帰国日に成都交通事情の洗礼を受ける　＜ 口から火をふく激辛四川の旅　5日目 ＞

2017/02/23 - 2017/02/23

四川旅行5日目は、日本へ帰国するだけ
でもこれがえらい目に遭う事に！


☆　旅行記内のレート換算は、旅行記作成日の物

エリア 成都(中国)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー 飛行機
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

さぁて、もう飛行機に乗って帰るだけだね
そう話しながら、のんびりと朝食

成都に来るときにウェブチェックインを怠り、相方と離れ離れの席になった
帰国便はそうならないようにウェブチェックインを試みたが、何度やっても出来なかった
じゃあ早めに空港へ行こうという事になった

チョンドゥ チベット ホテル ホテル

これはチベットホテル独自の、お客様おもてなしのお菓子だと、ホテルの人が説明してくれた
お客さんには、あまり人気がなかったみたいだけど・・・

こっちは昨日の朝に食べた

3日連続で、汁なし担々麺
美味しい♪

私たちが地下鉄に乗るとき活用していた、地下鉄の車内で撮った路線図
左下にのびる路線の終点が、空港二駅になっている
つまり空港第二ターミナル
その手前が、私たちが飛行機に乗る第一ターミナル

な～んや、空港まで地下鉄が走ってるやん
帰りは地下鉄で空港へ行こう
・・・ということになっていた

9時ごろにホテルをチェックアウトして、人民北路から地下鉄に乗り、省体育館で乗り換え、太平園まで行った
太平園で空港行きの路線に乗り換えようとしたら・・・・ない！！！
太平園が終点になっている！！
きっと工事中で、まだ開通していないんだと、とっさに悟った
（帰国後に調べたら、この路線は2018年開通予定）

取りあえず地上に上がる
この時は飛行機の出発時刻の、2時間半前くらいだった
まだ時間にも気持ちにも余裕があった


地下鉄の終点というのに、タクシー乗り場が見つからない
走っているタクシーに、空車が見当たらない
ならばと、少し離れたバス停に行ってみる
停留所の一覧を見ても、成都空港の文字がない

近くにいる英語が通じそうな若い人や警官に、「空港に行きたい、どうしたら行ける？」ときいても、ぜ～～んぜん通じない
焦ってきた
そうだ紙に書こう！
しかし紙に「成都空港」と書いて見せても、首を傾げられるだけ
この時は焦っていて思い出せなかったが、中国では空港の事を机場と書くのだ

アカン！
こうなったら何としてもタクシーを捕まえねば！！！
しかしタクシーは何台も走っているが、空車が全然来ない
どんどん時間は過ぎて行った

で、な～んとか捕まえたタクシー
目の前でお客さんが下りたところを捕まえて交渉
成都空港？わかった、乗りな・・・てな感じだった
ありがとう、運転手さん！！
運転手さんに「多少銭」と書いた紙を出すと、「70元」と書いた
絶対吹っ掛けてる
でもその時の私たちは、100元でもOKと即答しただろう
値引き交渉してる暇はない

運転手さんは車に取り付けたスマホに何やら入力して、車をスタートさせた
きっと成都空港と入れたのだろう
時計は飛行機出発の、1時間50分前をさしていた

タクシーを捕まえるまで、いつも冷静な相方の顔に焦りが見えた
頼りにしている相方が焦るので、こっちはもっと焦る

途中渋滞に巻き込まれながらもタクシーは進み、「さあ、着いたよ」と、とある場所で止まった
？？？
ここ？
見覚えのない場所だが・・・
おじさんが指さす方を見ると、藍光空港国際城（だったと思う）と書かれた、ショッピングセンターの様な大きなビルがあった
きっとスマホが「空港」の文字でここに導いたのだろう

もう、めっちゃくっちゃ焦った！！
上海に虹橋空港と浦東空港があるように、成都には藍光空港と成都空港があるのか？
ふたつの空港が接近して存在するはずはないのだから、正反対の方向に連れてこられたのかもしれない
あ～～、今日はもう日本には帰れないかもしれない
そんな思いがいっぺんによぎった

藍光空港国際城（？）は空港ではなく、成都空港近くにある四川大学の北東に位置しているのが後日分かった
成都空港の東、約4キロの所である

ここでタクシーを降りることはできない！
数日前に撮ったこの写真と、

この写真を見せて、「ここへ行きたい！！」とおじさんに言う
おじさんは車を少し走らせ、警ら中の警官のそばに車を停めた
私たちは、この2枚の写真を警官たちに見せた
するとおじさんと警官たちが、三言ほど会話
タクシーは再び動き出した

