讃岐の秋祭り太鼓台　小豆島ｖｓ観音寺　

2016/10/14 - 2016/10/15

四国の有名な秋祭に新居浜、西条の太鼓台がありますが、小さな香川県にも小さいながらあるのです。
また同じ香川県でも地域により秋祭りの太鼓台の様式は全然異なります。

小豆島の秋祭りの翌日、観音寺でも秋祭りがあり伊吹島へ観光に行く途中少し見学をしました。
私も初めて見る太鼓台の違いに興味深々うっとりとするのでした。

皆様はどちらが好きなんでしょうか。激しい小豆島か金襴豪華な観音寺か。

エリア 小豆島(香川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 船 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

小豆島は10月中旬から1週間、8カ所の地区で秋祭りが開催される。

この日は土庄地区で大小合わせ10台の太鼓台が終結。

境内で競演が始まります。

太鼓台祭りの醍醐味は返しといい、左右に振ってひっくり返す状態にまで持って行く、但し地面に横棒、屋根が触れてはならず。

ひっくり返すタイミングと、体力とチームワークを必要とします。

太鼓台の特徴は赤い布団のような屋根と、竹の枝に飾りつけられたお花（ご祝儀に代わる紙）である。

元気のいい若者が太鼓台に乗り、大声で指示をする。危険でもあるがまた誇りでもある。

小豆島のお祭りは、粗野ではあるが激しく勇壮であるのが特徴であろうか。

年々、担ぐ人も少なくなり、どの地区も人集めに苦労しています。

飛び入り参加大歓迎です。来年いかがですか。小豆島の人は優しいですよ。

翌日、伊吹島へ行く途中、観音寺で秋祭りに遭遇。テレビや本では見たことがあっても初めての本物の太鼓台に驚く。

観音寺は香川県の西端の市町。漁業の加工食品で栄え、冷凍食品の加ト吉はここが本社であった。

何と豪華な太鼓台か、金色がまぶしい。

このような豪華な様式の太鼓台は香川県西部から愛媛県中予地区西条辺りまでに多く、高松にも松山にも存在しない。

太鼓台の下に取り付けたられた車座は、まるで自動車のような大きさ。

金色に輝く装飾は各台ごと異なっており、龍とか寅が多そう。

小豆島と違って、中から屋根の上へ上がれるみたい。こりゃ楽しいだろうな。

帽先は金具で収められており、まるで軍艦の主砲のよう。小豆島駆逐艦２連砲ならば、こちらは巡洋艦４連砲だ。

粋なはっぴである。この町の歴史の深さを感じ取れる。

観音寺市は漁業で繁栄したので、このような立派な太鼓台を持てたのだろうか。

大きな布団は子供たちの遊び場にもなっていた。

９台ずらり通りに並ぶと実に壮観である。

この後、神社へ向かい全太鼓台で競演するそうです。

上へ捧げるだけで、返しなどはしません。こんな大きいのをできる訳もなく、また立派な金糸を汚す訳にはいきません。

小さな讃岐にも違った習慣、風土を知った２日間でした。

この旅行記へのコメント （1）

• ドロミティさん 2016/10/16 22:57:44

  実りの秋ですね♪

  olive kenjiさん、こんばんは^^
  
  大変ご無沙汰いたしております。
  他の方の掲示板でolive kenjiさんのコメントを拝見して楽しませて
  いただきました。
  
  裕福な土地柄なのでしょうか、讃岐の秋祭り、豪快で豪勢ですね！
  はるか昔から豊作に感謝して、連綿とお祭りが続いているのですね。
  
  我が家は小豆島素麺（太麺）が大好きなので、激しく雄壮な小豆島に
  1票入れます☆
  
  秋が深まりゆく季節、お体にお気をつけてお過ごしください。ﾄﾞﾛﾐﾃｨ