友達に会いに行く旅！　1. 香港で10時間のトランジット編

2016/12/10 - 2016/12/10

なんだかとっても心身ともに疲れ果て、
これではいけない！と長年会ってないお友達に会いに行くことを決断。

みんな尊敬し、愛すべき友人たち。
彼らから過去に教えてもらっていたのに、日常に忙殺されて忘れてしまった「大切なもの」をもう一度受け取りに。
時間の経過を感じること、外から自分の足元を見つめなおすことを目的として。

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 船 タクシー 徒歩
• 航空会社: キャセイドラゴン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の始まりは、大量のお土産を準備して、段ボール詰めするところから。
定番のお菓子・おつまみ、進化したインスタントラーメンや、フリーズドライの調味料、レトルトのちらし寿司のタネまで。日本食と化粧品・雑誌などで7Kｇにもなっていた。
みっちり詰め込んで、自宅→空港受け取りができる「クロネコヤマトの空港便」で先行出発。

深夜のフライトは初。
金曜日、残業も早々に切り上げて、羽田空港へ。
気持ちの切り替えのため、敢えて普段乗ることがないモノレールを選択。
もうすぐクリスマスだったことを思い出す。

今回は羽田空港国際線ターミナルのサービス色々お試し計画があった。
1.空港の無料wifiを利用する→食堂が集まるエリアにチラシが置いてあり、見ながら設定したら、簡単にすぐできた
2.職場からの直行なので気分転換にシャワーを浴びる→到着ロビーにあるシャワー室（30分￥1,080）は完全に個室で清潔で、熱いたっぷりのシャワーで髪まで洗ってさっぱり。
3.空港便の荷物受け取り→出発ロビーの荷物受け取りカウンターで、1分ぐらいですぐに受け取れた。送付状に便名まで書くので、時間帯別の仕分けがされているのかな。さすがクロネコヤマト。
4.カード会社のラウンジに行ってみる→せっかくゴールドカード持っているので、と初潜入。落ち着いた素敵な空間で、飛行機を見ながらフリードリンクで水分補給。充電までできるなんて。ピカピカの化粧室でメイクオフしてマスク装着。手荷物だけの時とか、早めに来て長居したい。

羽田空港(東京国際空港) 空港

01：10発香港ドラゴン航空はチャイナエアラインばりのシートの狭さに愕然。深夜便が初だったため、寝入り端のAM2:00にミールサービスが始まった時にはにわかに信じられなかった。しかも通路側だったので、隣の日本人2人組がまさかその時間にお肉とか食べだしたのにも二度びっくり。
食事を断ると、CAさんは「小さなフルーツを用意しているので、いつでもお申し付けください」とのことも、結局食べずに5：25香港着陸。

スーツケースやお土産段ボールは預けっぱなしで、サクッと入国し、手荷物で空港内で身支度を整えて、サクサク香港島を目指す。渋滞の影響を受けないAirport Expressで往復チケット(100HK＄)を買い、無事終点の香港駅へ。
土地勘も時間もないのでタクシーで、ピークトラム駅まで5分ほど（早朝だからかも）。

ピークトラム バス系

トラムは7：00に運転開始したばかりで乗客もまばら。土曜日ながら山頂にタクシーが止まっている可能性が低いと判断、100HK＄の往復チケットを購入。待ち時間もなく超快適に、ジェットコースターのようなトラムを楽しむ。

ピークトラム バス系

周辺散策予定も早朝のため人もまばらで、女一人旅では心もとないため、ピークタワーへ戻る。隣のピークギャラリアはコンビニしか空いておらず、タワー内のカフェで時間を潰す。
8：00スカイテラス（展望台）open。トラムの往復チケットにはテラスへの入場料（＋音声ガイド）が含まれていたらしく、チケットを見せるだけでOKだった。

スカイテラス428 建造物

朝日が眩しい。
一番乗りだったので、当然貸し切り状態で、目覚めたばかりの香港の朝を独り占め。

スカイテラス428 建造物

靄がかかって幻想的。
香港人の友人曰く、これでもかなりクリアな方らしい。

スカイテラス428 建造物

次の予定まで時間があり、音声ガイド（日本語ナシのため、英語Ver）を片っ端から聞いてみる。
15年以上前、まだ新空港ができる前、ヨーロッパへのトランジットで夜に離発着を経験したことがあった。昔の空港は街中にあり、ビルすれすれを飛んだので、まさに宝石箱をひっくり返したような夜景を間近見た。
心象風景のあの夜景に、思いを馳せるひと時だった。

