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台南の街とその近郊を電車やバスにバイクで旅したが、多くの親切な人々とふれ合う事が出来た。、

親切な人との出会い旅

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2014/12/10 - 2014/12/17

1353位(同エリア2604件中)

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5

bigmoon530さん

台南の街とその近郊を電車やバスにバイクで旅したが、多くの親切な人々とふれ合う事が出来た。、

旅行の満足度
5.0
観光
4.0
ホテル
4.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 自転車 徒歩 バイク
航空会社
ピーチ航空
旅行の手配内容
個別手配
  •  猛烈寒波の日本を脱出し、暖かな台湾南部を一人旅した。LCCピーチをネットで予約すると往復1万5千円ほどの驚きの価格であった。<br />関西空港を午前11時発、午後2時半ごろ台湾高雄空港着。時差が1時間あり搭乗時間は約3時間、少々狭い座席でも辛抱できる時間だ。飛行機はエアバス320で定員200人の新しい機体であった。<br />高雄空港から地下鉄で台鉄高雄駅まで20分ほど、関空と違い大変便利だ。切符売り場でICカードを購入しチャージすると、地下鉄やバス、台湾鉄道の切符を買う必要はなく小銭も不要で、日本と同じように機械にタッチするだけで簡単に乗車できる。バスや電車の運賃は日本の10分の1で旅行者にはありがたい。ただ時期が円安で、空港で両替したら1万円が2500元、1年前より500元も少ないのが残念だ。<br /> 今回の旅は1週間の予定で、到着日(台南)と帰国前日(高雄)だけは日本でネット予約した。海外ホテルの予約はExpediaの検索サイトで、1泊朝食付3000円ほど。ホテルの場所や部屋の写真はネットに出ているし、利用者の声や評価もあるので心配することはない。  <br />台南では「名世大飯店(ホテル)」を予約、台南駅から歩いて15分ほどの所にある。街には「中山路」「民生路」等通りの看板が交差点ごとにあるので、駅の観光案内所でもらった地図を頼りに歩けばだいたい目的地まで到達できる。<br />そのあたりで街の人に「名世大飯店」と書いたメモを見せれば、ホテルまで連れて行くか、分からないと他の人に聞いて教えてくれる。<br />こんなときに便利なのが「漢字」である。台湾語の発音は分からなくても、表意文字の漢字で書けばお互いに理解し合えるのだ。街の中にあふれる看板や標識も見ただけで意味が理解できるのでこれほど便利な文字はない。そのため街歩きには、メモ帳とボールペンは必ず持ち歩くことだ。<br />日本語を話せるのは、高齢者だけでなく日本統治時代を知らない若者でも簡単な日本語を分かる人は多い。日本の文化や自然に関心を持ち、自力で日本語を勉強したり、TVでNHK国際放送を見たり音楽を聞いて勉強している人も多く、日本への関心や高感度は高く、日本を訪れている人も多い。<br />

     猛烈寒波の日本を脱出し、暖かな台湾南部を一人旅した。LCCピーチをネットで予約すると往復1万5千円ほどの驚きの価格であった。
    関西空港を午前11時発、午後2時半ごろ台湾高雄空港着。時差が1時間あり搭乗時間は約3時間、少々狭い座席でも辛抱できる時間だ。飛行機はエアバス320で定員200人の新しい機体であった。
    高雄空港から地下鉄で台鉄高雄駅まで20分ほど、関空と違い大変便利だ。切符売り場でICカードを購入しチャージすると、地下鉄やバス、台湾鉄道の切符を買う必要はなく小銭も不要で、日本と同じように機械にタッチするだけで簡単に乗車できる。バスや電車の運賃は日本の10分の1で旅行者にはありがたい。ただ時期が円安で、空港で両替したら1万円が2500元、1年前より500元も少ないのが残念だ。
     今回の旅は1週間の予定で、到着日(台南)と帰国前日(高雄)だけは日本でネット予約した。海外ホテルの予約はExpediaの検索サイトで、1泊朝食付3000円ほど。ホテルの場所や部屋の写真はネットに出ているし、利用者の声や評価もあるので心配することはない。  
    台南では「名世大飯店(ホテル)」を予約、台南駅から歩いて15分ほどの所にある。街には「中山路」「民生路」等通りの看板が交差点ごとにあるので、駅の観光案内所でもらった地図を頼りに歩けばだいたい目的地まで到達できる。
    そのあたりで街の人に「名世大飯店」と書いたメモを見せれば、ホテルまで連れて行くか、分からないと他の人に聞いて教えてくれる。
    こんなときに便利なのが「漢字」である。台湾語の発音は分からなくても、表意文字の漢字で書けばお互いに理解し合えるのだ。街の中にあふれる看板や標識も見ただけで意味が理解できるのでこれほど便利な文字はない。そのため街歩きには、メモ帳とボールペンは必ず持ち歩くことだ。
    日本語を話せるのは、高齢者だけでなく日本統治時代を知らない若者でも簡単な日本語を分かる人は多い。日本の文化や自然に関心を持ち、自力で日本語を勉強したり、TVでNHK国際放送を見たり音楽を聞いて勉強している人も多く、日本への関心や高感度は高く、日本を訪れている人も多い。

