2010/10/06 - 2010/10/07
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and Relaxさん
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サンタ・バーバラの北西、サンタ・イネス・バレー Santa Ynez Valley に位置する『ソルバング』。この旅行記では『ソルヴァング』と呼んでみます。
ソルヴァングは合衆国カリフォルニア州サンタバーバラ郡にある、デンマーク人の作り上げたデンマーク村です。
このようなヨーロッパ的な街並みが合衆国にあるというのは、ちょっとめずらしい事のようでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
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お隣のベンチュラ群 Ventura Countyのオックスナードという町からサンタ・バーバラ群のソルヴァングに向かっています。
コースト沿いを走るアムトラックの電車でサンタバーバラの駅まで、サーフィン向きのビーチをながめながら1時間くらい乗車しました。
海岸の真横を走るので全米でも憧れの路線ということです。 -
パシフィック・サーフ=ライナーは、カリフォルニア南部の海岸線を走る、2階建て造りの楽しい列車。
サンタバーバラ駅もきれいで、はじめて来た西海岸の素敵な光景にエキサイトしてしまいました。 -
当初はここサンタバーバラで1泊の予定を変更していたのですが、適当なホテルが見つからずソルバングに直接向かってしまい、今ではそれをとても後悔しています。
カリフォルニアにあるまじき「どんより空」に写っていますが、乗り換えたバスから見えたサンタバーバラの街はたいへん魅力的でした。 -
サンタバーバラからソルヴァングまで乗ったバスからは眺めがありました。
カリフォルニア州のイメージとは違う、こんな思いがけない荒々しい山があったりして1時間20分のバスライドに飽きが来ません。 -
ソルヴァングでの予約ホテルは ハッズテン・ハウス Hadsten House。
後ろに山々がそびえて見え、観光地に来たなと思える光景。 -
レストラン、素敵なロビー、スイミングプールと何かと揃っていました。
おもてなし心のあるホテル。 -
びっくりしたのは良いクラスのホテルと思ってネットで予約したのですが、なんとこのようにモーテルだった事です。
昭和っぽい ‘何とか荘’ みたいな2階のお部屋前の廊下。
ネタばれ部は旅行記に入れたいので、ピックアップはむき出しの廊下です。
ハッズテン荘というところでしょうか。 -
でも居心地よくなるよう工夫は感じられる。
1階部。
しかしどう見てもMotelっぽさがあります。 -
お部屋。
ベッドカバーのセンスがいい。 -
高級モーテルというと何か変な響きですが、まさにそれでした。
ひとつひとつオシャレで綺麗。お部屋の細部もバスルームも、凝ったB&B調でチャーミングだったんです。 -
お部屋に飾られた絵。
チェーンのホテルにはない、豊かな個性が感じられる趣味のお部屋。
必要なものは何でも揃っており、ティーメーカーのセットがワードローブから出てきたり、ゆったり坐れるカウチ(ソファ)もあり、広々と使えました。 -
もうすっかり暗くなってしまった、町の端っこにあるハッズテン・ハウス。
日が暮れて、後ろにある山々も情緒を増します。 -
a night at ハッズテンハウス正面部。
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夜はこもったまま、夕食にホテルのレストランを利用。
夕方からここでワインやチーズが振舞われるので、そのまま居ついてしまったのです。
タダに釣られてしまったかな、町を全く見ませんでした。
レストラン/バーはインテリアも食事にもおしゃれっ気があり、魅力的だったのでそこそこ満足しました。 -
翌朝。起きてやっと観光に向かいます。
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ホテル内のまだ見ていない部分も見物してみたら・・
室内プールエリアの外を出ると、こんなジャクージがあったんですね。 -
昨夜お食事をしたレストランは外からのエントランスも素敵なのでした。
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部屋のある2階から、レストランとプールのあるメインの建物を見る。
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2階のむき出しの階段上から見るお向かいのホテル、ホリデイ・イン・エクスプレス。
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お天気はあいにく曇りですが、雨は降りませんでした。
お向かいのホテル外見はデンマーク国を象徴するティンバー・フレーム風。バケーションズ イン ソルバング ホテル
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最初に見えたランドマーク。
こういう建築はデンマーク的な独特のものなのでしょうか。
博物館の建物で、Wildling Museumといいます。 -
ソルヴァング・マーケット&デリが近くにあり、長期滞在に便利そう。
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ソルヴァング・イン&コテージ。
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ヴァイキングはデンマークのシンボル。
Viking Inn ホテル
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米国らしく広い通りに風車があるのです。
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可愛らしいご近所さんといったイメージの道をお散歩。
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駐車場の入り口もデイニッシュ風。まるでテーマパークのよう。
全然気が付きませんでしたが、実は観光案内所。ソルバング ビジターズ センター その他の観光・遊ぶ
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駐車場から見られるヨーロッパ調の風景。
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駐車場のお花が可憐でした。
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お店の並ぶ並木道。
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観光用の建物、風車。
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ハムレット・スクエアと書いてありました。
ハムレットは北欧伝説が元となっている、デンマークのクロンボー城を舞台にした英国人シェイクスピアの作品。
だけれど、デンマークのものになってしまったよう。
デンマークでは、もうハムレット城と定着した呼び名になってしまっている。 -
スカンジナビアン的な木組みの家なのでしょうか。
木組みの家はデンマーク語でBindingsværkshusと呼ぶそうです。
ちょっと発音は出来ません。 -
奥まりがある、気になる作りでしたー。
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ヨーロピアンな空間。
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上流ムードが漂うソルヴァング。
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ソルヴァングで建てる建物は、伝統的デンマーク風かBindingsværkshus様式と決められているそうです。
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ソルヴァング・ニードルワーク。
レザーや織り物のショップもあり、伝統的な手作業が売り物となっていました。 -
アメリカとデンマークの旗が仲良く飾られている。
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中庭のある、民家のような建物群。
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ここは可愛い一角。
ヨーロピアン調の町並みをアメリカで築きあげるのは大変なことだったでしょう。
カリフォルニアにはカーメル、モントレー、サンタバーバラと観光客を魅了する美しい町がありますが、近年ではソルヴァングもその中に入っているそうです。 -
一軒家調のウェルネスセンター。
とても可愛かったのでした。 -
バス停は駐車場を越えた所に。
これから近くの田舎道を走るローカルバスに乗る予定。 -
駐車場に咲く白い花の木と、後ろの長屋風の建物の屋根はデンマーク的なものなのでしょうか、この組み合わせは本当に可愛かったです。
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パーキング・ロットには更なるお花の木々が。
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長距離バスと兼ねているローカルバスのバス停は小屋風。
長距離シャトルバスもローカルバスも、‘1時間強に1本あればいい’くらいの本数ですが、それでもサービスがあるというのは本当にありがたいものです。 -
この日の夕方移動します。サンタバーバラへの帰りはこの時刻表を見て。
適当なので5:20PMでいいかな。
そして・・・・ ここからサンノゼやモントレーにも行けるなんて!
モントレーは以前からとても行きたい所。ラッコやアシカたちに会いたい。
シリコンバレーと呼ばれるサンノゼにも行きたいのです。日ごろ使用しているコンピュータ関係の本社を見て回るだけで帰国後の日常にハリが出るに違いありません。 -
葡萄畑を行くバス、サンタ・イネス・ヴァレー・トランジット。
Buellton-solvang-Santa Ynez-Los Olivos の集落間を結んでいます。 -
バスに乗り、町を出たらさっそく水やり中の畑の景色。
カリフォルニアとはこういう農業の州だと、小学校の頃から聞かされていたので感慨深い。 -
特に行く当てはなく、外の景色を見るため乗り込んだバス。
離れた所に山のような丘が広がっています。 -
チュマシュ・カジノ・リゾート Chumash Casino Resort。
ソルヴァングから8km先のサンタイネス・インディアン居留地にあるチュマシュ族経営のホテル&カジノ。
田舎の景色の中、突然りっぱなビルが建っていてそれはカジノだったんです。
ここでバスが終わってしまった記憶があります。たしかカジノ内で働く女性に助けられたのでした。どこかにたくさん電話していただき‘Stranded’という単語を使って私の状況を説明してくれて救ってもらいました。
ストランデッド=どこにもいけなくなっているの意味ですが、この表現が住まいのイギリスではかっこよすぎて普段使われないので強く記憶に残っています。
そしてアメリカに住んでいる時しばしば耳にした「インディアン・カジノ」もこうして初めて見て来ました。
ソルヴァングはもともとチュマシュ族の住む土地でしたが、スペイン・メキシコに制覇され、その後ミッドウェスト地域に住むデンマーク人達を集め、メキシコから土地を買って作られた町だという歴史があります。 -
一旦ソルヴァングに戻り、今度はちゃんとサンタ・イネスからロス・オリボスへ。
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細かい事になると、ソルヴァンの町はちっともヨーロッパぽくないとも言えます。
なぜならヨーロッパの街並みはこんなに道路が広くないからです。 -
再度サンタイネスバレー・トランジットに乗り込み車窓から。
Solvang Gardens Lodge。 町のロッジホテル。良い宿のようでした。 -
走り出して3分で、景色はヴァリーらしくなってきました。
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バス停:ソルヴァングから5分走った所。
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マイケルジャクソンのネヴァーランドは、このサンタバーバラ・カウンティにあるといいます。
遠く離れているそうですが、このような何にもない荒地をずっとずっと行った所に、でーんと建っているそうです。
私は行ってみたい。 -
こういった丘があるので、この辺は面白い。
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今回初めて来てみて、イメージしていたカリフォルニアの印象が変わりました。
荒地が、多い。
そういえば入植者は砂漠に緑の街を作った-と言われていたのを思い出しました。 -
面白いほど何もない。
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と、あるバス停に着いたら、ブティックがありました。
ここでしばらく止まっているバス。
元メキシコだったというだけあって、ところどころにメキシコ、スパニッシュの面影を残すカリフォルニア州南部。
インディアンとか、西部開拓という要素も混じっていそうです。 -
また走り出して見えたのは、開拓時代風の道路。
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ただの牧草地。
しかし、だんだん好きになってきました。
もしかして、南米などもこんな感じなのかな? -
ようやく写真に収めることができたヴィンヤード。カリフォルニアワインの産地に来たから、グレープの木々を見れてほっとします。
Los Olivos という所に行くと良いと聞いて、そこに向かっているのです。
ロスオリボスというワインに関係した名前もどこか記憶にあります。 -
カリフォルニア州の農地。写真うつりの運には恵まれなかったけれど、本当に行ってよかったLA近郊の町々。肉眼で見る風景はどこも素敵でした。
みんなで何か刈り入れをしていて、なにか開拓地のような光景。 -
群生するサボテン。
暑くて乾燥している土地というサイン。 -
この角を曲がるとロス・オリボスの停留場ですが、ソルヴァングのような町などではなく、ちょっと4・5件お店が集まる「野の中になぜかある駅前広場」のように見えました。
バスの本数がもっとあれば降りて見て廻り、たくさんの発見もあったはずです。
きっとホテル・レストランなど、訪れどころは範囲内に広く散らばっているんだと思います。 -
帰り道に見える農園の景色には向こうに丘。
バスルートはロスオリボスをUターン地点にして戻ります。 -
そういえば動物がいてもいいのですが。
牧畜をされている土地だと思うのに、、牛とか馬はお出かけ中でしょうか。 -
また少し見られたヴィンヤード。
葡萄畑を行くバスだと思ったサンタイネス・ヴァリー・トランジットは、普通の田舎の町から町を繋ぐローカルバスでした。
おそらく大半のブドウ畑はバス通りから離れ、もっと奥まった場所にあると思われますが、こうして短かい時間でもサンタ・イネスの谷の様子が見られ、良かったと思います。 -
ソルヴァン(グ)に戻ってきました。
きれいな町なので、もっと写真ポイントを探してみます。 -
巻き々刈り込みツリーの向こうには、木組み造り風のお家。
この町の建物はデンマーク調か英国調の木組み造りでないと建てられないと、どこかで目にしましたが、特にイギリス風の白黒で出来ているハーフティンバーの家はなく、ドイツや国境近くのフランスにあるような色つきのファッハヴェルクハウス/コロンバージュ的建物がほとんど。 -
地元産のワインテイスティングは必須項目です。
ソルヴァングでMole Holeという可愛らしいギフト・ショップに連なるワインバーを見つけましたが、メニューを見るとワインテイスティングのコースはとっても高価で、ためらってしまい悩んでいるところ。
とりあえず周りと店内をぐるぐる視察して、決断したいと思います。 -
The Good Life - ソルヴァング醸造Co. Wine Bar & Lounge。
お店の外は清潔で素敵な造り。
デンマーク村らしい田舎っぽさに米国の小奇麗なセンスを足している。 -
ワインとビールの店、The Good Life内部。
店のインテリアも良いのですが、こんな感じのお店なら都会に帰ってもありそう、ということで決定しませんでした。
高いサンプリング・メニューを試すほどでもと思い、見学だけ。 $25~40くらいだったと思います。 -
ショップと共同の中庭。
ホリデイ先風の居心地感がいい。 -
お店を求め町を歩きます。
ここでもないかなー とまた探し始めたり、写真を撮っていたりぶらぶら。 -
街歩きも面白くて、お店探しの目的を忘れ去りそう。
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このあたりには、お買い物する店や不動産のオフィス、会計事務所なんかはあるのですが、目的のワインバーはないよう。
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かわいらしいピンクの建物。塔のある建物はデンマークの典型。
しかしアメリカにあると、やっぱりテーマパークに見えて来るかな。 -
そして、ようやく見つけたお店。
ここでのワイン・テイスティングは6種類を味わい$10です。
お値段も理想的。 -
この地域で一番のアトラクション。
お昼からワイン・テイスティングを名目にワインを飲む。 -
「オリーヴハウス」という名のショップを兼ねたワインバーです。
ラウンジ感覚というか、お家に招待されたかのような落ち着くムードでした。 -
少しだけずつ地元産のワインを数種類、おつまみのオリーヴといただきました。
いずれもサンタバーバラ・カウンティ産。 -
ワインは深い。
ブレンド種は40%シラー(ちょっと知っている)、40%グルナッシュ(南フランスの赤を飲むとけっこうこれがある)、そして20%Mourvèdreです。
最後のはどう読むかも想像すらつきません。 -
店内はアメリカ的な明るいインテリア。
調べた所、Mourvèdreはムールヴェードルと読み、マタロー(Mataró)やモナストレル(Monastrell)などとも呼ばれる黒ブドウなのだそうです。
ブレンドで多く使われ、シラーとグルナッシュ、ムールヴェードルの3種は‘SGM’という呼ばれる定番ブレンドということ。 -
始まりました。まずピノ・グリジオをサンプル。
サンタ・バーバラ群で作られたトゥェンティ・マイルというレーベルの、白のワインを注いでくれます。 -
毎回、ちょっとだけのワインと一粒のオリーヴが出されます。
3杯目で白から赤にスイッチ。 -
店の名がオリーブ・ハウスと示すようにオリーブも同時に扱う商品で、ロスオリボスのバルサミック・ビネガーやオリーブオイルのボトルが並びます。
赤ちゃん連れのナイス・カップルも一緒でした。 -
オリーヴ・ハウスでテイスティングを終えて。
のちに寄って来ましたが、お店の前の小さな広場というか道路でファーマーズマーケットが開かれているのが伺えます。 -
やはり天気になるとずっときれいな光景に。
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樹齢高そうな街路樹。
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米国にいると時々思うのは、この国には日本を思い出させるものがたくさんある という事です。
遠い比喩だと、お母さんがいい匂いの毛布を用意してくれた時がよみがえるような、清潔な何かを感じる事があります。
その暖かい家庭の気分を感じるのが、欧州と比較するとずっと多いのです。
このとき又違う懐かしさを感じされてくれたのは「コスモス」でした。
このようにコスモスを見たりしても、ヨーロッパでそういえばポピーは群生しているけれど、コスモスの花は見かけないなと思ったりします。 ちなみに原産はアメリカ。
しばらく見ていなかった日本のなつかしいものを、こうして目にすることが出来ました。
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