2017/01/20 - 2017/01/22
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多摩川コナンさん
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休みの日は懲りずに旅行ばっかりしている。
今回は武漢から約2時間で行ける鄭州・洛陽へ。
が、今回は出だしから冷や汗をかくことになる。
金曜日の終業後、17時15分にその足で武漢駅へ。オフィスから武漢駅への行き方はバスか地下鉄。バスで武漢駅に向かうと渋滞がなければ50分(ただ、渋滞にはまると所要時間は未知数。。。)。地下鉄で行くと乗り換え二回で1時間。ちなみに中国の鉄道はおおむね25分前には駅に到着しておかなければならず、5分前に改札停止となる。今回乗車する18:37発のG406には、いずれの方法でもかなりタイトなスケジュールだ。バスと地下鉄のどちらで行こうかギリギリまで考えていたが、時間もないので一か八かバスで行こうと決心。
ところが少し離れた場所にあるバス停に向かおうとしたその時、武漢駅に向かう610路のバスが目の前で出発していった。「やばい!」と思いつつも、「5分待って次のバスが来なかったら地下鉄で移動しよう」と決めて待ってみることに。しかし、一向に来る気配はなく、時間だけが過ぎていく。さらに追い打ちをかけるように武漢名物の大渋滞が始まった。そこでバスに見切りをつけ地下鉄の駅へ移動することに。しかし、なんだかんだで10分以上時間をロスしてしまった。この時点で時刻は17時30分。18:37発のG406への乗車が怪しくなり始めた。
循礼門→洪山広場と地下鉄を乗り換え、武漢駅につながる3号線へ。この時点で発車30分前。もうこうなったらやれることをやるしかない。携帯でG406が入線するホームを検索。また、地下鉄武漢駅の構内図を見て、改札に一番近い車両のドアへ移動。地下鉄の中で最短移動のシミレーションを一人繰り返していた。そしてついに武漢駅に到着。この時点で時刻は17時31分。電車を降りるとダッシュで改札に向かい、そのまま高鉄駅へ。そしてダッシュで3階分のエスカレーターを駆け上がり、なんとか入口までたどり着いた。中国の鉄道駅特有の身分証チェックも素早く潜り抜け、電光掲示板を見ると「正在検票(現在改札中)」の文字が!間に合った!急いでホームに向かい、G406に乗車することができた。
自分が席に座ると同時にドアが閉まった。まさに間一髪だった。なんと地下鉄を降りてから高鉄に乗り換えるまでにかかった時間は2分。自分でもびっくりの記録であると同時に、かつて陸上部に所属していたことが意外なところで役に立った。
前置きが長くなったが、なんだかんだで一人旅が始まった。金曜日は鄭州に宿泊し、土曜日に鄭州観光、日曜日に洛陽観光&武漢戻りというスケジュール。駆け足で巡ったが、次回来るときはもっとゆっくり観光したい。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
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午後9時。
なんだかんだで鄭州東駅に到着。
ただただ寒い。 -
鄭州東駅周辺はオフィス街になっており、その近未来を思わせる夜景は圧巻。
鄭州東駅 駅
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中国高速鉄道網の要でもある鄭州東駅は巨大だ。
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地下鉄に乗り、ホテルのある二七広場へ移動。
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街の中心にある二七塔。1923年に鉄道の労働者がストライキを行ったことを記念して建てられた塔。
二七紀念塔 建造物
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この二七塔の周辺には繁華街が広がっている。
若者向けのショッピングモールや出店が並ぶ。 -
翌朝、鄭州駅から16路のバスに乗り、中華文明発祥の地でもある黄河へ向かう。
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黄河游覧区に到着。入口は立派な門。この門の数百メートル手前にあるチケット売り場でチケットを買って入場。
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電動カートに乗ること5分。黄河に到着。ここは鯉が名物らしい。
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水が少ない時期のためか、砂漠のような地面が広がる。
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上流方面。
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遠くに見える橋は鉄道橋。
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黄河游覧区内には黄河博物館なるものがある。
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内容はなかなか充実していた。
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黄土の分布図。
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南沙諸島はばっちり記載。
というか九州と四国と本州がつながっている。 -
恐竜の化石もあった。
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崖をくりぬいて展示スペースを設けている。この近辺で見つかった土器などを展示している。
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生まれてはじめて鉄鉱石を生で見た。
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ここで昔タモリ倶楽部の収録をやっていたのかな。
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世界各国の川の水を比べている展示スペース。右から黄河、長江、松花江、ミシシッピ、アマゾン。水自体は変わりないが、黄河だけはやはり筒の底に大量の泥がたまっていた。
残念ながら私の地元、世界の多摩川は展示されていなかった。。。 -
と思ったら玉川さんがいた。
黄河の治水にかかわった人らしい。 -
やはりここでも反日ビデオ上映。
日中戦争時代、日本軍が黄河の堤防を破壊し、沿川地域を水浸しに。多大な損害を与えたという。 -
ストレートに黄土を展示。
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博物館の裏手には黄河の水を山の上に組み上げているポンプがあった。
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逆光で見えづらいが、山の上に中国人の始祖である炎帝と黄帝の像がある。
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その向かいにはピラミッドのような建物。
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中国でよく見かける鍋のような置物。これは権力の象徴なのだとか。
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さっきのピラミッドみたいなのに上り、山の上の像を撮ってみた。
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ピラミッドの上からは鉄道がよく見える。
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ひっきりなしに列車がと通り抜けていく。
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山のふもとには滝のモニュメントがあった。
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出入り口の横には線路が通っており、珍しい列車(たぶん検査車両)が停車していた。鉄分補給はばっちりだ。
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河南省博物館へ。
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昔のM-1で、笑い飯が「鳥人」という漫才をやっていたが、こういうことだったのか。
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鄭州市内を走る高速道路の下には何やらバスの専用レーンの様なものが建設中であった。
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花園路にて。鄭州は都会だ。
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バスに乗って鄭州駅に戻ってきた。河南省は農民工の一大供給地ということもあり、駅前には人がいっぱい。ちなみに河南省だけで日本とほぼ同じ人口(1億人)です。