  •  の中心にあるホテルには夕方5時頃着いたがまだ明るく、大きな看板がありすぐ分かった。ホテルのフロントには日本語の話せる若いスタッフもいて、ネット予約どおり簡単にチェックインは終わった。<br />ホテルは無料で自転車を貸してくれる。スタッフに「夜市」の場所を教えてもらい、バイクや車で混雑している大通りをゆっくり走った。台湾は右側通行で日本の逆、まだ「人より車が優先」の雰囲気だが、ドライバーもそれなりに安全に気をつけている。ルールより自分の判断を重視する運転だ。<br />「夜市」は夕方から深夜にかけて、道路を歩行者天国にしたり、公園や広場の一角に100以上もの食べ物や衣服・日用品、ゲームの露店が所狭しと並び、大人から子供まで地元の人が集まる楽しいスポットである。台南では毎晩どこかで開かれており、まるで祭りの夜店のようである。<br />屋台で注文する方法は、メニューの漢字から推理するか、人が食べているのを指差して注文する。また、私が日本人と分かれば、おまけをしてくれることもある。支払う時は適当に小銭を出してその中から取ってもらうことがあるが、ごまかされることはなかった。<br /> 

     の中心にあるホテルには夕方5時頃着いたがまだ明るく、大きな看板がありすぐ分かった。ホテルのフロントには日本語の話せる若いスタッフもいて、ネット予約どおり簡単にチェックインは終わった。
    ホテルは無料で自転車を貸してくれる。スタッフに「夜市」の場所を教えてもらい、バイクや車で混雑している大通りをゆっくり走った。台湾は右側通行で日本の逆、まだ「人より車が優先」の雰囲気だが、ドライバーもそれなりに安全に気をつけている。ルールより自分の判断を重視する運転だ。
    「夜市」は夕方から深夜にかけて、道路を歩行者天国にしたり、公園や広場の一角に100以上もの食べ物や衣服・日用品、ゲームの露店が所狭しと並び、大人から子供まで地元の人が集まる楽しいスポットである。台南では毎晩どこかで開かれており、まるで祭りの夜店のようである。
    屋台で注文する方法は、メニューの漢字から推理するか、人が食べているのを指差して注文する。また、私が日本人と分かれば、おまけをしてくれることもある。支払う時は適当に小銭を出してその中から取ってもらうことがあるが、ごまかされることはなかった。
     

