2016/11/13 - 2016/11/13
29位(同エリア78件中)
イメ・トラさん
- イメ・トラさんTOP
- 旅行記112冊
- クチコミ44件
- Q&A回答10件
- 77,986アクセス
- フォロワー45人
明智光秀の居城があった亀岡郊外に行者山がある。
標高431m
認知度も低く標高も低いため、それほど人気もなく静かな山だ。
しかし行者というからには修験道の山、修験道と言えば岩場……
ネットで調べた限り、そんな岩場はなさそうだけれど、巨岩の陰にさりげなく置かれた小さなお地蔵さまにひかれて出かけた
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
PR
-
京都駅8:48の山陰線に乗り千代川に9:21に着いた
付近の山々はそれほど紅葉していないのに駅前は美しい。
ボランティアの人たちが熱心に線路沿いの植え込みをお掃除していた
千代川小学校への道を尋ねると、作業の手を止め丁寧に教えてくれた -
「千代川小学校の傍には、何かの建物だったか、誰かがどうとかしたとか、なんとか、かんとかの何かがある」
「よくわかる説明だこと」
同行者のあきれ顔を見ないようにして小学校に差し掛かると
警備員さんが「行者山ですか?」と声をかけてきた。
「ああ亀岡城の城門ならそこを曲がったところにあります。
写真を撮っていってください」
学校の傍に何かが、と言っただけでこの明快な答え。
なんでも地元の人に聞くに限ります -
城門の上に校舎がニョキ
-
松尾神社
小さなお宮さんなのに立派な拝殿があります。
ここまでは地図通り
問題なし -
拝殿のわきに小さな石仏が安置され高さ30cm足らずのお賽銭箱が。
側面を見ると新しい太い鎖と鍵が二つもつけられている
こんな山村の、小さなお賽銭箱でも、さい銭泥棒に狙われるのだろうか。
情けなくて、言葉もない -
京都自動車縦貫道の下をくぐり目標の給水タンクも無事通貨
いよいよ山です。
標識も確認 -
ところが根っからの風来坊。
巨岩や穴ぼこを見つけてはふらふらよそ見し放題
お相撲さんの太ももぐらいの太いフジズルに感心し -
あそこに古い石垣があるからあっちよ
なんて言っている間にすっかり道を見失い
ひたすら尾根を目指して急登を這い登ること40分。
眼前にそびえる巨岩を巻けばもう頂上は近いと四つん這いで木の幹
草の根にしがみついて登ります -
苦労の果てに登り付いたピークは紅葉が始まり
つかの間の癒しです -
ピークから北に向かうよく踏まれた道が突然現れました。
みんなここまで道なき道を這い登ってくるのかしら?
ゆるく下って登り返すと二つ目の標識発見
まあいいか -
そこから5分ほどで行者山山頂
見たかった巨岩の下のお地蔵さまはどこに行った?
修験道をしのぶ岩場は?
?マークはいっぱいつくけれど
お腹が空いたので11時過ぎだけどお昼休憩
とこ投げ寺に向かう下山道はゆったり明るくて楽です
途中で正規の道らしい急登が合流していたけれど、かなり荒れた急坂。
どこを登っても胸突き八丁は覚悟しなければならないらしい。
でも、ここを登ってくれば修験道の遺跡があったのかも -
明るいなだらかな道は気持ちよくて
小さなキノコの記念写真を撮ったり。
「おちびさん、頑張って」とエールを送ります -
林道に降りました
もうしばらく行くと807年弘法大師によって開かれた、とこなげさん千手寺です -
山は色づき始めています
ピークはもう一週間ぐらい先かな
などと話しながら歩くと -
鮮やかな赤が……
行くてにまっかなもみじが広がっています -
山門は鮮やかな赤に包まれ、
車で写真を撮りに来ていたご夫婦のみで人の気配もありません -
-
-
-
石段を上るとイチョウの大木に包まれるようにして
立派な本堂がありました。 -
門前の縁起説明
-
-
山門前から亀岡盆地を見下ろします
-
なぜか北緯緯度の表示が
-
境内
-
イチョウのひこばえも一人前に黄葉しています
-
駐車場に先ほどのご夫婦が……
車から降りて私たちの行く道を丁寧に教えてくれ
どこどこ行きのバス停はここ、あっち方面はここと、
地図まで出して説明してくれました -
振り返れば紅葉、黄葉に包まれた本堂が見えます
-
とこなげさん頂に天保10年の日にちを刻んだ墓石が
居士と大姉を引きしてあるのでご夫婦でしょうか -
小さなお地蔵さまも祀られて。
ここは確かに山岳宗教の山でした。
標識は私たちの行く道も記されていましたが「湯の華温泉」も
「温泉に入ろう」という友人の主張で急きょ温泉方面に下山
あんなに丁寧に教えてくれたご夫婦の好意は温泉の湯のように流れます -
やや荒れた道を瑞巌寺に下山
あかいサネカズラ 別名美男カズラの実が目を引きます -
少し疲れたので瑞巌寺は山門だけでスルーして
国道にでます。
なにしろ、ここから温泉まで約40分もあるのです。
元気な人に付き合うのも骨の折れることです -
山内川の小さな橋を渡ればもう少し
頑張れ 私 -
観光案内所で聞いた日帰り流欲もできるホテル
けぶりがわ
きれいでゆったりとしたホテルで日帰り客もたくさんいました。
亀岡まで送迎バスがあり、ランチバイキングと入浴付きで2000円は破格です -
入り口
館内の写真を撮るのはすっかり忘れました。
温泉登山が気に入った友人は、
「降雪量も少ないし真冬でも来られる。今度は昼に下山して温泉とランチバイキングをしよう」
とすっかり乗り気です
勘弁してよ 私、修行僧と違うし
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
35