また自分は写真左下の赤いホテル(赤珊瑚ホテル)に宿泊したが、暖房がきかない、部屋はボロボロ、毛布におびただしい量の人毛が付着しているなど、なかなかハイレベルなホテルだった。アブノーマルな旅行を楽しみたい人には是非おすすめしたい。 -
夜に鄭州駅周辺を散歩。ちなみに中国には「地方都市+駅前+夜=治安が悪い」という公式がある。歩いていると案の定「女はいらないか」「女はいらないか」と何度も声をかけられた。スリなどにも要注意だ。
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駅前の歩道橋から。
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鄭州駅から二七広場を目指して歩いていると、右側に得体のしれない白い建物が見えた。このスターウォーズに出てきそうな建物はデパートらしい。
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出店やレストランが立ち並ぶ。
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二七広場に到着。ここは若者向けのお店が多い。
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再び二七塔へ。
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帰りは地下鉄に乗ってホテルのある鄭州駅へ。ホテルの反対側の西口に行ってみると、思いのほか近代的な駅舎だった。
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翌朝、鄭州駅から快速列車K2045で古都洛陽へ。
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1時間程度で洛陽駅に到着。
ちなみにこの列車は瀋陽から西安に向かう長距離列車だ。 -
春節も間近ということもあり、窓には「福」のラッピング。
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洛陽駅前。
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まずは50路バスに乗って王城広場へ行き、そこで56路のバスに乗り換えて麗景門を目指す。
途中、バスからタワーが見えた。 -
老集でバスを降りて、西大街を進む。
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ここはかつてあった城の中にあたり、古い町並みが残っている。
いたるところに垂れ幕がかかっており、雰囲気もある。 -
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麗景門に到着。
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近くからも撮ってみた。
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裏側はこんな風になってます。
ここから今度は龍門石窟をめざす。少し市内に戻ったところで53路のバスに乗り移動。 -
龍門石窟のバス停を降りたとこ。
すぐ脇に線路が通っており、珍しい2階建て客車が走っていた。 -
案内に従って入口を目指す。ここから結構歩きます。
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現在入口周辺は工事中。
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赤ちょうちんの中を抜けていく。
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チケットオフィスでチケットを買って、まっすぐ進むと川に突き当たる。
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そばには列車も走っていた。
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龍門を潜り抜ける。
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橋の下から。
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金魚がいっぱい入っている池。人がすごい集まっているが、金魚って珍しいのだろうか。
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穴の中には仏像が入っている。というか彫られている。
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龍門石窟は北魏の時代から建設が始まり、各王朝をまたぎながら数千に渡る穴が掘られていったという。
龍門石窟 史跡・遺跡
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すごい迫力。
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こんな穴がいくつも彫られている。
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川の対岸には香山寺がそびえる。
香山寺 寺院・教会
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チョコボの不思議なダンジョンみたい。
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複雑に階段が設けられていて、登ってみたくなる。
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で、登てみると龍門石窟で一番大きい仏像「奉先寺蘆遮那仏」が鎮座していた。
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十数mはある。
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圧迫感がすごい。
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壁に張り付いた通路を進む。
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一番高いところからの景色。
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命知らずな親子がいたよ。
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川の対岸から龍門石窟を眺めてみた。改めてその大きさがわかる。
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最後に龍門博物館へ。
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石碑なども展示されている。
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龍門石窟から高鉄の洛陽龍門駅へ向かうバスはなんと2時間に1本!
仕方なくタクシーで向かう。洛陽龍門駅 駅
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駅前には高層マンションが並んでいるが、恐らく投機用のマンションなのだろう。
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中国の駅にしては比較的小ぶり。
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改札が始まった。洛陽龍門駅はホームが2本しかない。
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洛陽龍門→武漢の切符を予約するとき、G838だけは、座席が1等座と2等座しかなかった。もしやと思いこの便にしてみたら、やはりCRH2Cであった。CHR2CはCRH2と違い、前の鼻の部分に青い線が入っている。またスピードも300km出すことが可能。
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鄭州駅周辺を通過。
どこか中央線の中野ー新宿間の景色に似ている気がする。 -
最後にCRH2Cを最後尾から1枚。
ちなみにこの列車は日本の新幹線はやてはベースになっている。 -
武漢駅には丸亀製麺ができていた。
武漢駅 駅
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うどんと魚フライ。日本のものとさほど変わらずおいしい!
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最後に。帰り道に歩道橋から撮った武漢の渋滞。ヘッドランプとブレーキランプが紅白を織りなしていた。
春節はカンボジアに行ってきます。
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