2006/02/01 - 2006/02/12
111位(同エリア282件中)
Dwind_999さん
- Dwind_999さんTOP
- 旅行記258冊
- クチコミ0件
- Q&A回答1件
- 408,519アクセス
- フォロワー67人
バラナシから再びコルカタへ戻ってきて2泊したのち、バンコクへ移動します。
サダルのリキシャマンたち、チャイ屋のオヤジ、焼きめしを作ってくれたお兄さん、マザーハウスのシスターたち、破れたサリーを身にまとった物乞いたち、そして汚物に満ちたサダル・ストリート、いよいよお別れだ、また会う日まで、さようなら。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2月1日(水)8時45分、コルカタ・ハウラー駅に戻ってきました。
バラナシから所要11時間半。
駅を出るとタクシーの男が近づいてきて、サダル・ストリートまでRs60(\180)でどうかと言うので、プリペイドタクシー(当時の相場はRs80前後)よりも少し安いようだし、他の二人のインド人と相乗りすることにしました。
現地人はたぶんもっと安いんだろうけど、シェアタクシーは案外実入りがいいのかもしれない。
タクシーはハウラー橋を渡っていきます。
コルカタのタクシーは車外にメーターが付いていたりするけどほとんど壊れていて、単なる飾り物。ハウラー橋 現代・近代建築
-
1泊Rs200(\600)のセンターポイント・ゲストハウスに2泊することにしました。
小さなベッドが二つある2階の狭くて汚い部屋。
右奥の水シャワーとトイレがある超狭い部屋には何やら小さな虫がいっぱい這いずりまわっていて気持ち悪い。
ところでこの後の写真がこれまた次の日までない。
メモ帳を見るとこの日はサダル・ストリート近辺をぶらついただけですが、昼頃お気に入りの屋台でフライドライスを食べていた時に一人旅のおとなしい日本人と隣り合わせました。
デリーの悪徳旅行代理店にかなりの金額を騙し取られて悲嘆にくれている東京から来た青年で、フェアローン・ホテルのカフェに連れて行ってしばらく話をしました。
話を聞いてもらえて少し楽になりました、と言う彼ですがこの傷心旅行の痛手が癒えるにはもうしばらく時間がかかりそうでした。 -
2月2日(木)、4時半に起きて5時過ぎに宿を出ました。
ゲストハウスの出入口には大きな錠前がかかって閉まっていたので、床に寝ている宿の男を起こさないといけない。
申し訳ないので二日目には少しばかりのチップをあげました。
インドの安宿では従業員たちが寝起きする部屋が提供されていないのか、床などに毛布にくるまって寝ている人たちが多い。
あれじゃ疲れも取れないよ。 -
コルカタ滞在中はいつものようにイスラム街を通って、マザーハウスのミサに出ました。
-
ミサが終わった朝7時、シスターたちが何かの荷物を車に積んでいました。
-
マザーハウスから一歩外に出ると、朝の街の喧噪に包まれます。
通りには車のクラクションが鳴り響き、扉が開いたままの汚れたバスが排気ガスをまき散らし、路地に入ると子供を乗せた人力車が行きかい、チャパティやナンを焼いてチャイを沸かし商いを始める食堂、登校する制服姿の小学生たち、路上で歯を磨いたりルンギー(腰布)をつけたまま水浴びする人々、ニワトリをいっぱいぶら下げた自転車の男、道ばたにしゃがみ込んで何やらまくし立てている路上生活者の群れ、そしてゴミを漁る犬やカラス。
マザーハウスからサダル・ストリートまでの道行きは、インドの生々しい色と音と匂い、その空気に触れることができる猥雑な異次元のワンダーワールド。 -
ルンギー(腰に巻いた一枚布)をつけたまま、風呂代わりに朝の水浴びをする人たち。
冷たいだろうな。 -
日用品やスナック菓子などを売る雑貨屋に立ち寄る、登校前の小学生たち。
-
こんな歪んだ線路でよく脱線しないもんだな、と思わせるようなドア開けっ放しで走る路面電車。
-
鳥インフルエンザの影響で、鶏かごの鶏たちを見るとちょっと身が引く。
-
リキシャに乗って登校する子供たちは割と裕福な家庭の子たちなのだろう。
-
一日が動き始め活気づいてきた、7時半過ぎのイスラム街。
-
早々に路上に商売の品を並べる男。
-
サダル・ストリートに戻ってきて、ホテル・マリア前の食堂「A.J.コンチネンタル」で朝食。
タンドリー・ローティ2枚(1枚Rs3)、オムレツ(Rs7=\21)、カップティー(Rs2.5=\7.5)。
焼きたての熱々のローティはなかなかいける。 -
ヤシの実を積んで売り歩くリヤカー。
1つRs5(\15)のヤシの実ジュースをこのオヤジから買って飲んでみたけど、あまり味がしなくておいしいというものではなかったです。 -
コルカタの目抜き通りにあたる、チョウロンギ通りを走るアンバサダー。
英国の車をベースに造られたインドの国民車アンバサダーは1954年の製造からそのスタイルを変えておらず、「走るシーラカンス」とも言われたりするそうです。
