…
「これだけ歩いたし、3人で駅まで歩いて行けるって」と、人生反抗期の甥っ子2が私を励まし始める。
いや、ちょっとしか歩いてへんで(^-^;
すると周遊バスが前方で停まって、そこが目指していた片町バス停であることを3人揃って確認。
「かりんちゃん、走るで!」 -
乗車したバスはガラガラ。
座って駅まで過ごせて「休憩できて良かったな」と、人生反抗期になだめられる始末。
この後どうするかなぁ…と思いながらホテルにチェックイン。
フロントでの手続きの最中も興味津々な2人。
落ち着けよ…
部屋に入って、さぁ、これからどうしよう。
2人の休憩は、どれぐらい必要?なんて考えていたら。
「ホテルってこんな所なん!?」と、2人のテンションが上がる。 -
ドーミーインでは格安かと思われる部屋を押えたのに。
そんな反応をされたので、おばちゃんかりんは驚いた。
私もそうだったが、彼らは家族旅行といえば車中泊。
当時の私もホテルに泊まったら、テンションあがって弟たちと小躍りしていたんだろうな。 -
飲み物を買いに販売機まで行って。
もうビールに手を出しちゃった。
1時間くらい休憩しよう。夕ご飯は何が食べたい?と尋ねる。
甥っ子2が「居酒屋ってとこに行ってみたい」と。
何で居酒屋?と驚くと、「お父さんも行くし、お母さんもママ会やって行くし、どんな所なんかなぁと思って」だって。
甥っ子1は「お造りか握り寿司が食べたい」と言う。 -
「お寿司もいいけど、ポテトが食べたいからマクド(ナルド)でもいいんやけど」
ここまで来てマクドか~い!と笑いつつ、それなら居酒屋でいいかとホテル近辺で探すことにした。 -
店名は失念。
半個室みたいな造りの居酒屋さん。
メニュー広げて、お目当てのお寿司とポテトを2人がチェック。
「ビール酵母のポテトって美味しいの?」
「いつも食べてるポテトより美味しいってこと違う?」
なんて言いながら、他にもピザや私のアテになりそうなものをチョイスしてくれる。
お残しは許されないので、1回目は本当に食べたいもの、お腹に余裕があれば食べたいものを2回目に注文する、と指導。
「2回もいいの~!」 -
普段の2人とは「野菜も食べろ、ご飯が少ない」とブツブツ言われながらの食事を一緒に取るのだが、今日は無礼講。
「ぶれーこーって何?」
「今日はいいけど、帰ったら野菜をしっかり食べろって言うてはるねん」
なんて2人の会話を聞きながらの楽しい食事となった。
居酒屋を出て。
少し散歩してから帰りたかった私に合わせてくれ、金沢駅正面をぐるっと回ってホテルに帰ることに。 -
旅の2日目。
駅ビルのお土産屋さんで、2人は自分土産と友達に配るお土産を購入。
私は加賀棒茶が目当てだったので、そちらを購入。
買い物が終わったら、弟その1が修学旅行で来た場所を辿ることに。
まずは「兼六園」。 -
徽軫灯籠の前にはたくさんの人。
2人には何故?ってな風景だった様子。
写真撮るから並んでって言うと、2人ともモジモジ…
兼六園に来たらこれっていうシンボルみたいなものよ。
京都やと京都タワーみたいな。
「その例え、わからへん」
そうか…
もうちょっとお兄ちゃんになったらわかるわ。
なんて言いながら、モジモジと私の言うことを聞いてくれた。 -
少し歩いて、徽軫灯籠を眺める。
次々と人が押し寄せ、写真を撮っていく。
「あの状況で俺らに写真撮るから並べってのは、結構ハズいんやで」
そうか、年頃には恥ずかしかったか。
でも、ばあちゃんとお母さんに報告せなあかんから。
楽しんでますよって報告せんと、私とケンカしてへんか心配するやろ?
写真にはそんな風に映っていないが、何回か来た兼六園の中でも一番人が多いように感じた。
春休みだからか?と思っていたが、北陸新幹線効果なのかも知れないな。
彼らに悪いことをした。 -
これは、栄螺山(さざえやま)で甥っ子2が撮ったもの。
前は人が居なくて寂しいと思ったはずなのに、甥っ子1曰く「リア充がいっぱい」なスポットになっていた。 -
-
日本最古の噴水らしいで。
と言っていたので、2人とも見てみたいと。
目の前にしたら普通に噴水なのだが、「日本で一番古いんや」と眺めてくれた。
数年前に購入したガイドブックを甥っ子その1に見せていたら、「狐のお面があるところに行きたい」と言っていて。
兼六園周辺にあることがわかり、この後はそちらにお邪魔しようということになった。 -
その「狐のお面」が映っていたのがこちら、石浦神社。
お参りをしてから社務所へ向かうことに。 -
弁慶かな?
三井寺に引きずり鐘があったやろ?
