イベリア半島2017　長距離バスに揺られてふらふら旅行　その1

2016/12/29 - 2016/12/30

みなさま　明けましておめでとうございます。
2016―2017 お正月は、イベリア半島の半分を時計回りで周遊します。

12/29（木）　伊丹→成田→FRA→MAD　マドリード泊
12/30（金）　午後マドリード→グラナダ　グラナダ泊
12/31（土）　午後グラナダ→セビリア　セビリア泊
01/01（日）　セビリアで まったり　セビリア泊
01/02（月）　コルドバ日帰り観光　セビリア泊
01/03（火）　午後セビリア→メリダ　メリダ泊
01/04（水）　メリダ→（時差△１時間）→エヴォラ　エヴォラ泊
01/05（木）　午後エヴォラ→リスボン　リスボン泊
01/06（金）　リスボン滞在　リスボン泊
01/07（土）　午後LIS→CDG→　機内泊
01/08（日）　機内泊→成田→伊丹帰着

2年前のポルトガル旅行で行きそびれたエヴォラと、かれこれ10年以上前にツアーで訪れたアンダルシアに再訪問です。

エリア マドリード(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 飛行機

1日め　12月29日(木)

この日はお正月旅行・出国ラッシュのピーク日 (^_^;)　
伊丹空港も　羽田・成田経由で欧米路線に乗り継ぐ乗客で大混雑です。

私もその混雑に一役買うクチでして、08：00発JL3002便で伊丹から成田、成田 10：50発JL407便フランクフルト行きに乗り込みます。

JALでの成田経由・国際線乗り継ぎは　とっても簡単♪　
手荷物検査、出国手続きとも　乗り継ぎ専用カウンターでのチェックなので渋滞なし。
羽田経由の方が　連絡バスで国内線→国際線のターミナル移動をしなければならない分、逆に面倒です。

今回のフランクフルト行き航空機で驚いたのは、おおぅ、トイレの仕様が一新されて使いやすくなった上に、なんとっ！　ウォシュレットが付いています！
普通のエコノミークラスのトイレですよ、えこのみー・ひこーきのトイレにウォシュレット！
いやはや　これぞ『世界一、トイレにこだわる民族』　日本人の面目躍如です。
トイレに感動しつつ、機内食を適当に食べて映画鑑賞三昧。　

ここで中途半端に眠ってしまうと　今夜ホテルに着いてから眠れなくなる可能性があるのです。
映画をハシゴするうちに　フランクフルト空港には 15時過ぎに到着、ここからの時間待ちが長い―――！

ぬわんと、4時間の時間つぶし。ああヒマじゃあー(T_T)

FRA空港到着前に　くまもん機内食を食べたので結構お腹いっぱい、空港内レストランでソーセージでも・・・と思っていたのに、結局はカフェでカプチーノとカット・フルーツの軽食になりました。

私がJALからの乗り継ぎでよく使うのはパリCDGとロンドンLHR空港でして、FRA空港での乗り継ぎはこれが初めて。

うーむ、お初なのもあるけど、なんか使い勝手の悪い空港ですわー（Ｔ2限定）
メインターミナルはＴ1なので、Ｔ2はお店も飲食店も少ないし、セキュリティの関係からか、出発時刻の 30分前にならないと搭乗ゲート番号も表示されません。
ゲートから航空機に乗り込むのもバスで滑走路まで移動だし･･･　機能性優先のドイツにしては、なんだかなぁ～（ため息）
それと　FRA空港内の物価って、もんのすごく高いと思いませんか？　750ccミネラルウォーターが4ユーロ超え･･･高すぎっ（汗）
やっぱりこれからは　いつものCDG空港乗り継ぎにしようっと (T.T)

19：10発のＩＢ3131便は滑走路渋滞のため　19：30過ぎに漸く離陸、これから2時間半のフライトです。
長めの搭乗時間にも関わらず、イベリア航空の機内サービスは全て有料になっていて、お水もペットボトルを購入するシステムのようです。うーむ、ワンワールド加盟のナショナルフラッグなのに、LCC並みのセコさだわー(^_^;)

空気の乾燥からか、喉がイガイガしてきたので慌てて　のど飴を舐めて風邪の予防、（私は気管支が弱くて喉から風邪を引くのです）
予定通り 21：50に飛行機はマドリード空港に到着するも、滑走路をグルグル＋なかなか出て来ない荷物を受け取ってタクシーでホテルに着いたのは深夜の 23時前、ふぅぅー疲れたー。

マドリード到着が夜遅いので、フロント24時間対応のチェーン系ビジネスホテル NH Madrid Principe de Vergaraに宿泊、ここにはほんとに寝るだけの滞在です。

２日め　12月30日(金)