  •  今回はタブレット持参し、ホテルでwi-fiを利用すると簡単にインターネットに接続して情報を得ることが出来た。街中の温水プールを探し、自分のトレーニングメニューで1キロを泳ぐことは忘れなかった。プールは大きくて、日本のスーパー銭湯の感じである。高齢者が多く、泳ぐよりも入浴やサウナを楽しんでいる雰囲気であった。<br /> 台湾には温泉が各地にあり、今回の旅では泥湯で有名な「関子嶺温泉」に入浴した。しかし台湾は裸で大浴場に入浴する習慣が無く、水着を着用した男女混浴である。そのため日本人としては浴槽に浸かっていても風呂に入っている感じがなくてゆったりできないのが少々残念だ。<br /> 台南から関子嶺温泉に行くには在来線で「新営」駅まで行き、バスで一度乗り換えると1時間で着くが、切符は全てICカードを使うので問題ない。<br /> 乗り合いバスの車内で、80歳ぐらいの男性から「日本人ですか」と声をかけられた。横浜と神戸で10年以上貿易の仕事をしていたそうで、とても丁寧な日本語を話し、日本はどこも美しくてとても親切だったと話される。外国人からこのように褒められると、普段気に掛けない日本の良さを再認識した。私も台湾の人からいろいろ親切にされたことを伝えた。<br />台湾の地で台湾の人と日本語で交流できることはうれしいことであった。私に目的地までのバスの乗り継ぎ方をくどいほど念を押し、途中のバス停で下車して、姿が見えなくなるまで手を振ってもらった。<br />バスの行き先表示やバス停は漢字なので、発音はわからなくても理解できて交通機関は大変利用しやすいし、しかも安い。1時間ほどバスに乗っても100元(400円)ほどである。バス車内では次のバス停がデジタル表示され、注意していれば降り間違えることもない。本当に日本人には旅行しやすい国だ。

     今回はタブレット持参し、ホテルでwi-fiを利用すると簡単にインターネットに接続して情報を得ることが出来た。街中の温水プールを探し、自分のトレーニングメニューで1キロを泳ぐことは忘れなかった。プールは大きくて、日本のスーパー銭湯の感じである。高齢者が多く、泳ぐよりも入浴やサウナを楽しんでいる雰囲気であった。
     台湾には温泉が各地にあり、今回の旅では泥湯で有名な「関子嶺温泉」に入浴した。しかし台湾は裸で大浴場に入浴する習慣が無く、水着を着用した男女混浴である。そのため日本人としては浴槽に浸かっていても風呂に入っている感じがなくてゆったりできないのが少々残念だ。
     台南から関子嶺温泉に行くには在来線で「新営」駅まで行き、バスで一度乗り換えると1時間で着くが、切符は全てICカードを使うので問題ない。
     乗り合いバスの車内で、80歳ぐらいの男性から「日本人ですか」と声をかけられた。横浜と神戸で10年以上貿易の仕事をしていたそうで、とても丁寧な日本語を話し、日本はどこも美しくてとても親切だったと話される。外国人からこのように褒められると、普段気に掛けない日本の良さを再認識した。私も台湾の人からいろいろ親切にされたことを伝えた。
    台湾の地で台湾の人と日本語で交流できることはうれしいことであった。私に目的地までのバスの乗り継ぎ方をくどいほど念を押し、途中のバス停で下車して、姿が見えなくなるまで手を振ってもらった。
    バスの行き先表示やバス停は漢字なので、発音はわからなくても理解できて交通機関は大変利用しやすいし、しかも安い。1時間ほどバスに乗っても100元(400円)ほどである。バス車内では次のバス停がデジタル表示され、注意していれば降り間違えることもない。本当に日本人には旅行しやすい国だ。

  •  別の日、「北門」という村にある塩田までバスを乗り継いで2時間ほどかけて行った。乗る時、ワンマンバスの運転手に行き先を書いた紙を見せて確認してから乗車した。ところが乗り継ぎ駅に近づくと、調べた連絡バスの発車時刻が迫っている。すると、運転手は後ろの席に座っている私を心配するかのように、クラクションを鳴らしながらバスのスピードを上げているのだ。<br />私は次のバスまで2時間待つ覚悟をしていたが、なんと出発ぎりぎりで間に合い、しかも運転手は私と一緒に下車して次に乗るバスの運転手に行き先を引き継いでくれたのである。日本ではありえない出来事だった。<br />ローカルバスの車内は全員が地元の人で、大声で楽しそうに語り合い、携帯電話も自由に話している。車内は運転手がCDで日本の演歌まで流している賑やかさで、日本とはまったく違うローカルなバス旅であった。<br />塩田見学には「レンタサイクル」が便利で、自転車(自行車)を借りて近くを走り回った。自転車道路は良く整備されていて、半そでシャツでも汗をかくほど暖かい台湾南部の陽気であった。<br />台湾は今、自転車ブームであちこちに自転車専用道路が整備されており、レンタサイクル店や自転車無料貸出しのホテルも多い。また、電車や地下鉄では自転車を持ち込めるようになっていることには驚いた。<br />お腹がすいたのでバナナとパンを近くの店で買うと1本おまけをしてくれ、店のいすで座って食べたらよいと、ゼスチャーで示してくれた。その親切に笑顔で「謝謝」とお礼をいえば気持ちが良い。台湾は亜熱帯地域でマンゴー、パパイヤ、ドラゴンフルーツ、竜眼等の珍しい果物が豊富で安価だ。<br />