「う~ん、わからへん」
社務所が気になる甥っ子に連れられ向かうが、狐のお面はなかった。
あれはガイドブックの演出だろうと話をまとめ、境内を再度眺めることに。
こちらは金沢最古の神社。
何年前からあるんやろう?と2人も見て回る。 -
学校で勾玉を作ったという2人。
図工なのか?削って作ったらしい。
その昔はお守りとして身に着けていたと言われているので「これは踏んだらあかん」と2人が口を揃えて言う。
今はネックレスにしている人も多いけれど、そういう謂れを知らない人もいるかもね。
踏むことはないと思ったが、甥っ子に教えられるというか、こんな会話ができるようになったんだと嬉しくなったり。 -
その後、金沢21世紀美術館に。
スイミングプールと、タレルの部屋と呼ばれるブループラネットスカイに行きたかったのだが、2人はカラーアクティヴィティハウスで満足だと言う。
え~っ!と言うと、「時間見てる?」と返ってきた。
遊んで帰りが遅くなれば、運転する私が疲れるだけだと。
そうですな。
ぼちぼち最後の目的地に向かいましょうか。 -
そんなこんなで向かった最終目的地は、千里浜なぎさドライブウェイ。
弟その1が「(修学旅行で)バスで走った」と話したことから、私の車で走り抜けようということになり、計画段階で3人共通の行きたい場所になっていた。
観光バスが走り抜けると「すげー」と叫び。
標識があると「道路みたい」と関心してみたり。道路なんだよ…
走っている所を動画で撮りたいと言われ、甥っ子その2にデジカメを渡し撮影会になったり。
最後2人は「少しだけ遊ばせて」と、車を降りて波打ち際でキャッキャッ言いながら楽しんだ。 -
ここには初代のヤンチャな車でやって来た。
こうやって〇年後に甥っ子たちと来れるとは思っておらず。
何だか感慨深く…
「ここにもリア充いっぱい居るな~」
なんて言われてハッと現実に戻される。
そんなこと視界に入れず、今は兄弟で楽しみなさい。
「まだ遊んでいいの~?!」 -
千里浜で楽しんだ後、帰路に就くことに。
雪山を見てはきれいだと言い続けていたので、今度は甥っ子1がカメラマンに。
朝食が遅かったことや休憩と称して間食をしていたので、3人揃って空腹を感じていなかったが、「みんなで出掛けてご飯食べへんって言うたら、誰に一番怒られる?」なんて2人は楽しみ始め…
おばちゃんかりん、これには焦った。 -
「帰り道で休憩して食べて帰ろうや~」と言われて救われた。
本当は海鮮丼を探していたのだが、これだと思うものがない。
すると、金沢と名のついたものに目がいく2人。
2人の勧めで、私は金沢カツカレーうどん。
かなりボリュームがあり、空腹だったはずなのに苦しい…
「ばあちゃんのカレーも美味しいけど、金沢のカレーも美味しいな」と、苦戦する私を助けてくれた。 -
マイペースなことを言われてムっとしたり。
素直に喜んでくれたり、帰りが遅くなることを心配してくれたり、ちょっと大人びたことを言われてドキッとしたり。
最後に休憩したのは、マキノの道の駅。
「コーヒー飲んだら最後は家やな」と言われたのに、千里浜走ったから洗車したいと言うと「いいよ~」と快諾。
疲れただろうと思うのに、実家に到着したら2人は妙立寺の解説のお姉さんを真似て、戸を何度も開け閉めしていた。
2人の家では見れない姿に接して、おばちゃんかりんにとっては刺激の多い2日間でした。
今度は3人じゃなくて、家族で楽しもうね。
END
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この旅行記へのコメント (3)
-
- はなかみno王子さん 2017/06/13 06:49:07
- プチ大人体験
- おばちゃん、違う違うーー
かりんちゃん
小・中学生の甥っ子二人連れての旅、お疲れ様。
二人にとって思い出に残る旅になったと思うよ。
親から巣立つプチ体験だったものーー。
いい叔母さん印象づけたしーー
よかったよかった。
おう爺
- かりんさん からの返信 2017/06/13 20:44:52
- RE: プチ大人体験
- 王子さま?おう爺さま?( *´艸`)
こんばんは。
書き込みありがとうございますm(__)m
> おばちゃん、違う違うーー
もう十分おばちゃんです(^-^;
> 二人にとって思い出に残る旅になったと思うよ。
> 親から巣立つプチ体験だったものーー。
いつもは流れのまま家族旅行を楽しんでいるんですよね。
バスの地図を片手に「どうしよう」と考えるなんて、そんな機会は今までなかったと思います。
休憩と称してゲームをするのだって、話せば1時間って決められて、時計を確認して中断できるんですもん。
それだけは教えてあげられたかな?と自画自賛(笑)
そのやり取りを弟夫婦に見せてやりたかった。
2人にとっては、遠慮なく甘えられるのが両親(弟夫婦)。
そうはいかないことの方が多いんですよね。
なので、2人の勇姿をしっかり伝えました。
いい叔母かどうかはわかりませんが、私が2人に癒されたのかな?なんて思ってます。
かりん
- はなかみno王子さん からの返信 2017/06/13 22:12:08
- RE: RE: プチ大人体験
- かりんちゃん
> いい叔母かどうかはわかりませんが、私が2人に癒されたのかな?なんて思ってます。
かりんちゃんと甥っ子たち、全員とっても癒されたと思うし、大家族の絆も深まったと思います。。素晴らしい旅の体験、きっと彼らにとって一生記憶に残るものになったと思いますーー。
素晴らしい家族サポート、お疲れ様でした。。
次は自分自身を癒す旅ですね。
おうじ
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