2016/09/21 - 2016/09/21
6位(同エリア46件中)
かっちんさん
麻布(あざぶ)台地の西端に有栖川宮(ありすがわのみや)記念公園があります。
江戸時代に盛岡南部藩の下屋敷だったところで、現在は台地の斜面から湧き水の出る渓谷と緑の多い公園になっています。
公園を下りると広尾の商店街と狭い路地があり、その先には再び高台の東渋谷台地があります。
この台地は江戸時代に下総佐倉藩堀田家の下屋敷だったところで、現在は大学、病院、高級大型マンションになっています。
今日は午前中に六本木の写真展と美術展を鑑賞し、午後に麻布台地と広尾の街歩きをします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
世界動物遺産の写真展
六本木の東京ミッドタウン1Fにあるフジフィルム スクエアの企画写真展を見に行きます。
「世界動物遺産 最後の一頭にしてなるものか」をテーマに、2016年9月9日から9月28日まで開催。
人間の活動により絶滅の危機に瀕している野生動物たちの過酷な暮らしぶりや微笑ましい姿を鮮明な写真に残しています。
特に子供を育てる親の姿は人間そっくりです。 -
茨城産そば定食
昼食は外苑東通りを挟んだ東京ミッドタウンの向かいにある「医食同源 ふかさく」。
偶然見つけた眼科直営のお店ですが、某有名ホテルでイタリアン・フレンチを経験したシェフが、国産食材と旬の素材にこだわり、正統派の和食を提供しています。
そばだけでなく、玄米ご飯、自家製豆腐、小皿も美味しくいただきました。
では、六本木ヒルズに移動します。 -
ルーヴル美術館特別展
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで、2016年7月22日から9月25日まで開催されています。
ルーヴルが欲しかった9番目の芸術、「漫画」300点が展示されています。
ヨーロッパのフランス語圏には古くから独自に発展してきた「バンド・デシネ」という漫画文化があります。
大衆的な作品もありますが、絵画のような作品が多く、ヨーロッパの文化を感じさせます。 -
六本木界隈
森アーツセンターギャラリーは52Fにあるので、北側の展望を楽しめます。
緑の多いところは、手前に青山霊園、遠くに右側から東宮御所、新宿御苑、明治神宮、そして新宿の高層ビルが見えます。 -
麻布台地の散策
午後は麻布台地の西端にある有栖川宮(ありすがわのみや)記念公園から、谷の広尾まで散策します。 -
テレビ朝日通り
六本木ヒルズから南西方向に延びるテレビ朝日通りを出発します。 -
木下坂
有栖川宮記念公園に到着。
公園脇に広尾へ下る木下坂が見えます。
かつて大名木下家の屋敷が公園の北側にあり、その門前に面していた坂が木下坂と呼ばれるようになりました。 -
都立中央図書館
公園の中に図書館があります。 -
湧き水の出る有栖川宮公園
麻布台地の端に位置する五角形の公園は、図書館・管理事務所・記念碑広場が高台にあり、低地の広尾口に向けて傾斜した地形になっています。
滝のあたりから湧き水が出ており、小さな渓流となって池に注いでいます。
その先の流れは暗渠になっていますが、谷になっている広尾で笄川(こうがいがわ)に注ぎ込み、下流の天現寺橋で渋谷川と合流して古川と名前を変え、やがて東京湾に到達します。 -
公園の正門
この地は、江戸時代に盛岡南部藩の下屋敷として使われていました。
明治29年(1896)有栖川宮御用地となり、さらに大正2年(1913)高松宮御用地となりました。
その後、児童の自然教育に関心をもつ高松宮殿下が、昭和9年に故有栖川宮威人親王の命日にちなんで都に公園地として賜与され開園しました。 -
南部坂
有栖川宮公園が、赤坂から移ってきた盛岡城主南部家の屋敷であったために、南部坂と名づけられました。
公園は木下坂と南部坂に囲まれているのです。 -
有栖川宮熾仁(たるひと)の銅像
有栖川宮家九代目の熾仁(たるひと)親王は、明治維新、西南の役、日清戦争ですぐれた勲功をたてました。
もともと三宅坂旧参謀本部構内に銅像がありましたが、昭和37年(1962)この公園に移設しました。 -
新聞少年の像
毎朝毎晩、雨にも風にも負けず元気に働く新聞少年たちの仕事への誇りと責任を想い、朝倉饗子氏により像が造られました。 -
公園の桜
春になると、11種類もの桜が咲き誇ります。 -
谷に下りる公園の階段
都心にある里山みたいなところです。 -
頭上注意
ここから先の道は落枝注意です。
頭に枝が落ちてもビクともしないのは、ウルトラマンに登場した「ギャンゴ」だからですね(笑) -
木が多く茂る公園
学校帰りの生徒が通学路に使っています。
車道を歩くより、気持ちいいですから・・・
では、この渓谷沿いの道を歩きます。 -
公園内の湧き水
麻生台地の端にある斜面から水が湧き出ています。 -
徐々に水量が増えていきます