※2014年、ついに「ヒンダスタン・モーターズ」はアンバサダーの製造を打ち切り。
英国統治時代の建物とその前を走るアンバサダー、まるで半世紀前の光景を見るかのようです。 -
エスプラネード付近を走る路面電車。
-
外国での交通手段で難しいのが市内の路線バス。
ルートが複雑だからそう簡単には乗りこなせない。
年季が入り過ぎた、というより動いているのが不思議なくらいのバスが普通に走っています。 -
露店のすぐそばを走る、かなり時代物に見えるトラム。
所によってはゆっくりと走っていきます。 -
線路と線路の間で商いをする露店。
どこでもゴミ捨て場と同じく、どこでも商いの場になりえるインド。 -
踏切を通過する列車にもインドらしさが。
-
足が不自由で立つことのできない左端の子供は、両腕を使って船内を移動していました。
小さな階段をすり下りてきて、喜捨を求めては乗客の間を回ってゆく。
そう来られるとあげないわけにはいかない。
生きていくのに必死な、社会保障には縁のない人たち。
おのが生命力、生存力、その日一日を生き抜こうとする意志だけが頼りの、毎日が崖っぷちの生存サバイバルを余儀なくされる人たち。
不平を漏らしながらも安穏として旅をする旅行者は、彼らの目には安楽な天国の住人であるかのように映ることでしょう。
ガンジス川の支流の濁ったフーグリー河では、風呂代わりの水浴びをしたり、罪を洗い浄め来生の幸せを願って沐浴する人たちの姿がありました。 -
昼過ぎ、渡し船を降りて対岸のハウラー駅前にやってきました。
目的はハウラー橋を歩いて渡るため。ハウラー駅 駅
-
長さ705mのハウラー橋。
両側にある歩道を、大きな荷物を頭に載せたポーターが行きかいます。
橋の上では服やバッグ、アクセサリーなどを商う露店が店を広げていたりします。ハウラー橋 現代・近代建築
-
ハウラー橋を渡りきった所のすぐ下の線路脇に、マリガート花市場があり、花と人でびっしり埋め尽くされていました。
-
ハウラー橋を渡り終えて右に進むと、バスが引っ切りなしに通る道路脇で野菜などを並べて商いをしている露店が連なります。
こんな所で毎日商売していては、排気ガスと埃で体を悪くするのは必至。
最近喉が弱くなった私は、リキシャに乗ったり、車の多い道を歩くときはマスクをしていますが、それでもバンコクなどでは喉をやられてしまいます。 -
ハウラー橋からずっと歩き続けて疲れたので、行き当たりばったりに、エスプラネード辺りでやってきたトラムに飛び乗りました。
実際、電車は完全に止まってくれなかったので、飛び乗るしかない。
速度も遅く、バスや車が線路を塞ぐたびに停車。
うつらうつら居眠りしながら45分間ほど乗り、適当なところでまた飛び降りる。
帰りはちょうど近くにあった地下鉄で10分、サダル・ストリートそばのパーク・ストリートに戻ってきました。 -
サダル・ストリートの中ほどにあるカフェ・レストラン。
日本からここに着いた時は改装中でしたが、リニューアルを終えてオープンしていたので入ってみました。ブルー スカイ カフェ カフェ
-
骨付きチキンが1本入ったどぎつい色のチキンカレー(Rs40=\120)、プレーンライス(Rs20=\60)、ナン(Rs15=\45)。
チキンカレーの味は今ひとつでした。 -
日用品からスナック菓子までいろいろな物が色鮮やかに、珍しくきちんと陳列されている、サダル・ストリートの雑貨屋。
-
路地脇に数軒の店が並ぶ通り。
歩き疲れると、休憩がてらに1杯Rs3(\9)のチャイをよく飲みました。 -
サダル・ストリート近くの路地をぶらついていると、サリーを着た怪しげな中年女性が笑顔で声をかけてきましたが、ここで鼻の下を伸ばしてはいけない。
「ノースピークイングリッシュ」と言ってその女性をあしらいました。 -
2月3日(金)、マザーハウスを出ていつものコースを歩いて帰ります。
店先でチャパティを焼く男。
ぷぅーっと膨らむと焼き上がり。 -
手前のどぎつい色をしたのが、めちゃめちゃ甘いジェレビーという揚げ菓子。
甘党の私でもかなりくる。 -
こちらも同じような品揃えの揚げ物スナックを売る店。
ネタが少々古くてもごまかしがきく揚げ物は、作る方にとっても楽勝レシピ。
酸化した油をたっぷり吸いこんだ揚げ菓子を食べる方はリスクを覚悟しないといけませんが。
それでもやっぱり街歩きで口にする揚げ物はなかなか捨てがたい。 -
ミアッサ・ガリブ・ストリートにある「センターポイント・ゲストハウス」前。
2階左側の窓が少し開いている部屋に泊まりました。 -
いよいよインドを離れ、今夜の飛行機でバンコクへ移動します。
サダル・ストリートのリキシャたちともお別れ。 -
めがねをかけた愛想のいいサダル・ストリートのリキシャマン。
前を通るたびに笑顔を見せながら乗らないかと誘ってくる。
こちらも笑いながら、ノーという表情で返す。