     別の日、「北門」という村にある塩田までバスを乗り継いで2時間ほどかけて行った。乗る時、ワンマンバスの運転手に行き先を書いた紙を見せて確認してから乗車した。ところが乗り継ぎ駅に近づくと、調べた連絡バスの発車時刻が迫っている。すると、運転手は後ろの席に座っている私を心配するかのように、クラクションを鳴らしながらバスのスピードを上げているのだ。
    私は次のバスまで2時間待つ覚悟をしていたが、なんと出発ぎりぎりで間に合い、しかも運転手は私と一緒に下車して次に乗るバスの運転手に行き先を引き継いでくれたのである。日本ではありえない出来事だった。
    ローカルバスの車内は全員が地元の人で、大声で楽しそうに語り合い、携帯電話も自由に話している。車内は運転手がCDで日本の演歌まで流している賑やかさで、日本とはまったく違うローカルなバス旅であった。
    塩田見学には「レンタサイクル」が便利で、自転車(自行車)を借りて近くを走り回った。自転車道路は良く整備されていて、半そでシャツでも汗をかくほど暖かい台湾南部の陽気であった。
    台湾は今、自転車ブームであちこちに自転車専用道路が整備されており、レンタサイクル店や自転車無料貸出しのホテルも多い。また、電車や地下鉄では自転車を持ち込めるようになっていることには驚いた。
    お腹がすいたのでバナナとパンを近くの店で買うと1本おまけをしてくれ、店のいすで座って食べたらよいと、ゼスチャーで示してくれた。その親切に笑顔で「謝謝」とお礼をいえば気持ちが良い。台湾は亜熱帯地域でマンゴー、パパイヤ、ドラゴンフルーツ、竜眼等の珍しい果物が豊富で安価だ。