スカイテラス428 建造物

テラスは360度見渡せる。
風は少しあったけど、一桁の東京に比べたらトレンチコートで過ごせる18度の香港は天国。（日中は23度まで上がったらしい）

スカイテラス428 建造物

下りも、ジェットコースターのように背中から。
思わず前の座席の背もたれを握りしめる。

9：15頃に麓駅に着いた時には、山頂駅に向かう人で既に長い行列が。
並びたくない人は、早朝がおすすめ。

ピークトラム バス系

トラム駅から徒歩15分ぐらいで香港公園へ。
香港でどうしても見たかった、茶具文物館へ向かう。

香港公園 広場・公園

地図上だとすぐだけど、入り口からは急坂を登ったり公園内を歩くこと10分。

香港公園 広場・公園

目的の茶具文物館。
建物も1844年に建てられた歴史的建造物で、イギリス軍司令官の館としても使われていたこともあるとか。現在は茶具の博物館。
お目当てはアンティークの茶具。
2階ではちょうど香港の若手作家による作品展が開催されていて、テレビクルーが来ていた。

茶具文物館 博物館・美術館・ギャラリー

10：00開館と同時に入る（無料）。
建物や歴史について無料のガイドツアーもあるようだけど、時間がなかったのと中国語だったのでパス。一人での見学もOKだった。
調度品も素敵だったけど、コレクションの茶具がどれも素晴らしく、心から堪能できた。友人との待ち合わせがあったので、後ろ髪引かれつつ30分ほどで後にする。本当は、近くの茶芸館も覗きたかった！
・併設のギフトショップに欲しいものはなかった。
・若手陶芸家の茶壺はどれもチャレンジングだったけど、コレクションの余韻を噛みしめて見ると、ギャップによろめき倒れ込む感じ。

茶具文物館 博物館・美術館・ギャラリー

香港公園周辺の金鐘道は駐停車禁止道路でタクシーを捕まえるのに一苦労。乗ってしまえば、スターフェリー乗り場へは10分ほど。
トークンを購入（急いでいて、いくらだったか忘れた）し、すぐに乗り場へ。ちょうど船が着いたばかり。

スターフェリー (天星小輪) 船系

船内はゆったり。
座席の背もたれバーは進行方向によって手動で動かすことができる。
なるほど！

スターフェリー (天星小輪) 船系

座面に★

スターフェリー (天星小輪) 船系

ディテールがいちいちカッコイイ。この浮き輪がたまらなく可愛くて、これを生で見たいがために移動手段をわざわざフェリーにした。
大満足。

スターフェリー (天星小輪) 船系

フェリー外観。

スターフェリー (天星小輪) 船系

香港島から、尖沙咀方面。

スターフェリー (天星小輪) 船系

九龍から香港島を望むと、こんな感じ。
それにしてもいいお天気。

尖沙咀フェリーピア (スターフェリーピア) 船系

大きな船が停泊している。
いつか船旅もしてみたいな、と思っているうちに尖沙咀へ到着。

尖沙咀フェリーピア (スターフェリーピア) 船系

香港島側と違って、九龍側はごちゃごちゃした印象。
待ち合わせの降り口で友達と無事再会を果たす。

尖沙咀フェリーピア (スターフェリーピア) 船系

尖沙咀のショッピングモール「アイ スクエア」内の「金殿海景宴會廳」という、友人おすすめの飲茶レストランへ連れて行ってもらう。
海を見ながら飲茶を楽しめるという眺望の良さも売りのひとつらしいが、この日はあまりの天気の良さにブラインドが閉めきりで残念。

「香港では使う食器はすべて自分で一度洗う」とのことで、ちゃんとした風のレストランにも関わらず、お湯とボウルを持ってこさせて濯ぐ友人にちょっとびっくりしつつ、ランチ会スタート。

アイ スクエア (國際廣場) ショッピングセンター

友人セレクトのお料理がずらっと並ぶ。左から、
叉焼饅、海老の蒸餃子、ハチノスのカレー風煮込み、鶏の足先（香港に来たからにはmustらしい）。やわらかいもちもちの皮で包んだ鳥とお野菜の蒸し物。
どれも、本当においしい。

アイ スクエア (國際廣場) ショッピングセンター

これだけ食べて、280HK＄（友人がごちそうしてくれたけど、7品もだったのでさすがに気になってこっそりレシートを盗み見）。
なんてリーズナブル！
さすが、ローカルおすすめの飲茶。

まだまだ連れて行きたいところがたくさんあるよ！という友人に近いうちの再訪を約束して、お土産の叉焼饅を手に、13：30空港へ戻るため九龍駅からエアポートエクスプレスに乗る。
出国手続き後、15：10無事にペナン（マレーシア）行きの飛行機に搭乗。
短いけど大充実・満腹の香港トランジット旅行だった。

アイ スクエア (國際廣場) ショッピングセンター