私はもう半分くらい諦めていたけど、相方が「空港は近い」と言い出した
警官の胸に、「双流」の文字が縫いつけてあるのを見たそうだ
成都空港の正式な名前は、成都双流国際空港

そうこう話しているうちに、前方に管制塔が見えた
しかし時間がない・・・

がんばって走ってくれたおじさんだったが、成都空港への道順を知らなかったみたい
ずんずん走って、行き止まりの所に突っ込んでしまった挙句、何を思ったかタクシーを降りてしまった

管制塔は1キロ以上先に見えていた
飛行機の出発時刻まで、あと1時間25分
私たちは、もう覚悟を決めていた
空港まで走ろう！
そう決めると、ねん挫しないように足首を回して、準備運動を始めた

おじさんは近くに停めてあった、このトゥクトゥクみたいな乗り物の運転手と話していた
そして、これに乗り換えるように促した

そういえば空港の近くには、この乗り物で客引きをしている人がたくさんいた
あの時は鬱陶しかったが、今は救世主♪

トゥクトゥクの兄さんは手際よく、私たちの荷物を屋根の上に括り付けた
その間に相方がタクシーの代金を払う
空港まで連れて行ってくれなかったのに70元≒1190円は高いが、値切る暇もないし、こうしてトゥクトゥクに引き継いでくれたから良しとしよう
ありがとう、おじさん！
ホンマ、助かったわ！！

三輪みたいね

陽気な兄さんは、愛車をブンブン走らせる
自転車並みの速さ

公園みたいな中を通過し、成都空港商務酒店まで乗せてくれた
運賃は10元≒170円

飛行機の出発時刻まで、あと1時間15分

お兄さんと笑顔でお別れし、スーツケースを持ち上げて空港まで突っ走った！

Cheng Dou Kong Gang Yue Xiang Hotel ホテル

ターミナルに走り込み、インフォメーションで中国国際航空のチェックインカウンターの場所をきく
自分で探してる時間がない

で、教えられた場所に行くと・・・・
人がいない・・・
全然いない・・・
カウンターもクローズ

飛行機の出発時刻まで、あと1時間5分
あ～～～、間に合わなかったか～～～

・・・と思ったら、一番隅っこのビジネス用のカウンターに、人が数人並んでいるのが目に入った
並んでいる若い中国人女性に「大阪に行くの？」と聞くが、やっぱり通じない
彼女らの添乗員らしき人がいたので同じ質問をしたら、ここでチェックインしたらいいと教えてくれた

無事チェックインして、自分の荷物が流れていくのを見て、やっと胸をなでおろすことが出来た

成都双流国際空港 (CTU) 空港

出国審査場も手荷物検査場も、ほとんど乗客はいなかった
ターミナルもガラガラ
疲れ果てた私たちは、免税店を見てまわる気力もなかった

地下鉄の確認をしなかったこと、空港が机場であることを忘れていたなど、ミスも重なった
反省点はある
今後に生かそう

とにもかくにも成都の人たちに助けられて、無事日本に帰ることが出来る
ありがたい！

乗客は、全員が中国人と思われた

12時5分発のCA461便

あ～～、間にあってよかったよ～～
（T▽T）

座席はエコノミーの最前列

通路の反対側に、制服を着たパイロットが座った
折り返し便を操縦するのだろうか？

ビジネスクラスのお客さんがいなかったので、生まれて初めて、一番最初に飛行機を降りた
ちょっと感激♪

安全ビデオは、パンダが担当

飛行機に乗っても先ほどのショックから抜け切れず、かわいいパンダを見ても微笑むことが出来ない
このショックを、翌朝目を覚ますまで引きずった

機内食その1
ショックで食欲がなく、半分も食べられなかった

機内食その2

飛行機はずっと、白雲の上を飛んでいた

関西国際空港に近づいて高度を下げると、やっと地上が見えた
あの岬は加太
関空の埋め立てに使うため、大きく削った山も見える

すぐ下に友ヶ島
友ヶ島に行ったとき、頭上を飛行機がたくさん通過していたっけな

刺激が強かった今回の四川旅行
最後の一発が、一番強烈だったわ
下調べを怠った所に、いつも必ずといっていいほどつけ込まれる
反省！

でも楽しかった♪
今回の旅で、中国のツボにはまったみたいな気もする
また中国に行きたい！

友ヶ島 自然・景勝地

この旅行記へのコメント （8）

• comodoさん 2017/04/12 10:11:48

  ドキドキドキドキ

  ホーミンさま、こんにちは
  
  帰国日編、すごい緊張感ですね！
  別の空港に連れて行かれた時点で「終わった」って思ってドキドキしちゃいました。
  でもご主人は、警官のバッジを確認していたり「案外近いぞ」って、まるでドラマの
  ようです(≧▽≦)
  頼もしいご主人ですね！
  
