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 生涯大学39期歩行会、10月定例会、北区王子の歴史散歩に参加しました。<br />集合はJR王子駅中央口広場、午前10時、参加者は約40名、3班に分かれます。<br />ルートは飛鳥山公園~音無親水公園~王子神社~王子稲荷神社~名主の滝公園です。<br /> 駅前に戻ったのは12時30分。 昼食を取って解散します。<br /><br />     表紙の写真は、王子稲荷神社。

北区王子の歴史散歩

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2016/10/14 - 2016/10/14

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愛吉

愛吉さん

 生涯大学39期歩行会、10月定例会、北区王子の歴史散歩に参加しました。
集合はJR王子駅中央口広場、午前10時、参加者は約40名、3班に分かれます。
ルートは飛鳥山公園~音無親水公園~王子神社~王子稲荷神社~名主の滝公園です。
 駅前に戻ったのは12時30分。 昼食を取って解散します。

     表紙の写真は、王子稲荷神社。

同行者
友人
交通手段
JRローカル
旅行の手配内容
個別手配

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  •  王子駅の道路を挟んだ向かいが飛鳥山公園です。<br />通称飛鳥山ですが、正式には山としては認められていません。<br />標高も25米弱としか発表されません。<br /> それでも麓からパークレールなるモノレールが運転されています。<br />乗車時間は2分間、身障者、老人用です。

     王子駅の道路を挟んだ向かいが飛鳥山公園です。
    通称飛鳥山ですが、正式には山としては認められていません。
    標高も25米弱としか発表されません。
     それでも麓からパークレールなるモノレールが運転されています。
    乗車時間は2分間、身障者、老人用です。

  •  パークレールの駅前には公園の案合図が。

    パークレールの駅前には公園の案合図が。

  •  続いて飛鳥山の歴史と書かれた石碑が建ちます。<br /> 読んでみると、鎌倉末期に地元の豊島氏が、この地に熊野の飛鳥明神を祀ったのが名前の由来。<br />その後3代将軍家光が鷹狩にしばしば訪れ、当地に王子権現を祀り、境内に飛鳥明神も遷座させます。<br /> 8代将軍吉宗の時代、庶民の為に桜を移植し開放したのが今日の公園の始まりで、江戸百景として浮世絵にもしばしば登場します。<br /> 明治6年日本最初の公園として上野、浅草等と共に指定。<br />現在も桜、ツツジの名所として有名。<br />等々が記されています。

     続いて飛鳥山の歴史と書かれた石碑が建ちます。
     読んでみると、鎌倉末期に地元の豊島氏が、この地に熊野の飛鳥明神を祀ったのが名前の由来。
    その後3代将軍家光が鷹狩にしばしば訪れ、当地に王子権現を祀り、境内に飛鳥明神も遷座させます。
     8代将軍吉宗の時代、庶民の為に桜を移植し開放したのが今日の公園の始まりで、江戸百景として浮世絵にもしばしば登場します。
     明治6年日本最初の公園として上野、浅草等と共に指定。
    現在も桜、ツツジの名所として有名。
    等々が記されています。

  •  碑の前から公園を眺めます。

     碑の前から公園を眺めます。

  •  公園の中央に飛鳥山碑があります。<br /> 八代将軍吉宗が飛鳥山を整備し、庶民に開放したのを記念して1737年に建立。<br />東京都の有形文化財。 屋根が付いています。<br /> 浮世絵にもしばしば登場し、飛鳥山のシンボルとなって居ます。

     公園の中央に飛鳥山碑があります。
     八代将軍吉宗が飛鳥山を整備し、庶民に開放したのを記念して1737年に建立。
    東京都の有形文化財。 屋根が付いています。
    浮世絵にもしばしば登場し、飛鳥山のシンボルとなって居ます。