  •  台南の街歩きをして廟や市場を見学すると、珍しいものに出会うことが多い。街は平坦な地形で、自転車で遠出するのも楽である。現在地や目的地の確認で、町の人と筆談でコミュニケーションをとるのも楽しい。多くの人は、日本人が自転車でたった一人で走っていることに興味を持って親切にしてくれる。<br />ホテルスタッフの若者は日本語を勉強中だそうで、私に積極的に話しかけたり、質問に答えてくれたり、とても親切で居心地が良くて、結局「名世大飯店」に3連泊することになった。目的地やルートを自由に変更しながら旅をするのも一人旅のおかげである。<br />追加のホテル代はキャッシュカードを使うので問題ないが、手持ちの現金が減ってきた。両替のため銀行に行くと、ちょうど土曜日で閉店。キャッシュコーナーでキャッシングをするが上手くいかないので、ホテルのスタッフに付いて来てもらって動かすがお金は出てこない。すると、彼は責任を感じたのか、自分で両替するといってわざわざネットでレートを調べて手数料無しで両替してくれた。銀行の両替率より良かったが、それを当たり前のサービスのようにしてくれた若いスタッフは感謝した。<br />4日目、ホテルのスタッフにお勧めの旅先はないかと尋ねるとネットでいろいろ調べてくれ、製糖業で栄えた「旗山」と客家人の多い「美濃」というローカルな町を教えてくれた。<br />その美濃にある民宿「人字山荘」をネットで探し、親切にも電話予約を取ってくれた。台湾も国内旅行は盛んで、田舎には民宿が多くあり、料金はホテルより高いそうだ。しかも土曜、日曜は特別料金で一泊1500元(6000円)だそうだが、スタッフが値切ってくれて1200元となった。<br />彼は「美濃」という町への電車とバスを使った行き方と、バスを降りたらそこから民宿に電話すれば迎えに来てくれるので、バスターミナルの人に電話してもらえるように台湾語の手紙を書いて私に持たせてくれた。<br />本当にバス会社の人が電話してくれるか心配したが、今までの親切を考えると大丈夫という気持ちで出発した。台南から50分ほど在来線に乗るのだが、自分の思い違いで「左営」という駅で降りてしまった。本当は、バスは台湾新幹線の乗り継ぎ駅「新左営」から出ているのだ。おかしいと思い、改札にいた中年の駅員にホテルで書いてもらった手紙を見せると「自分は客家人で美濃には知り合いが多くいる。外国人がその町を訪問することはうれしい」とすごく喜んで、改札の仕事は他の駅員に任せて、なんと私と一緒に次の列車で「新左営」駅まで乗り、そこのバス乗り場まで案内してくれたのだ。さらに、バス停に並んでいた中学生に「この人は美濃まで行くから連れて行くように」と頼んでくれていたのだ。<br />中学生は初め不思議そうな顔をしていたが、バスの座席に隣同士で座ると、日本人に興味を持ったのか英語でいろいろ話しかける。私の英語力では対応できないので、漢字で筆談して意思疎通した。彼は中学3年で、来年は高雄にある高校を目指しており、受験勉強は大変とのことだったが、台湾の中学生が外国人とコミュニケーションをとるのに英語で堂々と話すのには感心した。<br />途中乗換駅に到着した時、バスターミナルで美濃の町の英文パンフレットを、私がトイレに言っている間に探して手渡してくれたのにはびっくりした。本当に親切な人との出会いの連続である。<br /><br />美濃のバスターミナルで、手紙をバス会社の人に見せると、ニコニコしながらすぐ民宿に電話してくれ、オーナーが車ですぐに迎えに来てくれた。民宿は郊外にあり、大根やミニトマト、タバコの畑が広がるのどかな所であった。オーナーはミニバイクを自由に使ってよいと無料で貸してくれた。免許や契約等の細かい話はなく、安全運転の自己責任だけ気をつけて町を走った。<br />田舎でも道路は大変よく整備されていて、車道は広く交通量も少ないので走りやすいが、右側通行には気をつけた。街中で夕食を食べて宿に戻ると、オーナーから一緒に飲まないかと酒を用意して誘われた。<br />漢字の筆談でオーナーは美術教師だったことが分かり、日本語のできる近所の教え子の30代の女性を呼びよせ、台湾や日本の良い所を3人で夜遅くまで話し合う楽しい時間が持てた。オーナーは社会人対象の絵画教室を開いているようで、あすも教室があるとのことで、その女性が次の日は町を自分の車で案内してくれることになった。<br />自分で予測できない旅が、次の日からもいろいろ展開した。彼女から「美濃」の街の歴史、街の発展に尽力した日本人が作った用水路を案内して、いかに役立っているか詳しい内容を丁寧に教えてもらった。また、普通に歩いていては気づかない客家人の富豪の屋敷跡や伝統的な傘や民族衣装を作る所など、いろいろ案内してもらった。<br />彼女が一生懸命説明してくれるのだが、言葉の問題で理解できないことも多く日本に帰ってから自分で調べなおして改めて納得することもあった。しかしそのインテリ女性の案内は、とても出来そうにない親切心で案内してくれ、今も感謝の気持ちでいっぱいである。<br />見知らぬ人々からこれほど親切にされると、ますますそこに住む人や町が好きになる。一人旅であっても、寂しさや孤独感をまったく感じることなく一週間の旅を無事終えることが出来たが、思い出すたびに暖かい気持ちになる。<br />ぜひ機会があればもう一度、同じ宿や場所を訪問し、出会った人々に再会し日本からのお土産を手渡したいと考えている。<br /><br />

