プチ卒業旅行～龍泉洞編～

2017/03/30 - 2017/03/30

3泊4日卒業旅行3日目は龍泉洞へ．
龍泉洞は昨年の台風で大被害を受け，先日復旧して再開し始めたばかりということで，JRから龍泉洞復旧応援切符なるものが発売されていた．
これは盛岡-龍泉洞間のJRバスの往復券と龍泉洞入洞料の割引券（1000円→750円）が付いており，全部で2000円だ．
通常時は往復で5200円もする．さすがにこの券がなかったら行かなかった．
一応三陸鉄道でもいけるらしいが，よく調べていない．
とにかく盛岡花巻方面からはこのバスがベストのアクセスだ．ちなみに1日に4往復である．

話は少しそれて，JRバス路線ができる前はJR岩泉線というローカル線があり，2010年の脱線をきっかけに廃線になって代わりにできたのがバス路線ということだった．
この岩泉線について調べてみると結構面白かった．

バスは片道で2時間半かかった．
途中，道の駅三田貝分校とかいう廃校舎を改造した感じのところでトイレ休憩がある．
ここの揚げパンが美味しかった．
もし車を持っていたとしてもペーパードライバーの自分にとっては運転したくないような山道もあった．
道中では，壊れた家屋や農業道具が風か何かで飛ばされたまま放置されているような場面が多くあった．
5年前の東日本大震災なのか昨年の台風が原因なのかはわからなかったが，厳しい自然環境の中で生きる人々のことを思うと胸が痛くなった．

龍泉洞は最THE高だった．
鍾乳洞や地底湖の自然の美しさももちろんだが，照明も工夫されていて自然の構造をより美しくしていた．
鍾乳洞では，様々な形に成長した鍾乳石や石筍などがあり，ライオンや仏さまのように見えるものが祀られていた．
よく見つけたなと思った．
龍泉洞の一番の見所は地底湖である．第一地底湖，第二地底湖，第三地底湖という厨二心をくすぐられる名前の3つの地底湖が公開されている．水が澄んでいてとても美しい．底が見えないほど深いため，少し足がすくむ．
鍾乳洞の開拓は結構大変らしく，公開されている部分の先にはまだまだ広がっているとのことだった．
現時点で発見されている地底湖は全部で7個らしい．
10年後にまた来たときに公開されている部分が拡大してると嬉しいなと思った．
龍泉洞の入洞券で道路の向かいにある龍泉新洞科学館も見学可能である．
ちなみにこちらは撮影禁止．
鍾乳洞で見られる石灰による各構造の解説やこの近くで見つかった出土品などが実物とともに展示されている．
非常に興味深く見学することができた．

最近フォトジェニックとかいう言葉が流行っているみたいだが，龍泉洞は最高のフォトジェニックだと思う．
あと恋人の聖地に認定されているらしいが，非リアの方が楽しめると思う．

龍泉洞は三陸ジオパークという三陸地方に広がるジオサイトの中の一つだが，車で三陸ジオパークを回るのも楽しいだろうなと思った．

エリア 岩泉・龍泉洞(岩手)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスを降りたところ．
龍泉洞の周りにはちょっとしたお土産やさんと食堂がある．

どの地底湖だったか忘れた．
iPhoneでもこんなに美しく撮ることができる．

鍾乳洞の壁．

地底湖を上からみたところ．
龍泉洞には急な階段が多くあるため，動きやすい格好で来るべき．

コウモリ．
6種類くらいいるらしいが，こいつにしか会えなかった．

龍泉洞の入り口．
また来るからねっ

盛岡に帰って焼肉食べた．
高いけどうまい．