前夜の就寝は 0時前、時差ボケもあり芯から眠れなかったせいで　いまいち頭が回らない･･･
（まぁ、頭がトロいのはいつものことですが）

この日の予定は、午前中にティッセン･ボルミネッサ美術館でカラヴァッジョの聖カタリナをはじめとする作品を見て　午後からバスでアンダルシアのグラナダに移動予定です。

9時半にホテルをチェックアウトして、先に荷物を南バスターミナルに預けておこうと　ホテル近くの地下鉄駅からは乗換え無しでバスターミナルに行ける筈だったのに、地下鉄6号線は環状線になっていたのを見落として、反対回りに乗ってしまいました。
途中で気がつき慌てて地下鉄を降りて地上に上がり（キャリーケースを持っての階段登りが　まじできつかった）

地上に出て「えっとー、ここどこ？」　仕方ないのでタクシーをなんとか捕まえて南バスターミナルまで移動、う～ん、こんなことなら最初からタクシーで移動すればよかった・・・。

コインロッカーに荷物を預けて（5ユーロ也）地下鉄でティッセン･ボルミネッサ美術館に着くと、そこには大行列がっ！
な、なんで、なんで！？　
えっとですね、美術館設立25周年で　ルノワール特別展を開催中でして、ルノワール目当てのスペイン人が　あ・の・行列嫌いのスペイン人がわんさか押し寄せて並んでいるのであります。

あちゃー、こんなことなら　10時の開館に合わせてもっと早く来ておくんだった・・・　
チケット売り場まで１時間近くも（この時点でちょうど 12時）行列に並び　でもまぁ 13：30過ぎまで美術館に居られるしぃーと思っていると、チケット売り場の表示には「指定入場時間は 13：45」の文字が・・・(￣▽￣;)

うそ嘘うそー！！！
チケット窓口のお姉さんにダメ元で確認するも、やはり 13：45の指定入場チケットになるようで、15時発の長距離バスでグラナダに移動するためには、どう考えても時間が足りないのです。

(ToT) (ToT) (ToT) (ToT) (ToT)　えーんえーん（号泣）　

一昨年のマドリード滞在で　ティッセンのカラヴァッジョを見逃したので、今回の旅行でマドリードIN・1泊の予定を組んだのにぃーーー！

あ～あ、朝の地下鉄乗り間違えからの時間ロスが　今回の失敗の原因です。
返す返すも、こんなことならホテルからタクシーで南バスターミナルに移動すればよかった・・・、最初にタクシー代を節約しようとしたのが一番の判断ミスでした。

ティッセンを諦めて、それではせめて　日本で人気のスパニッシュ・ショコラでも買いましょうかー。
バルセロナに本店がある　カカオ・サンパカのマドリード店で　自宅用のショコラを2箱お買い上げ。

今日は朝から乗り物関係でトラブル続きなので、安全策をとって寄り道をせず13時過ぎには南バスターミナルに到着、ここのカフェテリアで簡単な軽食を食べて、後はバス会社の待ち合い室で時間潰し。

ＡＬＳＡ社のバスチケットは予めネットから購入、グラナダまで4時間半の長旅なので、少し運賃の高いプレミアム車体の便です。

最初はＲＥＮＦＥ鉄道ＡＶＡでの移動を考えたのですが、線路網の改良工事が遅れていて、2016年12月現在　グラナダ行きの鉄道は途中で代替え輸送バスに乗り換える必要があったので、乗り換え不要のＡＬＳＡバスでの移動にしました。

プレミアムバスには係員のお姉さんが同乗して、飲み物やランチパックの配布をしてくれます。

ＡＬＳＡの Ｗｉｆｉでスマホにネット接続して日本のニュースを読んだり仮眠をするうちに、バスはマドリードから約20分遅れて 20時前にグラナダに到着です。

今日の失敗に懲りて、バスターミナルからホテルへはタクシーで移動、ああ楽チン～　今朝も最初からタクシーにすればよかった　←しつこい

ちなみに　バスターミナルからヌエバ広場迄の料金は 9ユーロ、翌日の昼は渋滞が無い分　すこし安い 7.5ユーロでした。

ホテルは繁華街の中心・ヌエバ広場に面した　Hotel Plaza Nueva です。
部屋に荷物を置いて、広場のミニスーパーでミネラルウォーターを買って部屋にリターン、これから夕食です。

ホテルの部屋はアルハンブラ・ビューを予約、あはは、確かに　ほんの少しだけアルハンブラが見えますわ (^_^;)

ヌエバ広場の奥に広がるアラブ人街を少しブラブラ、夜はなかなか雰囲気があります。

ホテル周辺にはバルやレストランがいっぱいあるので、適当な店に入り飲み物（私は白ワイン）を注文すると　おまけのおつまみが出てきます、これはグラナダの粋なシステムだそうです。

ちょっとお腹がふくれたので、アラブ人街の町歩きです。

2軒目のバルでも同じく白ワイン、バルの梯子はここで終了して　お腹に溜まる料理を注文して　今夜の夕食は終わりです。

ホテルの窓からアルハンブラを眺めながら････　しかしそれよりも、窓の下のヌエバ広場で若いモン達が大騒ぎするので　てめーら、五月蝿いぞー！！！

お布団を頭からこっぽり被って就寝です。