  ホーミンさんは、おもしろい夢を見られるのですね。
  木々の間をビュンビュン飛んだり、家が売られてしまったりですか？
  寝てるのに疲れちゃいますよね〜(^^ゞ
  うちの娘が、よくモンスターに追いかけられたり、空を飛んで低空飛行になったので
  慌てて手をバタバタするけれど墜落しそうになるとか、映画みたいな夢をよく
  みてました。
  あんまりおもしろいことを言うので、夢日記をつけておいたら？って言ったことが
  あります。
  私はほとんど夢みないなぁ。
  っていうか、夢をみたことも忘れてしまってるのでしょうか・・・（これも老化？）
  　　　　　　　　　　comodo

  ホーミンさん からの返信 2017/04/12 21:56:35

  RE: ドキドキドキドキ

  comodoさん
  
  こんばんは。(o^v^o)
  いつも旅行記を読んで下さってありがとうございます。
  投票と掲示板への書き込みもありがとうございます。
  
  飛行機に乗り遅れたって、翌日なりのチケットを購入すればいいだけの話なんですけどね・・・。
  ^ｍ^
  あの時はこの飛行機に乗らないと、命が危ないレベルの緊張をしてしまいました。
  今思い出すと笑えます。
  （≧▽≦）
  せっかく往復一万円の航空券を手に入れたのに、乗り遅れたら大損害ですよ〜。
  
  てるみくらぶで被害に遭って、海外で途方にくれた人も多いでしょうね。
  自分の落ち度で乗り遅れたのとはわけが違います。
  本当にお気の毒です。
  驚いたのは4トラのトラベラーさんが、たくさん被害に遭われていることです。
  
  > 木々の間をビュンビュン飛んだり、家が売られてしまったりですか？
  
  そうなんですよ。
  低空飛行で木々の間をすり抜ける夢は、ここ数年は見なくなりました。
  夢って起床してしばらくすると忘れてしまいますが、同じ場面を何度も繰り返してみるので、「あ、またか・・」って覚えてしまうのです。
  寝相がかなり悪いみたいで、朝起きると布団がぐちゃぐちゃ。
  入院した時も看護師さんに、「昨夜ベッドから落ちかけていたので、今夜から柵をしてくださいね」と言われました。
  そんななので朝起きた時、なんだかつかれている気もするんですよ。
  困ったものですね。
  ^ｍ^
  
  

• ムロろ～んさん 2017/04/03 20:01:25

  ひゃぁ〜\(◎o◎)／！

  ホ〜ミンさ〜ん\(◎o◎)／！
  
  引き続き、ムロろ〜んです。
  成都からの帰国便の旅行記を拝見しました。
  
  言葉の問題でここまで苦労するなんて…って思いました。
  連想ゲームだよなぁって(;^ω^)。
  私もチェックインカウンターで言葉の問題で一苦労味わった思い出があります。
  国際空港なのに英語が通じないのが悲しかったです(+_+)。
  
  ビジネスマンさんが英語で色々と世話して下さったのがとっても感謝しているくらいです。
  
  英語が通じると何だか嬉しくなっちゃうことも感じます。特に中国を旅してみてって思うんです。この旅行記を詠んで一番感じてしまいました。
  
  
  ムロろ〜ん(-人-)

  ホーミンさん からの返信 2017/04/04 18:04:43

  RE: ひゃぁ〜\(◎o◎)／！

  > 引き続き、ムロろ〜んです。
  
  ありがとうございます、again。
  
  中国は筆談が出来るので面白かったです。
  これで英語が通じたら、中学レベル英語がやっとの私でも、かなり現地の人と意思疎通が出来そうに思います。
  中国の英語教育に期待大です♪
  
  海外旅行って言葉が通じない事に些かの面白みがあって、何処に行っても日本語が通じたら逆に魅力がなくなってしまいますよね。
  
  でも・・・
  英語が全然通じなくって、もちろん日本語も漢字も理解しない国に行ったら、どうしたらいいんだろう？？？？
  どうすればいいと思いますか？
  
  

• bettyさん 2017/04/03 10:45:10

  焦る焦る(+_+)

  ホーミンさま、足が冷たくなってきました(´・ω・`)
  還暦さんはまだ歯医者さんから帰ってきませんのでコメントが書けます。
  
  海外での空港へはできるだけ早目に行こうと努力しますよね。
  でも、今回は絶対に間違いないと確信して乗った電車の終着駅で
  ああ〜〜〜(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
  
  こんな時ってタクシーも中々つかまらない。
  乗ったのはいいけど、正反対の空港に連れて行かれて、またそこから
  目的へ(´・ω・`)
  ツクツクにのったり走ったりしている様子の旅行記を拝見していて私も焦った。
  こういう時の心理状態ってよく夢に出てくる。
  夢からさめたときは恐ろしくて泣きそうになる。
  
  ホーミンさんは夢じゃなくて現実だったから焦ったよね〜
  無事に乗れたけど、ショック状態は続いてしまって。。。
  
  何はともあれ、こういうこともあとでは良い思い出♪
  安く楽しく良い旅でした(*^-^*)
  
  
  
  
  
  (;´∀｀)

  ホーミンさん からの返信 2017/04/03 20:24:59

  RE: 焦る焦る(+_+)

  bettyさん
  
  こんばんは。(o^v^o)
  成都の旅行記を最後まで読んで下さってありがとうございます。
  
  長い時間歯医者さんに行っておられたのですね。
  きっとすっきりして帰って来られたことと思います。
  
  > こういう時の心理状態ってよく夢に出てくる。
  
  出てきますよ〜。
  飛行機がもう飛ぼうとするのに、荷物さえ詰められていないことがよくあります。
  実生活で何かに焦りを感じてる時でしょうか。
  
  今はもう見なくなったけど、ダンナが私に相談もなく今の家を売って、きったな〜い小さな家を買った夢もよく見ました。
  木々の間をすり抜けて、ビュンビュン飛ぶ夢もよく見ました。
  
  最近よく見るシリーズは大学編。
  この年齢になって大学に入学してんの。
  わけがわからへん。
  入学式の日に「ああ〜ん、もう勉強なんかしたくないよ〜、難しいことはもちろん簡単なことももうおぼえられないよ〜」と泣くのです。^ｍ^
  
  え・・・と、成都ですが、今じゃもういい想い出です。
  これからも冷や汗を流すことがあると思いますが、逞しく乗り越えていきたいものです！

• いっちゃんさん 2017/04/03 09:46:28

  迫力ある成都空港までの交通事情

  ホーミンさん　おはようございます
  
  成都の交通事情が良く解る旅記に引き込まれました（笑）
  緊迫した様子が良く伝わってきました。
  
  ご主人とのチームワークが目的解決につながったようですね。
  焦りながらも、落ち着いているように感じましたよ！
  
  それにしても、こんなに焦っていたにもかかわらず、しっかり写真を撮っていたホーミンさんの落ち着きぶりには感心しました。
  やはり旅慣れているホーミンさんですね（笑）
  
  私も海外旅行ツアー以外初めての単独旅行で、マレーシアのペナンに旅した時、シンガポールで国内線に乗り変える時に勘違いして空港の中を迷い空港内を一周してしまったことを覚えています（大笑い）
  
  　　　　　　　　　　　　　いっちゃん
  

  ホーミンさん からの返信 2017/04/03 17:07:37

  RE: 迫力ある成都空港までの交通事情

  いっちゃん
  
  こんにちは。(o^v^o)
  成都の旅行記を読んで下さってありがとうございます。
  投票と掲示板への書き込みもありがとうございます。
  その後具合はいかがですか？
  お見舞い申し上げます。
  
  今回は本当に焦りました。
  焦った時は
  「取りあえず落ち着け！」
  と、自分に言い聞かせます。
  今回はその言葉さえ思い出すことが出来ないくらい焦っていました。
  
  > それにしても、こんなに焦っていたにもかかわらず、しっかり写真を撮っていたホーミンさんの落ち着きぶりには感心しました。
  
  あはは・・・。ｆ(^^;
  でも最高に焦っていた時のは撮れてないんですよ。
  藍光空港国際城と太平園の写真です。
  
  添乗員さんやガイドさんがいない旅行は、失敗も増えるし焦りもしますね。
  なんとかなるものでしょうが、その時は本当に必死になります。
  思い出すと笑えます。