2017/02/12 - 2017/02/13
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funasanさん
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日本(成田)からメキシコ(カンクン)までの道のりは長い。午前11時に成田を出発して約12時間かけてアメリカ・ヒューストンに到着。日本時間(体内時計)では夜の11時であるがアメリカ東海岸は午前8時。これから寝ようとする時間帯に朝を迎えてしまう。この時差は体にこたえる。急ぐ旅ではないので時差解消と健康のためにヒューストンのエアポートホテル「シェラトン・ノース・ヒューストン」(写真)に泊まることにする。
◎私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
(新刊『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』案内あり)
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海外1人旅の苦労は国際空港に降りた瞬間からやってくる。さて、どうやってホテルに行くか?タクシーに乗れば簡単だが、アメリカのタクシーは高い。よって、ホテルの無料シャトルバスを利用する。
写真:「シェラトン・ノース・ヒューストン」正面 -
しかし、これがなかなか曲者(くせもの)で、どこで待つのか、いつ来るのか分からない。国際空港は広い。取り敢えず到着ロビーにあるインフォーメーションでシェラトンのシャトルバスのことを聞く。すると「ここの電話(無料)で直接聞け」というあっさりした返事だ。
写真:フロント・ロビー周辺 -
そこで、シェラトンにダイヤルして電話でのやり取りになる。
私「今夜の宿泊者で国際線ターミナルに今着いた。シャトルバスのサービスをたのむ」
ホテルスタッフ「5分くらいでシャトルが行く」
私「どこで待てばいいのか?」
ホテルスタッフ「Eターミナル出口○番だ」
私「OK。そこで待つ。ありがとう」
写真:10階の廊下 -
指定番号のバス停に行くとそこはホテルシャトルの停車場になっていた。空港周辺のエアポートホテルの無料シャトルバスが頻繁に迎えに来る。はじめからこの場所を知っていればホテルに電話する必要はないが、今回は発体験である。
写真:クラブフロアーの客室 -
待つこと5分、本当にシェラトンのシャトルバスがやってきた。Good,Good,Good.
簡単な内容であるが電話で話ができる英会話力は大きな力を発揮する。英語力がアップすればするほど海外1人旅がスムーズになる。よって海外旅行に興味があれば何才になっても英語を勉強する意味はある。以下、参照。
「シニア海外英語留学の試み」
http://4travel.jp/travelogue/11014140
写真:クラブフロアーの客室 -
午前10時にはシェラトン・ノース・ヒューストンにチェックインし、最上階のクラブフロアーの部屋に入る。通常のチェックインは午後3時なので極めて早い「アーリーチェックイン」である。何故、このような芸当ができるのか?
写真:客室の窓からの眺め -
シェラトンは巨大ホテルグループSPG傘下のホテルで、私は現在SPGの最上級であるプラチナ・メンバーである。プラチナメンバーは最低価格で予約しても様々な特典が享受できる。
写真:客室のコーヒーメーカー -
アーリーチェックインもその1つで、予約の段階から「何時にチェックインしたいのか」聞いてくる。よって朝到着のフライトでも、午前10時チェックインが可能となる。もちろん追加代金はいらない。通常のチェックインは午後3時からなので、特典がなければもう1泊分予約する必要がある。さらにレイトチェックアウトは午後4時まで可能である。
写真:コーヒーパウダー -
日本からのロングフライトの後、すぐにホテルに入って寝る。この作戦が成功した。しかし、大きな誤算があった。
写真:バスルーム -
バスルームにバスタブがない。巨大なシャワーブース(写真)のみである。私はバスタブにゆっくり浸かって疲れを癒したかったのであるが…。フロントで交渉してバスタブ有りの部屋(スイートを含めて)を確保することも出来たが、疲れがあり眠かったのでやめた。
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熱いシャワーを浴びてバスローブ(写真)にくるまればすっきりする。このバスローブ、肌触りが抜群で、今までの私の経験上、最高のバスローブである。この後、ベッドに潜り込み4時間くらい熟睡する。これで、取り敢えず時差解消。作戦成功!