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渓谷美を見ながら散策できる有栖川宮公園
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渓谷に架かるアーチ橋
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花菖蒲園の小島
初夏の花の咲くころに来てみたいですね。
下流には池があります。 -
イチオシ
のんびり釣りを楽しむ有栖川宮公園
足が二股になっている徽軫(ことじ)燈籠は兼六園をイメージさせます。 -
イチオシ
昭和20年代の港区地図
新旧地図が公園広尾口に掲示されています。
麻布台地をとり囲むように、昭和44年(1969)まで都電が低地を走っていました。
都電広尾線(7系統)のうち、天現寺橋〜広尾橋〜霞町〜青山1丁目間が専用軌道だったという資料があるので、いずれ探検に行きたいと思います。 -
平成18年の港区地図
都電はなくなり、地下鉄日比谷線、南北線、大江戸線に変わりました。
麻布旧町名は、南・西・元麻布○丁目に変わっています。
麻布台地の町並みは、各国大使館と高級住宅地に変貌しています。
新旧地図を眺めて時代の変化を感じることも大切ですね。 -
広尾橋
公園広尾口から広尾駅に向かって歩くと、すぐに外苑西通りとの交差点「広尾橋」があります。
現在は橋や川の面影が見当たりません。 -
イチオシ
東京メトロ日比谷線広尾駅
自動改札機が地上の歩道に面している珍しい出口(2番出口)です。
日比谷線は、昭和39年(1964)に北千住〜中目黒間全線が開業しました。
当時の地下鉄建設は道路の下を開削していたので、急カーブの多い路線になっています。 -
広尾散歩通り
外苑西通りを挟み、麻布台地と反対側の広尾散歩通りは渋谷区です。 -
賑やかな広尾商店街
駅前から広尾散歩通りを歩きます。 -
イチオシ
広尾の狭い路地
商店街から横道に入る路地を見つけたので、曲がります。 -
狭い路地
まわりの風景は次第に民家に変わります。 -
生活がにじみ出る路地
路地に交わる横道です。
ここは人の家に上がり込むようなので、遠慮します。 -
裏通り
路地を通り抜けると、商店街とは一変して静かな住宅地です。 -
別の路地の横道
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路地の民家
商店街が近く、住みやすいところです。 -
イチオシ
聖心女子大学の南門
商店街を抜けると、そこは東渋谷台地の斜面。
緑豊かな台地に聖心女子大学があります。
お城のような石垣が素晴らしいです。 -
聖心女子大学まわりの坂道
聖心女子大学の敷地と隣接する日本赤十字医療センター・広尾ガーデンヒルズの一帯は、江戸時代、下総佐倉藩堀田家の下屋敷でした。
その後、大正6年(1917)に一部が久邇宮(くにのみや)家の本邸が建設されました。
聖心女子学院は、昭和22年(1947)にその土地の一部を購入し、聖心女子大学を開校しました。 -
すき間なく積み上げる美しい石垣
南門近くにある大名屋敷の遺構を示す石垣です。 -
渋谷三親町会
広尾1・2・5丁目、東3丁目の一部で組織する町会のようです。 -
東渋谷台地に登る坂
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風情のある瓦屋根の住宅
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日赤医療センターへの坂道
聖心女子大学を取り囲む道を歩いています。
ここを登れば台地の上です。 -
素敵なデザインの街路灯
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渋谷区の木「ケヤキ」
歩道に埋め込まれています。 -
聖心女子大学の正門
お屋敷のような久邇宮(くにのみや)邸の門が大学正門になっています。 -
東渋谷台地
江戸時代に下総佐倉藩堀田家の下屋敷だった台地は、聖心女子大学、日赤医療センター、広尾ガーデンヒルズになっています。 -
広尾ガーデンヒルズ
警備員のいるセキュリティの高い高級マンションです。 -
イチオシ
ケヤキ並木の通り
広尾ガーデンヒルズ前の歩道を女学生が歩いています。 -
広尾ガーデンヒルズから広尾駅へつながる道
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日比谷線広尾駅
上りと下りが別々のホームになっています。 -
懐かしい日比谷線車両(2012年撮影)
日比谷線の開業当初に走っていた営団3000系です。
狭軌1067mm、パンタグラフのある営団初の電車だったので、東横線、東武線への乗り入れが可能になりました。
現在は長野電鉄で第二の人生を過ごしています。
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