  •  傍らに建つ説明文。

     傍らに建つ説明文。

  •  流石桜の名所、10月桜が咲いています。

     流石桜の名所、10月桜が咲いています。

  •  アップで写します。

     アップで写します。

  •  公園内には3ッの博物館があります。<br />こちらは北区飛鳥山博物館、北区の郷土資料館です。

     公園内には3ッの博物館があります。
    こちらは北区飛鳥山博物館、北区の郷土資料館です。

  • 紙の博物館。<br /> ここは王子製紙発祥の地、旧王子製紙の史料館です。

    紙の博物館。
     ここは王子製紙発祥の地、旧王子製紙の史料館です。

  • 渋沢史料館。<br /> 飛鳥山には、明治の実業家渋沢栄一の本邸がありましたが、昭和20年空襲により焼失します、その跡地に建つのがこの史料館です。

    渋沢史料館。
     飛鳥山には、明治の実業家渋沢栄一の本邸がありましたが、昭和20年空襲により焼失します、その跡地に建つのがこの史料館です。

  •  渋沢邸旧庭の一画に残る晩香盧、賓客接待用の洋式茶室。<br />栄一77歳の喜寿の祝いに清水建設が寄贈。大正6年築。<br />国の重文に指定されています。<br /> 名前はバンガローをもじって付けたそうです。

     渋沢邸旧庭の一画に残る晩香盧、賓客接待用の洋式茶室。
    栄一77歳の喜寿の祝いに清水建設が寄贈。大正6年築。
    国の重文に指定されています。
     名前はバンガローをもじって付けたそうです。

  •  こちらも同じく焼け残った青淵文庫。<br />80歳の傘寿と男爵から子爵への昇格祝いに竜門社(旧書生達の集まり)が寄贈した建物。大正14年築。 こちらも国の重文。<br /> 青淵は栄一の雅号、2階が書庫、1階が応接と閲覧室として利用されました。<br />尚大震災当時、ここに移す予定の大量な資料が、日本橋の事務所で焼失したのを最後まで口惜しがっていたそうです。

     こちらも同じく焼け残った青淵文庫。
    80歳の傘寿と男爵から子爵への昇格祝いに竜門社(旧書生達の集まり)が寄贈した建物。大正14年築。 こちらも国の重文。
     青淵は栄一の雅号、2階が書庫、1階が応接と閲覧室として利用されました。
    尚大震災当時、ここに移す予定の大量な資料が、日本橋の事務所で焼失したのを最後まで口惜しがっていたそうです。

  •  敷地を囲む竹垣。

     敷地を囲む竹垣。

  •  山を下りて来るとそこも公園、巨石が並びます。<br />大和飛鳥の石舞台をイメージしたそうです。

     山を下りて来るとそこも公園、巨石が並びます。
    大和飛鳥の石舞台をイメージしたそうです。

  •  明治通りを渡り、音無親水公園に向かいます。<br />道路には唯一の都電荒川線が走ります。<br />箕輪橋から早稲田迄の12.2KMを結んでいます。

    明治通りを渡り、音無親水公園に向かいます。
    道路には唯一の都電荒川線が走ります。
    箕輪橋から早稲田迄の12.2KMを結んでいます。

  •  音無親水公園に到着しました。<br />ここは江戸時代から続く風光明媚な処。<br />川のほとりに多くの小料理屋が並びました。<br /> 案内板です。

     音無親水公園に到着しました。
    ここは江戸時代から続く風光明媚な処。
    川のほとりに多くの小料理屋が並びました。
     案内板です。

  • 暫く音無川に沿って遊歩道を歩きます。

    暫く音無川に沿って遊歩道を歩きます。

  •  日本の都市公園百選に入賞しました。<br />紅葉の時期に改めて訪ねたい処です。

     日本の都市公園百選に入賞しました。
    紅葉の時期に改めて訪ねたい処です。

  •  王子神社に到着、鎌倉時代末に地元の豪族豊島氏が熊野若一王子を勧請したのが始まり、その後3代将軍家光が社殿を再建し庇護を与えた事により栄え、王子の地名はここから生まれました。