     台南の街歩きをして廟や市場を見学すると、珍しいものに出会うことが多い。街は平坦な地形で、自転車で遠出するのも楽である。現在地や目的地の確認で、町の人と筆談でコミュニケーションをとるのも楽しい。多くの人は、日本人が自転車でたった一人で走っていることに興味を持って親切にしてくれる。
    ホテルスタッフの若者は日本語を勉強中だそうで、私に積極的に話しかけたり、質問に答えてくれたり、とても親切で居心地が良くて、結局「名世大飯店」に3連泊することになった。目的地やルートを自由に変更しながら旅をするのも一人旅のおかげである。
    追加のホテル代はキャッシュカードを使うので問題ないが、手持ちの現金が減ってきた。両替のため銀行に行くと、ちょうど土曜日で閉店。キャッシュコーナーでキャッシングをするが上手くいかないので、ホテルのスタッフに付いて来てもらって動かすがお金は出てこない。すると、彼は責任を感じたのか、自分で両替するといってわざわざネットでレートを調べて手数料無しで両替してくれた。銀行の両替率より良かったが、それを当たり前のサービスのようにしてくれた若いスタッフは感謝した。
    4日目、ホテルのスタッフにお勧めの旅先はないかと尋ねるとネットでいろいろ調べてくれ、製糖業で栄えた「旗山」と客家人の多い「美濃」というローカルな町を教えてくれた。
    その美濃にある民宿「人字山荘」をネットで探し、親切にも電話予約を取ってくれた。台湾も国内旅行は盛んで、田舎には民宿が多くあり、料金はホテルより高いそうだ。しかも土曜、日曜は特別料金で一泊1500元(6000円)だそうだが、スタッフが値切ってくれて1200元となった。
    彼は「美濃」という町への電車とバスを使った行き方と、バスを降りたらそこから民宿に電話すれば迎えに来てくれるので、バスターミナルの人に電話してもらえるように台湾語の手紙を書いて私に持たせてくれた。
    本当にバス会社の人が電話してくれるか心配したが、今までの親切を考えると大丈夫という気持ちで出発した。台南から50分ほど在来線に乗るのだが、自分の思い違いで「左営」という駅で降りてしまった。本当は、バスは台湾新幹線の乗り継ぎ駅「新左営」から出ているのだ。おかしいと思い、改札にいた中年の駅員にホテルで書いてもらった手紙を見せると「自分は客家人で美濃には知り合いが多くいる。外国人がその町を訪問することはうれしい」とすごく喜んで、改札の仕事は他の駅員に任せて、なんと私と一緒に次の列車で「新左営」駅まで乗り、そこのバス乗り場まで案内してくれたのだ。さらに、バス停に並んでいた中学生に「この人は美濃まで行くから連れて行くように」と頼んでくれていたのだ。
    中学生は初め不思議そうな顔をしていたが、バスの座席に隣同士で座ると、日本人に興味を持ったのか英語でいろいろ話しかける。私の英語力では対応できないので、漢字で筆談して意思疎通した。彼は中学3年で、来年は高雄にある高校を目指しており、受験勉強は大変とのことだったが、台湾の中学生が外国人とコミュニケーションをとるのに英語で堂々と話すのには感心した。
    途中乗換駅に到着した時、バスターミナルで美濃の町の英文パンフレットを、私がトイレに言っている間に探して手渡してくれたのにはびっくりした。本当に親切な人との出会いの連続である。

