毎度ジョナ企画　ベトナム縦断８日間　最終章

2017/03/09 - 2017/03/16

ハノイから、ホイアン、ダナン、フエまで下ってきた大阪のおばはん５人組、一路ホーチミンへ。
ホーチミン観光とメコン川クルーズを堪能し、夜中のフライトぎりぎりまでベトナムを味わった。
いろんなことがあった。来てみたからこそ分かったベトナムの風土、お国柄。
いざこざもあった。でも振り返ればいい旅だったと思える。
百聞は一見に如かず。ベトナム旅行を考えているあなた、ぜひ来て、見て、感じて味わって素顔のベトナムを体験してみて。

エリア ベトナム

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 2.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

Part3に書いたのだけど、フエでは予約していたホテルとは違うホテルに回された。このホテル、シャワーがお湯だけでなく、途中から水さえ出ない。
５階の部屋からフロントに駆け下りて英語で必死にフロントスタッフに説明したけど、この若い女の子は英語すらあまり理解できない。
となりで聞いていた白人の女性２人組が私の話を聞いて、
「そうそう、私たちの部屋もよ！」とまるでトラブルを楽しんでいるかのように、話す。
「じゃあ、どうしたの？」と聞くと、「しばらく待つと出る場合もあるわよ。待ってみて」とそれはおおらか。小さなことで目くじら立ててる、自分がちょっと恥ずかしくなった。
だってこのホテル一人４００円くらいなんだもの。（笑）
翌朝フエ観光に一日付き合ってくれた、予約していた方のホテルの女主人に話すと、
「電話してくれたらよかったのに。本当にごめんなさい」と、謝る。
朝早い出発なのに、「朝食は？」と聞くとさっとこんなおいしい焼きそばみたいなのを出してくれた。おまけにホーチミンについた後、無事についたか電話までくれた。これぞ、おもてなし！やっぱりこの人のホスピタリティー精神すごい。

ホーチミンに到着後はまずホテルにチェックインした。このホテル、日系だからか、スタッフのしつけが行き届いている。英語もベトナムなまりがなく、わかりやすい。マネージャーは日本人。おまけに初めて予約した通りの部屋があった。（これ本来驚くべきこと？）
部屋は２時にしか入れないので荷物を預かってもらって、いざ街へ。
ベトナムは、信号があまりなく、道路はバイクに車の量が半端ない、初めは道を渡るのが怖かったけど、ベトナム人のあとについてさっとわたることにも、慣れた。
これがコツですよ。

まずは戦争証跡博物館。戦車に飛行機にヘリコプター、見た目はかっこいいけど
これ殺人マシンなんやなあ。
数々の写真パネルで戦争の悲惨さを見た。日本の何十倍もの爆弾が落とされたらしい。人と人、国と国もできるだけ、大きな心でいがみ合わずに、お互いを尊重しながら生きたいものだ。

次は統一会堂、ここに戦車が突っ込んで、サイゴン陥落となった場所。
立て直された建物は前より近代的になっていたが、地下には当時の指令室が
迷路のように並び、無線室や、古ーいでかーいコンピューターが置かれていた。
残念ながら、写真に収めるのを忘れてしまったけど、なかなか興味深かった。

昼食は、近くのレストランで久しぶりに普通のサンドイッチを食べた。
ベトナム料理はおいしいけど、さすがに１週間たつと、毎度のことながら、普段食べなれたものが恋しくなる。
この国は白人観光客が多い、フランス語もよく聞く。
フランスの統治下にあったおかげで、こんな素敵な教会も。
サイゴン大教会

斜め正面からの姿も美しい。

こちらは、人民委員会庁舎。素敵！

この銅像はホーチミンさん？
間違ってたらごめんなさい。

オペラハウス。ハノイにもあったけど、こちらは小さくてかわいい。

この日は観光後、スーパーでお土産を買い、疲れた体と胃のためにさっぱりと
した麺でしめて、最後にＳｐａでオイルマッサージ６０分コース。
１週間よく歩いた足へのご褒美。２０００円くらいだったかな。

店の子は、一切英語を学校で習ったことはないけど、
お客さんから、英語を覚えたと言っていた。
これぞ生活のために覚える、活きた英語。
まさに「習うより慣れろ」やね。