     王子神社に到着、鎌倉時代末に地元の豪族豊島氏が熊野若一王子を勧請したのが始まり、その後3代将軍家光が社殿を再建し庇護を与えた事により栄え、王子の地名はここから生まれました。

  •  境内にある摂社、関神社。<br />小倉百人一首で有名な蝉丸が、醍醐天皇の皇女の為にカモジを贈った事から”髪の祖神”として蝉丸を祀った社。<br /> 毛塚が建ち、全国の鬘屋や美容室等の崇敬を集めます。

     境内にある摂社、関神社。
    小倉百人一首で有名な蝉丸が、醍醐天皇の皇女の為にカモジを贈った事から”髪の祖神”として蝉丸を祀った社。
     毛塚が建ち、全国の鬘屋や美容室等の崇敬を集めます。

  •  王子の狐で有名な王子稲荷神社に到着。<br />ここが正面ですが通行止め、横から入ります。

     王子の狐で有名な王子稲荷神社に到着。
    ここが正面ですが通行止め、横から入ります。

  •  こちらが参詣道になります。<br />平安時代源頼義が奥州征伐の途次、戦勝を祈願、叶えられたので、関東の総司稲荷と崇めました、その後徳川将軍家よりの崇敬もあり賑わいます。<br />それにより落語王子の狐が生まれました。

     こちらが参詣道になります。
    平安時代源頼義が奥州征伐の途次、戦勝を祈願、叶えられたので、関東の総司稲荷と崇めました、その後徳川将軍家よりの崇敬もあり賑わいます。
    それにより落語王子の狐が生まれました。

  •  こちらが本殿。

     こちらが本殿。

  •  本殿の横には百本鳥居。

     本殿の横には百本鳥居。

  •  鳥居をくぐって進むと崖下に大きな鳥居。

    鳥居をくぐって進むと崖下に大きな鳥居。

  •  その奥に小さな社、正面にある大きな石は、願掛け石、願いを込めて持ち上げられれば願いが叶います。<br />女性と子供は左の小さな石です。<br /> 大願成就のお礼に収めた狐の置物が並びます。

     その奥に小さな社、正面にある大きな石は、願掛け石、願いを込めて持ち上げられれば願いが叶います。
    女性と子供は左の小さな石です。
     大願成就のお礼に収めた狐の置物が並びます。

  •  その奥に在るのが狐穴、昔狐が住んで居た穴です。<br />狐はお稲荷さんの使いとして大事にされていましたが、今では観光スポットです。<br />王子の狐もこの穴に住んで居たのでしょう。

     その奥に在るのが狐穴、昔狐が住んで居た穴です。
    狐はお稲荷さんの使いとして大事にされていましたが、今では観光スポットです。
    王子の狐もこの穴に住んで居たのでしょう。

  •   最後に訪ねたのが、名主の滝公園。<br />江戸末期の嘉永年間、王子村の名主畑野孫八が屋敷内に滝を開き茶を栽培し、避暑の為の施設として、一般に開放したのが始まりです。<br />

     最後に訪ねたのが、名主の滝公園。
    江戸末期の嘉永年間、王子村の名主畑野孫八が屋敷内に滝を開き茶を栽培し、避暑の為の施設として、一般に開放したのが始まりです。

  •  落差8米の滝があります。<br />昔の水源は途絶えた為、現在はポンプによる巡回水を流しています。

     落差8米の滝があります。
    昔の水源は途絶えた為、現在はポンプによる巡回水を流しています。

  •  茶室もありますが、今日は閉じられていました。

     茶室もありますが、今日は閉じられていました。

  •  昔の風情を残します。

     昔の風情を残します。

  •  稲荷道の参道にある久寿餅屋。<br />稲荷社には葛餅が付き物です、安倍清明の伝説から生まれました。<br /> これで歴史散歩は終了、王子駅に出て解散です。<br />                終

     稲荷道の参道にある久寿餅屋。
    稲荷社には葛餅が付き物です、安倍清明の伝説から生まれました。
     これで歴史散歩は終了、王子駅に出て解散です。
                    終

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