“ツウ” 好みのお寿司屋さん「つく田」

2016/10/15 - 2016/10/15

普段は宿泊記を中心に書いていますが、今回は特別に・・・。

札幌の「かま田」を紹介していただいた報告も兼ね、
唐津の「つく田」に行ってきました。

福岡空港や博多駅からだと、
単線のローカル線に揺られること約１時間半。
簡単には来られない場所にありますが、
著名人をはじめ、
わざわざ東京から来られるお客さんもたくさん。

『家庭画報』や『文春』などでも取り上げられ、
かつてはJALの機内食の監修に携わったこともあるとか。
ミシュランでも堂々の星２つ獲得です。
本格的な江戸前をいただけるお店です。

大将は、銀座の名店「きよ田」で修行。
元々お父様も寿司店を経営なさっていたそうで、
お兄様は、これまた唐津では有名な
「やすけ」を経営していらっしゃいます。

基本的には、大将のおまかせ（\15,000～）のみ。
インテリジェントな大将の話に耳を傾けながら、
今夜は、ちょっとツウぶって、
美味しいお寿司に興じることにしましょう。

エリア 唐津・虹の松原(佐賀)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円

福岡から都市高速と有料道路を使って約１時間。
唐津駅前の中町商店街に「つく田」はあります。

気をつけていても見過ごしてしまうような
ひっそりとした店構えです。

店内はカウンターの７席のみ。
大将が目の届く範囲というお考えのようです。
ですので、予約必須です。

こちらが大将。

他のお客さんが帰られた後、
大将ご自慢のヒバのカウンターを
撮らせていただきました。

現在は、息子さんが修行中です。

実はこのお二人、学生時代は、
大将は円盤投、息子さんは砲丸投げと
アスリートでいらっしゃったのです。

まずはビールで乾杯。
ビールは、「ハートランド」が出てきました。
あらかじめ冷やされた器もとってもオシャレ。

こちらのお店では、
唐津焼の隆太窯の器が使われています。

それでは早速お料理を。
まずはキラキラ輝く鯛。

トロットロののどぐろ。
長崎県の対馬産だそうです。

とっても柔らかなイカ。
繊細に包丁が入っています。

おつまみとして絶妙なゴマサバ。

ギンナン。
季節を感じます。

こちらはフグの酢の物。
そろそろ日本酒が欲しくなりました。

日本酒は、佐渡の「北雪」のみです。
ビールも日本酒も、
大将のこだわりが感じられます。

これは何だったかしら・・・
アユ味噌・・・だったかなぁ・・・
自信がありません。
お魚を蒸してすり下ろしたとか言っていたかなぁ・・・
これも定かではありません。

初物の唐津産のカラスミ。

穴子の粕漬け。
１週間漬け込んでいるそうです。

松茸と佐賀牛の卵とじ。
お寿司屋さんでは珍しく佐賀牛登場です。

こちらのお店の定番。
海苔のお吸い物です。

そしてここからは握りになります。
まずはやっぱり鯛から。

これも何だったかなぁ・・・
サヨリと聞いた気がするけど、
季節的に違うような気もします。
ごめんなさい。かなりお酒が入っています。

イカ。

車海老。

トキシラズ。

つく田では、マグロはありません。
マグロは東京以上のものが出せないからだそうです。
ですので、
赤身としてこの時鮭を出しているそうです。
絶品です！

そしてこのノドグロ。
この二つが今日のメインですね。

サバ。

これはサンマ。
これもとっても美味。

ウニの細巻き。

最後はフワフワトロトロの穴子ちゃん。

世界的な寿司ブームで、
安さで勝負したり、
ネタの大きさで勝負したり、
目新しさで勝負したり、
時には機械で握ったシャリだったり・・と、
様々なタイプのお寿司を口にするようになり、
お寿司の評価も変化しているように思います。

今夜は、昔ながらの手法にこだわった
まさに“ツウ”が好みそうなお寿司を
美味し～くいただきました。

この旅行記へのコメント （2）

• travel.reikoさん 2016/11/06 16:48:40

  大人のすし屋で賞☆

  父親の運転で、毎週末になると家族で旅行に出かけていた折、
  必然的に唐津や虹の松原にも出掛けました
  グルメでは無かったですし、お寿司やラーメンなど今の様に
  ブームでは無かった為、こんな素敵なお寿司屋さんには
  行くことが在りませんでした
  
  らるたんさんのご紹介、とても解り易くて
  近郊ならば、是非、出掛けてみたくなりました
  
  
  

  らるたんさん からの返信 2016/11/06 19:44:40

  RE: 大人のすし屋で賞☆

  いろいろな賞をいただき、ありがとうございます（笑
  私も若かったら、手が込んだ江戸前への評価は、
  さほど高くなかったと思います。
  最近になって、
  ようやく「つく田」の良さがわかるようになった気がします。
  
  そのうち、こちら方面にお戻りになる機会がありましたら、
  嬉野温泉経由で、ぜひこちらもお試しくださいね。
  唐津や虹の松原をご存知の方に読んでいただけて、嬉しいです。