ベトナム最終日（夜中便で帰国）メコン川クルーズへ。
ホテルの向かいに旅行社があったので、ついてすぐ、
翌日のメコン川クルーズを予約しておいた。
このツアー確か１０００円ちょっとだったと思うんだけど一日楽しめて
ランチもついて、おすすめ。
おまけに、今回３つの英語ガイドツアーにいったけど、さすが都会、
英語が一番ベトナムなまりが混じらず、わかりやすかった。

まずは、丁寧にツアーのスケジュールを説明してくれた。
初めに行ったのがこの仏教のお寺。

なかなか豪華でしょ。

ここには、座っている仏様と

寝ている仏様と

立っている仏様がいらっしゃいます。
なんだかベトナムの帽子も板についてきたふえさんのポーズがかわいい。

すっかりアメリカでポーズをつける癖がついた私たち（グランドサークルの旅日記を見てね）カメラを向けると自然とポーズをつけるのが、私たちのブーム。
今回顔出しＮＧのメンバーがいるので、たくさんの面白写真はアップできませんが。（泣）
こういうのってあとから見ても楽しめるよね。これも私のお気に入りの一枚。

この花も、可憐

外のおっきな仏様たちは白く輝いているけど、お寺の中には
金ぴかに光り輝く方々もいらっしゃいます。
台湾の道教の本山みたいに、こちらも数で勝負！ってぐらい
飾られてる。

そのあと大きなボートで、茶色い濁流のメコン川を渡り島へ。
この川ではたくさんの魚がとれて、おいしいからぜひランチで
オプションの魚料理を食べてとガイドはセールスするけど、
この汚い川の魚～？っと思ったら、食欲が失せた。

島でははちを養殖していて、はちみつドリンクと、ハスの実（甘くておいしい）
バナナをあげたチップスをいただいた。
これどれも、おいしかったよ。
日本と同じく、ツアー料金は安いけど、いっぱい物を買わせて元とるやつやなと
思ったけど、おいしいものには、めっぽう弱く、機内持ち込みの
スーツケースできたのに、みんな爆買いしていた。
思うつぼやな。（汗）

次の島では、トロピカルフルーツをいただきながら、民俗音楽を聴く。
こんな楽器初めて見た。ほわーんと弦がしなるときの音が南国的で
のほほんとしている。これとギターに合わせて歌を歌うんだけど、
幸せなら手をたたこをやってくれた。
日本人は私たち５人と若い一人旅の女の子だけだったんだけど。

いよいよ小さなボートに乗り換えて、メコン川クルーズ。
雰囲気はとてもいいんだけど観光化されていて、ボートはめちゃ混み！
おまけに私しんどいのよ、と漕ぎ手は、チップをもらうためにアピールしてくる。

次の島では、ココナッツキャンデーマニュファクチャーを見学。
日本では、マニュファクチャーと言えば工場制手工業と訳されるけど
機械が原始的で、家族が民家でやっている。
どんな工場があるのかと上陸したから、拍子抜けした。

この後は馬車にのってランチの場所へ。

昼食は、川魚のオプションを取らなかったから、ポークソテーに野菜と
ごはん。
昼食後はわにを鑑賞したり、レンタサイクルにのったり、ハンモッグでゆったりしたりご自由にとの事
このワニずっと口開けたまま動きません。寝てるの？

ヤシの実の下のハンモッグで南国の風に揺られて、しばし見る夢はどんな夢？
たった１０００円ちょっとで、一日楽しめるこの国は、ちょっとこすいとこもあるけど、いい国だった。８日間堪能した。

ホーチミンに帰ってからも、最後のお土産ゲットに走り回り、ベトナム縦断旅は終わった。
今回も写真はグーグルフォトで共有し、名カメラマンのメンバーの写真をたくさん使わせていただきました。改めて御礼とともに、素敵な８日間をご一緒してくれたメンバーに感謝します。ありがとう。

ジョナ企画次は、６月末からのスイスです。こちらも楽しみ。

奥の細道、序文が好きです。松尾芭蕉の生きざまをいつか実現したい。
「月日は百代の過客にして、行かふ年もまた旅人なり～」
旅の最終章に　彼の旅への想いをあらためて思い起こした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｆｉｎ．