2016/11/18 - 2016/11/18
24位(同エリア331件中)
かっちんさん
川崎を始発電車で出発し、金谷から大井川鐵道の本線と井川線(南アルプスあぷとライン)に乗り、大井川上流の接岨峡(せっそきょう)へ向かいます。
南アルプスあぷとラインはおもちゃのようなトロッコ車両で、ダムや峡谷に沿って進み、紅葉や吊橋の景色を楽しみます。偶然、野生の鹿も見かけました。
接岨峡では珍しい階段式吊橋のある八橋小道(やっぱしこみち)を散策します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝日があたる富士山
東海道新幹線が丹那トンネルを過ぎ、富士市6:30頃の朝日です。
JR武蔵小杉駅始発4:40の横須賀線に乗り、小田原から新幹線を利用しています。 -
伊豆半島のあたりから上がる朝日
-
大井川鐵道の路線案内
東海道本線金谷駅に7:30前に到着。
接岨峡(せっそきょう)へは、金谷から大井川本線、千頭(せんず)から「南アルプスあぷとライン」を利用します。 -
千頭行きの普通電車
近鉄特急で走っていた電車が、ここで第二の人生を送っています。
金谷からこの電車に乗り、千頭へ向かいます。 -
眺望のいい窓と優等列車並みの座席
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出入り口は折りたたみ式の扉
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昔ながらの運転台
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近鉄で活躍していた当時の写真(車内に掲示)
昭和40年に製造された近鉄16000系で、南大阪線・吉野線で特急電車として活躍していました。 -
せっそ・すまた周遊きっぷ
南アルプスあぷとラインの接岨峡温泉以遠(終点 井川まで)が土砂崩れで不通になっているため、手前の観光地を中心にしたお得なきっぷ(3900円)が最近登場しました。
鉄道とバスを利用して接岨峡と寸又峡をまわると料金が6430円。断然お得なので利用します。
では、これから車窓を紹介します。 -
新金谷にいるC12形SL
金谷の次の駅、新金谷には車両基地があり、転車台にSLが載って運転の準備をしています。 -
タブレット交換
金谷~新金谷の閉そく区間だけは昔ながらのタブレットを使っており、新金谷で反対列車に渡していました。
運転席ドア窓に輪っかの一部が見えるのがタブレットです。 -
神尾たぬき村
神尾駅に停車すると、山側に30体以上のタヌキ像が並び、乗客に笑顔を振りまいています。 -
川幅の広い大井川
電車は大井川に沿って走ります。 -
イチオシ
お洒落な火の見櫓
福用駅付近で見かけました。
静岡県には洋風の火の見櫓が数多くあります。 -
イチオシ
河原を走るショベルカー
豊富にある砂利を採取しているようです。 -
川根茶の茶畑
抜里(ぬくり)付近です。
このあたりは、山々に囲まれ、日照時間が短く、昼夜の寒暖差が大きく、お茶の生育に恵まれているところです。 -
サヨばあちゃんの休憩所
明治初期に建てられた木造の抜里(ぬくり)駅舎です。
サヨさんが一人暮らしの老人宅を回り、取り置きしていた惣菜を届けていた様子が、TVのドキュメンタリー「サヨばあちゃんの無人駅」として紹介されました。 -
塩郷の吊橋
大井川に架けられた吊橋の中で一番長く、長さ220m、高さ11mあります。
塩郷の吊橋は、恋金橋(愛称)とも呼ばれています。 -
ジグザグに流れる大井川
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駿河徳山の紅葉
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南アルプスあぷとライン
千頭駅に到着し、南アルプスあぷとラインに乗り換えます。
小さなトロッコ車両を後ろからディーゼル機関車が押して走ります。
もともと水力発電所建設の資材運搬用トロッコとして建設された路線は、山あいを縫うようにカーブ箇所が多く、トンネルも小さいので、それに合った小型車両を使用しています。 -
千頭駅の構内
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川根両国の吊橋
千頭駅を出発し、次の駅(川根両国)近くに両国吊橋があります。
長さ145m、高さ8mです。 -
沢間駅の古い駅舎
ここから千頭森林鉄道が寸又峡のある大間に向かって昭和44年まで走っていました。
現在の寸又峡入口が奥泉駅なので想像もつきません。 -
川の合流地点
沢間駅を過ぎると、寸又峡から流れてくる寸又川が大井川と合流します。 -
土本(どもと)駅
ここの集落は昭和期まで車道が通じておらず、鉄道が唯一の交通手段でした。 -
川根小山駅
5両連結のトロッコは車内がお互いに通じていません。
車掌さんは駅に停車するたびに違うトロッコに乗り、案内や検札をしています。 -
大井川の紅葉
奥泉駅を過ぎると峡谷の景色に変わってきます。 -
野生の鹿
河原にいる鹿を見つけました!
「何、見てんだよ~」 -
アプトいちしろ駅に到着
山深くなり、まわりの木々が赤く染まっています。
ここでアプト式機関車を連結するためしばらく停車するので、ホームに降ります。
地元の手作り「柏餅(あぷと)餅」3個入り1パック350円を売っていたのでGetします。 -
アプト式機関車
トロッコ車両、ディーゼル機関車の後方に、アプト式電気機関車2両を連結します。
アプト式機関車には「ラックホイールピニオン」という坂道専用の歯車が付いていて、線路の真ん中に敷設された「ラックレール」という歯形レールを噛み合わせて坂道を上り下りします。 -
アプトライン
もともとは峡谷の下を走っていたのですが、長島ダム建設により水没するため、平成2年(1990)にアプトいちしろ~接岨峡温泉間が新線に変更されました。
アプトいちしろ~長島ダム間は急勾配なのでアプト式になりました。
これから90/1000の日本一の急勾配を上ります。 -
イチオシ
長島ダム駅で機関車の切り離し
トロッコ車両の小ささは、アプト式機関車と比べると一目瞭然です。
先ほど買った柏餅は出来立てホヤホヤで、熱々の餅が口の中でとろけ、あんこの甘さが引き立ちます。 -
奥大井湖上駅
日本唯一の湖上駅に停車し、出発したところです。 -
水没前の旧線跡
ダム湖岸に旧線の鉄橋が残っています。 -
接岨峡温泉駅に到着
接岨峡温泉駅~井川駅間は、平成26年(2014)9月2日に発生した崩土災害の復旧工事により運休しています。
この先(おもり方面)には、日本一の高さの鉄道橋(関の沢橋梁)があります。 -
関の沢橋梁(2009-12-13撮影)
実は過去に線路の擁壁補強工事をするため、接岨峡温泉駅~閑蔵駅間を3ヶ月間運休したことがあります。
このとき南アルプスあぷとラインでは「線路歩きツアー」が開催され、参加しました。
写真は関の沢橋梁を安全ベルトをつけて渡っているところで、貴重な体験ができました。
この旅行記は「南アルプスあぷとライン 線路歩き秘境体験」です。
http://4travel.jp/travelogue/10868227 -
折り返し列車(接岨峡温泉駅)
千頭行きはディーゼル機関車が先頭になります。 -
停車中のトロッコ(接岨峡温泉駅)
では、接岨峡周辺を散策します。 -
接岨峡大橋からの眺め
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イチオシ
梅地集落のお地蔵様
庶民的な姿のお地蔵様ですね。 -
タブの木
タブの木としては珍しく巨木です。 -
庚申塔の青面金剛
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この坂道をのぼると「階段式吊橋」
8つの橋が楽しめる約30分のコースは、「八橋小道(やっぱしこみち) ラブ・ロマンス・ロード」と呼ばれています。 -
イチオシ
階段式吊橋の犬返り橋
最初の吊橋で、途中で振り返って見ています。
紅葉を眺めながら渡れます。 -
階段式吊橋の宮沢橋(みやんざわばし)
次の宮沢橋は水平距離が62mで、日本一の階段式吊橋です。
通常の吊橋とは異なり、通路が水平ではなく湾曲しています。 -
美しい彩りの紅葉
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接岨峡大吊橋
8つ目の吊橋です。
長島ダムができたので、このあたりは峡谷には見えません。
大井川をさらに上流へ遡ると峡谷の景色が見られます。 -
ダム湖湖畔の紅葉
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湖畔を走るトロッコ列車
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イチオシ
接岨峡の宮沢橋
対岸から眺めた階段式吊橋です。 -
紅葉に埋もれる犬返り橋
こちらの方が傾斜のきつい階段式吊橋です。 -
寸又峡方面のバス
大井川鉄道のバスです。
このバスで奥泉へ行き、千頭駅前から来る寸又峡温泉行バスに乗り換えます。
接岨峡温泉~奥泉までの乗車時間は、バスが16分、トロッコ列車が40分かかります。
トロッコ列車は景観を楽しむ観光列車と思えば納得できます。
次の旅行記は、さらに素晴らしい紅葉の寸又峡を紹介します。
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