少しくらい乗ってやればよかったな。 -
インド博物館を見学した後、フェアローン・ホテルのカフェに入ってキングフィッシャー(Rs80=\240)を飲みながら最後の昼下がりのひと時を過ごしました。
今日まで無事に旅を続けられたことに感謝しながら、インドでの日々を振り返りながら。 -
コルカタから乗った飛行機は2月4日(土)の午前2時頃にバンコクのドンムアン空港に到着。
空港で朝まで待機してエアポートバスでシーロムに移動したあと、予約していたマンダリン・ホテルにチェックインしました。
インドでの疲れを癒すべく、タイで9日間ほど骨休めしてから帰国するという日程を組んでいました。
ところがホテルに着いた頃からにわかにお腹の調子が悪くなり、パタヤに行っても下痢症状が続いたりして完全に良くなるまでに1週間近くを要するという悲惨なことになってしまい、トイレ探しが最重要ミッションとなっては楽しみの街歩きも今ひとつ盛り上がりません。 -
ところでタイに移動してからの写真があまりない。
もう昔のことなのでよく覚えていないけど、お腹不調で写真を撮る気にもなれなかったのか、あるいはデジカメのメモリーが残り少なくなっていたのか。 -
いくらか調子良さそうな日もあったので、暇つぶしにサトーン船着き場からチャオプラヤー・エクスプレスボートに乗ってノンタンブリーへ行ってみました。
-
ノンタンブリーの街。
-
ノンタンブリーの市場を少し歩いただけ。
-
カオサン通りを歩く。
カオサン通り 散歩・街歩き
-
マンダリン・ホテルの部屋から見るサンセット。
-
2月7日(火)、エカマイの東バスターミナルからバスに乗ってパタヤに来ました。
予約していた「Pattaya Centre Hotel」からの眺め。
下のプールで泳いだりしながらプールバーでシンハービールを飲みました。パタヤ センター ホテル ホテル
-
パタヤビーチ。
-
パタヤの市内移動はソンテウが一般的。
-
浜辺のシート(20B)に座って20Bのコーク。
-
ビーチライフを楽しむ欧米人たちでいっぱい。
-
日が暮れて暑さも和らぎ、ちょっと街歩き。
-
ハードロックカフェに来ました。
-
ライブでは懐かしの「ホテル・カリフォルニア」やベンチャーズの曲などが演奏されました。
-
パタヤの歓楽街、ウォーキングストリートをそぞろ歩き。
-
日本から持参した薬を服用していましたがパタヤに来てもお腹はまだ回復せず、相変わらず「Where is the restroom?」状態ですが、それでも暑いので冷たいビールを飲んだりアイスクリームを食べたり。
今夜も安いステーキの看板につられて、ぞうりのような固い肉にかぶりつきました。 -
歩行者天国のウォーキングストリート。
-
脳髄をかく乱するけばけばしいネオンと呼び込みの女の子たち。
-
ムエタイのリングもある、賑わうバービア(BarBeer)。
-
この辺りのビーチは波が荒くて海水浴には適さないようで、もっぱらビーチチェアに寝そべって、海辺の解放感と潮の香を楽しむくらいがちょうどいい。
-
40Bのバイクタクシーに乗って「ティファニーズショー(Tiffany's Show)」を見に行きました。
1時間ちょっとの豪華絢爛なニューハーフショーを楽しみました。ティファニーズ ショー 祭り・イベント
-
2月10日(金)、パタヤからバンコクに戻ってきました。
お腹の方はようやく復調。 -
ナナ・プラザ前。
何度も訪れたバンコク、見慣れた街の雑踏にもそれなりに心なごませるものがあります。
しかし街歩きではマスクをしていても喉を痛めてしまいました。 -
タイでの骨休めならずお腹下しの日々が長すぎて、インドの日程が短すぎたのは計画の不手際でしたが、何とか無事に帰国を前にすることができました。
チャオプラヤー川の濁った川の流れを見ているといつしか思いはガンジス川へと飛び、インドでの日々の記憶が蘇ってきます。
「インドに行くと人生観が変わる」とはよく言われることですが、固くなった体と同様に脳の柔軟さが乏しくなってきた年頃では、大きく変われるほどのフレキシブルさを持ち合わせていません。
しかし、インドの貧富の差の現実、宗教と生活、貧しき人々の悲哀と活気、牛とゴミ、それらを目の当たりにして、何かが私の中を突き抜けるのも事実。
インドを訪れて人生観を大きく揺さぶられる感受性の強い人もいれば、日本に生まれて良かったと無意識の優越感に安堵する人もいるでしょう。
もう二度と来たくない、と思う人もいるかもしれません。
しかしこれだけは言えます。
異文化の衝撃を肌で味わいたいなら、インドほど相応しい国は滅多にない、と。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
パタヤ センター ホテル
3.21
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
64