    美濃のバスターミナルで、手紙をバス会社の人に見せると、ニコニコしながらすぐ民宿に電話してくれ、オーナーが車ですぐに迎えに来てくれた。民宿は郊外にあり、大根やミニトマト、タバコの畑が広がるのどかな所であった。オーナーはミニバイクを自由に使ってよいと無料で貸してくれた。免許や契約等の細かい話はなく、安全運転の自己責任だけ気をつけて町を走った。
    田舎でも道路は大変よく整備されていて、車道は広く交通量も少ないので走りやすいが、右側通行には気をつけた。街中で夕食を食べて宿に戻ると、オーナーから一緒に飲まないかと酒を用意して誘われた。
    漢字の筆談でオーナーは美術教師だったことが分かり、日本語のできる近所の教え子の30代の女性を呼びよせ、台湾や日本の良い所を3人で夜遅くまで話し合う楽しい時間が持てた。オーナーは社会人対象の絵画教室を開いているようで、あすも教室があるとのことで、その女性が次の日は町を自分の車で案内してくれることになった。
    自分で予測できない旅が、次の日からもいろいろ展開した。彼女から「美濃」の街の歴史、街の発展に尽力した日本人が作った用水路を案内して、いかに役立っているか詳しい内容を丁寧に教えてもらった。また、普通に歩いていては気づかない客家人の富豪の屋敷跡や伝統的な傘や民族衣装を作る所など、いろいろ案内してもらった。
    彼女が一生懸命説明してくれるのだが、言葉の問題で理解できないことも多く日本に帰ってから自分で調べなおして改めて納得することもあった。しかしそのインテリ女性の案内は、とても出来そうにない親切心で案内してくれ、今も感謝の気持ちでいっぱいである。
    見知らぬ人々からこれほど親切にされると、ますますそこに住む人や町が好きになる。一人旅であっても、寂しさや孤独感をまったく感じることなく一週間の旅を無事終えることが出来たが、思い出すたびに暖かい気持ちになる。
    ぜひ機会があればもう一度、同じ宿や場所を訪問し、出会った人々に再会し日本からのお土産を手渡したいと考えている。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • hanahanaさん 2017/03/27 19:32:15
    やっと 見つけましたよ(^◇^)
    いつもジムでお会いしている 花谷と申します

    Googleで検索してやっとヒット!
    bigmoonさんにたどりつくのに長い長い道のりでした 笑

    読み応えのある旅行記ですねぇ

    旅慣れた感じで 文章もお上手ですね
    次の旅行記も期待してます


    またジムでお会いした時は よろしくお願いします。



    bigmoon530さん からの返信 2017/03/27 20:17:11
    RE: やっと 見つけましたよ(^◇^)
    > いつもジムでお会いしている 花谷と申します
    >
    > Googleで検索してやっとヒット!
    > bigmoonさんにたどりつくのに長い長い道のりでした 笑
    >
    > 読み応えのある旅行記ですねぇ
    >
    > 旅慣れた感じで 文章もお上手ですね
    > 次の旅行記も期待してます
    >
    >
    > またジムでお会いした時は よろしくお願いします。
    >
    >
    >
    >

    bigmoon530さん からの返信 2017/03/27 20:34:57
    RE: RE: やっと 見つけましたよ(^◇^)
    > > いつもジムでお会いしている 花谷と申します
    > >
    > > Googleで検索してやっとヒット!
    > > bigmoonさんにたどりつくのに長い長い道のりでした 笑
    > >
    > > 読み応えのある旅行記ですねぇ
    > >
    > > 旅慣れた感じで 文章もお上手ですね
    > > 次の旅行記も期待してます
    > >
    > >
    > > またジムでお会いした時は よろしくお願いします。
    > >

    こんばんは 大槻です

    つたない旅行記 読んで頂きありがとうございます。
    正確な自分のパスワードを伝えてなくて ご迷惑をかけました。

    旅行記にもっと写真をたくさん載せればよかったのですが、うまく編集出来ませんでした。
    現地で撮った写真やその時気づいたことはたくさんあり、やはり自由な一人旅が一番です。
    今年1月9日から20日間 インドネシア ジャワ島へ行きましたが、
    その記録もアップしたいと思っています☺

    これからもコスパでよろしくお願いいたします🙏
    > >
    > >

    hanahanaさん からの返信 2017/03/28 08:40:51
    おはようございます
    大槻様


    早速の返信ありがとうございます。

    それにしても 20日間も気楽な一人旅やなんて
    羨ましいかぎりですねぇ

    次のジャワ旅行記も楽しみにしていますよ


    今朝は 風もなく気持ちのいい天気で絶好のバイク日和 

    これから チャリトレ 行ってきますよ(^^)/


    またジムでお会いした時は 仲良くしてやってください

    はなたに



     

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