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現地時間の午後2時頃、同じ10階にあるクラブラウンジ(写真)にコーヒーを飲みに行く。4時間熟睡で頭はすっきりしており体調がいい。ケーキでも食べてアフタヌーンティータイムを楽しもうか…、と期待して入室した。
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ところが…、室内は開店休業状態。食べものはりんごと飴のみ(写真)。ラウンジの営業時間を見て驚いた。朝食タイムは月曜日~金曜日、夕方のカクテルタイムは日曜日~木曜日、そして週末となる金曜日の夕方から日曜日の朝までは休業である。
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まさにアメリカのビジネスパースンのためにラウンジをオープンしている感じである。昼間のアフタヌーンティーなど期待できない。企業戦士は現場で忙しく動き回っている。
写真:ラウンジのパソコンコーナー -
カプチィーノを飲もうと思い、コーヒーマシン(写真)でボタンを押したら「ミルクなし」でカプチィーノ不可。コーヒーも水不足でまともに出てこない。要するに、今日は日曜日の午後なので休業中なのである。
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時差ボケ解消と今夜の睡眠を良くするためにフィットネスジム(写真)に行く。ここで、いつも街のスポーツクラブで行なっているトレーニングと同じメニューで進めていく。
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ストレッチ(写真)、軽いジョギング(10分)、筋トレ(20分)、自転車(20分)、ストレッチ…。海外の見知らぬホテルのジムで体を動かすと心身が現地の環境に合ってくる感覚がする。
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立派なガーデンプール(写真)もあるので夏ならばリゾートホテルの雰囲気でプールサイドで楽しめる。今は水が冷たくとてもではないが泳げない。(プールは冬期休業中)
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午後6時頃に夕食のために「シェラトン・クラブ」(写真)に行く。日曜日の夕方からカクテルタイムの営業がはじまる。プラチナメンバーはスイートを含めてアップグレードしてくれるので、クラブレベルは当然保証されている。自由にラウンジを利用(無料)できる特典は大きい。
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夕闇迫るヒューストンの街並みを見下ろしながら、最上階のクラブラウンジ(写真)で飲食をするのはいいものである。なかなか雰囲気がいい。日曜日の夜ということもありお客は非常に少ない。
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さて、何が食べれるのだろうか?食材コーナー(写真)を見て回る。私はここで夕食にするので、料理の中味は極めて大事である。
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ところが……。まともに食べるものがない。野菜が山盛りされているのは嬉しいのであるが、ブロッコリーは生のまま、ニンジンのスティックは太くてニンジンを丸ごと食べる食感、セロリ、キュウリ、トマトは新鮮さがない。
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これがアメリカのラウンジサービスなのかと、マイナス面で大いに感心してしまう。全日空の至れり尽くせりのビジネスクラスの食事やサービスを受けた後だけに、落差が大きい。
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温かいおかずは2種(写真)のみ。それぞれ1個で十分というお味(油っこくてかたい)である。不満を言っても何もいいことはない。ここは発想を変えて、アメリカの今を理解する一助にしよう。ブロッコリーを生で食べる。太いにんじんを生のままボリボリかじる。しなびたセロリやキュウリは新鮮さがまるでない。
しかし、ここはアメリカの下町ではなく、少なくともシェラトンホテルのクラブラウンジだ。「どうなっているんだ~」と、つい叫びたくなる。 -
極めつけは、アルコールが有料(写真)ということであろう。高級ホテルのクラブラウンジ(エグゼクティブ・ラウンジ、コンシェルジュ・ラウンジ)はアルコールを含めて飲食自由(無料)と思っていたので、これは意外である。
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朝食タイムはそれなりに充実している。2月13日月曜日の午前7時頃にクラブラウンジ(写真)に行く。
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クラブラウンジでの朝食は「コンチネンタル・ブレックファースト」が基本のようである。フルーツ、ハムとチーズ、各種のパン、各種ジュース、コーヒーor紅茶等。
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それでも温かい玉子料理(写真)があるので多少は救われる。
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ラウンジが休みの土曜日・日曜日の朝はレストランの朝食が可能という。そちらの方がいい気がするが、土曜日・日曜日の夕食はない。パン類(写真)は充実している。
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ジュースは4種類(写真)ある。これらをピックアップすれば次のような立派な朝食が出来上がる。
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私の朝食メニュー(写真)。これで十分だ。本日の宿泊代金は税・サ込で114.71$(キャンセル不可)。1$=114円で換算すると約13000円。
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アーリーチェックインして、クラブフロアーの部屋に泊まり、クラブラウンジで実質的に夕食、朝食を済ませた。これで13000円(2名でも同じ料金)なので、物価の高いアメリカのホテル滞在としては安く済んだ。SPGプラチナメンバーまずまずのスタートである。今日は午前便でメキシコ・カンクンに乗り込む。
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